その日は〆に、時にはお昼ご飯にも。



気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

11月23日、塩尻市広丘界隈、破天荒にて。




焼きそばを続けて。
噺が前後してしまっておりますが、
この2日後に、「廣東」でも焼きそばを食べているんです。
実際にも続けて食べている…、
それを先んじて、昨日の更新にした訳ですけれど。

続けたからって、お店ごとの個性と言うのでしょうか…
「焼きそば」としての音読は同じであっても、
全く異なる印象を感じております。美味しさの方向性も。

カレーを食べた翌日に、グリーンカレーを食べられますか?
僕は大丈夫です。それは別のものです。そう言う事なんです。
食べたことがないけれど、
長野市の「いむらや」の焼きそばもソウルフードと聞きますし、
上田市の「日昌亭、福昇亭」、
松本だったら「たけしや」ですよね。
毎日日替わりにしたって、やっぱり別々の個性的な美味しさで。



「野菜炒め」と「肉野菜炒め」があったとき、
僕は、お財布事情もありますが、
その日の流れと気分で選ぶ場合が多いですよ。

「肉」は、頑張った日のために取りおきたい心持ち。
「今日は頑張ったんだー!」って、「肉野菜炒め」を食べたい。

でも、不思議と「破天荒」の焼きそばだと、そうも行かない。
関係性としては、「五目焼きそば」と「えび入り五目焼きそば」になり、
「えび入り五目焼きそば」にしてしまうんです。

大振り、ぷりっぷりの海老がないと、
「やった!食べた!」感が出てこない。
「野菜炒め」を食べても「野菜炒めを食べた」と脳が認知しますが、
「破天荒の五目焼きそば」では「破天荒で焼きそばを食べた」と認知できない…

「破天荒では海老とは、即ち焼きそばのことである」と言う等式が出来上がる…。

…何だか禅問答の様相になりつつありますが。

どうでしょう。風味として甲殻類の殻で炒めている訳ではないので、
強く海老風味は香らないのだけれど、
海老の大きさや量によって、ふわっと軽く海老の甘い匂いは届き、
たっぷりの野菜と共に、時折出会う海老の旨さは格別です。

焼きそばのソバは、どちらかと言うと千切れていて、
「そばをすする」ほどではないけれど、
その分、そばめし感もあって、
「焼きそば」で十分にボリュームがあるから、
ライスがなくても良いけれど、ライスとの食べやすさも伺えます。
茶色く色づいたソバは蒸した色合いをしていて、
とても香ばしく、野菜と一緒に食べやすく。

「破天荒の味だなぁ」って思って好きなんです。
チャーハンも好きだけど、
食べに行くと、〆として悩むメニュウは、
「えび入り五目焼きそば」と「ジャージャン麺」ですね。
ぬあー!思い出すと、どちらも食べたくなって来ます。
何を食べても「早い、旨い、安い」のお店かな、と。

では、焼きそばを二晩続けてお付き合い頂いた…てンで、
本日は、ここまで。
流石に明晩は焼きそばにはなりませんが、
何か、また美味しいものでお迎え致しますので、
どうぞ、足をお運びくださいませ。

それでは、それまで。

ありがとうございました。




肥前佐賀2蔵目。三養基郡基山町・基山商店「基峰鶴」にて。よくTLで見掛けますね。そのラベルを参考に。正方形を2個掛け合わせて鶴の図案。こう思うと佐賀県の日本酒は比較的首都圏に出易いのでしょうか。良質さもあり、ちょくちょく見かけますね〜。

追記:

アニメ「ゾンビランドサガ」、最終回が放送され始めましたね。
途中で「あのオッサン、どうなったんだろう」と思っていた、その伏線を第2期に回収するのかな?かな?
…と言う展開、まだまだ続きそうで、心から嬉しく思います!
まだまだ「フランシュシュ」の活躍を見たい!!

おっと、「基峰鶴」の印象的な八角形は1年位前から…でしょうか。
東京の酒屋さん、居酒屋さんのアカウントを比較的多くフォローしている中で、
ちょくちょくと流れて来ている印象です。
「どこの県なんだろう、そして"キホウツル”って読みで良いのかしら…」と眺めていました。
まだ、飲んだことがありませんが、いつかお取り寄せして飲みたいですね。

佐賀県は「天吹」「七田(天山)」蔵が、
首都圏への開拓を10年以上前から先んじて進めておられて、
それを後進の皆さんが追いかけてらっしゃっている…そんな印象もあります。
両蔵の発想は、何年も先へ進んでいたのだなぁ、そう思いますし、
昨日、「天吹」のホームページを見て、更に思いを深めました。



ご飯にもメッチャ合う焼きそば。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

11月25日、松本市緑町、廣東にて。




「ソバを焼くから“焼きそば”なんだ」

…とは、ずーっと親父さんが仰っていて。

カタ焼きそば…なんて言われる、
パリパリに上げられた麺で食べるスタイルもあるけれど、
やっぱり、どうしても油は多くなってしまう…
油が多くなると、塩気は増えて行く…
それもそれで美味しさだけれど、
油で揚げなくたって、中華鍋を使いこなせば、
こんがり焼き上げられる、焼きそばになる…
それは美味しい!

…を体験できる、
緑町は中華料理の「廣東」の焼きそばシリーズ。

レギュラーメニュウでは、こちら。

五目焼きそば、
えび焼きそば、
ぺペロン焼きそば、
カレー焼きそば、
麻婆焼きそば……どれも美味しい。好きです。

期間限定の黒板メニュウで、
更に新しく…、いやグランドメニュウにないだけで、
長くお店を続けていらっしゃる「廣東」のことですから、
その多彩な引き出しに、
いつもストックされてはいるのでしょうけれど、
「ホイコーロ焼きそば」なるメニュウに出会いました。

黒板メニュウは、
平日なら夜だけ、土日ならばお昼の時間でも注文が出来る…
そんなシステムで、
訪れていた日が日曜日でしたから、
「いやあ、これは嬉しいぞ!」…と、飛び付きました。



冒頭の写真、再び。

赤い見た目。
味は、いわゆるピリ辛より、ちょっと辛め。
でも、辛さと同時に甘味がしっかり入って来て、
味噌焼き系の甘旨さが感じられて、
レギュラーのそれぞれとも大きく違っていて、
出会い、それが嬉しくなる美味しさ。



ご飯もお願いしていましたが、
この采配を心から喜びました。
焼きそばとの香ばしさコラボも美味しいですし、
ホイコーロ部の辛さ、甘辛さが、ご飯に相性抜群!

「あー、この美味しさは、深みある旨さは、あれだ、赤味噌かなぁ」

…漠然と思っていました。
味がある。田舎味噌系の和やかな空気感ではなく、
しっかりした塩気…塩分濃度が濃いと言う意味ではなく、
塩の美味しさがあると感じていました。
それも、とても甘味と相性が良い味噌だと思う…
赤味噌、八丁味噌の様な色の濃いお味噌に、
豆板醤や豆鼓醤を用いたような印象を抱きます。
味噌があるから、きっとご飯にも最高に合うんだろうなぁ、と。


…親父さんに聞いてみると、赤味噌ではなく甜麺醤とのこと。


自分が甜麺醤を使うと…使ったことがあるのですが、
甘味があり、その分全体に重みが付く醤だと思っています。
美味しいし、焼き物に使うとコクも出るし…
ただ、くどさも平行線状に持つ気がして、
使いこなせていない…そう思っています。
使ってもアクセントとして。
こんなにしっかり個性を出して使う事が出来ていません。

あぁ、もしかしてしっかり炒め、かつ辛味と上手に組み合わせれば、
もっともっと美味しく料理が出来るのかも。
こんな風に、甜麺醤を炒めた時にだけ出る香ばしさを、
使いこなせるのかも……そう思います。

こう言う風に思うと、いつも親父さんは…
このブログでは、何度か登場しているセリフですが、

「プロですんで、家庭より美味しいものを作れなくっちゃ」

…その説得力ある言葉。至極納得。
納得することが嬉しい…そう思ったりするくらい。

甜麺醤を使って、香ばしさをここまで引き出せるのか…
すごーくそう思いますし、やっぱり「廣東はウマイな!」と思うし。
あの言葉は、ヒーローが敵役をやっつけた後のセリフに近くて、
言われて、
「だからこそ、こうして美味しさを求めて食べに来ているんだなー」
…と実感することが、好きなんだろうな。自分は。





YOKOさんは、おかみさん仕様の辛くした「麻婆麺」を。
本来の「麻婆麺」の色は、もっと赤い感じ。
辛くすることで、赤黒い色彩が増します。
唐辛子類を炒め始めると、不思議と店内に咳き込む人が増えるメニュウ。

YOKOさんはいつも言うのです。
「ただ辛いだけじゃあダメ。辛いけど、ちゃんと美味しいことがたいせつ」

…まさに、その味。





そうして辛味を堪能した後に、
こうして自家製の「焙じ茶プリン」を頂く至福。

攻撃的な、アグレッシブな、食べて燃やす様な、
燃焼系の…そうしたメニュウのあとに、
ミルクプリン系の優しい甘味は、心に刺さります。美味しい。




…と言うところ、ここでお開き。

今週は月曜日、火曜日と仕事や用事があって走れずにいて、
水曜日は雨と雪が混じり、
今!ようやく木曜日になって走る時間を確保できそうで、
「いざ!その前にブログを書くぜー!」…と、
勢いをつけて書いております。誤字脱字あったら是非教えて下さい。

そろそろ年末が近づき、
1年ぶりの「廣東」のクリスマスチキンにありつける時期になって参りました。
ああー、今からもう食べたい。

そう思ったらば、今日のブログを書いていたと言う…

…それでは、走りに行って参ります。

明晩も、是非お会い致しましょう。

ありがとうございました。



(ホイコーロ焼きそばは黒板メニュウだったので、
現在は提供されていないかも知れません。
ただ、廣東のちゃんと焼く焼きそば、是非ともー!)


今日から肥前佐賀1蔵目。三養基郡みやき町・天吹酒造「天吹」にて!グッズとして販売されている「樽型ちょこ」を参考にしました。花酵母をその初期から支える蔵元でもあります。陶器盛んな佐賀だからこそのアイテムかと。

HPの見せ方や、蔵見学申し込みフォームも先進的ですし、
リキュール類も、とても目の付け所が良い、つい気になってしまうものが多く、
そう、季節限定酒のデザインも似たものがないですよね。
それを見たら「天吹」だと分かるようなものがあって、とても上手に印象付けてくれていると思います。
でも、それらは日本酒の味とは、印象こそ受けるにしても別のもの。

…それで、しっかり味も首都圏でも活躍する美味しさなのだけら、本当素晴らしい蔵元さん。

そんな風に思っています。




玄米の厚みある味わいに合う、やさしいカレー。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

11月18日、辰野町横川渓谷界隈、農民家ふぇ あずかぼにて。




えー…さて、そう言う訳でございまして…。

先達ての続きにて、またしばらくのお付き合いを願っておきます。

YOKOさんがランチプレートをお願いしたので、
僕は、土日限定と言うカレーセットをお願いすることにしました。

「カフェめし」…って言うのでしょう。

昨今、カフェと言えばカレーと言う印象がどことなくございます。
たまたま、重なっただけなのかしら。
子供の頃は、カフェなんて言い方をしなかった頃には、
「スパゲッティ」とかね。「パスタ」じゃあない。「スパゲッティ」です。

実家近くに松本市城山公園「憩の森」があるので、
喫茶店ではカレーを出す場合がある…と言う事は、馴染みがあります。
「憩の森」は10年以上も前には出掛けているので、さて、初めてはいつだったんだろう。

この辰野界隈にある「こめはなや」さんに出掛けて行ってもカレーはあるし、
ただいまこちら、「あずかぼ」さんもカレーだし、
Facebookでお見かけした安曇野の「こだま食堂」さんもカレーであります。
確か、上土の「8オンス」お隣の「想雲堂」もカレーがあって、
緑町の「厨十兵衛」お隣の「Something tender」もカレーがあったような。

カレーは、こってりにもあっさりにも、
マクロビオロジックにもヴィーガン仕様にも作ることが出来ますし、
保存が利きますし、
五穀米、十穀米、玄米、酵素玄米などなど、
カフェを利用する一定層に的確に見合う食べ物…と言う側面もあるのかしら、と。
また従業員さんが多いカフェでは、
もっと洋食屋さん的なメニュウである場合が多いので、
(Cafe the Groveとか、かえってタリーズなどの大手もパスタなどの印象がある)
小さなカフェこそ、カレーが何にせよ“ちょうど良い”のかしら…。
そう考えたりします。

逆に、小さくともカレーでないお店は珍しいのかなぁ。
塩尻・mingle、岡谷・うさカフェなどなど。
ごはんカフェも一文化として興されている心持ちも…まぁ、まぁまぁ、
考え始めると、果てしがございませんで、このあたりで。
カフェ学、歴史と好み、形態の転変って突き詰めると面白そうですね。
文化ですもんね。





改めまして、お写真を。

「特製インド風カレー」
これを「玄米」で。
玄米かぶづき米かを選べますが、当日は玄米のみ選択可能。



副菜セットもランチプレートと重なる部分があり、充実しています。
カレーは、とても優しいテイスト。
強い刺激などはありません。
野菜の味、今回は「有機ひよこ豆とジャガイモのカレー」だったので、
豆の甘味もよく出ていて、
それが玄米のもちっとした食感、甘味の太さに合い、美味しく頂きました。



プラス200円のコーヒーセット、
“ちょっとした”ミニスイーツですけれど、
こう言うものがあると胃が落ち着くと言うか、
ありがたいものだな、と思います。
サツマイモとリンゴを煮て合わせたもの…でしょうか。
きっと砂糖は使っていないでしょう。
むしろ、調味料もほとんど無く、自然な甘さでした。

「ブレンドコーヒー」と「グレイン」を選ぶことが出来ます。
「グレイン」は「穀物」と言う意味ですが、

(ウイスキーなどで使われるグレーンと同義かと)

カフェインレスの飲み物で、
麦焦がし系の香ばしさがあり、珈琲豆の様なオイル感がなく、
匂いこそ、コーヒーにも近い香ですが、飲んでみるとお茶の様に、
ごくアッサリした味わいで、特徴的な匂いも持ち、
実に面白いものでした。
何でも、何種類かテイスティングした中で、
美味しいと思うことが出来るものを扱っているのだとか。

…と、こんなところで本日はここまで。
ちょうどお時間となっております。
横川渓谷と言う風光明媚な場所に、
古民家を使いやすく改装して営んでおいでの
「あずかぼ」について申し上げて参りました。
何か、ご参考になりますれば幸いでございます。

それでは、また。

本日は、ありがとうございました。



安芸備後広島49蔵目。尾道市・吉源酒造場「寿齢、おのみち」にて。尾道市に唯一残る蔵元さん…ですよね。「村上水軍」は、また別のニュアンスですし。「寿」の横線が全5本の書き方で、4本構成で書いてしまい、全体のバランスを崩しました。広島書き上がりですが、やはりまだまだ練習が足りません。明日からは佐賀県!また頑張って行きたいと存じます。

追記1:

一覧を酒造組合HPから得ているので、尾道市因島・濱岡酒造については「村上水軍」の銘柄を持っていらっしゃるけれど、現在は主体が飲料卸業になっているので、割愛。ラベルも複数ない訳で、なかなか取り上げにくい。因島にはかつて7蔵あったそうだけれど、2013年、備南酒造を最後に全て廃業とのこと。

一覧、全蔵…と考えて動いていると、
「酒造組合に加盟していない蔵元」、この情報は運が良くないと手に入らない心持ちです。
また「自醸」に関しても悩みどころで、
自醸されていなくとも、酒造組合に属し、酒造業に携わる中の銘柄は、是非書いて行きたいです。
そこで線引きを取ろうと思いました。

「村上水軍」については、卸業が主であり、日本酒は他から買い求めたもの…なので、割愛する。
主体となる業が酒造以外を含めるとなると、
例えば、酒販店、販売業がオリジナルラベルを作って売り出しても「1銘柄」となるので、調べ切れません。

追記2:

「寿」の字体にはビックリしました。
旧字には様々な書体があり、線の数は多くバラバラなのですが、
現代字体に近い「寿」で1本多いことは、見てはいたのに認識が疎かでした。
広島と言う近代日本酒の中核を担った土地柄、続けて書いて来た最後を、
しっかりと美しく飾りたかったけれど…
もっともっと勉強して、もっと上手な字を書いて行くことが出来るよう、
精進して明日を目指したいと存じます。





12月末×夜限定のメニュウ。

これも目を見張る美味しさでした。



気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

12月14日、南箕輪大芝高原界隈、麺づくり蒼空にて。




えー…二夜、二晩続けての麺のお噂にて、お付き合い願います。

当日の僕のツイートは、こちら。


うっひょー!鴨かけと、鴨つけのスープ割、違うもんだね!
鴨かけの濃密さ、鴨オイルと言うか、
鴨皮部分をローストした類の抽出油みたいな香ばしさを感じるぞい。


…こう、ツイッターは「つぶやき」ですからな。
落語っぽくないツブヤキも当然に出ます。ええ。
「うっひょー」はデレステで言うキャラクターがいるんでございます。
耳に残って心地が良いもので、ついつい出てしまうんです。
オタクなんです。ええ、ええ、あしからず。


それを言いたいんじゃアなくて。

失礼な発想かも知れないと先に申し上げておきますが、


鴨つけのスープを、スープ割りしたら、
鴨かけ(ラーメン)のスープと同じになっても良いかも。


…と考えもしました。つけ麺はスープが少なめ、ラーメンは多め。
少なくとも似た部分はあるんじゃないか、と。
それが大きく違っていた。
スープ割りは、他のレギュラーつけ麺と同じスープで割るのです。
もちろん、詳細なところは異なるのでしょうけれど、
むしろ、昨年までの「鴨つけ」的な形態。

「鴨×鴨かけ」ですから。
鴨スープ率が、とても高い…と言う事になるみたいで、
「鴨×鴨つけ」でも、濃厚に感じていたスープが、鴨濃度が、
より一層、深さを増して味わう事ができる…これは驚きました。

スープの表面にも鴨オイルと思しき層が見えて、
鴨の香を感じますが、どちらかと言うと、
鴨皮部分をローストした類の抽出油…みたいな印象を抱きました。

ずっとずっと昔、「俺らラーメンちょもらんま」が白板にあった頃、
提供直前に鶏を炙って匂いを加えた「とり塩」と言うメニュウがありましたが、
これに近い。鴨の良い脂を加えた感覚。
それがロースト時のオイルなのか、例えば炙ったものなのか…
それは分かりませんが、鴨を煮出しただけでは得がたい、
とても香ばしい風味が「鴨×鴨かけ」にはあって、すごく美味しい。



冷水にさらして引き締まった食感のつけ麺と同じ麺。
食感こそ、もちろんつけ麺とは異なりますが、
スープをたっぷりと身にまとわせて口に運ばれる…
麺のハッキリした食感は健在で、
すすり心地良く、でも十分に滑らかで
鴨オイルに溢れた風味を味わう事が出来て、
ものすごく気に入りました。
スープスタイルと言うことで、
「よくある鴨南蛮とかより、ずっと濃厚」と何となく思っていましたが、
汎用のそばつゆに鴨を加えた、煮出した鴨南蛮に比べ、
スープが鴨ダシなんですもの。濃くて当たり前。
当たり前だけれど、なかなか出会えるものではないし、
鴨の美味しさを、より深く知ることが出来た…
知識だけでなく、もちろん美味しさ含めて、
食後の満足度、とても素晴らしい心持ち、その領域へ。



「鴨×鴨かけ」の山葵は、こんなカタチ。
想像ですけれど、すりおろしている間に、
麺の美味しい時間帯を過ぎてしまうから…かも。

良い噂、本当にその通りでした。
食べてみて、「食べておいて良かった!」と思う美味しさ。



いつも通りに、
「ジャコと水菜のサラダ」と…



焼き餃子(5個)をお願いしています。
これ、何気にそれぞれハーフサイズ、ミニサイズも用意されていて、
そうした痒い所に手が届く設定も、
「蒼空」の良さではないか…なんて常々思います。




その後の大芝高原温泉・大芝の湯では、温泉以外にこんな見所も。


(130)大芝高原温泉・大芝の湯に来ています。
館内はVC長野トライデンツの躍進が垣間見える雰囲気になっておりました。
地域の雄ですもんね。
広い浴室が、やはり心地好いです。
ミルキーバスで、ゆっくりした後、内湯で温まってフィニッシュ。

…とのこと。

大芝ローメンやおもてなしプリンと行ったお土産物も増えていて、
VC長野トライデンツ、松本山雅が初めてJ1に昇格した年と同様に、
かなりV1リーグで苦戦してはおりますが、
やはり地域から全国に出て行くと言う事は、活気に繋がりますね。
良い試合、そして勝利を期待したいと思います。

さて、こんなところで、本日もお時間となっております。
二晩、続きました麺の噺も、ここでお開きとさせて頂きます。
また明晩は、別の噺にてお会い致しましょう。

それでは、それまで。

ありがとうございました。




安芸備後広島48蔵目。三次市甲奴町・山岡酒造「瑞冠、いい風」にて。右に「いい風」のラベル、左に「瑞冠」のこわっぱラベルを配置、参考にしました。本当は風の字の払いは、もっと長くないといけないのですが。

比較的、首都圏だったりTLでも見かける蔵元さんですね。
Google検索で菰樽写真を探すも、「瑞」の字に反応するのか、
熊本の「瑞鷹」蔵、および「くまモン」が多くヒットしました。

「瑞冠」の字は、くだけた隷書風に見えますが、
大吟醸級は行書のとても美しい自体になっています。
じゃあ、それを参考にすれば…と思いはしますが、
「こわっぱ」を描くならば、やっぱりこっちが似合うのかなぁ、と。





12月末の営業日までの限定なので、

気に留まったなら機会を作りましょう!



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

12月14日、南箕輪大芝高原界隈、麺づくり蒼空にて。






限定期間の締め切り日が近付いておりますので、
今日明日と集中して書いて行きたい…と言うところ、
一席のご愉快を願っておきますが…。

えー…毎年の定番になりました。
季節の風物詩であります。10月から12月は鴨。
南箕輪、僕らが出掛ける際には、
必ずや、すぐ近くの大芝高原温泉・大芝の湯を含めて訪れる、
「麺づくり蒼空」へ。
昨年は、間が悪く食べられなかったのだけれど、
今年は滅法…と言っても、
元々、たいそう評判の良いお店の期間限定メニュウですから、
もちろん良い噂を伺うものの、
殊更に、「良い」と伺って出掛けて参りました。

昨年までとの変化として、いちばん分かり易いものが、
スープ、その色。



昨年までは醤油の溶け込んだ黒に近い色合い。
今年は金色。

スープにも鴨が使われる様になり、
メニュウ名も「鴨×鴨」となりまして。



明日、
「鴨×鴨かけ」と言う湯麺スタイルのメニュウで触れますが、
つけ麺で食べるとき、ラーメンとして食べるとき、
それぞれに鴨オイルはたっぷり感じますが、
感じ方が違っていて、どちらも非常に美味しいです。

麺は細打ちで角がしっかりしたもの。
歯切れ良く、かと言って蕎麦以上にコシ、しなりがあって、
スープの鴨オイルを連れて来ながらも、
風味良く弾けた食感で気持ちが良い。

少しの辛味が良いのだと思います。
鴨の濃厚さにヒリッとアクセントが加わって、
「鴨肉のロースト」はもちろん目玉なのだけれど、
ローストがなくても十分に鴨。
ローストを頂くと、もっともっと鴨を堪能できる仕組み。

スープのカエシは、エッジあり、しっかりと鴨の脂と拮抗して主張します。
塩気と言うより、本当、ラーメン屋さんの粋と言うか、
タレの美味しさがスープに紛れてしまうのではなく、
ちゃんと立って、風味良く麺を加速度付けて食べさせてくれました。
このカエシの主張観は、これまでの「鴨つけ」にもありましたが、
鴨ダシによって膨らみが増したスープにおいて、
ズバッと切り込むかの如く、
より勢いを増して印象付けてくれた様に思います。

薬味としてネギを使うのですが、
(焼き長葱ではなく)
ネギのアグレッシブな香は辛味と似た様な作用をしますね。
噛むことで鮮烈な風味を発し、
それがスープの濃醇さに張りを持たせてくれる印象。
すごく良かった。

焼きネギも風味もさることながら甘味ある美味しいネギで、
噛むとピュッと芯が飛び出します。
熱くないから落語「ねぎまの殿様」みたいに、
「このネギ、鉄砲仕掛けであるな」とはならないけれど、
威勢が良いな、と楽しんで食べていたり。



山葵も芋ごと提供され、すりおろして楽しく、付けて美味しく。
すり立ての山葵の風味は、たまらなく爽やか。
辛味は鮮烈に開くのですが、収束も早く、
旨味が満ち満ちている鴨肉の旨さを、より明るく届けてくれます。
明瞭になる…と言うか。
ビリッと感じて、
肉の力が堰を切ったかのように口の中で爆発するような。
スープの旨さとも相性が良かったですね。
パフォーマンス、アトラクションとしても楽しいし、
すりおろすそばからツンとした匂いが目に染みたりもするけれど、
味としても必須、もっともっと美味しさを追求できるアイテムでした。

では、本日はここまで。
明日、「鴨×鴨かけ」にて、もう一席だけお付き合い頂きます。
そう…そうですね、
長い長い「お仲入り」みたいなものかも知れませんね。

それでは、それまで。

ありがとうございました。






安芸備後広島47蔵目。広島市佐伯区八幡・八幡川酒造「八幡川」にて。信州人としては八幡屋礒五郎で馴染みある「幡」の字。上撰と菰樽を合わせて参考にしました。既存主力銘柄はツートンのラベルが印象的です。

普段使わせてもらっている酒屋さん、
東京・革命君で取り扱いがあるので、何度か飲んでいる銘柄。
「宝剣」「賀茂金秀」「雨後の月」などの銘柄とは一線を駕す雰囲気だと思っています。
広島淡麗辛口系の雰囲気ではなく、旨口さと辛口さを併せ持つ感覚。

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