無水調理の憧れ芋。



気楽なところで、一層懸命…と言うことですが。

11月16日、塩尻市塩尻駅前界隈、mingleにて。




えー…
山形村の「唐沢そば集落」で3軒、そば巡りをしたので、
お茶の時間に…いや、それだけじゃアありません。
何と言っても、Instagramを眺めていると、
新しいロールケーキが用意されているとのこと、
これは気になるではありませんか。
そう、「蕎麦4軒目」と「新作ロールケーキ」を天秤ばかりに掛けてみると、
重きは「mingle」であったと言う…。
歯科大への診察も控えていたので、
市街地に戻って来るにしても都合が良かった…と言う事も理由のひとつ。

最近「mingle」では、このカウンターの座席が気に入っています。
入口に向かって伸びて行くカウンターのラインを基調に、
奥行きを確保=立体感のある写真を撮影できます。
こうしてブログに是非とも記録をしておきたい性分ですので、
写真に収めるロケーションは気に留めるべきもの。
奥行きがあり採光も出来ていて、実に良いんです。



本日のお目当て。

「焙じ茶とさつまいものロールケーキ」を。



宇治焙じ茶の生地とクリームの中に、
サツマイモの品種「シルクスイート」を用いています。
きっとクリームにサツマイモを練り込んだタイプではなく、
焼いたシルクスイートをクリームと共に成型したものでしょう。

パーツは3つ、
焙じ茶生地、いつも美味しい上品な生クリーム、シルクスイート。
生クリームをベーシックで、シンプルな風味で取り扱うからこそ、
実に、シルクスイートの良さが引き出されていたロールケーキでした。



合わせた飲み物は、あえてアールグレイで。

万能なダージリンはもちろん合うんだろうけれど、
焙じ茶の香と似てしまって、面白みを感じないのではないか。
アールグレイのベルガモットフレーバーだったら、
きっと相対する様にカップの前に立ち塞がって、
楽しませてくれるんじゃないか…と思いました。

それはアールグレイの清涼感が、
生クリームとべらぼうに合い、
またサツマイモの甘く豊かな香と対比して光るだろう狙いで…
これは大当たりでした。



割った写真で恐縮です。
ロールケーキの中のサツマイモは、こんな感じ。
舌触りにも強く密度を感じます。

当時、記録したTweetは以下の通り。


うはぁ、さつまいもの処理完璧じゃん…
和菓子でも、ここまでナチュラルに、
美味しく芋に熱を加えたものって、見ないぜ…!
そのさつまいもの香がクリームに移り、ほうじ茶生地と更に合う!


…とのこと。

サツマイモのクリームではなく、
サツマイモを軽く練って成型したものに感じます。
もしくは練ることなく、
ロールケーキに用いるために、
オーブンで焼いたサツマイモを棒状に整えて、
巻いたもの…と思うくらい自然なイモ感。

蒸す…その加減は蒸気だからこそ案外難しく、
きっとオーブンで加熱したものだと思いますが、
適度に水分が飛び、味わいは凝縮され…実に感動しました。

自分でもオーブン料理を行うのですが、
加熱が足りないと、硬かったり甘味が出なかったりしますし、
加熱が多いと、水分が飛ぶから硬かったり、食感に滑らかさが消えたり。
絶妙なバランスが必要で、
茹でてしまえば、ある程度均一に火は入るのですが、
湯の中に風味も栄養も抜け出て行ってしまうので、
この美味しさから「必ずやオーブンだ!」と感じています。

無水調理ってヤツですよね。
とうもろこしも、この作り方がベストだと思っています。
茹でるより、電子レンジでも良いので、
サランラップで包んで、“茹で”にならない様に。
トマトソースもトマトの水分を飛ばして凝縮させて作る方法もあり、
これは、実に濃厚に仕上がります。
上手な加熱でサツマイモの味わいを最大限、豊潤に仕立てた印象でした。
これは、本当に美味しい。

厚みある甘味も深い、繊維質と蜜、糖度からねっとりしたサツマイモ。
これにふわっと軽い、滑らかで喉越しが良いクリームが絡み、
焙じ茶の生地は、その香ばしさから…
生地を焼いた小麦粉が焼けた香ばしい匂いと、
焙じ茶の芳しさと…その別ベクトルの香味たちが組み合わさるケーキ。

本当に美味しかった。秀逸でした。

「mingle」では季節のもの、旬をロールケーキで扱っているみたい。
もう12月に入ってしまって、はてさてメニュウにあるか分かりませんが、
それでも、美味しいお菓子はあるだろう…と言うところです。

本日のところはここまで。
ちょうどお時間となっておりまして。
また明晩、お目に掛かるかと存じます。
どうぞ、足をお運びくださいませ。

それでは、それまで。

ありがとうございました。

2018年12月14日。

思う所あり、酒肴、麺、珈琲などのブログですが、
更に、もうひとつ、付け加えて行こうと思いました。

「臨書」とは、書道の言葉で「お手本を見ながら書くこと」を言います。
「酒林」とは、いわゆる「杉玉」です。酒蔵によく吊り下げられている。
杉の枝葉を幾本も差して作ります。
何枚も字を書き連ねて行く様をイメージして名付けました。

字の練習をしたいです。されど、お手本だったり題材がないと飽きてしまうんです。
そこで、日本酒のラベルを模して書いて行くことを始めました。

日本酒の蔵元さんのラベルを調べることで、日本酒も詳しくなる。
様々な字体やボトルデザインがありますから、そうした勉強にもなる。
もちろん、字も書くので字だって上達して行くだろう…と言うもの。

自分の趣味と勉強したい欲とを上手に絡ませたこの所作を、
このブログの中で書いたら更新…と、まずはやってみよう!と思う訳でして。

この件については、
なかいさん、次郎さん、ヤミツキマツモトの旦那、とてもお世話になりました。
コメントを頂いたからこそ、この発想に行き着きました。

Twitter、Facebook、Instagramに投稿されるものと基本的には同じです。
ただ、文字制限がもっとも緩いブログのこと、追記できるものはして行きたいと思います。

広島49蔵、あともう少しで書き上がりになります。
続いては佐賀県の蔵元を網羅して参りますので、どうか温かい目で、こうご期待…。

Sakesoja(酒 宗夜)


備後安芸広島44蔵目。神石郡神石高原町・三輪酒造「神雷」にて。じんせきと言う地名、濁らず「しんらい」と読みます。地名と雷の逸話から「神雷」、「信頼して飲んで頂きたい」の「シンライ」でもある模様。公式HPの画像から。

「神」の字、「田」部分の右下に、ちょんと点がある。これ四柱神社の参集殿1階の掛け軸、天照大御神様の字にも点があって、珍かなものと思っていましたがら今日の「神雷」で自身目撃2例目。こう言う書き方があるんですねぇ。

< 2018年12>
S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
QRコード
QRCODE
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 3人
プロフィール
SakeSoja
SakeSoja
「酒 宗夜」で「サケ ソウヤ」と読みます。
ココログにお酒関連で更新、
ナガブロ「小盛り」に麺,肴,珈琲を毎日更新。
日本酒ラベルを模した字もほぼ毎日で。
日本酒、クラフトビール、ウイスキー、
信州信濃の温泉、
落語などなど趣味のお話。
気楽なところで、
一生懸命、行きます。