新たな〆のメニュウ。




気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2018年11月24日、松本市駅前界隈、信州ばんざい家にて。




えー…随分と前の日付でして…
けれども、是非とも書いておきたい内容と言うものはあるもので。
信州ばんざい家の発展的な…進化の一端を感ずればこそ、でございます。

結局、“書きたい内容”であっても、
ブログと言う旬を追い掛け続ける様な媒体にて、
こうしてお喋りをさせて頂いている訳ですから、
2019年1月、惜しむらくも体調不良で出掛けられなかったからこそ、
イマドキの根多を多く取り込むことが出来ていないからこそ、
こうしてお喋りする機会が巡って来たのかも知れないと考えると、
そうですね、全ての行いに無駄はないのかも…なんて思ったりも致します。

ブログを日々書いておりますてぇと、
「これは書きたい根多だぞ!」と思ってみても、
そうですね、2~3日も手を付けずに居りますと、
不思議と、勢いがしぼんでしまったりなんかするんです。
本当に、これは勿体無い。
かと言って、日々の暮らしもありますからナ、
即日、書くことも思い通りになりませんので…
こうして、ちゃあんとお喋り出来ると言う事は、
巡り合わせの妙なのでございましょう。

短い間ではございますが、しばらくのお付き合いを願っておきます。




2階にある信州ばんざい家の階段を上って行くとき、
僕は、たいてい「今日こそ、とろたく巻き寿司を頼むぞ!」と息巻いており、
その数時間後、たいてい「うーん、食べ過ぎた。とろたくまでいけない…」と、なり。

魅力的なお料理、酒肴があり過ぎるんです。
〆まで辿り着かないことばかりで。
未だに、「とろたく巻き寿司」を頼んだことがありません。

そんな中、メニュウにふと「手打ちそば」なるを発見しました。
おや、やっぱり松本駅前だから、
観光客の方にリクエストされて、置くのかしら。

「…お蕎麦なら、〆として食べたいな」

食べる第2胃袋はあるなぁ、と考えますが、
これって、誰が打ったもの…なんだろう。お買い物なのかな?

「あの、手打ちそばってどなたかが打って…?」

…と、ばんざい家の若い衆さんに伺うと、

「あ、店長ですよ!」と言う。

「あ、頼みます。ください」と、即答している自分。



そりゃあ頼みますとも。
そうです。ばんざい家の中の方が打った蕎麦なら食べてみたいです。

後々、忙しい時間帯が一旦終わって、
中野の若大将が顔を出して下さった際に伺うと、
市内のお蕎麦屋さんに営業前に勉強に出掛けて、こしらえた蕎麦なんだそうです。

非常に心打たれました。
我流も良いとは思います。
けれども、時間も限られるご職業です。
その中で最大限の効果を生み出すには、専門の職人さんに出会うこと、
その連携があると言うこと…いやあ、実に素敵なことだなぁ、と。

蕎麦はこわめで、僕は好みの味わい。
信州の蕎麦だと感じます。
何度も書きますが、「こわい」は信州弁で「硬い」であります。
しっかりと強く、噛み応えがあり、
もちろん細切りで喉越しも良いですから、
飲んで良し、噛んで良し。こう言うものが好きです。

何より、ツユとのバランス、調整感覚が、
流石は料理人さん、包丁人だと感じさせました。
蕎麦を見て、ツユを調えている感じなんです。

「まだまだ、修行中です」とご謙遜されますが、
いやあ、僕はこれからまた中野の若大将が打つ蕎麦、
定番として食べて行きたいですね。〆に呼ばせて頂きたいです。

「日本酒の〆に蕎麦」は、
「ぷるーくぼーげん」「よよぎ」で育った自分にとっては、
思い出もあるもので、世界最高の蕎麦の食べ方だと思っています。
それを、今後も食べられるなんて!

それから今日まで出掛けられていない…と言う事は、
さんざ申し上げておりますけれど、
うん、行きたくなりますね。本当に。
また食べに行きたいです。

今回の記事の日付から2ヶ月が過ぎますし、
蕎麦打ちは更に進化していると思いますしね。





「地物かぼちゃのかぼちゃプリン」

もうひとつの〆に、厨房内新戦力の旦那が仕立てた洋食メニュウ。
YOKOさんは甘いものがそんなに得意ではないので、
そうです。自分が食べたくて食べたくてお願いしました。



これもまた美味しかったですね。
舌触りは滑らかだけれど、野菜が入っている感触、
繊維感もほんの少しだけ感じます。
甘味の由来に南瓜の雰囲気が、しっかり感じられ、
濃さ、密度があるのだけれど、
卵やクリーム類で濃くなっている訳ではないので、
程好く旨い。
これもまた、メニュウの隅っこに書いてあるのだけれど、
もう、専用POPを作って掲げておきたいくらい。
現行のメニュウを把握しておりませんが…
…時たま、Instagramの「ばんざい家」さんのアカウントで、
メニュウやオススメが掲載されますけれども、
そちらなどで、旬の甘味もある様ですから、
四季時期の旨し酒肴を揃えるお店らしく、楽しみが歳時記となって、
実に楽しむことが出来ますね。

…と言ったところで、この日のお浮かれはお開き。
松本駅も近いですから、サッと電車道、巣穴を目指して戻ります。

また明日も、こうしてこちらでお目に掛かりたく存じます。
足でなく、目ですね。
こちらにおいで頂ければ幸いと言う事でして…。

それでは、それまで。

ありがとうございました。


【肥後熊本の酒蔵】

熊本県酒造組合
http://www.kumamoto-sake.com/


佐賀県から続いて、より熊本を知るために、少しでも応援になれば…とも思い。


1:香露:熊本県酒造研究所:熊本県熊本市中央区島崎1-7-20

2:瑞鷹:瑞鷹株式会社:熊本県熊本市南区川尻4-6-67
https://www.zuiyo.co.jp/

3:通潤:通潤酒造:熊本県上益城郡山都町浜町54
http://tuzyun.com/

4:花の香:花の香酒造:熊本県玉名郡和水町西吉地2226-2
http://www.hananoka.co.jp/

5:千代の園:千代の園酒造:熊本県山鹿市山鹿1782
https://www.chiyonosono.co.jp/

6:美少年:株式会社美少年:熊本県菊池市四町分免兎原1030
https://bishonen.jp/

7:れいざん(霊山):山村酒造:熊本県阿蘇郡高森町高森1645
http://shop.reizan.com/

8:蓬莱、花雪、小国蔵一本〆、七歩蛇:河津酒造:熊本県阿蘇郡小国町宮原1734-2
http://kawazu-syuzou.com/

9:志ら露:室原合名会社:熊本県阿蘇郡南小国町赤馬場1862

10:亀萬:亀萬酒造:熊本県葦北郡津奈木町津奈木1192
http://www.kameman.co.jp/




肥後熊本1蔵目。熊本市中央区島崎・(株)熊本県酒造研究所「香露」にて!稀代の銘酒、大吟醸のラベルを参考にしました。熊本酵母発祥の地、野白金一初代技師長から続く技術の粋。このラベルを書くことも、また喜びに感じる日本酒です。気合入りました。

追記:

佐賀県からお隣、熊本県に入りました。
地震がまだ続く熊本…書くことは復興支援の何にもならないかも知れないけれど、
熊本の魅力を知ってもらうことには、きっと成ると思い、熊本の道を進むことを選びました。

いちばん最初に買った「香露」は純米吟醸でした。
日本酒の本に稀少なお酒とあって、珍しい角瓶で、「これだ!」って思って買いました。
大吟醸が特に稀少であること、ラベルでハッキリ知らなかった頃のお話。

でも、その思い出もあるので、ラベルにはない緑の線を加えました。
「名声布四海」は本醸造に添えられている謳い文句。
それらを合わせて、1枚にしたつもりです。




肉も食べ、麺も食べ、米も食べ…そのこころは。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月27日、松本市新村の交差点界隈、そば茶屋「松花」にて。




前回は、「野沢菜飯が美味しい」と言うTweetを、
黒川じょんさんがされていて、
「おっ、興味あるぞっ。いつも通り過ぎるばかりで、入った事がないお店だし!」
…出掛けて行って、
ざるそばとお目当ての野沢菜飯とを頂いて来たのでして。
( http://sakesoja.naganoblog.jp/e2305406.html )

当日、僕らは13時40分ぐらいに、
ようやくお昼ご飯…と言う段取りになっていました。
インフル的病み上がりのYOKOさんと共に、
再び諏訪湖一周を目指して、リハビリウォーキングに出掛けていた、
そのあとのお話。
そう、飲食店さんのランチ営業の区切りが近づいておりました。

金曜日に麺曜日も果たせなかった週だったので、
僕はラーメンが食べたい…かつ通し営業で、
YOKOさんも食べられるあっさりしたメニュウもあって欲しい…
いろいろ考えて、ふと…この「松花」が浮かんだんです。

せめて15時までの営業で良いから…と思って電話で確認をし、
結果、通しで営まれていると言う事を後から知ったのだけれど、
前回もメニュウにあったラーメン、それも大判チャーシューが乗る、
チャーシューメンが気になっていたお店、
それを食べるんだったら今しかないっ!好機、来たれり!

…なぁんて心持ちで、僕とYOKOさんが巣穴を飛び出して行きますと、
噺の幕が上がる…なんてことになっておりまして。




元々は、ひとりで出掛けていたお店。
「ちょっと良いお店、気に入ったお店」を、
YOKOさんに紹介することは、僕としては嬉しい行いなんです。



麺は角断面で細打ち麺。
加水は少なくないタイプで、バランスタイプ。
強い印象は残しませんが、食べ易く美味しい。

スープはとてもシンプルですが、旨み膨らむもので、
チャーシューからもたっぷり脂が出ているのでしょう。
また後日、お話致しますYOKOさんのラーメンとは、
旨さの深みに差が出るほどで。

オーソドックス、またオールドスタイル…
そんなラーメンですが、たまらなく美味しいと思います。
ウォーキングを1時間30分ほどして、
お腹が空いて、そう食べ易さとホッとさせる、馴染みある、
落ち着く味わい…
それはスープにしてもカエシにしても、
インパクト系ではなくて、両者のバランス…
醤油の香とスープの鶏も豚もあるでしょうか…
全体の穏やかながら、じわっと染み出して、沁み込んで来る味わいが、
何とも美味しい。
営業なんて職業に就いていたら、ちょくちょく顔を出したくなる味。

お蕎麦もお値段と量、味のバランスが良いなぁと思っておりましたが、
ラーメンも良いですね!

大判のバラチャーシューもトロットロで、
でも、肉が密になったところは、プルッとした、
肉の食感を維持していて、絶品。
おつまみメニュウに「ねぎチャーシュー」なんてものがありましたが、
これで一杯、嗜むことも非常に良さそうな味わい。
見た目通り、見た目から得る期待感を損なわないチャーシューでした。



そば茶屋のメニュウの豊富さはありがたくて。
「野沢菜飯」を再び。
小海老天と刻んだ野沢菜をワサビ醤油で食べるメニュウ。

これも相変わらず良かったですね~!
ラーメンをもりもり食べて勢いが付いていたので、
あっと言う間に食べ進めてしまいました。
小海老天の風味の良さ、野沢菜は少し古漬け感のある…
少しだけ酸味を感じるものなのですが、
これがまたご飯に美味しいし、ワサビのツンと辛く迫る刺激の中でも、
しっかり自己主張して来て、

「あぁ、肉も食べ、麺も食べ、米も食べ…」

これは幸せだなぁ、頑張って歩いて良かったなぁ…
…などと浸ると言う、そんなお昼ご飯となりました。

そんな訳で、14時を過ぎていた頃合でしたが、
お客さんは、満席などには広いからならないけれど、
ちょっとずつ、引っ切り無しにお見えになっていた事が印象的でした。
それぞれご事情がお有りなのでしょう。
僕らもまた…ですが。

とても便利に使うことが出来るお店。そんな風に感じます。
さて、本日のところ、ちょうどお時間がやって参った様でございます。

また明日も、旨いもんでお喋り致します。
どうぞ、足…いや目でしょうか。お運び頂けますと幸いです。

それでは、それまで。

ありがとうございました。




カスタードと香ばしさの塩梅が良いんだ。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月20日、塩尻市免許センター近く跨線橋たもと、Le Perchoirにて。





「 YOKOさんのスマホを持って魚釣りに。 」


そんな日でした。
YOKOさんがインフルエンザに倒れた期間。
家で高熱に苦しむYOKOさんを置いて、外に出て来た訳ですが、
とても重要な任務を預かって出掛けていました。

まぁ、「Pokemon GO」…ゲームではあるのですが。

当日は、稀少な部類のポケモン「ヒンバス」のイベントがあり、
しかしながら、YOKOさんは外に出られない…
…と言う訳で、そのスマホを自分が持って近隣のポケモン狩りに出掛ける…
そんな日になり、13時くらいから15時くらいまで、
悪天候で傘を差しながら、スマホ2台を必死に操り、
ヒンバスと言う魚っぽいみためのポケモンを釣り、釣り、釣り…
何とか、レアなヒンバスを自分もYOKOさんのアカウントでも得ることが出来、
夢中になっていたら、疲れなんて感じないのですが、
15時のイベント終了を過ぎると、ドッと疲れが出て来るもので…
「ル・ペルショワール」に出掛けて行く、そんな一席となっております。

短い時間ではありますが、どうぞ最後まで、お付き合いを願っておきます。




よくよく考えると、紅茶もあるんだなー…とは、
「アメリカーノ」を注文した後、ちょっと思う。

お菓子、スイーツを食べるのならば、
甘いコーヒーや紅茶は、僕はあんまり好きじゃなくて。
カフェメニュウの華ではあるのだけれど、
甘いものを食べている時に、甘いものを飲んだりすると、
せっかくの甘さが重なってボヤけてしまうんじゃないかなー…と言う、
ちょっと面倒くさい、こだわりなんぞを持っているので、
何も考えずに「アメリカーノで」なんて言ってしまったのだが、
そう、紅茶も良いなぁと思いながら、
注文したスイーツがお化粧を施されて登場するのを待っていたりして。



「苺のショートケーキ」

食べながらメモ代わりにTweetしたものは以下の様に。


おっ、ベイクド感強い、軽い生地だ。
ミルク感強いクリームが沁みないくらいだけど、
ふわっと、別ベクトルの軽さで入って来る。
油断したら10秒くらいで食べられちゃう軽さだなぁ。イチゴの香りが良いね。


…とのこと。
全体的に軽いスタイルのケーキ…と感じます。
食べやすさにも通じることですが、
こと男性である自分にとって、油断して勢いが付いていると、
3口くらいで食べ切ってしまうのでは…と言う軽さ。
生地は様々なタイプがある訳ですが、
特によく焼いてある…ベーキングパウダーなどの多そうな、
よく空気が入った感のある軽い生地だと思いました。
クリームもバニラなどよりミルクを感じられるもので、
苺の香、甘味、酸味の方が、一歩、重みとして成っている印象。
とても印象的に苺の美味しさが光る構成でした。



よーく歩いて、カロリーを消費していると信じて、もうひとつ。



「シュークリーム」を。

苺のショートケーキは季節限定ですが、
「シュークリーム」は、きっと定番、レギュラー商品と思われます。

こんな風に記録しておりますね。


おっ、シュークリーム美味しい!
値段とサイズ感から、少し割高?なんて思っていたけど、
カスタードが良いね。
香ばしく甘みの立つ生地にすごく合っている。
プリンも気に入っているけど、やっぱりその辺りが得意なのかも。


…とのこと。
ケーキのお値段としては、違和感がないのですが、
100円でそこそこの大きさのシュークリームが、
コンビニなどでは販売されている中で、
比べるべきでないにしても、どこか「ちょっとお高め?」と思ってしまう…
けれど、食べてみれば分かりますね。
コンビニなどのクリームでは感じられない、
ごく美味しいカスタードの味わいが待ち構えていました。
「ル・ペルショワール」では、
前回購入したプリンが美味しかったので、
もしかすると、こうしたカスタード類がお得意…
もしくは、僕が好みの風合なのかも知れません。

ザクザクとしたタイプのシュー生地も甘味があり、
もちろんクリームも甘いのだけれど、
甘さのベクトルが別で、
生地の焼き香が両者を強調させて楽しませてくれるみたいで…
これは、とても美味しかったです。




色んな流れがあって、
YOKOさんはまだ「ル・ペルショワール」に出掛けていないんです。
早く一緒に出掛けたいなー…そう思わないではいられません。
雰囲気も、お店の方の人柄も明るく、良いなぁ…って感じています。

またYOKOさんの待つ家へ僕は帰るのでありまして、
本日は、ここでお開きとさせて頂きたく存じ上げます。

それでは、また明日に。

ありがとうございました。



尾張愛知ex2蔵目。北設楽郡東栄町・森山酒造場「蜂龍盃」にて!「金銀花」と異なり、情報がほとんど無いので、存続などは自分には分かりせんでした。「盃」の字が、すごく好きな字体だったので、レッツ検索!





重めの肴パート。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2018年12月23日、松本市ナワテ通りと辰巳の御庭の道すがら、深酒にて。




先達ての「酒肴その一」では、軽めの肴をおしゃべり致しまして。
続いてお願いしていたものが、今回。
あと、3品を注文しておりました。
1月に入ってからの体調不良が祟って、
全く松本の街に出掛けられていないので、
その後の「深酒」メニュウに出会っていないからいけないけれど、
12月10日にオープンして、13日後の23日に出掛けて行って、
年末年始を挟んで、開店2ヶ月も、もう目の前に見えてきた…
…なんて日付になって来ていますから、
きっと、酒肴のメニュウもより良い方向に、もっと良い方向になっているのかも…
…そう感じたりもしています。
新装開店したてのお店ではありますけれど、
深酒マスターさんへは、そうした信頼感ってあったりしませんか?
自分はありまして。



「国産和牛の牛すじ煮込み」

しっかり煮込まれていて、トロットロ。
脂が美味しいですね!匂いにしても味にしても。
「深酒」のカウンターに座ってみると、すぐ気づくのですが、
カウンター対岸、右手奥に酒燗器が用意されていて、
メニュウにも「お燗酒」ページがある、常備されているので、
こうした脂のウマイ肴と合わせてみても、良いのかしら…と。
すじ煮込みだと、ひや(常温)も良かったりしますし、
あえて、冷酒で口中をすすぐように楽しんでも良いですし。
何かと重宝する肴であると感じました。
カットされていて、ちょっとずつ食べられるので、
これも長持ちしてくれて、食べ手、呑み手としては有難いところ。



「大切り銀だらの西京焼き」

写真だとなかなか大きさが伝わりませんが、
なるほど、大きいです。
ふたりで食べて、ちょうど良いくらいのしっかりしたサイズでした。
“食べで”があるし、やっぱりお魚ですから、
ちょっとずつ箸で拾って、お酒と共に味わう所作は、格別の美味。
西京味噌の風味は先端に華やかさを感じさせ、
追って、銀だらの魚らしい風味が塩気と共に追い掛けて来ます。
塩気は優しい雰囲気。
脂がしっかり入っていて、ご飯もまた欲しくなる様な塩梅に思いました。
お米から醸されて仕上がった日本酒に合わない訳がないところ。



「生タコのてんぷら」

ふとメニュウを見ていて「タコの天ぷら」はまぁまぁ見掛けるのだけれど、
“生タコ”って、ちょっと見掛けないかも、揚げたらどうなるのかなぁ?
…と言う興味を抱いて、注文をしました。
ここまでで、結構な満足感があったので、本当、興味が勝ったカタチ。

生タコを見る時って、たいていがお刺身かつ薄切りスライスなので、
どこかそう言うイメージで待ち受けちゃいましたけど、
ぶつ切りスタイルで、「タコの天ぷら」と大きな差はないけれど、
でも、美味しいものは美味しい…と言うか、
タコ天はやっぱり良いよね…と言うところ。




ああー…本当に、この1月はほとんどお出掛けが出来ておりませんで、
自分でこうしてブログを書いていて、
首は締めないのだけれど、一ヶ月前の自分自身が羨ましくなる感覚です。
行きたい、楽しみたい!
本当、元気健康であってこそ再びお出掛け出来るんだなぁ…と思います。
さぁ、また出掛けましたら、こうしておしゃべりさせて頂きます。
これにて12月23日の「深酒」噺はお開きとなります。

また次の機会にお会いできますと幸いでして…

それでは、それまで。

ありがとうございました。




ギッチギチ煮干も良いけど、効果的煮干も良い。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月5日、信州松川村界隈、らぁ麺麦一粒にて。




先達ての醤油らぁ麺が僕の担当ならば、
こちらはYOKOさんの担当。
特に「これを頼んでくれたら嬉しいなー」などの誘導はせず、
純然とYOKOさんが「食べたい!」と思ったものが、
塩煮干しだったみたいです。
いや、むしろ醤油煮干しで、煮干しのアリナシを比べたいと、
少しだけ誘引を試みたのですが、「これが良い」と。

スープをひとくち試したYOKOさんが、
「ん!美味しい!!」と発し、その直ぐの反応は、
まだ写真を撮っていた段階、
口をつけていない段階の自分には、
「えっ、そんなに?やっぱり?美味しいんだ!?」と言う、
初めて訪れたお店への期待感、食べる楽しみを、
より広げてくれました。

塩の味、潮の味…と言うよりも、
印象として「醤油ではない味」で、
「旨味の味」…そんな印象を抱きます。
塩って、それだけ味の基本なんだなぁー…って思うんです。
直接的な塩味、潮スープではなく、
非常に香高く届く煮干し香と共に、
厚ぼったく広がるスープの旨味が、たまらなく美味しい。
なるほど、直ぐに「ん!美味しい!」と出る訳だ。

濃密にエキス分は詰まっている…
これは醤油らぁ麺との共通項だけれど、
煮干し風味が、華やかに広がる速さを持ちながら、
しっかりと味わいの深さ、多層化にも寄与していて、
スープの味わい、塩の旨味としてもウマイし、
煮干しスープ好きとしても満足できちゃう、
相変わらず、相反しそうな濃い淡いを、
ひっくるめて取り込んだ美味しさで、「なるほど」と納得の味。

“煮干し嫌いな方はご遠慮ください”と言うお店があるくらい、
煮干し濃度は近年、上がり続けているけれど、
それも好きだし、こうした利かせ方も、やっぱり美味しいものだ…
ラーメンの世界に、答えはいっぱいあるんだなー…と、
そう思わせもする1杯でした。



当日は、ご飯類は2種類のご用意でして。
これも季節を取り込んでいらっしゃっていて、
とても興味があったんですよね。是非、食べてみたいなー…と。



セリと鶏ごぼうの炊き込みご飯



信州産豚チャーシューの佃煮ご飯

セリは春の七草にも数えられる和製ハーブ。
この香がアクセントで、鶏ごぼうと言う黄金の組み合わせに、
芳しさを加えてくれて…それを、
キチッと感じられる造りで美味しいですね。

チャーシューの佃煮なるものを初めて頂きましたが、
イメージはすき焼きの煮詰めたもの…と言ったところ、
ご飯にメチャクチャ合いますし、
これだけ一膳飯屋みたいな…牛丼屋さんみたいな…
そうした提供であっても店が立つな!…ってくらい、
好きな味。もう醤油文化、甘味文化の粋と感じる良さ。
これは良きです。次回もあれば、何がなんでも頼みたい。




僕らは麺曜日を金曜日の夜に設定しているから、
本当、なかなか訪れられないけれど、
でも、でも…心にいつも可能性は持っておきたい。
美味しいから、また食べに来たい。
心から、そう感じさせる、なるほど噂の新店であり、名店となろう…
…そう思う「麦一粒」体験記、ここでお開きとなります。

また次回があることを自分達も考えながら動きたい…
…と言ったところ、
それまで、それでは。

ありがとうございました。



尾張愛知ex1蔵目。一宮市・金銀花酒造「金銀花、真清田」にて。上撰のラベルで、本来は両側に極彩色様の花の意匠。この字体が非常に面白味がありました。SNSなどの発信もありますね。初めて伺う銘柄でした。




賑わう店内、食堂風情の良さがあり。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2018年12月25日、善知鳥峠中腹、小松食堂にて。




えー…奥にお見えになっていた男女連れあったお客さんは、
観光の方なのかしら、おふたりで写真を取り合って、
テーブルの上には、たぶん食べ切れないんじゃないか、
お持ち帰りなのかなー…ってくらいにお皿がならんでいて。
(それぞれモツ焼きを頼んだ上に山賊を頼んでいて)

ちょっと品の良い、パリッと線が整った作業着の男性もいれば、
自分も塗装のバイトをしていた事があるから分かるけれど、
ボロボロっとした服装の工事関係の方もいて、
僕みたいに、昼間で仕事をして、ちょっと用事があって家に帰る途中、
気のない普段の通勤着の人間もいて、
ざっくばらんにお昼ご飯を楽しみに来ている場所…と言う、
ごちゃ混ぜだからこそ、風情があって良い空間。
お店のおばさま達は元気いっぱいですし、
「あぁ、こう言うお店なのだなぁ」と、感動ひとしお。

だって、10年以上も勤めている辰野町の会社に出掛けて行くため、
来る日も来る日も目前を通っているのに、
いまだに1度も出掛けたことがなかったお店なのですから。

実際、同僚さんにも何人か聞いてみましたが、
「通るけど、行ったことはない」と言う人ばかり。
昼にお昼ご飯に出掛けるには、ちょっと遠かったりしますし、
休日に、職場近くまで戻って来ることもないのだし、
やっぱりそう考えると、今日まで出掛けていなかった…
…と言う結果も、道理なのかしら…そう思っても良いのかな、なんてところで。

せっかくなら名物のワンコインで山賊丼を行くべき…とは思ったのですが、
この日は、ちょっとお医者さんに行きたくて午後半休を取って出掛けていたので、
にんにくたっぷりの山賊丼は、ちょっと避けようか…と思いました。



よって、「焼肉丼」…これもにんにくはあるのですけれど、まぁそれはそれで。
焼きと揚げでもカロリーが違うと思いますし。ええ。

こちらも500円のランチメニュウで、初めて訪れているので、
「足りなかったら嫌だしなー」と肉うどんをセットにしたのですけれど、
いやはや、本当に噂通りにしっかりしたボリュームでした。



どちらもきっと同じ豚肉が使われていて、シンプルなメニュウ。
焼肉丼は、肉とご飯。
うどんは、肉とうどん、あとネギと言う構成。

わりとしっかりした噛み応え、ハードな食感ではありますが、
タレもしつこさ、脂っこさが強いタイプでなくて、
想像しているより、見た目より、塩辛さも少なくて、
多くの客層に対応できる味わい…と思います。
こってりヘビーでもお客さんは訪れるでしょうけれど、
肉体労働、お腹を空かせた男性ばかりの食堂ではないこと、
目の当たりにしている客層からも、それが納得の良い塩梅、味わい。

山賊のボリュームのお噂こそかねがねの小松食堂だったので、
調べてみるとラーメンもあっさりしたものらしいし、
いわゆる「百聞は一見に如かず」パターン。
訪れてみると、辺鄙な場所で長く続いている理由が分かる食堂でした。
S木さんが、モツ焼きが良いとも教えてくれているので、
是非とも再訪せねば、と思っておりまして…。

…なんてところで、本日はここまで。
お開きの時間となっております。
また次回、明日にお目に掛かりましょう。
それでは、それまで。

ありがとうございました。

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気楽なところで、
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