2018/04/30
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気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
4月14日、松本市扉温泉桧の湯併設、かけす食堂にて。
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えー…出掛けていない場所が増えたんです。そうなのです。
何が不満ってンじゃあないのです。
行きたいのです。行きたいとは思っていても、
今は優先順位、最優先の行動があって、出掛けていないだけでして…。
野望として掲げていた東信の温泉開拓もそうだし、
大町にも出掛けられていません。
そりゃそうなんです。本来ならば近場であるはずの、
扉温泉・桧の湯にだって、出掛ける回数がグッと減っているのです。
何故か…と言うと、
「安曇野ハーフマラソン」に出場して完走するための、
トレーニングに走りに出掛けて行く、
時間を費やしてしまう、また疲れてしまって、出掛けられず…
…なんて日々がこの数ヶ月であります。
そんな中、故障をしまして…
僕も膝をやってしまったし、YOKOさんも足首をやってしまったし…
どちらも無茶をしたからこそなのですが。
だからこそ、「扉温泉・桧の湯」へ出掛けて行こうと言う話になった当日。
もちろん、お昼ご飯は併設の「かけす食堂」にしました。
こちらも久し振りになってしまいます。
本当、「どこでもドア」が欲しいばかり。
もしくは山辺をトレイルラン的に走るか…と言う考え方もあるにはありますが、
あの坂道を越える能力は、まだ備わっておらず…。
尊敬するラン友さんは、
峠を絡めて走る場合もあって、
だいたい峠の麓には温泉施設があって、セットになっている模様。
たいへん羨ましいです。鍛えねば…。
おっと。本題に入ります。
冒頭にも配置した「季節の天ぷら盛り合わせ」を。
このお値段で、この量はたいへんにありがたいです。
世に、女房を質に置いても初鰹…だなんて言いますけれども、
信州人としては、山菜を食べないで春を迎えられるか…ってところではないか、と。
桜も夏休みも、テレビに報道される世界、
都会の世界とは時期がズレてしまって、イマイチなところがあると、
子供の頃から思っております。
そうです「サクラサク」と言う時代の言葉も、よく分からなかったですもん。
都会にはない山菜。この天麩羅。
毎年、かけす食堂では提供して下さっていて、
量もあって美味しくって。
怪我をしたことは、良くない事だけれど、
こうして旬を逃さずに訪れることが出来た事だけは、良かったなぁ、と。
「干し林檎」の天麩羅も、ねっとり、ゼリー様の食感で風味良く、
とても良かったです。
この干し林檎を買って帰って、
茹で豚と共に頂いたり、中華系のサラダと合わせてみたり。
たいへんに使用用途が広くて、素敵です。
YOKOさんはいつもの「天然きのこうどん」で、
僕は気分で「野菜炒め定食」にしました。
ほんの少しですが、走ることによって痩せたので…
ほんの少しですけれど、以前よりも食に気を使うようになり、
ホルモン焼き定食より、こっちかなぁ…なんて思ってしまい。
野菜炒めですけれど、香ばしく量もたっぷりで、
物足りなさは、全然ありませんでした。
美味しく、しっかりご飯を食べられる。
炭水化物も抜くべきとか…色々あるとは思うのですけれど、
美味しい野菜炒めがあったなら、ご飯は必須じゃあありませんか。
かけす食堂の名物のひとつ、お漬物。
今回もバラエティに富んでいて、たいへんにそれぞれが美味しい。
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走りに出掛ける際、これから夏場になると、
時間が限られる様になって来ます。
朝早くか、夜遅くか。
そうなって来ると生活の時間帯がまた変わって来るので、
さて、どうなるかな…
早寝早起きが出来ると、
なんと、走ることも出来て、桧の湯に入ることも出来る!
…と言う一石二鳥の夢も叶うので…。
…はてさて、どうなりますやら。
2018/04/29
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
4月26日、イオン南松本店特設会場、信越麺戦記にて。
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前半戦は「3杯」と決めておりまして…
決めているからこそ、3杯目を悩みました。
どれも魅力的ではありますが、
特に食べたい、前半戦の最後の1杯としたら…
悩んでいたのは、「らーめん潤」か「武蔵家」か。
どちらも過去の麺戦記に参加されていて、どちらも、たいへんに美味しく味わって…
だからこそ、“また”食べたいと思うもの。
特に「らーめん潤」は、ストレートスープで通販も営んでおいでなので、
それでも良いかなぁ、とも思ったんです。悪くない。
そうして「武蔵家」を選んで、二兎追いかけて二兎も得る…だがしかし。
1杯目が塩と煮干と背脂、2杯目が豚と背脂…背脂づいていますよねぇ。
記憶を辿っても、「らーめん潤」は鬼脂だってあるくらいですから、
背脂を使ったラーメンの一極である訳で…
だったら、食べ比べをして楽しもうじゃあないか、と考えます。
先達て、先駆者たるブロガーさんの情報を頼りますと、
麺も形状だけ拝見すると、「らあめん元」のものに近い平打ち型。
より、互いの個性を見出せる…“麺戦記”と「戦う」と言う字が入るイベントに、
相応しいのかなー…なんて思い当たり、3本目の本ブログと相成っておりまして。
この麺に合わせて…なのかしら、もしかして。
記憶の中の味わいより、あっさりとした雰囲気に感じます。
いや、麺の印象こそ全体の印象を変えるのか…?
醤油の味わいも煮干の味わいも深くある、
玉葱が辛くて心地好い面もある…では全体に、こってりしているのか…
…と言うと、こってりと言う言葉はしっくり来ません。
あっさり寄りなんだと思えてしまう不思議。
そして、食べれば食べるほど、食べ進めるほどに、
そうした初手の感覚は薄れていって、自分自身にフィットして来るかの様です。
麺は少し柔らかめとして感じますが、
箸で拾っても、とてもたおやかな雰囲気があって、
しなった麺の重なりの中にスープをよく吸い込んでいるみたいで、
何とも言えず、ハマッている、具合の良さがあります。
肉増しにしたチャーシュー、YOKOさんも気に入っていました。
しっかり塩味があり、外側に香味の良さ、バーナー系で炙ったものではない、
塊の段階で焼き目を付けたり、オーブン焼きだったり…
香ばしさを増した手順がありそうな、とても好ましい雰囲気でした。
大判だったり、低温調理だったりするチャーシューが多くなって来た中、
こうしたベーコンのバラブロック状のチャーシューは珍しいかも。
30mm角の正方形然とした形状で、
箸で掴んだ際には、やや硬さを想像させるものでしたが、
噛んだ際には、とてもほぐれ良く分かれて行きます。
スープに内在する煮干の風味。苦味。
これが何とも言えずに旨いと感じさせる構成の妙。
YOKOさんは海苔の芳しさも、煮干と共にとても良いものだと言っていました。
自分は玉葱…食べれば食べるほどに、
シャキッと辛くて、美味しくてたまりませんでしたね~!
最近、新潟の大学に通ってらしたお客さんとお話しましたが、
ラーメンが県民性としても大好きな土地柄、
やはりお詳しくて、「らーめん潤」の系統のお店を、イチオシして下さいました。
それが分かる、美味しい1杯が嬉しい。
「好きだなぁ、潤。好きだなぁ、背脂煮干の1杯!」と思う訳で。
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そうそう。
今回、4月19日ぶりに出掛けてみて気付くのですが、
全てのブースではないにしても、
ブースに「注文口」と「提供口」がハッキリと明示されていました。
まずは注文し、
次いで提供口に移動し、列を成して並ぶと言うこと。
しっかり掲示された事によって、とても分かり易く、
自然と客側に規律が生まれた様に思います。
忙しい時…食券担当の方がブースを離れずとも済むので、
そうした部分でも効率化された様に見え、改善が為された様に感じました。
そうですよね…
トッピング注文の際、小銭があるとは限らずに、
注文、釣銭手渡しなどしていると、行ったり来たりでたいへんそうでした。
東京や全国各地でのラーメン系イベントのみならず、
肉系、B級グルメ系含め、そんな風な対策がされる様になっているのでしょうか。
この「らーめん潤」のブースに至っては、番号札まで手渡して頂きました。
これだと、いざと言う時…列の長さにも寄るのでしょうけれど、
お子さん連れなど、列をどうしても離れなければならない時、
安心を得られる様に思います。ラーメンの味だけでなく、
そうしたご配慮も、とても素敵なことではないか…と感じました。
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前半戦はここまで。明日からは後半戦が始まります!
そうなんです。
このメニュウは今日まで!本日29日までですよー!!
2018/04/28
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
4月26日、イオン南松本店特設会場、信越麺戦記にて。
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1杯目の「らあめん元」の次、
共に「ここは食べたい!」と思っていたお店です。
首都圏のラーメン事情には、とても疎い私ですけれど、
このお店は、存じ上げておりまして。
…と言うのも、
数年前に、松本市・麺肴ひづきがラーメンの本に掲載されたんです。
「いや、そんなのしょっちゅうでしょう?」と思し召されること無かれ、
その本は、ラーメン店のスープや麺の製法を、
つまびらかに公開した本であって、
家での自作ラーメンを試している自分にとっては、
「専門店って、こうやって作っているんだ」と、
とても参考になる……なりはするけれど、
試すことができるもの、できないものがある訳で、
どちらかと言うと、業務店用読本とも感じられる一冊でした。
麺肴ひづき、麺づくり蒼空、拉麺酒房 熊人が信州からは掲載されており、
他にも何店舗か…
その中に「G麺7」さんがあり、特徴的な屋号ですもんね。
覚えておりました。
パッと見た時の印象は横浜家系の麺を半分にしたくらいの…
中太麺より少し細麺よりで、長方形断面のもの。
豚の旨み、醤油の旨みをよく拾って来る麺だと思いました。
特に醤油の匂いが強く感じられ、
また炊かれた背脂由来のオイルに包まれて、スルッと入って来ます。
スープを飲むと、醤油と脂のまろやかさが合わさって感じ、
麺をすすると、醤油の色がグッと濃くなる様相。
麺の味わいが瑞々しくあるとすら感じます。
そう言えば、並んでいる時に見えた奥の寸胴には、
豚の塊が、めいっぱい詰め込まれておりまして、
豚肉から…二郎系の様な豚の脂からより、
肉から取ったスープ、また味付けであると感じます。
ラーメンのウェブサイト「おいしかった!」でお馴染み、
nelさんが当日呟いておられて、知る事になるのですが、
広島竹原のラーメンを意識された造りなのだそうで、
なるほど、本場を食べたことはありませんが、
尾道系にも近い黒いスープ、
背脂が浮き、九条ネギの青さがビジュアルとして合致します。
豚の風合が魅力的で、
すき焼き的な豚、甘味、醤油の組み合わせとも異なり、
松本で言えば、駅前にあった「頂」、元町にあった「玄こつ」の豚感とも異なるもの。
いちばん近く感じるものがあるとするなら、
徳島ラーメンの現地のカップラーメン、
こうした豚フレーバーがあって驚いた経験があるのですが、
これに近いように感じます。
厚みある、旨みある構成に、ネギは栄えますし、
チャーシューもミシッとした食感のもので、味付けは濃くなく、
1杯の中で、特に淡白さがあって、マッチして感じられるものでした。
当日食べた3杯の中で、「どれが気に入ったかな」とYOKOさんに聞くと、
こちらを推していました。
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3杯目に続きます!
このメニュウ、明日29日までです!
2018/04/27
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気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
4月26日、イオン南松本店特設会場、信越麺戦記にて。
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さて、「信越麺戦記・Part 10」本編の前半戦が始まっています。
前半戦は29日までですので、琴線をチュルリと刺激致しましたら、
是非とも、会場に足をお運びくださいませ。
今日も一席、お付き合いの程を願っておきますが…。
えー…「4・26」で「良い風呂の日」…だそうで、
だから、夜は比較的空いていたのかしら…
…と、そんなことはないんでしょうけれど。
先達ての金曜日に訪れた時よりも、列の並びが少ない…
…なんて思った所、
いや、むしろ寒さが効いたのでしょう。
イオン南松本店のフードコート内は、しっかり混んでいました。
やっぱり、こうして県外の有名なラーメンを、
松本に居ながら味わうことが出来る…と言う事は、
とてもメリットがあるんじゃねぇかな…って思う訳ですわ。
この麺がとても特徴的でした。
ピロッとしているけれど、喜多方系のそれとも違うし、
しっかり断面が立っていて、
ツルッと入って来る所、喉越し、噛み応え…コシ、
全て均整が取れた仕上がりで、たいへんに美味しいです。
フィットチーネがいちばん近いでしょうか…
けれど、もっと気持ち良く、軽い食べ心地で暴れてくれる麺。
スープは煮干、背脂の風味がよく利いていて、
煮干も相当濃く入っているのでしょうけれど、
突出し過ぎずに、バランス良く、全体のまとまりを感じます。
余韻にガツッと煮干が香ってたまりません。
背脂って、プルプルとして柔らかいものを想像していたのですが、
プチプチと硬いもの。こう言う背脂もあるのですね。
今回、とても面白い事に、
この後の2杯も背脂を使ってらして、かつそれぞれ形状が違うんです。
それぞれが、丸い、角ばった断面の麺ではなく、
長方形や平打ちの麺でしたから、
言葉だけ拾ってパーツを謳えば似ているはずのラーメンなのですが、
ここまで個性的で違って来るのか…なんて思うと、
とても面白みを感じるものでした。
こうして一堂に会するイベントだからこその気付き、ありました。
この1杯、本当に美味しく感じました。
塩味であり煮干味であり。
苦味もあるけれど、苦味が骨格を作って、
軽さ、重さを変幻自在に感じさせてくれている様に感じました。
必食の価値、あります!
・
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ところで、この麺は「三河屋製麺」さんと言う、
東京・東久留米市の製麺所さんなのですね。
東京で暮らしていた若い頃、幸町に住んでいましたから、
割合、近い場所に…
…当時も製麺所があったかは分かりませんが、
こう、ご縁を勝手ながら感じてしまっていたりして。
あの頃、駅前の「和」とか、近場の「燕京」あたりで食べていたけれど、
もしかして、地元の製麺所さんを使っていたら、
「久し振りに東久留米の麺を食べる」なんて事になっていたのかなぁ。
まぁ、まぁ、分かりませんけれども。
さて、前半戦1杯目はこんなところで、ちょうどお時間。
おあと、支度は調っておりますが…また明日に。
それでは。
2018/04/26
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
4月14日、松本市、松本駅、四柱神社、アガレヤにて。
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今晩は、この一連の流れが良いじゃないか、良いじゃないか…
…と言うところなんです。4月に更新した「廣東」でのワンタンと似ていて、
この流れが、素晴らしいんで見て欲しい。お伝えしたい!…と言う訳でございまして。
落語を生で伺うと言う。
その直前に、蕎麦を手繰って…、
これも立ち食いと言う風情が良く、
落語会がお開きになったならば、一献、内輪の打ち上げを行うと言う…
情緒があり、風情がある…と言う、
あんまり言葉を重ね過ぎると、かえってシラケてしまう様な…
ですので、サッパリと、この三つのお楽しみを、申し上げます。
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松本駅に着いて、ゼロ番線へ。
落語会が18時30分から20時過ぎまでで、
ちょうど夕ご飯時、腹ごしらえをしてから向かうと言う、
これは通い始めてから欠かさずに過ごしており。
松本駅の立ち食いそばのひとつ。
「特上葉わさびそば」がYOKOさんのお気に入り。
僕は、きつねそばだったりなんだり気分でいろいろ。
当日は、トッピングネギ50円が売り切れていなかったので、
相性の良い「特上鴨そば」を選びました。
レトルトの鴨肉と脂がトッピングされるもので、
ネギ増し出来ていると、脂とネギが溶け合って食わせる。
昼から飲んだと騒ぐ旦那衆が居られて、
それはきっと花見か何かだったんだろうか…
兄貴分に、弟分。弟分は上機嫌で、うまいうまいと蕎麦をすすって、
騒々しくも行ってしまった。
電車が来るとも放送は鳴っていないけれど、
兄貴分は、ゆっくりと追い掛けないようで、先達を追い掛けて行く。
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四柱神社、ほぼ毎月…時に、2月に1度ほど、
古今亭菊生師匠の落語会が催されております。
根多出しされていて、
今回は三遊亭円丈師匠作、新作落語「悲しみは埼玉に向けて」、
古典落語「錦の袈裟」を演じられました。
円丈師匠は根多の数が自作の落語も豊富にお持ちですから、たいへんに多く、
一期一会に噺にお会いする事にもなり、
名作、代表作があっても、次の代表作が生まれますからね…
なかなかお目に掛かる機会がなかったりもするのです。
「悲しみは埼玉に向けて」
これを円丈師匠にお稽古をつけてもらっての菊生師匠、
四柱神社では初演と言うところ。
マイクスタンドアートを終演後に拝見すると、埼玉でした。
埼玉の県のカタチと錦の袈裟に登場する袈裟輪のデザイン。
相変わらず、とても見事なものです。
「悲しみは埼玉に向けて」
…これはある種の川柳川柳師匠の「ガーコン」、
三遊亭円歌師匠の「中沢家の人々」、
ご当人が演じない限り、ちゃんと伝わらない噺…であると思うんです。本当は。
菊生師匠は円丈師匠との間柄を交えながら…
ある音源で、古今亭右朝師匠が「ガーコン」を演じられる時に、
「お取次ぎですんで」なんて仰っておりましたが、
ただお取次ぎをするだけとも異なる、
円丈師匠の身の上を、上手に挟みながら、
共感できるところ、噺の筋として必要なところ、織り込みながらの高座でした。
土地勘がない人が聞いたら、お達しが無いタイプの噺だと思うのですが、
それは信州によくよくおいでの菊生師匠で、気遣いも重々されていた様に存じます。
…ご縁があり、
すごく行ってみたいお店「オステリア・ルーチェ」、北千住なんですよね。
1回の噺の中に、何度北千住と出て来たでしょう。
これを、あのシェフさん方が聞いたりしたなら、またお笑いも違っているのかなー…
…そんな風に思いながら聞いておりました。
この噺を松本で伺うと言うことは、本当に貴重な経験だと思います。
・
お開きになり、四柱神社にお参りを済ませて、
今日は打ち上げ、「アガレヤ」に出掛けて行きました。
YOKOさんは生ビール。
僕は、信州中野・勢正宗の純米吟醸無濾過生原酒“Spring Carp”をば。
春酒、花見酒と言うデザイン、桜色。
全体に軽やかに仕上げつつ、甘味をちゃんと称えた雰囲気でした。
他にも色々頂くのですが、
「先一杯」は、ある種の儀式のようでいて、
これを口にしたところ、「ほっ」と一息をつく所までが、
僕らの「落語を楽しむ夜」の様に考えたりなんかするのです。
ここからまた別の夜が始まって行きますので、
今日のところは、ここまで。
2018/04/25
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
4月5日、安曇野市三郷界隈、ゆいが三郷店にて。
・
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そんな訳で、ごく久し振りに…2年ぶりくらいに立ち寄った、
「ゆいが三郷店」、
当時、僕とYOKOさんは二郎系のビジュアルの、
「白狼」「黒狼」が気に入っていたのですが、
今回、卓上のメニュウには記載が無くて、
「期間限定っぽいし、仕方がないね」なんて話していたのですが、
テーブル席からでは、ほとんど気付き得ない、
奥のカウンターの上に、ズラリと“基本メニュウの他”があり、
知っている方は良いのでしょうけれど、
ほとんど訪れた事が無い僕らは…特に僕は、
「だったら、そっちも選択肢として考えたのに」…と言う心境に、
つけそばを頼んだ後に思ったものでして。
ともあれ、引き続き「白狼」がメニュウにあったので、
YOKOさんが野菜類目当てに注文。
ゆで野菜トッピングは「器に乗り切らない」と別皿になったのですが、
2年前とは器も変わっていて、乗ったんじゃないかなぁ…なんて思うところ。
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/2016122-431c.html )
参考に、こんな感じで盛ってもらっていました。
まぁ、こればかりは無理も言えないものですし。
スープは動物系の味わいが軽く、スープ全体もごくライトバランス。
塩や味は強めに入っている印象でした。
麺は硬めに茹でてあって、しっかりした食感が良く、
もやしは、二郎系定番の太めのもやしではなく、細身。
定点観測…と言うか、現状把握、出来まして。
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
4月5日、安曇野市三郷界隈、ゆいが三郷店にて。
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そんな訳で、ごく久し振りに…2年ぶりくらいに立ち寄った、
「ゆいが三郷店」、
当時、僕とYOKOさんは二郎系のビジュアルの、
「白狼」「黒狼」が気に入っていたのですが、
今回、卓上のメニュウには記載が無くて、
「期間限定っぽいし、仕方がないね」なんて話していたのですが、
テーブル席からでは、ほとんど気付き得ない、
奥のカウンターの上に、ズラリと“基本メニュウの他”があり、
知っている方は良いのでしょうけれど、
ほとんど訪れた事が無い僕らは…特に僕は、
「だったら、そっちも選択肢として考えたのに」…と言う心境に、
つけそばを頼んだ後に思ったものでして。
ともあれ、引き続き「白狼」がメニュウにあったので、
YOKOさんが野菜類目当てに注文。
ゆで野菜トッピングは「器に乗り切らない」と別皿になったのですが、
2年前とは器も変わっていて、乗ったんじゃないかなぁ…なんて思うところ。
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/2016122-431c.html )
参考に、こんな感じで盛ってもらっていました。
まぁ、こればかりは無理も言えないものですし。
スープは動物系の味わいが軽く、スープ全体もごくライトバランス。
塩や味は強めに入っている印象でした。
麺は硬めに茹でてあって、しっかりした食感が良く、
もやしは、二郎系定番の太めのもやしではなく、細身。
定点観測…と言うか、現状把握、出来まして。
2018/04/24
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気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
4月8日、塩尻市広丘駅駅前界隈、ふじ蔵にて。
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たぶん、「ふじ蔵」だったら、
あらかじめ出掛けた時に、
「次は何日に来ますから、これこれ出来ますか…」なんて相談をすると、
可能であれば、実現はすると思うのだけれど、
これは…もう1度、食べるチャンスがあるのかなぁ。
あると良いなぁ…と言うお話。
いっそ、「末広」の時みたいに自分で再現させようか、とすら考えつつあります。
豚肉にあまり旬がある…あるにはあるのでしょうけれど、
あまり意識して食べていませんから、
仕入れ先の特売だったり、もしくは気分だったり。
たまーに、「ふじ蔵」のメニュウに「豚の角煮」が載る時があります。
「豚の角煮」と言うメニュウは、和風と中華風とあると思うのですが、
どう思われますでしょうか。
もっとも、味付けの差で仕込めば、洋風だろうとカレー味だろうと、
限り無く出来るものですけれど、
何となく、自分はあっさり炊いた和風と、八角なども加えた中華風とある様に思います。
炊く汁の色合いも、前者は薄め、後者は濃いめ。
和風は焼いてからでなく、中華風は焼いてから煮込む…なんて所かと。
中国・瀋陽出身のおかみさん擁する「ふじ蔵」ですから、
中国料理のエッセンスが加わった角煮で、
醤油の強さはないけれど、八角の香が良いもの…になっています。
ええと、混乱する様な書き方で行けませんけれど、
食感は「ビーフシチュウ」の様だなぁ…と思っています。
ビーフシチュウの様で、それより繊維1つ1つにプルプル豚感のある豚の角煮。
ビーフシチュウ特有の肉の繊維感を思い描いてもらえたらなぁ、と。
おかみさんは言うのです。
「これ、汁も美味しく出来ているから、ご飯も良いですよ!」
…と。じゃあご飯だ。
乗せて、うん、旨い。想像以上だ。
塩気は強くないけれど、汁に含まれる豚味がたまらなく美味しい。
白いお米が豚オイルコーティングされて、本当に美味しい。
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・
この日、「温豆腐~辛味噌乗せ~」をいつも通りに頼んでいた僕ら。
湯豆腐ではないんです。温豆腐。
豆腐をお湯…昆布だし…芯に熱が通るくらいに温めて、
これもおかみさん特製の辛味噌を乗せて食べると言う、いたってシンプルメニュウ。
辛味噌が青、赤唐辛子が上手にブレンドされていて、絶品なんです。
「 …… 」
ふと、辛味噌の鋭くも旨味ある美味しさに喜んでいる僕ら。
角煮に辛味は付きもの。
何も、黄色いカラシでなくたって、合うんじゃなかろうか。
おもむろに、白飯、角煮の乗った茶碗に辛味噌を添える自分。
かっ込む自分。
言葉を失くす自分。
「 ……ッ!!! 」
喜びに打ち震える自分。
これが、本当に美味しかったんです。たまらなかった。
おかみさんが意図した組み合わせじゃないから、
次がいつ食べられるか…なんて発想になります。また体験したいから。
「豚の角煮にカラシ」ではなく、
「豚の角煮に辛味噌」と言う発想、僕にはなかった。
偶然テーブルの上にあったからこそ、こうして実現したけれど。
辛味噌もしっかり炒めた中で生まれているタイプで、
かなり辛いです。そりゃあそうなんです。中国らしい辛味の文化。
カラシは辛さもありますが、ツンと来る刺激が特徴ですよね。
刺激でなく、角煮に対して辛さでアクセントを付けて、食べようと言う。
これはたまらなく美味しい経験になりました。
今、やってみたいなー…と思うのは、
和風テイストであっさり、脂は落として炊いた所に、
白味噌ベースで胡椒柚子練り込みの辛味噌と、
やっぱりふじ蔵流に、青、赤唐辛子をガツンと入れた辛味噌と。
いやあ、夢が膨らみます!
豚の角煮に、更に美味しく食べる術があったんだなぁ、と。
是非、試してみたいと思います!
2018/04/23
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
4月20日、イオン南松本店特設会場、信越麺戦記にて。
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まず、これを言わねばなりません…ええ、そうですとも。
このメニュウは、
昨日、22日までの「麺友会祭り」にて提供されていたメニュウです。
今日からは「前半戦」のメニュウに切り替わっています。
「とんちき麺」が気になった方は、佐久市の「とんちき麺」へお出掛けを!
…結構、佐久の中心部にあって、温泉だったら、新設の「平尾温泉」が近い方ですかねっ。
100円ラーメンの企画だったり、
松本・寸八とのコラボだったり、新進気鋭のラーメン専門店さんだと思っています。
テレビ放映などでも拝見したことがあったので、
是非、1度は食べてみたいと思い、3杯目に選びました。
麺がとにかく印象的な1杯です。
「麺とび六方」と太さや形状は似ている様に感じていました。
オーション粉でもないし、味や食感は全然違うのだけれど、
スケールのイメージは、そんなかなー…と。
よく、硬さからも受ける印象で、
六方を「うどんみたい」なんて感じる場合があるのですが、
同様のサイズ感で、中華麺っぽく感じられる…そんな麺でした。
長さは特に長く感じました。啜っても啜っても終わりが見えない。
もしかすると手切りでしょうか。
もちっとして、ふかふかとして…
中華そばベースに、太い麺の構成は、僕も好みの部類。合致します。
ほうれん草は増したものの、ほうれん草がある…って、
中華そばの雰囲気として、好ましく思っています。
そればかりがラーメン、中華そばの古式ゆかしい定義ではないけれど、
塩尻「末広」も同様だったし、何だか良いなぁ、と。
スープに与える影響は微々たるものだと思いますが、
ネギ類以上に清涼感を与えてくれて。
醤油の雰囲気も立つ中華そば然としたスタンダードなスープ。
バランスの良い印象を受けるものでした。
・
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会場、注文をして受取口を空けるべく2歩、3歩、下がって待つ僕ら。
そのあと、オジサンが注文をする。
そのあと、オジサンは受取口直下で待つ。
そのあと、オジサンは、僕らが注文した1杯を受け取って立ち去ろうとする…
…と言う事があって。
イベントって、普段の店舗とは違うから、不慣れな所もあるとは思うのですけれど、
ちょっと…後味が悪い事が起きていました。
順番抜かしもいけないと思うし、
並ぶお客さんの捌きも是非、お願いしたいと思うものでした。
「ほうれん草増し」トッピングにしていなかったら、
たぶん「あ、俺ノーマルだから違うわ」と順番については、
オジサンが先だと思っていたっぽいから…。
ラーメンが仕上がるまで、僕らの前に入って佇むオジサンの背中を眺め、
「まさか、そのまま持って行ったりしないよね」
…そう思っていたところで、現実にお店の方は手渡し、オジサンは受け取り…
本当、面食らった出来事でした。
2018/04/22
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気楽なところで、一生懸命…と言うことでして。
4月20日、イオン南松本店特設会場、信越麺戦記にて。
・
・
いやぁ、昨日は終電まで…
飲み過ぎてはいないのですが、寝不足の方が問題じゃねぇかと…
遅く起きた朝は…ってヤツでございまして、
おはようございます。
信越麺戦記、麺友会は3日間、
つまりは今日までとなっておりますので、
どうぞ、ご興味をもし、幸いにも胸に抱いて下さいましたなら、
今のうち、22日、今晩までとなっております。
テレビ放映されておりますコマーシャルじゃありませんが、
まぁ、お急ぎ願えれば…と言うところ。
我が家のYOKOさんが非常に気に入っていた1杯。
感想を求めると、
「しろがねの美味しい味がするね」と言う。
はて、豚骨を使っていて…
普段の「しろがね」は鶏100%ですから、
流石に風味は違って来ているだろうと思って、自分もひと口。
なるほど、「しろがねの味」とはコレたるものぞ…と言う味わい。
豚骨系の匂いは余韻に少し。
スープの取り方なのでしょう。「しろがね」特有の旨味の抽出された、
濃厚だけれど、オイリーでなく、
舌の上に乗るスープ感がたまらない美味しさ。
「しろがね」の鶏コテ塩を豚骨に変えて…
背脂の甘さもまとめてスープに溶けていて、
玉葱の香も反発して、とてもサッパリ香る。
こりゃあ、旨いです。
日々、「しろがね」の鶏コテやつけ麺を好むYOKOさんが喜ぶはずだわ、と。
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僕はスープもさることながら、
鶏コテより、麺の特長が出ている…なんて感じました。
「麺がやたらと美味しく感じる構成」とは当日のTwitterに残した記録。
横浜家系の様な形状、食感ですが、
加水率が高いのか、プルッとした跳ねる食感が、
とても心地好いです。麺の味そのものが塩味の中に生きて旨い。
大盛り、替え玉…そうした想像をしてしまうくらい。
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上田の信州太郎ぽーく、もちもちチャーシュー、
これもとても気になっていました。
SNSなどで拝見しており、熱心に畜産をされておられるご様子。
( https://tarofarm.com/ )
知ると、やはり興味を抱きます。
だので、「増し」で行こうと決めたくらい。
「しろがね」の「中華」系にも豚肉の低温調理チャーシューは乗りますが、
比べると、より噛んでふかふかとした食感でした。
普段のものは、
もうちょっとしっかりしたグミッとした食感が混ざるかなー…と。
柔らかさ、キメの細かさを感じるものでした。
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イベント用の1杯ではありますが、
1杯に落ち着きもどこか感じて…「らぁ麺しろがね」らしさが、
「あの、しろがねのラーメンだから」と並んで食べるもの、
期待に、美味しさで確かに応えてくれる嬉しさがありました!
2018/04/21
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
4月20日、イオン南松本店特設会場、信越麺戦記にて。
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本当に、本当に…
本当に心から美味しくて感動しました。
待ち時間に厨房が目に入って来る訳ですけれど、
「蒼空」ロゴのいつもの器、麺茹で機の上で、ちゃんと温めてありました。
鹿ロース肉を真空低温調理したチャーシュー用…だけではないけれど、
すり下ろした山葵と酢橘が付属されると言う、
美味しさへの気遣いが、味わいに出ていました。
昨日、4月20日から始まりました、
毎年恒例となって、たいへんに有り難い、
イオン南松本店、特設会場で繰り広げられます、
ラーメンのイベント「信越麺戦記」、
期間中は出来るだけ、こうして「酒 宗夜・小盛り」、
いつもの時間より、グッと早い時間にお目に掛かって参りたいと存じます。
どうぞ、最後までお付き合い下さいませ。
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4月20日から4月22日までの3日間は、
「信州麺友会祭り」と題して、県内のラーメン屋さんの出店となっております。
本来ですと南箕輪の「麺づくり蒼空」は、
グランドメニュウの中にある「磯潮らぁめん」が食べられる事になっておりますが、
限定数30杯で、
今回食べて来ました「南アルプス中華そば」が提供されております。
麺戦記チケットに加えて400円。
高額と言えば高額に感じられますが、
この内容、美味しさだったら、お得感すら抱いております。
このお値段で、こんなに美味しいものが頂けるのであれば、本望です。大満足です。
2017年、限定メニュウで登場していた頃には食べる事が叶わなかったのですが、
もし、その当時に食べていたとしても、
今日、また食べたでしょう。すごく魅力的ですから。
また食べたくなっていたでしょう。僕は。
麺は、もちろん自家製麺で、
上伊那産小麦ハナマンテンを中心に県内産小麦、そば粉を配合した麺とのこと。
秋から冬にかけての蒼空名物、「鴨つけ」に似たコンセプトの麺に感じますが、
よりしなやかで、角が立ち、食感の良さと共に、
喉に落ちて行く流れの中で、麺の匂いもちゃんと生きていて、
すごく美味しいと感じていました。
スープは鹿の骨、アバラ部位のみを使ったもの。
初めての匂い、旨味に包まれたスープでした。
焦がしネギが見えますが、
どこかキノコ類をオーブンで焼いた様な…
そうしたフレーバーの良さが特徴的で、
エシャレットなどの香味野菜を使った様な…
事実はどうか分からないのですけれど、
洋風スープとして感じていました。
旨味の充実は凄まじいのですが、
麺と共に頂く中で、しつこさ、重さは感じられず、
旨味を、夢中になって頂く興奮にありつけます。
鹿の、鹿肉の風味と言うものは、
自身の経験として、
松本市神田にあった「洋食厨房Spice」にて、
色んな形で食べさせてもらっています。
ローストもあったし、リゾットもあったし。
ジンギスカン、羊肉にも特有の香がありますが、
同じ様に、
鹿にも特有の香がある…ただ、それだけのことで、
風味は個性、そのものです。
昔々は癖が凄くて臭いが凄くて…と言われた鹿も、
処理方法が確立され、食肉加工業者さんの奮闘によって、
美味しく食べられるものが出回っています。
うん…確かに10年くらい前に、
縄手通りにあったお店で食べた鹿肉は、
筋張って堅く、臭いも強く、あんまり美味しくなかったですもん。
鹿の風味、旨味に溢れていて、ただただ旨いです。
スープの方が鹿らしい味わいに溢れていますね。
鹿チャーシューは、柔らかく鹿の癖はあまり強くなく、
とても食べやすい、
鹿肉の強過ぎないアッサリした脂の良さを堪能できます。
写真だと分かり難いですが、
存外、厚切りにしてあって、柔らかいけれど、
しっかりと噛む、味が出る、そうしたカットになっていて、
絶品です。鴨つけ同様、増しをお願いしたいくらい。
煮込み肉の食感も独特で、味がよく染み込んでいて、
また食べると味をよく出してくれて、
盛りだくさんの1杯となっていました。
ご馳走さまでした!
本当に、素晴らしい美味しさ、堪能しました!
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