4月16日、厨十兵衛にて。


それなりにお高いので、「よし、頼むか」と鼻息が荒くなる。

でも、でもやっぱりウメエのだ。

肉の食感と脂の旨さ、噛みしだいて充実する心、栄養の味。

届けられた時の高揚感ったら、葱玉チャーハン級。ときめく。

「こんなに食べられないよ!」ってくらいたっぷり来るけれど、

あっと言う間に食べ尽くす、これ自然の摂理。



4月10日、晩酌にて。


上立香は、
白桃、カスタード、おしろい。

上品な香なのに、すごーく攻める味。強くぶわっと広がる。

膨らんだ味香と、キレは結構しっかりキレて行く。興味深い速度感。
膨らんだ部分がしっかりと残るんだけれど、昇華されて行く…
うーん!伝わり辛いかなぁ。どう伝えようか。
バドミントンで遊んだりしている自分たちなりの言い方になってしまうかも知れないけれど、
テニスボールで上にトスを上げるようなサーブがあって、
目で追うことが出来るトスの後に、
バドミントンのプロの選手の豪速なスマッシュが来る様な。
目にゆっくりの動きの残像がある段階で、駆け抜けていく…うーん、そう、
膨らみもキレも良いのです。うん、それが分かりやすい。

角のない厚味、押味が非常に良いな。
重厚だけれど、可憐。

いくつか「浅茅生」は飲ませてもらっているけれど、
山田錦がいちばん心地好く感じたかな。



東京の酒販店「革命君」さんより、お取り寄せ。





4月15日、木鶏にて。


その日は比較的涼しい日で、YOKOさんは冷えてしまうからと、
もりそばを回避して、温かいお蕎麦で。
昨今、個人的にお蕎麦屋さんのちゃんとした「かけそば」が、
もりそばを日常食とする信州人として盲目であり、
しっかり美味しいものだと遅れ馳せながら気付いた自分としては、
「両方とも試すことが出来るぞ」と喜んだものでした。

夫婦と言うものは、やっぱりどこか似て来るもので、
ふたりして「鴨南蛮的なもの」を意識していました。
そう、親子丼も有名なこのお店、カモでなくシャモであります。

ギタロウシャモのスープではなく、
ベースの温かいかけそばに、鶏肉を加えた仕立ての様で、こちらも上品。
淡く香る全体の仕立てでありました。





6月24日、Hop Frog Cafeにて。

松本市内の自家焙煎珈琲店、
CAFE THE GROVE、Hop Frog Cafe、High-Fiveの3店が主催するイベントに出掛けて来ました。
「A film about coffee」と言う映画を見て、
その映画の中に登場するルワンダのコーヒー、
それぞれのお店で同じ日に焙煎して、今日同じ時間帯に抽出したもの。
この飲み比べは、たいへんに興味深く、
そして、想像通りに味わいは異なっていて、
想像以上に、関心が湧きました。すごく楽しんで来まして、
その内容を、本編「酒 宗夜」にて書き記しましたので、
是非、読んで頂けたら幸いで…。

「 コーヒーの楽しさが、昨日より少し熱を帯びて続いて行く。(2017年6月24日・MCRG主催・Hop Frog Cafeにて) 」
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/2017624mcrghop-.html )

日本酒、ウイスキー、クラフトビールなどなど。
コーヒーも同様に、嗜好品です。
世の中、あってもなくても良いものかも知れないけれど、
あった方が、格段に人生を、快く楽しんで行く事ができるもの。



4月10日、晩酌にて。


常々、Twitterでは入手のたびに言っていることで、
そう言えば、この「小盛り」には書いていなかったと写真を撮影する。

本来はコーヒーの為に作られた、
朝日村・自家焙煎珈琲店シュトラッセの「くるみクッキー」、
これがウイスキーとたいへんに良い組み合わせ。
非常の美味しいと思っています。
きっと、コーヒーに合わせるために、
世に多く存在するクッキーとは、
少し異なる甘味や香ばしさの観点を持っているからこそ。

コーヒーもウイスキーも香を楽しむ要素が大きい。
これも目的に合っているのかもネ。

シェリー樽系よりバーボン樽系、
もしくは、ピートがしっかり利いたウイスキーとの相性が好みです。


何をするでもない、ダラダラとした、
持て余すような食後の時間を、
美味しく過ごす事が出来る魔法がかかった組み合わせ。




4月16日、厨十兵衛にて。


岐阜・射美・純米吟醸“槽場無濾過生原酒”

中庸、リンゴ系の香、甘味、スイートだけれど、後半に酸の盛り上がり。
提供時、温度が冷えた状態の爽やかさも伴う香と、甘味の重さのコントラストも良いのですが、
自分自身の好みとしても、
少し温度が上がって来たところ、ボディがグッと広がって奥深くなるあたり、
とても好ましいと思いました。酸がキッチリ屋台骨になっているのでしょう、
重さを感じさせる前に、膨らんで広がる感覚。
甘味で柔らかさの表現を感じるのに、印象としては巨人系の大きな体躯。


福島・会津娘・純米吟醸うすにごり“花さくら”

問答無用に美味しい!
YOKOさんと注文が重なって、もちろんレディファースト、
YOKOさんが選んだ会津娘を、そのまま飲んでもらったのだけれど、
これは自分でも1杯飲みたくなる…本当素晴らしい美味しさ。大好物。

花さくらも甘味が広がるものだけれど、華々しく、
舌触りにトロミも感じながらも、軽やかさも並行して持っている味わい。
奥の奥に、少しセメダインっぽい青々しい香があるけれど、
それもまた風に乗って爽やかさの演出に思う事が出来てしまうくらい。
どこかスパークリング系の日本酒、
例えば、信州長野・川中島幻舞の「ふわり粋酔」の様な、
そうした美味しさも感じさせてくれるものでした。




4月9日、アルセーバにて。


そんな訳で、すごく久し振りに「アルセーバ」に出かけて行って、
いちばんの楽しみは…記憶の中では、デザートだったんですね。
グラスに入っていて、例えばYOKOさんとふたりで行けば2種類あり、
それぞれお好きに食べて頂ければ…と言う事で、
中身もオリジナリティあり、とても好感を持ったものでした。

「ヨーグルトを使ったティラミスと塩尻産カシスを使ったオレンジの…」
グラニテか、ソルベットか…そんなひと皿。

3人で行って、3人とも同じもので…、ここは、この数年で、変更があったみたいで。



4月8日、厨十兵衛にて。


…売り切れることもあって、売り切れに直面したこともあります。
結構、取り合いになっていますかね。みんな大好きアジフライ。

広丘駅前の「ふじ蔵」で時期になると食べる事が出来て、
近年は、それで満足していたけれど、
また「厨十兵衛」のアジフライも、
「流石、大将殿!」と思うこと請け合いましょう!…と言うもの。

“あつで”が喜ばれるだろうアジフライ、
あえて…と思うのですが、“うすで”にしてあって、食べやすい。
スナック感覚すら抱くもので、香ばしい衣の風味も鯵の風味に負けないくらい。
それ故に、タルタルソースがよく合うんです。

普段は“あつで”のものに醤油を垂らして、
白身に醤油の香が立つ…それがアジフライだっ…って思うのだけれど、
脂の落とし方が、また異なっている様な印象で、
タルタルと一緒で美味しく、食感、風味が日本酒と共にあって、
「肴」になり得る仕上がりであって。

意地になって、醤油も試してみるけれど、
やっぱりお店の…大将殿推薦のタルタルソースとの組み合わせが、
いちばん美味しかった。

郷に入りては郷に従え…なんて言うけれど、
素直に、大将殿の世界観に浸った方が、美味しいものに辿り着ける近道と言うもの。




4月22日、白山にて。


とにかく、お蕎麦を食べたくなったら白山に行くし、
もう座る頃には、注文し終わっている様な感覚だし。

ただ、ずーっと気になっているメニュウがあって、
それが、「ラーメン」と「盛ラーメン」…
前者は言わずもがな、
後者はたぶん「ざる中華」とか、そんな感じではないかと。

「今日はラーメン」と思っても、
気が付くと「あ、400で」なんて口走っている事が多く、
今日まで食べて来なかったのだけれど、
neon_sainの旦那が、「300とラーメンで」と注文したらしく。

…「みやま」のおかげで、松本では「セット」文化が息づいているけれど、
「白山」でセットをやる所に、不思議と気づかなかった。

…と言うか、もりそば300gと言うのは粉の段階を言い、
茹でる前で450gのもりそばを言います。
これに醤油ラーメン、並々ならぬ量。自分でもギリギリくらい。
neon_sainの旦那、恐るべし。

麺量も結構多く…思ったよりたっぷりあって、満足感高いです。
しかも400円。チャーシューとか単価が高いものは入っていないけれど、
カニカマやナルトなどの心遣いが嬉しく。

いつか盛ラーメンも行かねば…と思うところ。

流石に、中華麺は自家製麺じゃあないよね?どうなんだろう。




4月8日、厨十兵衛にて。


香川・川鶴“新米新酒しぼりたて”

うん、美味しい。瑞々しく、パリッとした香味、
明るい酒質、苦味が少ない印象。
後味にミネラル感と米の旨味が残る様子。
どこか新酒っぽくない…なんて感じます。
新酒だからフレッシュで渋くて…なんてイメージで飲むと勿体無いと言うか。


福島・写楽・純米吟醸“播州山田錦”

YOKOさんに「どう?」と聞くと、
「うん、美味しいよ!」と即答。分かる。
たぶん、このボトルは信頼のボトル。
美味しくないはずがないんだって思い込むくらい。

少しもらうと、とてもエネルギッシュな旨さに溢れていてたまらない。
山田錦と言う酒造好適米の良さを存分に発揮させていて、
濃密さもありながら、オレンジの様な爽やかさも持ち合わせていて。

過日、須坂の新崎酒店さん協力のもと、
催された而今と写楽を呑み比べる会にて、
すっかり「写楽」の良さ、僕ら夫婦は理解しました。
「うらを返す」様な感覚。(2度目ってこと)
YOKOさんにしてみれば、立派なお馴染みさん。(3度目以降ってこと。吉原ことば)
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SakeSoja
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「酒 宗夜」で「サケ ソウヤ」と読みます。
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落語などなど趣味のお話。
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