鳥のお話をしたい。させたい。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2月10日、塩尻市免許センター近く跨線橋たもと、Le Perchoirにて。




YOKOさんに言われて気が付いたのだけれど、
「ル・ペルショワール」のことを、
「ルペルショ」と略しているみたいです。自分。
「ワール」くらい言えば良いのに、何故かちょっとだけ略しているみたい。



今回のきっかけはこのカフェオレ…ではなくて、
カフェオレを注文したYOKOさんとYOKOさんのスマホケースから始まったご縁。

我が家のYOKOさん、
子供の頃から大人になってしばらくまで、
文鳥と…ええと、僕自身が小鳥に詳しくないので、
小鳥を飼っていたみたい…って言い方しか出来なくていけませんが、
今でもその話をしますし、SNSで鳥の写真や動画を見ますし、
冬のふっくら膨らんだスズメを眺めるのも好きだし、
とにもかくにも、ワンコ、にゃんこも好きですが、
鳥もすごーく好きだ…と言う事は、日ごろ隣にいて分かる訳です。

iPhone にガラケーから変更した時にスマホケースも欲しいよね…
…なんて事になり、
時たまTwitterなどでは写り込んでいますが、
自分は自分に、「maruman」のスケッチブックを模したデザインを選び、
色々と探してみて、
YOKOさんには鳥のデザインのケースを選びました。
本人も気に入ってくれたし、愛用している…と、
そんな中で、
YOKOさんがインフルエンザで倒れた期間中に、
「Pokemon GO」でのヒンバス祭りがあり、
出掛けられないYOKOさんのスマホを持って塩尻駅に出掛けていたんです。
2時間みっちり、ダブルスマホ状態で取り組んで、
「あー、疲れた」と思って、
ル・ペルショワールに立ち寄って、
苺のショートケーキとシュークリームを頂いた日、
ブログ化してありますが、
ブログに書かなかった所が1点。

店主さんも、また鳥がお好きみたいで、
このスマホケースが目に入ったみたいなんです。
「鳥、お好きなんですか?」と。

「妻のものなんですよ」となり…
やっぱり、YOKOさんを連れて来なくちゃ!って思う訳で。



製菓の本が並ぶ本棚に、
小鳥の本も混ざっている事に気づいたのは、その後の話。



「ガトーショコラ」をお願いしておりました。

これはコーヒーに合いますね。
カフェラテにも合う。美味しいです。
当日の自ツイートから拾うと、


ほぐれ良く、伸びのあるショコラフレーバーがたまらないじゃん!
ベイクド感、火の入れ方が良いんじゃないかなっ!


…とのこと。

基本的に「チョコレートとコーヒーは合わない」論を、
未だに根深く持っている自分ですが、
それが、チョコレートの甘さだったり、オイリーさだったり…
様々で、安易な条件下において起きるもの…と理解して来ました。

逆を言えば、

「コーヒーとチョコレートを美味しく食べさせるお店は、良いお店」

…とも言えるのではないか、と考え始めています。

岡谷のてるてるぼ~ず、松本のHigh-Fiveと体験してきて、
このペルショワールにおいても、とても良い塩梅だと思いました。
ガトーショコラの焼き加減が、チョコレートの香ばしさとマッチして、
飲み物の染み込みが全体のバランスを調えてくれていると思います。

エスプレッソで合わせるならば、
例えば、生チョコ感に近いガトーショコラも良いのかな、と思うんです。
濃いガトーショコラの口直しにコーヒー…と言う組み合わせが苦手で、
ガトーショコラも美味しいし、コーヒーもコーヒーらしく美味しい…
それが好みなのだなぁ…と自己分析中でして。

…こんなに小難しく考えなくて良いとは思うのですが、性分でして。
あしからず。


店主さんとYOKOさん、小鳥のお話で意気投合していました。
嬉しそうに話すYOKOさんを見て、すごく嬉しくなりまして。

普段、僕の好きなものを追いかけまくっているせいか、
それに付き合ってくれているからか、
こと日本酒だったり字だったり、落語も…
YOKOさんより、僕がついつい喋ってしまう事が多くあります。
でも、小鳥の話だったら、YOKOさんが主役になることが出来るし、
心底嬉しそうに、同好の士との語らいに勤しんでいる…
「とても良い光景だなぁ」と思いました。

こう、YOKOさんと言う小鳥がピィピィ嬉しそうに歌っているみたいな。

そうそう、
既報ですけれど、
「ル・ペルショワール」はフランス語で「止まり木」なんですよね。

木に、ちょこんと小鳥が留まっているような。
そんな光景を、僕は見たのかなぁ…なんてところで、
本日はここまで。ちょうどお時間がやって来た様でして。

また明日もお会いしましょう。

それまで、それでは。

ありがとうございました。






まるで花束を食べるような。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2月22日、松本市駅前大通り、High-Five COFFEE STANDにて。




いやー、これを食べたかったんですよー!
見た目が、もう、食べたいって感じじゃないですか!



期間限定、数量限定…
今回は追加で作って貰ったと言う、
High-Five COFFEE STANDで楽しむ事が出来る、
チョコレートケーキ。

ルビーチョコと言う、
チョコレートだけれどピンク色…と言うカカオ豆を使ったもので、
上にクラッシュストロベリー、下にベリーソースが添えられているので、
そうした果実味も食べればするけれど、
主体は生チョコ+ホイップクリーム、もしくはムース、テリーヌ…
ううん、それら全ての要素を持つ状態になっています。

食べたことがある、既視感は誰もが持つと思う。
でも、この組み合わせ方は知っている人しか知らないんじゃないかな!?
…と言う食感。
生チョコみたいにねっとりとした舌触りなのに、
ムースの様に軽やかな香、くちどけを持つ、融合されている…
これは稀有な味わいだなー!と思いました。



今日はモルトっぽい香がすると言うコメントが気になって、
ケニアのコーヒーを選びました。
なるほど、トップノートの甘い香は、モルトを想起させますね。

「ピンクのランゴ・オ・ショコラ」は、
松本市高宮にある「ピッツェリア アルトパラッツォ」さんの手作り。
( instagram / @pizzeria_alto_palazzo_official )

大きさもあって、
「これ、濃厚とあるけど、どれぐらい濃厚なのかな」
…と、ちょっとばかり不安に思いながらも頼んでみましたが、
濃厚だし重さもあるし、
でも、めちゃくちゃパクパクとサクサクと食べてしまいます。

なんて危険な誘惑と言うか…魔性の味と言うか。
濃厚だけれど、すごーくスムースに、あっと言う間に頂いてしまいました。
いやはや、また食べたくなっちゃいますね。
ああー…
見た目でも惹かれるケーキですけれど、
食べた後は、もっと惹かれますよ。自分でもビックリするくらい。

美味しく頂きました…と言うところ、
本日は、ここでお開きとさせて頂きたく存じます。

また明日…は、Youtubeへの投稿動画でお迎え出来たら良いな。
今日、このあとの動き次第ですが、
新たに見つけた楽しみを、精一杯やってみたいと燃えております。

それでは、それまで。

ありがとうございました。




優しいをキミに。



気楽なところで、一生懸命…と言う事です。

1月26日、松本市緑町界隈、廣東にて。




えー…本っ当に色々ありまして。
色々あったんです。残念なのか好機なのか悩むくらい。
でも…でも、そうですね。
僕とYOKOさんの中では、とても前向きに捉えて頑張って行こう…
…そう考えました。
Twitterで拾った名言があり、

リツイートで回ってきた、おめが@PedkQさんのツイート。
精神科医の先生が言っていたよ…とのことで。

人間の悩み事は「未来への不安」と「過去への後悔」のどちらかでしかない。
「今」に集中する事で、不安も後悔も振り切る事が出来る、と。

もうひとつ、桂枝太郎師匠が大師匠の米丸師匠に会って伺った話で、

「人生は急いで走ると周りが見えないし転んでしまう。
 歩いた方が景色が見えるし楽しい。ゆっくり確実に」

「人生には分岐点がいくつかある。
 あっちを選んでおけばと後悔をしてもその道には穴が開いてたかもしれない。
 大事なのは妬まず悔やまず」

御年94歳の米丸師匠が見て来た価値観。孫弟子に伝える思いが垣間見えます。

不動産を探す事になったのだけれど、
SNSで、色んな方がお声掛け下さって、すごく嬉しいんです。
有難い。本当に有難い。
その優しさに報いる様に、前に進もう!…とブログのポリシーも少し変えました。

「必ず、食べ物の根多で1日1更新」としていました。
出来るなら、それを維持したいけれど、
最近、食べること、お出掛けを楽しむことが、
どちらかと言うと「ブログに載せるために動く」になっている…と、
うすうす感じ始めていた所に、
今回の出来事のおかげで、改めて立ち返る事になりました。

ブログの為に生きるならばまだしも、
元々は、お出掛けした、YOKOさんと楽しんだ記録としてのブログであったはず。

「YOKOさん、根多がないから、出掛けようよ」って、何だか変。

それは生業、仕事ではない訳です。
趣味だったはずなのに、拘束してしまっている。

出来るだけ、毎日更新は続けますが、
趣味の字を、書道的更新も挟んで行って、無理のない所を目指します。

で、そんなときに、この優しい味を思い出して。




インフル明けのYOKOさんが、緑町「廣東」に出掛けて行った時のこと。
復活の狼煙で、麻婆豆腐系か酸辣湯麺を選ぶと思っていました。

すると「五目そば」…優しい、ホッとする味を選んだんだなぁ…って。

僕自身も、ですが、
これまでに幸いインフルエンザを患った事がないんです。
だからこそ「予防接種って必要なのかな?」と思っていました。
掛かっても軽症化すると言う。
重症化、重いインフルエンザの脅威を理解していませんでした。
ここまで辛く、体力を消耗するものだと…
YOKOさんは体験から知ったことになりますし、
僕は僕で、YOKOさんの苦しむ姿から、何も感じない訳がありません。
ひとつの戦いがあって、戦いが終わって…
憩いを、癒しを求めることは、とてもよく理解ができました。



「廣東」の「五目そば」、優しい味わいです。

味が強いのではなくて、味わいが膨らむ感覚があります。

ラーメンを自作もするし…最近は携われていませんが、
家で料理を楽しくやっている自分にして、
ラーメンっぽいスープは作れるけど、
こう言う、飲み口にスッと柔らかく入って来て、
そのあと、ぶわああ、と広がる…広がるんだけど、
優しい基準は超えずに、インパクトにならずにって、
こう言う味こそ、とても難しく感じます。
先日ようやく出掛けられた「麦一粒」も、似た美味しさにあるかも。

ラーメンは基本的には最初から最後まで、
ちゃんとインパクトある美味しさが、現代のラーメン文化ですよね。

ずっと優しく、ずっとふくよかに、最後まで幸せに。
そんな「五目そば」の味は、きっとYOKOさんの元気になったろう…
…そう感じています。



この日は「杏仁豆腐」がありました。
「廣東」の甘味は、その時々で変わります。
“本式の”と書いてあったかな、と。

読みも、僕らはつい「アンニン」と呼んでしまうけれど、
おかみさんは「キョウニン」と言うことが多いですね。
ちょっと調べてみると、
なるほど、「杏仁」はすなわち、杏の種子の核を指し、
漢方にも使われる、高価な素材だと分かります。
中華街でも本式の「キョウニン」と、
簡易式…ミルクやアーモンドエッセンスなどを用いたもの、
「アンニン」と区別した…なんて投稿も見かけました。

つまりは「廣東」の「杏仁豆腐」は杏類の核を使ったもの…と言うこと。

コンビニなどでも見かける「杏仁豆腐」も、
軽いデザート、エスニックな風味で嫌いじゃありません。
むしろ、それはそれで好きな方です。

「キョウニン」版は、やはり風味が違います。
コンビニスイーツを「スタンダード」として知っていると、
「ちょっと風味が違う?いつもと違う?」なんて思ってしまうかも。

でも、食べ進めていると薬膳としても価値のあるもの。
風味の優しさの中に香るキョウニンの味わいに気付きます。
ひっそり、滋味ある風味を体験すると、気づくことが出来ると、
「良いもの」として頂くことが出来ると思います。
ごく、さっぱりと食事を仕上げることが出来ました。





…と、本日はこんなところで。

これからも出来る限りは精一杯…
気合を入れ過ぎても疲れてしまっていけません。
その強過ぎる気合は、読んで下さる、
こうして足を運んで下さる皆様に重く伝わってしまうんじゃないかな…
…そう思ったりも致します。

気楽なところがよろしいんじゃないか…てンですが、
一生懸命、申し上げることにしております。

古今亭圓菊師匠の言葉ですが。
そんな意味合いじゃあないのかなー…って想像して。

さて、本日はここまで。
ちょうどお時間となっております。

また明日は、また明日の根多をご用意してお待ちしております。

どうぞ、それまでお元気で。

ありがとうございました。





YOKOさんとのティーパティーが楽しい。
軽食メニュウがあるとなれば、また出掛けたいぞっ!



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月27日、松本市波田界隈、A+!(アプリュス)にて。




えー…
時系列が前後する……そんな事は、当節こちらではお馴染みでして、
明日は明日で、昨年の内容をまだしつこく更新しますが、
これが、とても自分自身、心の置き方としては大切で…
書いておきたい内容なので、お付き合いを頂きたく。

今日は、ちょっとだけ戻るんです。
YOKOさんが苦しんだインフルエンザ明けのお話。
どうしても外ご飯を楽しんで欲しくて、
新村「松花」へ出掛けて、もう1軒のお付き合いをお願いしました。
とにかくインフルエンザの猛威が酷く、
随分、消耗してしまっていたので、
僕自身が、YOKOさんの笑顔、安楽さを求めていたくらい。
落ち着くことが出来て、ホッと温かいもの、温まるもの、
新村から近い場所…と来て、浮かんだ場所が「アプリュス」でした。

紅茶のお店、紅茶だとポットに入って来て、
数杯、美味しさを楽しむことが出来、
コーヒーとはまた違った、素晴らしい香の世界に浸る事が出来る。

冒頭の写真は、「ナガブロ」の新着情報だったり、
ヤミツキマツモトさんの「ヤミツキアンテナ」だったり、
サムネイルが掲載されて、それを見て足を運んで下さる事も多いだろうから、
キャッチーなものを選ぶ様にしていますが、
今日は、YOKOさんが少し元気になってくれて、
一緒に出掛けてくれて、お茶を一緒に飲んでくれて…
それが嬉しかった思い出なので、
「あぁ、元気になってくれて良かった」と心から思った瞬間を切り取った、
そんな思いの写真だったので、採用しました。



僕は、ずっと興味がありながら飲んだ事がなかった
KEEMUNE(祁門紅茶)、キームンを選びました。

世界三大銘茶、
インドのダージリン(Darjeeling)、
スリランカのウバ(Uva)に並ぶ、中国紅茶。

最初はLAPSANG SOUCHONG(正山小種)…
ラプサンスーチョンを選ぼうとしていたのですが、
ちょっと怯みまして。次回こそは飲んでみたいと思うのですが。

YOKOさんは、スリランカ南部、Kelani(ケラニ)茶園のもの。
ミルクティにてお願いしました。
100円増しにはなりますが、
茶葉2倍、ミルクたっぷり追加で100円なので破格のお得さ。

香の良さ、特別さを楽しんで欲しいと思ってしまっていたから、
キャッスルトンなど高級な茶葉をYOKOさんにはオススメしましたが、
カフェラテ、カフェオレをよく頼み、
ミルクを好むYOKOさんらしいチョイスは、
この訪れたお茶会を真剣に楽しんでくれている様にも感じました。

キームンの感想をTweetしていて、それはこちら。


キームン、美味しいなぁ。エレガント。
もしかすると…いや、色々あるんだろうけれど、
よりスマート、爽やか、水の美味しさ…と言うか、
流れる様な飲み口が、ものすごく好き。

ラストショットで、濃く渋く…なり切らない。
うん、だからこそなんだろうな、この美味しさ。
苦さのバランスが良いとも言える。

…と記録しておりました。
華やかな紅茶の世界、渋味もまあアクセントとして旨し…
そう思っておりますが、渋味を感じにくく、
とても爽やかで柔らかく優しい香味が、本当に好きになりまして。
同様に中国茶、ラプサンスーチョンとよく並べられて書かれているので、
そうした独特の香味があるんじゃないか、癖があるんじゃないか…
…そう思ってしまっていました。なんて勿体無い!
しかし、こうして出会えて良かった。
ダージリンも好きですけれど、キームンもとても好ましい。
こんな軽やかに美しい世界観を持つんだと、とても感心しました。

ミルクティーも、YOKOさんから少し頂きましたが、
とても美味しいものでしたね。
流石は専門店のミルクティだと思う事が出来ます。
とても華やぎ、トロッとした甘味を感じさせ、
飲み終わった後に、ミルクの風味が広がって、
香は紅茶の彩、存分に咲く印象でした。
飲んでいる最中も良いけれど、
飲み終わった…いや、ひと口ごと、口を離した瞬間、喉へ落とした瞬間、
その後の余韻…最中より、その後の一瞬、
それぞれがとても魅力的な爆発を持つ印象でした。



一緒に「ベリーのタルト」も。
しっかりした酸味とザクザク食感が美味しかったですね。




こうしてブログに書く際、ホームページを調べてみて、
また思い出したのですが、
私自身、「アプリュス」への印象って、
「紅茶専門店、自家製お菓子の店」で、
「喫茶店」ではないのかな…でした。
食事メニュウがあったり、コーヒーがあったり。
専門店の喫茶店だってありますが、
「紅茶とお菓子」がアプリュスへの印象。

カウンターのボードに、
この時にも「カレー」と書いてあったんですよね。

昨今話題の「松本カレーラリー」には参加していない様ですが、
「紅茶屋だからこそカレーです!」とあったら、
それは、とても気になってしまう訳で…
またYOKOさんを誘って出掛けてみたいな…なんてところ、
本日は、ちょうどお時間となっておりまして、
こちらでお開き。ちょっといつもよりバレンタインデーと言うことで、
もしか甘味過多であったやも知れませんが、
胸焼けなどせず、次回までお過ごし願えればと存じます。
それではまた明日。

ありがとうございました。





新たな〆のメニュウ。




気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2018年11月24日、松本市駅前界隈、信州ばんざい家にて。




えー…随分と前の日付でして…
けれども、是非とも書いておきたい内容と言うものはあるもので。
信州ばんざい家の発展的な…進化の一端を感ずればこそ、でございます。

結局、“書きたい内容”であっても、
ブログと言う旬を追い掛け続ける様な媒体にて、
こうしてお喋りをさせて頂いている訳ですから、
2019年1月、惜しむらくも体調不良で出掛けられなかったからこそ、
イマドキの根多を多く取り込むことが出来ていないからこそ、
こうしてお喋りする機会が巡って来たのかも知れないと考えると、
そうですね、全ての行いに無駄はないのかも…なんて思ったりも致します。

ブログを日々書いておりますてぇと、
「これは書きたい根多だぞ!」と思ってみても、
そうですね、2~3日も手を付けずに居りますと、
不思議と、勢いがしぼんでしまったりなんかするんです。
本当に、これは勿体無い。
かと言って、日々の暮らしもありますからナ、
即日、書くことも思い通りになりませんので…
こうして、ちゃあんとお喋り出来ると言う事は、
巡り合わせの妙なのでございましょう。

短い間ではございますが、しばらくのお付き合いを願っておきます。




2階にある信州ばんざい家の階段を上って行くとき、
僕は、たいてい「今日こそ、とろたく巻き寿司を頼むぞ!」と息巻いており、
その数時間後、たいてい「うーん、食べ過ぎた。とろたくまでいけない…」と、なり。

魅力的なお料理、酒肴があり過ぎるんです。
〆まで辿り着かないことばかりで。
未だに、「とろたく巻き寿司」を頼んだことがありません。

そんな中、メニュウにふと「手打ちそば」なるを発見しました。
おや、やっぱり松本駅前だから、
観光客の方にリクエストされて、置くのかしら。

「…お蕎麦なら、〆として食べたいな」

食べる第2胃袋はあるなぁ、と考えますが、
これって、誰が打ったもの…なんだろう。お買い物なのかな?

「あの、手打ちそばってどなたかが打って…?」

…と、ばんざい家の若い衆さんに伺うと、

「あ、店長ですよ!」と言う。

「あ、頼みます。ください」と、即答している自分。



そりゃあ頼みますとも。
そうです。ばんざい家の中の方が打った蕎麦なら食べてみたいです。

後々、忙しい時間帯が一旦終わって、
中野の若大将が顔を出して下さった際に伺うと、
市内のお蕎麦屋さんに営業前に勉強に出掛けて、こしらえた蕎麦なんだそうです。

非常に心打たれました。
我流も良いとは思います。
けれども、時間も限られるご職業です。
その中で最大限の効果を生み出すには、専門の職人さんに出会うこと、
その連携があると言うこと…いやあ、実に素敵なことだなぁ、と。

蕎麦はこわめで、僕は好みの味わい。
信州の蕎麦だと感じます。
何度も書きますが、「こわい」は信州弁で「硬い」であります。
しっかりと強く、噛み応えがあり、
もちろん細切りで喉越しも良いですから、
飲んで良し、噛んで良し。こう言うものが好きです。

何より、ツユとのバランス、調整感覚が、
流石は料理人さん、包丁人だと感じさせました。
蕎麦を見て、ツユを調えている感じなんです。

「まだまだ、修行中です」とご謙遜されますが、
いやあ、僕はこれからまた中野の若大将が打つ蕎麦、
定番として食べて行きたいですね。〆に呼ばせて頂きたいです。

「日本酒の〆に蕎麦」は、
「ぷるーくぼーげん」「よよぎ」で育った自分にとっては、
思い出もあるもので、世界最高の蕎麦の食べ方だと思っています。
それを、今後も食べられるなんて!

それから今日まで出掛けられていない…と言う事は、
さんざ申し上げておりますけれど、
うん、行きたくなりますね。本当に。
また食べに行きたいです。

今回の記事の日付から2ヶ月が過ぎますし、
蕎麦打ちは更に進化していると思いますしね。





「地物かぼちゃのかぼちゃプリン」

もうひとつの〆に、厨房内新戦力の旦那が仕立てた洋食メニュウ。
YOKOさんは甘いものがそんなに得意ではないので、
そうです。自分が食べたくて食べたくてお願いしました。



これもまた美味しかったですね。
舌触りは滑らかだけれど、野菜が入っている感触、
繊維感もほんの少しだけ感じます。
甘味の由来に南瓜の雰囲気が、しっかり感じられ、
濃さ、密度があるのだけれど、
卵やクリーム類で濃くなっている訳ではないので、
程好く旨い。
これもまた、メニュウの隅っこに書いてあるのだけれど、
もう、専用POPを作って掲げておきたいくらい。
現行のメニュウを把握しておりませんが…
…時たま、Instagramの「ばんざい家」さんのアカウントで、
メニュウやオススメが掲載されますけれども、
そちらなどで、旬の甘味もある様ですから、
四季時期の旨し酒肴を揃えるお店らしく、楽しみが歳時記となって、
実に楽しむことが出来ますね。

…と言ったところで、この日のお浮かれはお開き。
松本駅も近いですから、サッと電車道、巣穴を目指して戻ります。

また明日も、こうしてこちらでお目に掛かりたく存じます。
足でなく、目ですね。
こちらにおいで頂ければ幸いと言う事でして…。

それでは、それまで。

ありがとうございました。






カスタードと香ばしさの塩梅が良いんだ。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月20日、塩尻市免許センター近く跨線橋たもと、Le Perchoirにて。





「 YOKOさんのスマホを持って魚釣りに。 」


そんな日でした。
YOKOさんがインフルエンザに倒れた期間。
家で高熱に苦しむYOKOさんを置いて、外に出て来た訳ですが、
とても重要な任務を預かって出掛けていました。

まぁ、「Pokemon GO」…ゲームではあるのですが。

当日は、稀少な部類のポケモン「ヒンバス」のイベントがあり、
しかしながら、YOKOさんは外に出られない…
…と言う訳で、そのスマホを自分が持って近隣のポケモン狩りに出掛ける…
そんな日になり、13時くらいから15時くらいまで、
悪天候で傘を差しながら、スマホ2台を必死に操り、
ヒンバスと言う魚っぽいみためのポケモンを釣り、釣り、釣り…
何とか、レアなヒンバスを自分もYOKOさんのアカウントでも得ることが出来、
夢中になっていたら、疲れなんて感じないのですが、
15時のイベント終了を過ぎると、ドッと疲れが出て来るもので…
「ル・ペルショワール」に出掛けて行く、そんな一席となっております。

短い時間ではありますが、どうぞ最後まで、お付き合いを願っておきます。




よくよく考えると、紅茶もあるんだなー…とは、
「アメリカーノ」を注文した後、ちょっと思う。

お菓子、スイーツを食べるのならば、
甘いコーヒーや紅茶は、僕はあんまり好きじゃなくて。
カフェメニュウの華ではあるのだけれど、
甘いものを食べている時に、甘いものを飲んだりすると、
せっかくの甘さが重なってボヤけてしまうんじゃないかなー…と言う、
ちょっと面倒くさい、こだわりなんぞを持っているので、
何も考えずに「アメリカーノで」なんて言ってしまったのだが、
そう、紅茶も良いなぁと思いながら、
注文したスイーツがお化粧を施されて登場するのを待っていたりして。



「苺のショートケーキ」

食べながらメモ代わりにTweetしたものは以下の様に。


おっ、ベイクド感強い、軽い生地だ。
ミルク感強いクリームが沁みないくらいだけど、
ふわっと、別ベクトルの軽さで入って来る。
油断したら10秒くらいで食べられちゃう軽さだなぁ。イチゴの香りが良いね。


…とのこと。
全体的に軽いスタイルのケーキ…と感じます。
食べやすさにも通じることですが、
こと男性である自分にとって、油断して勢いが付いていると、
3口くらいで食べ切ってしまうのでは…と言う軽さ。
生地は様々なタイプがある訳ですが、
特によく焼いてある…ベーキングパウダーなどの多そうな、
よく空気が入った感のある軽い生地だと思いました。
クリームもバニラなどよりミルクを感じられるもので、
苺の香、甘味、酸味の方が、一歩、重みとして成っている印象。
とても印象的に苺の美味しさが光る構成でした。



よーく歩いて、カロリーを消費していると信じて、もうひとつ。



「シュークリーム」を。

苺のショートケーキは季節限定ですが、
「シュークリーム」は、きっと定番、レギュラー商品と思われます。

こんな風に記録しておりますね。


おっ、シュークリーム美味しい!
値段とサイズ感から、少し割高?なんて思っていたけど、
カスタードが良いね。
香ばしく甘みの立つ生地にすごく合っている。
プリンも気に入っているけど、やっぱりその辺りが得意なのかも。


…とのこと。
ケーキのお値段としては、違和感がないのですが、
100円でそこそこの大きさのシュークリームが、
コンビニなどでは販売されている中で、
比べるべきでないにしても、どこか「ちょっとお高め?」と思ってしまう…
けれど、食べてみれば分かりますね。
コンビニなどのクリームでは感じられない、
ごく美味しいカスタードの味わいが待ち構えていました。
「ル・ペルショワール」では、
前回購入したプリンが美味しかったので、
もしかすると、こうしたカスタード類がお得意…
もしくは、僕が好みの風合なのかも知れません。

ザクザクとしたタイプのシュー生地も甘味があり、
もちろんクリームも甘いのだけれど、
甘さのベクトルが別で、
生地の焼き香が両者を強調させて楽しませてくれるみたいで…
これは、とても美味しかったです。




色んな流れがあって、
YOKOさんはまだ「ル・ペルショワール」に出掛けていないんです。
早く一緒に出掛けたいなー…そう思わないではいられません。
雰囲気も、お店の方の人柄も明るく、良いなぁ…って感じています。

またYOKOさんの待つ家へ僕は帰るのでありまして、
本日は、ここでお開きとさせて頂きたく存じ上げます。

それでは、また明日に。

ありがとうございました。




「わたしの部屋」って、こう言うイメージなのかも。



気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

2018年12月4日、塩尻市免許センター近く跨線橋たもと、Le Perchoirにて。




ル・ペルショワールはフランス語で「止まり木」と言う意味です。
塩尻市役所近くの「mingle」も「混ぜる」と言うフランス語。
共に、フランス菓子を扱う喫茶店として、
最近のニューオープンは、「どちらに行こうか」なんて選択肢を、
塩尻駅前において、新しく与えてくれた様に感じます。



ル・ペルショワールの店内。

松本の伊勢町、器を取り扱う「知新堂」のビル内に、
雑貨屋さんで全国展開をしている「私の部屋」と言うお店がありますが、
何となく、その店名と同じ言葉が浮かんだんです。

イートインスペースの奥から撮影。
写真右奥が入口になります。
入ってすぐケーキのショーケースが迎えてくれます。
注文をし、先にお会計を済ませて、イートインスペースへ。

とても小さなお店で、席数はあるものの、
あまり大人数は向かず、落ち着く空間ではあるので、
ちょっとした憩いの場…なんてところでしょうか。
長居するよりは、本当、ちょっとした…そんなイメージ。

その分…と言うのか、
ケーキも飲み物もテイクアウトできるので、
交通の基幹となる国道19号線沿いのことですから、
フラッと立ち寄って、テイクアウトして続きは車内で…
…なんて使い方でも良いかも知れません。

おひとりで切り盛りされておられる様子。
注文したチーズケーキとコーヒーを出して貰ってからしばらく…
気を使って頂いたのか、
作業が厨房であったのか…そう言う事は分かりませんが、
フロアに、自分ひとりの時間があって、
日の入る店内、陽光の温かさ、うららかさ…
何とも言えない、心地好い穏やかな時間を過ごす事が出来ました。
その贅沢な過ごし方からして、

「あぁ、“わたしの部屋”のようだな」

…と。

店主さんからして見れば、いわゆる一国一城ですから、
もちろん「わたしの部屋」でしょうし、
訪れた僕らにも、その過ごし易さは「わたしの部屋」と言えるのかしら…と。

もちろんその名の雑貨屋さんとは関係ないんです。
何となく僕の頭の中で、リンクしただけ。





「チーズケーキ」と「アメリカーノ」を。
アメリカーノはエスプレッソをお湯で割ったもの。

後日、松本市城山公園「憩の森」に出掛けた際に、
マスターさんから伺って知るのですが、
海外では、ハンドドリップもあるけれど、
多くの飲食店はアメリカーノスタイルで提供される印象があると言うんです。
エスプレッソの名前の由来がエスプレッソなだけに、
より生活に根差したコーヒーの現場では、
より手軽に、アメリカーノスタイルなのかなー…なんて思わされます。

当日のTweetを振り返りますと…


塩尻・ル ペルショワールのチーズケーキ。
ライトでホロホロとした食感。
口の中で溶かす様にしてほぐすと、そのホロホロが崩れて、
広くめいっぱいにチーズの風味が花開きます。

そこに軽さのあるアメリカーノが染み込んで行くカタチ。
ゆっくり口の中を楽しむタイプのチーズケーキかな、と

タイプとしては、
チルアウトスタイルのチーズケーキに似ている。
チルアウトの方が密度がある。
こちらの方がベイクド感があり、
水分がやや少なめ(だからこそ、ベイクド感生きる)不二家や、
コンビニ系のベイクドチーズケーキと比べると、
お菓子っぽさ、イージーさは後者だけれど、飲み物との相性は圧倒的前者。

コーヒーの質の差…なんだろーなー。
もちろん、表現方法そのもの。
個人的比喩表現のコーヒーとチーズケーキの
ミルク飽和感は起きなかった。
ただ、チーズケーキの粒が広がって行く、
満たされるところは気持ちが良い。
きっと紅茶でも同じ反応をする。温度もあるのかも。

…と言うもの。

「アメリカーノ」は、記憶にある限り初めて。
お湯で薄めるのだから、味が薄いのかなー…
…なんて、ついつい思ってしまったのだけれど、
そんなことは全くないですね。
普段のコーヒーとは、
また違った風合で、スッキリしている印象です。
日本喫茶文化の中にある「アメリカン」とは別のもの…ですよね?

本当は、ケーキ1つとコーヒーで過ごすだけ…
そう思っていたのですけれど、ショーケースはいけません。
1度見たら欲しくなってしまいます。
お菓子の可愛らしさは、誘惑が強いですね。

「全部、ひとつずつ!」

…と言いたい所ですが、流石に食べ過ぎになってしまうので、
グッと我慢、そして厳選。
結果、シフォンケーキ、ティラミス、プリンをひとつずつ購入…
それでも、ちょっと多いですかね。
持ち帰って、食べるたび都度Twitterにメモしていたので、
そちらも書いて行きます。



「シフォンケーキ」

しっとりさともっちりさがあって美味しい。
諏訪・KINOより、玉子味寄りかな。甘味もある。

チーズケーキもそうだけど、
小麦の香ばしさが出ているスタイルがお好みなのかも。
KINOのあのアッサリさで満足感があるのも、改めて凄いな。



「ティラミス」

ほう、ちゃんと塩の入ったティラミスだ。量も適度。
バランスあり。濃厚さもあるけど、重たすぎない。
香も良い。洋酒感はひっそり。
その分、マスカルポーネ部が際立って良い。



「プリン」

カスタード的な要素、玉子的な要素で濃厚。
粉やオイリーさはない感じ。
バニラビーンズも少し。
カラメルは甘味少なめで、一緒に食べてちょうど良い塩梅。
カラメルが甘味>香ばしさタイプはちょっと苦手なので、これは好き。

季節のものを取り入れたお菓子も扱っておいでの様で、
そうしたポイントは「mingle」と似ています。
本当に…有難いことに悩む事が出来ると言うか…
「mingle」も気に入りですし、
「ル・ペルショワール」も、またとても良いお店ではないか…
そう思っています。売りとなるお菓子が、ちゃんと美味しい。

そうなって来ると、「mingle」とほぼ同時期にオープンした、
「ing-cafe」は今はどうだろう…と言うと、
先日、「いちご大福コッペ」で更新した通りで、
また面白さがあって良いのかな、と。

調べてみると、
平成27年7月の開業ですが「喫茶店 心花」と言うお店も、
実は塩尻にはあって、地元には愛されているみたいで…。

益々、塩尻とカフェの関係は面白くなりそうな…
いや、僕自身が楽しんで行くことが出来そうな…
そんな心持ちがしておりまして。

さて、こんなところで本日はお開き。
ちょうどお時間となった様でございます。
また明日、別の噺にてお目通り願います。

それまで、それでは。

ありがとうございました。




すわ、「天才かよっ、もうー!」…と思ったりとか。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

12月22日、塩尻市駅前界隈、ing-Cafeにてテイクアウト。




世の中には、「いちご大福パン」なんて言うものもあります。
柔らかい白パンの中にあんことイチゴを包んだもの。
更に、あんこのまわりに求肥を加えたもの。
発想として、無いことは無いのだろうけれど、
やっぱり「包む」と言う根底は、基本的に崩せないのかな…
…そう思うんです。

「コッペパン」を、
主役にした「ing-Cafe」ならではの発想だと思うし、
出来ないことも創意工夫で達成すると言うことは、とても素晴らしい。



コッペパンをカットして、
低糖こしあん、クリーム、いちごと求肥をサンド。
いちご大福の要素は全て含まれていますね。

いちごが市場に出て来る時期にこそ、
「いちご大福」が美味しい季節…と言う訳で、
小さめカットのいちごではありますが、香高く、
クリームとの相性も良く、
何より、柔らかいコッペパンの塩気と香ばしさが、
全方位、具材を美味しく食べさせてくれて、
普段のサイズ…それでもボリューミーなのだと思うのですが、
あっと言う間に食べ切ってしまいました。
こりゃあ、一緒に「エクレアコッペ」も買って良かったかも…
そんな風に思うくらい。
ちゃんと、あんこも美味しくて磐石でした。

男ひとりで出掛けて、
instagramで一目惚れした「いちご大福コッペ」だけを買って帰る…と言う所作に、
珍しく気後れをしてしまい、
目に付いた…
「焼きそば…あ、違う!ナポリタンだ!?」と驚いた、
ナポリタンコッペも一緒に購入しましたが、
これも、かなり美味しかったです。
ベーコンの存在感も強く、焼きそばの代わりに試してみました…
…みたいなアイディアではなく、
ちゃんと美味しい、酸味も程好くあって、肉っぽさもあって、
バッチリナポリタンしている味わいは、実に好ましい!

コンビニとか、いっそ購買部とか、
そうしたところのチープなナポリタンを挟んだパンも嫌いじゃないです。
風情があります。

その懐かしい雰囲気もありつつ、またちょっと美味しい辺りが、
「良いところを突いているなぁ!」と思いました。美味しかった。




お店からの情報って、すごく大切です。
SNSで、マメささえあれば発信が容易な時代です。
お店から見て「いつものメニュウ」であっても、
知らない方から見れば、いつも新しいメニュウだし、
常連さんでも、実は知らない、食べたことが無い…
そんなメニュウもあったりするんじゃないかなぁ。
そう思うんです。
毎日、繰り返しでも日々を更新して知ってもらう努力、
とても良いんじゃないかなー…なんて、思ったりなんかして。

今回はSNS発信の情報から惹かれて訪れたので、
そんな話も折り込みながら…の一席。
ここで、ちょうどお時間となっておりまして。

また明日の更新となりますので、
どうぞ、足をお運びくださいませ。

それでは、それまで。

ありがとうございました。





無水調理の憧れ芋。



気楽なところで、一層懸命…と言うことですが。

11月16日、塩尻市塩尻駅前界隈、mingleにて。




えー…
山形村の「唐沢そば集落」で3軒、そば巡りをしたので、
お茶の時間に…いや、それだけじゃアありません。
何と言っても、Instagramを眺めていると、
新しいロールケーキが用意されているとのこと、
これは気になるではありませんか。
そう、「蕎麦4軒目」と「新作ロールケーキ」を天秤ばかりに掛けてみると、
重きは「mingle」であったと言う…。
歯科大への診察も控えていたので、
市街地に戻って来るにしても都合が良かった…と言う事も理由のひとつ。

最近「mingle」では、このカウンターの座席が気に入っています。
入口に向かって伸びて行くカウンターのラインを基調に、
奥行きを確保=立体感のある写真を撮影できます。
こうしてブログに是非とも記録をしておきたい性分ですので、
写真に収めるロケーションは気に留めるべきもの。
奥行きがあり採光も出来ていて、実に良いんです。



本日のお目当て。

「焙じ茶とさつまいものロールケーキ」を。



宇治焙じ茶の生地とクリームの中に、
サツマイモの品種「シルクスイート」を用いています。
きっとクリームにサツマイモを練り込んだタイプではなく、
焼いたシルクスイートをクリームと共に成型したものでしょう。

パーツは3つ、
焙じ茶生地、いつも美味しい上品な生クリーム、シルクスイート。
生クリームをベーシックで、シンプルな風味で取り扱うからこそ、
実に、シルクスイートの良さが引き出されていたロールケーキでした。



合わせた飲み物は、あえてアールグレイで。

万能なダージリンはもちろん合うんだろうけれど、
焙じ茶の香と似てしまって、面白みを感じないのではないか。
アールグレイのベルガモットフレーバーだったら、
きっと相対する様にカップの前に立ち塞がって、
楽しませてくれるんじゃないか…と思いました。

それはアールグレイの清涼感が、
生クリームとべらぼうに合い、
またサツマイモの甘く豊かな香と対比して光るだろう狙いで…
これは大当たりでした。



割った写真で恐縮です。
ロールケーキの中のサツマイモは、こんな感じ。
舌触りにも強く密度を感じます。

当時、記録したTweetは以下の通り。


うはぁ、さつまいもの処理完璧じゃん…
和菓子でも、ここまでナチュラルに、
美味しく芋に熱を加えたものって、見ないぜ…!
そのさつまいもの香がクリームに移り、ほうじ茶生地と更に合う!


…とのこと。

サツマイモのクリームではなく、
サツマイモを軽く練って成型したものに感じます。
もしくは練ることなく、
ロールケーキに用いるために、
オーブンで焼いたサツマイモを棒状に整えて、
巻いたもの…と思うくらい自然なイモ感。

蒸す…その加減は蒸気だからこそ案外難しく、
きっとオーブンで加熱したものだと思いますが、
適度に水分が飛び、味わいは凝縮され…実に感動しました。

自分でもオーブン料理を行うのですが、
加熱が足りないと、硬かったり甘味が出なかったりしますし、
加熱が多いと、水分が飛ぶから硬かったり、食感に滑らかさが消えたり。
絶妙なバランスが必要で、
茹でてしまえば、ある程度均一に火は入るのですが、
湯の中に風味も栄養も抜け出て行ってしまうので、
この美味しさから「必ずやオーブンだ!」と感じています。

無水調理ってヤツですよね。
とうもろこしも、この作り方がベストだと思っています。
茹でるより、電子レンジでも良いので、
サランラップで包んで、“茹で”にならない様に。
トマトソースもトマトの水分を飛ばして凝縮させて作る方法もあり、
これは、実に濃厚に仕上がります。
上手な加熱でサツマイモの味わいを最大限、豊潤に仕立てた印象でした。
これは、本当に美味しい。

厚みある甘味も深い、繊維質と蜜、糖度からねっとりしたサツマイモ。
これにふわっと軽い、滑らかで喉越しが良いクリームが絡み、
焙じ茶の生地は、その香ばしさから…
生地を焼いた小麦粉が焼けた香ばしい匂いと、
焙じ茶の芳しさと…その別ベクトルの香味たちが組み合わさるケーキ。

本当に美味しかった。秀逸でした。

「mingle」では季節のもの、旬をロールケーキで扱っているみたい。
もう12月に入ってしまって、はてさてメニュウにあるか分かりませんが、
それでも、美味しいお菓子はあるだろう…と言うところです。

本日のところはここまで。
ちょうどお時間となっておりまして。
また明晩、お目に掛かるかと存じます。
どうぞ、足をお運びくださいませ。

それでは、それまで。

ありがとうございました。





コーヒーのためのチーズケーキ。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

11月11日、安曇野市穂高温泉郷界隈、CHILLOUT STYLE COFFEEにて。






入って直ぐのテーブル席には先客さんがいて、
「どうぞ」と深く座る椅子に腰を下ろす。
左右に張り出している椅子と体がしっかりハマるものだから、
隣の席に座ったYOKOさんの顔も見えない。

景色としては、この青空。



山形村の「月と群青と珈琲と」で、
バスク風チーズケーキとコーヒーの相性の良さは、
僕の中では大きな喜びでした。

そんなお店の修行先…そう聞いています。
「チルアウトスタイルコーヒー」
調べてみると「CHILLOUT」は、
「冷静になる、落ち着く」と言う意味の様子。
「CHILL」には「冷」の意味があり、
ウイスキーの「ノンチル」、「ノンチルフィルティング」で、
どこか聞き馴染みがあったのだけれど、
今回の場合は「落ち着く場所」の意味合いが正しいだろうなー、と。



たっぷりのコーヒー量だったり、
メニュウのカタチ、しつらえだったり、
使われている珈琲豆だったり、
よく似ていると思います。
流石、修行先。

チーズケーキをお願いしましたから、
だったらきっと、
ナチュラルのコーヒーとの相性が良かろう…
それはチルアウト→月と群青と珈琲と…との関係性から、
想像できたので、
「是非に」と、YOKOさんには選んでもらったコーヒーはこちら。

エチオピア・イルガチェフェG/3ナチュラル
シティロースト(中深煎り)
アビシニカ種(エチオピア原種)

僕は…飲み比べるならば、
イルガチェフェのウォッシュトだろうとは思いながら、
あえて、別のニュアンスを求めて、こちら。

コスタリカ・エルパス エル・レオンシオ ブラックハニー
カトゥアイ
フルシティロースト(中深煎り)

そして、チーズケーキもベイクドチーズケーキですが、
“リッチアンドモイスト”と付されています。
何だかシャンプーのCMで聞く様な名付けですけれど、
「rich」は豊かさですよね。
「moist」は湿り気、潤いを意味するのだとか。

ナチュラル製法のコーヒーとの相性の良さは、
バスク風で驚きつつ感動したそれに、よく似ていました。


口の中で、コーヒーチーズミルクが出来上がるみたいな感覚。


…と、当日のTwitterに記録投稿しています。
続いて、

忌憚無く言うなら、そのままだと硬い豆冨なんだけど、
コーヒーと合わせるとメチャクチャに栄える。
チーズケーキただそれだけで見てしまうと、味気ない。
コーヒーと合わせてこそ。

ナチュラルはホント、リキュールみたい。
チーズケーキでレア、ジャム、芳しさと広がりが半端ない。

コスタリカはブラックハニープロセスのもの。
こちらはスタンダードなチーズの合い方。
ただ、ベースの焙煎の良さがあって、
酸味のベースにチーズが吸着する感じで、よく合う。

…と、色々と記録していました。
ナチュラルとチーズの相性の良さ、安定感あります。
あまりに合わせて食べた時の塩梅が良いので、
デザートや洋菓子、お菓子としてスイーツとして、
楽しんで食べるケーキではないな…と思いました。
美味しくないって言うんじゃありません。
スイーツじゃないって言うんじゃない。

ケーキとしては美味しくないと言うより、楽しくないと言うか。
ここまでコーヒーとの相性が良いならば、
むしろいっそ、コーヒーとのペアリングのためにあるとも言える、
塩気や風味のバランスなのだから、最高に美味しい状態で食べようぜ!…
…と言う心持ち。

ナチュラル系のコーヒーとチーズケーキ、良き良きであります。

と、言うところで、本日はここまで。
ちょうどお時間となっておりまして。
また明日の出番となっております。
是非またお会いできますと幸い…と言ったところ、
それでは、それまで。

ありがとうございました。


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