2017/07/23
7月22日、廣東にて。
月替わりメニュウ「7月のオススメ」なので、
食べられる日は、あと少し。
五香粉の香高さ、
ほんの少し…
ニヒルな大人の笑みの様な苦味が、わずかに、
あっさりしたスープの中に見つけられ、
実に夏の暑さを冷ましてくれる味わい…なんて感じました。
夏は苦味が美味しいと僕は個人的に思っています。
野菜なら生のままでも、アクがあるんだろうけれど、
その苦味渋味が、食欲を掻き立てて、バテずに猛暑をやり過ごす、
縁の下の力持ちだって思っています。
一般に、五香粉(ごこうふん、ウーシャンフェン)は…
…って、日本の一般に馴染んでいるか、と言うと、
あまり馴染みがないと思います。
シナモン、クローブ、フェンネル、八角、陳皮、花椒などを、
混ぜ合わせた香味スパイス。
「お好みでどうぞ」と唐辛子粉が添えられました。
これも実に良い。
例年7月の「トマトスープそば」も、チリソースを加えて、
好みに合わせて行って、より美味しく頂きましたが、
この五香麺においても、
ただ辛さが増す…と言うだけでなく、
香味のバランスも変わって行って、香の感じ方に変化があり、
より美味しく頂きました。
唐辛子も辛味がもてはやされるものですけれど、
本来は香も良いものですもんね。
特に中華料理やイタリア料理のテキストを見ても、
唐辛子やニンニクなどは、
炒めて香を出してから使う…と言う所作は、
香の良さを引き出して使いたいと言う事ですから。
冷やした麺ばかりが夏の麺じゃないな!
…なんて思わせてくれる一杯でした。