6月10日、オールドロックにて。

昨日、飲んでから、ずーっとこのビールについて考えている。
面倒くさく、長く書くので、
そう、ここで読み終わる方がいても良いんじゃないか…と思う。
端的に感想を書き記すなら、

「U.S.パイント2杯、1リットル弱、ペロリと行けます」

「そんな美味しさです」

「オールドロック、タップルームにあるうちに急げ!!」

以上、3点であります。ホントにホントさ!
It's true! It's true! It's damn true!


(ちなみに、U.S.パイント=473ml)





最近、SNSなどで、また広告などで見かける、
ビールの言葉は、「ドリンカブル」じゃないかなーって思っています。
定義がある様な、ない様な言葉だと思うんです。
まぁ「飲みやすい」…と言う意味ですよね。
初めて出会った“ドリンカブル”が使われていたビールは、
僕らの場合、Snow Monkey Beer Liveでの、
静岡・ベアードブルワリーの「修善寺ヘリテッジへレス」でした。
「あぁ、これがドリンカブルと言うものか」と思ったものです。
とにかくスマートでスッキリ、飲みやすく、飲み応えもライトで、
何杯でも楽しむ事が出来る。
料理とも何でも合う…からこそ、何か特別なマリッジもないだろう、
でも、それこそが利点で、
賑やかなミーティング時にだって使えるビール。
そう言ったイメージ、用途を思い描いたものです。

考えるに、

「飲みやすい」と「飲み応え」と言うものは、

似ていて、でも相反するものであって、
「ドリンカビリティに優れる、ドリンカブルである」は、
このバランスが人々の味覚の個性によって異なる中での、
多くの人にハマることを目指している…そんな風に感じています。

自分は何でも難しく考え過ぎてしまうのだけれど、
YOKOさんは単純明快に爽快な発想をするので、
飲んでいる最中も、飲み終わって30分後も、翌日の今も、

「あれ、美味しかったなぁ。何杯でも飲めちゃう」

…そう思う、そう思い返している。この美味しさこそ真実だ、と感じます。

松本ブルワリーの「ローカルラガー」は、
アルコール度4%でありながら、飲み応えがしっかりしています。
最大の特長は、自分が思うに「苦味が少ないこと」でしょうか。

日本でも大手ビールメーカーが作る「ラガー」はあって、
それらは炭酸が強めであるからこその苦味もしっかり持たせたもの。

ローカルラガーは、
中程度のボディ感の中に、ホップの香が徐々に増大して感じられるもので、
フィニッシュから先に駆け抜けるホップ香が特に好ましいと思いました。

舌の味、喉の味、鼻に抜ける香。
この時系列の過ごし方のバランスが絶妙なんだと感じています。

僕らふたりと、一緒に卓を囲んでくれたふたりがいて、
4人でしゃべりながら飲んでいましたが、
全く障らない…お互いに次の予定があったから、
途中で、止まりはしたのだけれど、
何も予定が無かったら無際限に飲み続けられるテイスト。

苦味はきっとビールとしてあるのだけれど、
形成する要素のバランスが良く、感じさせない。

例えば、東南アジア系のビールは、水の様なスッキリさ、
喉越しが日本ビールより顕著で、
(だが、それがエスニックな香高い料理にドンピシャ)
水の特長に秀でていると思っています。

香の広がり方がナチュラルで、押しつけがましくなく、
炭酸の泡の中に、しっかり香が含まれていると感じられる舌触りで、
邪魔もしない、けれど、物足りなさもない。
チャートも五角形を綺麗に描くかと問われれば、
その通りではあると思うけれど、
チャートを目一杯覆う様なものではなくて、
控えめな数値。だけれど、他のどれより印象的。

相反する言葉を次々に思い浮かべさせるから、
そうだ、自分は悩みながら書いているに違いない。

「ドリンカブルだけれど、ドリンカブルと言う言葉にとらわれて欲しくない」

「まずは、まぁ、飲もうじゃないか!」

よくあるドリンカブルなビールは、
「とにかく飲みやすい、フレーバーがフルーツで飲みやすい、
 水の代わりに飲めちゃうくらい」と言ったニュアンスとした場合に、

松本ブルワリーの「Local Lager」は、

「ドリンカブルで飲みやすい。けれど、それだけではない」

“それだけではない”部分は、ホント飲んでみないと分からない。






松本ブルワリーの皆さんが、
どうして「Local」と言う名付けをされたのか、
それは存じておりませんが、
「Special」の対義語の様に個人的には思っています。
僕自身、英語の素地が少ないからいけないけれど、
「Local」はネット辞書では「地元、局所的な」と言う意味と出ますが、
こと今回に関しては、「定番」と訳したい様な心持ちを抱きます。

Craft Beerとして、松本ブルワリーとして、
数種類、ボトリングされている中で、
それら特別に用意されたボトルたちに対しての、
「Local」、生活に根ざす、いつもそこにある心地好さのビール。

そんな「Local Lager」と味わって感じました。










ところで、「Lager」ってドイツ語なんですね。
Wikipediaより。
知らなかった。

< 2017年06>
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