2017/04/07
3月11日・厨十兵衛にて。
メニュウを眺めた時に、
お刺身は当日頼むと、落語を聞きながらの数時間前に決まっていたので、
次いで、「あ、これが良い!」と思ったものが、
やっぱり「春」の字を持つお魚でのメニュウ。
サワラ、春を待つと言う時分には、どうしても惹かれます。
揚げ出し豆富や、魚の揚げ出し、美味しいですよね。
本当、特に思うのは、大将のダシ、ツユの美味しさ、塩梅の良さ。
魚によって、また豆腐だったら、
塩加減や甘味が絶妙に調整されていて、良いんです。すごく。
例えば、当日もメニュウにあった、
合鴨の治部煮だと、少し甘い感じ。
この鰆には少し塩辛い感じ。
でも、その分、火が入って多少は締まる白身魚の身に、
塩が染みこんで、ウマイんです。これが。
で、塩って甘味を引き出すことが、
例えば、トマトやスイカに振りかけても分かるのですが、
魚の身に潜在する旨味を、
ダシの香と共に引き上げてきて、
そこに揚げ物、衣の香…これももちろんツユを抱えていて、
そう、良い塩梅でした。魚の揚げ出しも好きだなぁ。
魚も良いものなんだろうけれど、
どうしても、大将の腕を誉めたくなっちゃう。そんな味。