2017/03/10
2月26日・かけす食堂にて。
YOKOさんがだいたいいつも頼むので、僕はしばらく頼んでいないのです。
スープをひとくちもらうと「ぬはっ」と嘆息が漏れます。
見た目だけじゃ伝わらないけれど、
このオリジナリティ、個性的な風合が、たまらんのです。
天然きのこは、その時々で異なり、やたらと旨味が出ています。
味付けしようとして出来るものではなくて、
自然の旨味でのみ再現可能な無敵のキノコだし。
豚肉や油揚げも一緒に炊いてあるので、
味噌ベースのスープは、こってりとしていて、これが「ぬはっ」ですよ。「ぬはっ」!
良い塩梅に口の中で熱く融けて、美味しい。
味噌ラーメン的な味噌の使い方でもないし、
見た目には白い系統の味噌だと思うのだけれど、
そんな単調な雰囲気でもないって言うか…どんな味噌を使っているんだって、
いつも想像できる範疇を超えているな、と思います。
こだわりのうどん専門店や、こだわりのラーメン屋さんでは、
たぶん食べられないんじゃないかな。
山辺の奥、扉温泉・桧の湯併設のかけす食堂だから、
山の恩恵を受ける場所の食堂だからこそ、この味。
たぶん、夏頃まではキノコストックが頑張れると思うので。
それを過ぎたら次のきのこの季節まで、お預け。