気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

10月7日、松本市緑町界隈・厨十兵衛にて。





このブログが更新されている頃、
僕らは気持ちだけは厨十兵衛を目指していよう…と言うところで。
その頃は落語を聞いているでしょう。
「居残り佐平次」と「田能久」の根多出し。
これは、なかなか良い取り合わせですね。
楽しんでいると思いまして。

最近、とみに思うのですが、
お魚のお刺身も好きなのですけれど、
お馬さんのお刺身が、何だかとても快いです。
脂の質が好みなのか…
何だかより、アッサリとして感じる様な、
それでいて、クニュクニュと歯に返す食感がたまらない様な…。
そう、何だかとても好ましくて。
メニュウで見かけますと、
お魚のお刺身より、僕の中では優先順位が高い様なのです。

日本酒にもすごく合うと思っています。
落ち着いた舌先の味わいは、日本酒の美味しさを強調します。

…きっと、落語会がお開きになったなら、
松本のどこかで一杯…と出掛けたりするでしょう。

今宵も良い夜でありますように。





気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

10月9日・塩尻市塩尻駅前・無奏天生にて。





「チロリンは霧の中に…」と呟いた頃合が、だいたい朝の6時くらいで。

用事があり、それはとても素敵な経験を間近で見させて頂く機会であり。
「百聞は一見にしかず」と誰もが言い、
その中で、「一見もせずは、全て空想の世界なり」とも思います。
それこそ、世の中には色んな情報が溢れている時代となって、
バーチャルリアリティ的に、
「ほぼ体験したかのような」状況、情報量を得られなくもありませんが、
同時に、得やすくなった情報の信頼度を精査しなくてはいけなくなりましたよね。

はてさて、こんがらがってとっちらかったUSBコードの様な禅問答に、
段々と近づいて参りましたけれども。

12時過ぎに、その体験が終わって塩尻市の市街地に戻って参りました。
途中、わかめラーメンの配給があったり、
こう楽しく過ごしていたのだけれど、
それでも、何か食べたいな…と思って、塩尻駅前の「無奏天生」へ。

限定メニュウもあるのだけれど、
でも、
こうした「ああ、素敵な経験だった」と、
小説を読み切ったような清々しい心持ちだったので、
今、いちばん食べたい、好きなメニュウをお願いしました。

「長野Komachi」のラーメン特集号にも大々的に掲載された、
「無奏天生」、名代「汁なし担々麺」のオリジナルバージョン、
信州らしい「味噌」を用いた「汁なし味噌担々麺」は、僕の大好物です。
より甘旨味が増して、非常に美味しく感じています。
これに「追い飯」ではなく、しっかり食べたく「ライス」でお願いし、
お供に「豚汁」をお願いしました。こちらは初めてお願いするメニュウ。

定食のお供にお味噌汁、贅沢なら豚汁…
そうした概念があると思うのですけれど、
だからこそ、今のこの気分に豚汁の旨さ、具沢山の満たされ具合。

「ああ、お疲れさま!楽しかった!」

…と心の底から、心の中だけだけれども、しかし張り上げて叫ぶ。

そんな思い出にも刻まれた、昼だけれど、〆の1杯でした。







店主殿が仰るには、
ノーマル版と味噌版、わりあい好みが分かれるそうなのです。
片方だけ食べた事があると仰られる方は、
是非、もう一方をお召し上がりになられることをお勧めします。
ノーマルはお好みの辛さで、
味噌の旨味を活かすためにも、
味噌版は1辛くらいで抑えて…がよろしかろう…とは、
いづぞや伺った話となりまして…。





気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

9月2日・大町市大町名店街・ハングリーボックス ユキにて。




私事に他ならないのですが、
健康のためもありまして、週に2回ほど休肝日を設けております。
1回は金曜日です。
麺曜日としていて、待ちに待ったラーメンを食べても良い日であります。
その為に休肝日。

その他に、もう1日、休肝日にしようと言うことなんですね。

さて只今、「今日のブログは、どの根多で書こうかな…」と、
物色しておりましたところ、金色の液体が見え、
折りしも、昨日が休肝日でありまして、
すでに、ムラムラとしているところ、いたたまれなくなり、
せめて書いて行こうじゃねぇか…と相成っておりまして。

9月2日、大町市で催された、
「北アルプス三蔵呑み歩き」の後半での写真。
ひとしきり蔵を回った後に、
YOKOさんとふたりで、
大好きなお店「ハングリーボックス ユキ」に出掛けて行きました。

イベントの打ち上げ…に近い心持ちでした。
三蔵巡って、お腹も空いて来る頃合に、
しっかりとご飯を食べながら、軽く飲んだりなんかして…
気楽なところが、やっぱり心地好く、
美味しさにはいつも夢中に…一生懸命になれますので、
本当、大好きなお店なんです。とても。

こうしてお酒と共に訪れる機会はなかなか無いもので、
普段頼まないメニュウを頼もうと、
メニュウブック、どん尻ページの末の数行にある、
「アルコール飲料とスナックの部」から、「ポテトベーコン」を。

こう、何とも言えない幸せな取り合わせ。

これを皮切りに、他にも色々お願いしておりますが、
また別の機会に。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

10月8日、松本市駅前大通り・Hop Frog Cafeにて。






その日、松本のイオンモールに初めて出掛け、
やっぱり服はお洒落なものが多いですね~。
YOKOさんの靴などを買い求め、ニコニコ笑顔が、たいへん好ましく。
疲れはしたけれど、意気揚々と…
今度は、僕の目的を果たしたく…と、カエルのお店へ。

アメリカにて買い付けてらっしゃった、
僕ら、お店を訪れる側にとってみては、
アメリカのお土産の様に感じるコーヒーの入荷の報が、
Facebookなど情報発信ページに掲載され、
矢も立てもいられず向かって行った…と言うところです。

「Barrel aged:バレルエイジド」

…と言う言葉は、時代の潮流の中にあって、
当然にバレルエイジドの世界、ウイスキーやワインだけでなく、
日本酒、焼酎においても、樫樽熟成は従来からありましたが…
こと、ビール、クラフトビールの世界で注目を浴びて、
世に出て来ていると感じています。
「バレルエイジド」って、口に出して話す様に、界隈では成ったのかなぁ、と。

ウイスキー樽、それもピートが利いた樽と触れ合ったビールは、
その成分を受け、本来のビールの香味にはない、
新たな世界観を僕らに見せてくれる…と感じています。

で。

カエルのお店の旦那方がテキサスで出会ったバレルエイジドは、
なんと「コーヒー豆」だったそうで。
生豆を樽熟成させ、焙煎したものが販売されていたとのこと。
これは非常に興味深く思ったものです。
「どんな味わいなんだ!?」って。
生豆で匂いをつけても、焙煎で飛ぶんじゃないか…とか、
想像するものは多かれど、
こればかりは、飲んでみないと…目の前に置いて、
体験してみないと、けして心持ちは昇華されないものですから。





…として、並べてみる、と。
「すごく香が良いんですよ」と教えて下さった、
カエルのおかみさんの言葉を信じ、
合わせて、ゲストコーヒーの中からもう1種を選びました。


【 テキサス州:PATTIS PLACE:バレルエイジド・スコッチ 】


「パティズプレイス」さんのスコッチウイスキー樽熟成のコーヒー。


トップノートは、マヨネーズ、酸っぱさ…とメモ。

特にカエルのお店は、通常、香の良いコーヒーが多いので、
ついついそのイメージ…器も同じものですから、
先入観ありきで鼻を近付けて、ちょっと驚く…と言うか。

飲んでみると、

味噌!
苦味、赤味噌、焦がした香、ゴム臭…とあります。
どこかお酒っぽさが漂う。
麦茶の雰囲気、しっかりとした苦さが追いかけて来る印象。
コーヒーらしいローストした甘味は、あまり感じない。
酸の雰囲気はあまり拾えず、渋さも突出なし。




【 テキサス州:PATTIS PLACE:バレルエイジド・バーボン 】


「パティズプレイス」さんのバーボンウイスキー樽熟成のコーヒー。


トップノートは、
しょうゆ豆、バーボン、麹、ニラ。
甘い香がすごく強い。カラメル感、ラム酒っぽさも。

飲んでみると、

アロマ、広がる!
甘く、リキュール感がすごく強い。
マラスキーノチェリーのニュアンス。
でも、どこか味噌っぽい。田舎味噌の様な風合。
口の中に広がる渋味が、とてもお酒っぽい。
コーヒーの世界の渋さ、苦さではない印象。

紅茶にバーボンウイスキーを落とした様な…
…と言う例えが、自分の中でどなたかに伝えるに、しっくり来る。

後味はしっかりとコーヒーらしさがある。
YOKOさんも、とても的を得た表現をしてくれていた。

「アイリッシュコーヒーみたいだね」

…と。
以前、「洋酒店 醇」で、
アイリッシュコーヒーのブラックを飲んだことがあるのだけれど、
お酒の風合が、よく似ている…と思う。
普通、ミルクを使って作るアイリッシュコーヒー。
それをミルクなしで試して、また味わいの差に驚いたものだったけれど。

アルコール、入っていなかったんだろうか。
「酔っちゃいそうだな」と、メモの終わりに。
そう、アルコールがとても入っていそうな風味が不思議な印象を呼び込みます。





【 テキサス州:River Bird Coffee:エチオピア・グジ 】


「リバーバードコーヒー」さんの、
エチオピア産グジと言うコーヒー豆をローストしたもの。


トップノート:
ミルクキャラメル、ナッティ、カシューナッツ。

YOKOさんは、フルーティで華やかとの感想。

すごくすごく、しっかりとした“美味しい香”と、ふたりとも感じる。
なるほど、おかみさんの仰る通り。
また、バレルエイジドと比べると、
では“コーヒーらしいか”と問われると、
焙煎の雰囲気を香に感じはするものの、それ以上に良い香で、
どこか…
特に僕は、もう少し深煎りにコーヒーらしさを感じる場合が多いので、
また「新たな香味感覚」とも思うものでした。

飲んでみると、

「うっわぁ、すごい。こんな香、コーヒーに感じたことない!」
…とメモの書き出し。

余韻はココア、渋味がちゃんとあって締める感覚のアフター。
膨らむ香は、キャンディ、ジャム、マーマレードの様な派手さ、華やかさ。
舌に感じる、含んだ最初の渋味は、紅茶の様で。
飲むと香の良さが立って、お湯っぽい…とも。ゆえの紅茶感と言うか。
冷めて来ると、強く酸味を感じます。酸っぱさ。






うーん、実に面白いです。
またコーヒーの新しい味わいに出会いました!

松本ロースターズギルドもそうだけれど、
味わいに差があると言うことは、
全て無限の可能性…だと思っています。
この3種、とても楽しみましたよ!!


…期間限定のコーヒー豆でしたので、
現在も提供されているか…は、分かりませんが、
カエルのお店、
Hop Frog Cafe、常時5種類程度の自家焙煎珈琲豆を取り扱っているハズですので、
美味しさには必ずや出会えるかと!


気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

9月23日、信州中野・中野陣屋前広場公園にて。


シリーズ更新の9番手。




肴の部、フード関連はこれにて全て…となります。

これ以上は興味はあったのですが、なかなか辿り着けなかったですね~。
まさに"食べ尽くせない”…充実のメニュウ、と言う所ではないでしょうか。
前回もラーメン、食べられなかったですし、
今回からは、カフェメニュウも拡充されていましたよね~!
回る胃袋の余裕があれば良かったのだけれど。

さて、ともあれ。





満を持して「屯」のブースに着くと、
既に「信州黄金シャモ串焼き」が売り切れ。
きっと数はかなり用意されたと思うのですが、
人気が仕込み数を上回った…と言う事ですよね。
至極残念。しかし、ならばと他のメニュウをお願いしました。






「信州牛の串焼き」

香ばしく焼き上げられて、牛の肉汁しっかり。





「きのこシチューde信州牛の煮込みハンバーグ」

見た目以上に感動のある料理だったのですが、
たっぷりのシチューに、すっかり埋め尽くされて、
写真で美味しさが伝わる…
…伝わらないかも知れないので、しっかり文章で書きたいと思います。

シチューはサラッとした食感のものでしたが、
味は実に濃密な雰囲気。
ミルク系の風味よりも、キノコ由来と思われる芳醇な香が強く、
旨味に満ちていました。
ハンバーグも結構な大きさのもので、
肉汁とも煮込まれてシチューベースが染み込んだとも感じる、
ふかふかとした肉感、柔らかさと共に、
液分汁分を十二分に堪能できる仕上がりで、かなり美味しい。

これ、憧れと言うか…
煮込みハンバーグの典型って、たぶんデミグラスソース、
茶色いタイプであって、
シチューでの煮込みは既存でこそあれど、
珍しいタイプなのではないかと思います。
だので、美味しかった事もあって、
つい先日…10月15日のお夕飯に仕立ててみたのですが、
美味しかったけれど、理想とは異なる結果でした。

ハンバーグ、思ったより味が染み込み難いし、
柔らかくならない、煮込むことで、身が締まってしまう…
そんな風に思いました。
簡単に出来そうだ、と思ってしまったけれど、
この時、信州SOULで食べた味わいには、自分の実力は程遠い…
「すごいな!」と思う訳です。

油加減や塩分濃度などの調整もありそう。
元々、ハンバーグは焼いて食べる用途に手ごねで作ったもので、
ミシッとした食感ではありましたが、
もっと、「屯」みたいにスープを含んでジューシーなものになると思ったのですが。
いやはや、脱帽の美味しさでした。


「屯」さん、ホームページはこちら。
会場となった陣屋広場公園から近い位置に、2店舗で営業されているのですね。

http://www.tamuro-one.com/ )




さて、あとはお酒関連の記事が2件ほど続きまして、
まとめに入って参ります。

では、「小盛り」におきましては、次回が「まとめ」での更新になります。

それまでの暇と相成りまして…。






気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

9月22日、自宅で麺曜日。





ラーメンまむしで2種、潘陽軒…と、
「福岡うまかBUY」より、
お店そのまんま、寸胴からダイレクトにパック詰め、
ストレートスープのラーメンを取り寄せて、
これが、9月期のトリ扱い。

…豚骨なのに、トリが出て来るとは、これ如何に…と言う所ですが。

1ヶ月のインターバルを経て、
11月は、再び9月と同様に、
見守り率が増えて、お出掛けを控える月間が始まる訳でして。
昨日再び、通販サイト「福岡うまかBUY」に注文を出しました。
http://www.fukuoka-umaka-buy.com/

こうした豚骨、お取り寄せを知るに至る源流に、
自分の場合は「魁龍」があるんだと、
以前に書き添えたりも致しましたが、
久留米ラーメンと謳っていても、
一応、「魁龍」は小倉に本店があるのですね。
旧小倉市は北部、北九州市の方で、久留米市は北西部で佐賀県に近い立地の様です。

ド豚骨、豚骨の臭いが強くて、パンチがあって…
…と言う様なイメージで、今回の注文を出しましたが、
この「大久ラーメン」含めて、
どれも、とても上品で食べやすく、
豚骨の匂いはあるけれど、脂も含めて、優しい雰囲気を持ち合わせていて、
それこそ、毎日食べても飽きない日常の中の美味しさ、
1杯であると感じております。

どちらも好きだなぁ、と思います。
豚臭いものも、今回の様なスタイルも。

「福岡うまかBUY」の「大久ラーメン」の情報ページはこちら。
http://www.fukuoka-umaka-buy.com/shopdetail/000000000390/ )

「これこそが久留米のこってり」

…とあり、
きっと「魁龍」的なこってりさ、パワーとは、
また地元は違っていて、
更に突き詰めると、久留米食堂系ラーメンなるあっさり派閥もあったり、
スープの幅は、博多ラーメンより、多いのではないか…とのこと。
Wikipediaの受け売りでいけませんけれど。
久留米ラーメンが玉名、佐賀、熊本ラーメンの形成に影響を及ぼしていると言う記述も、
魁龍や、今回食べた久留米らしいと思われる美味しさ、
バリエーションの広さからは、納得できるものでして。

大久ラーメン、匂いの良さ、脂の美味しさ、
舌の上で旨味の広がりと、でも、やっぱりどこかくどくないバランスは、
すごく良いです。美味しかった。





で、「ラーメンまむし」の辛子高菜を加えつつ、
デザートとして、
僕らは二郎系っぽく、もやし、キャベツを、
麺を食べ終わった後、スープと共に食べているのだけれど、
最終的に、ふたりでもやし200g×3+キャベツ適量であっても、
ペロリと食べられる美味しさを、スープが持っていました。
豚骨パワー、恐るべし。
次回は4袋で試してみたいと思いますが、
何と言うか、本当に別腹感があって、
サクサクと胃に放り込んでいく感覚で、気に入っています。

さて、11月のお取り寄せ、
他は長野市権堂通りのチャレンジショップの「青森・長尾中華そば」か、
京都の「天下一品」あたりからストレートスープのラーメンを、
お取り寄せしてみようかなー…なんて考えております。
どんな時でも楽しさを追いかけて!
頑張って、先の11月を乗り越えて行きたいと思います!





気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

10月7日、松本市緑町界隈、厨十兵衛にて。





そう言えば、そうだった。

…と淡く淡く思うのだけれど。


「いくらおろし」とは肴として周知されていて、
けれど、
知っている見た目のものではないそれが、
「あいよ」と馴染んだ声色にて、提供され。

「いくらおろし」とは、
「いくら」が少なくて、同量以上の「おろし」のイメージ。
これは、
「いくら」がたっぷりで、同量以下の「おろし」にて。

あ、でも日本語の順序立てからすると、
前に来る方が主だから、
「おろしいくら」なら既存で良かろうけれども、
「いくらおろし」なら、
やっぱりいくらが主でないと…と、
考えたかどうかは分からないけれど、
いくらたっぷりである方が、僕は嬉しいと思う訳で。
でも、確かに厨十兵衛のいくらおろしは、こうだったかも…とも思い。

ちょいちょいとすくう、つまむタイプの肴は、
日本酒には滅法合います。
勿論、こちらも健やかなる日本酒タイムに最適格でした。



気楽なところで、一生懸命…と言うことでして。

9月23日、信州中野・中野陣屋前広場公園にて。


シリーズ更新の7番手。






ひとしきり、日本酒ブースを楽しんで、再びフードブースに戻って来た僕ら。

そう言えば、
「和喜多さんのボタンコショウのつくねが食べたかったなぁ」なんとは考えていました。
絶品の記憶あり。

農産物直売所でボタンコショウを買って帰っても、
普通に油炒めにして美味しくは食べられるのだけれど、
和喜多さんが使うような、もう一段、上の美味しさを引き出せていなくて。

そうそう、
昔、とあるバーで知り合ったナカムラ君とも久し振りにお会いしました。
お仕事の関係で、中野市住まいだそうで、
最近は、自然を活かしてトライアスロンなんかも出来ちゃうくらい、
マッチョで健康的な好青年になっている…のは、
Facebookでも、何となく知ってはいたけれど、
実際に会ってみると、なるほど、精悍さが出て来ており。
そんな彼が「和喜多」に、ちょくちょく顔を出しているんだそうで、
羨ましくもあり。そんな会話をしました。
フラワーエノキ、僕らも食べたいです。ホント。

思い起こせば、確か長和町のウイスキーのイベントで、
初回開催の頃に初めてお会いしたんですね~。
細々としながら、長い縁になっておりますね。





「和喜多」さんのブースでは、目下、たこ焼きを全精力で焼き上げ中。
見た目はたこ焼きですが、「ジビエ丸」と書いてあります。
ジビエ、イノシシをタコの代わりに入れたたこ焼き…とのこと。





ジビエ丸とエリンギジャーキーを買って来ました。


ジビエ丸、ただのタコ焼きじゃありませんでした。
イノシシの味より何より、ソースに、本当に驚いた。
何と、ボタンコショウ味噌を使ったソースが掛けられているじゃありませんか!
これがまた、タコ焼き記事に滅法合います!
「和喜多のボタンコショウ味が食べたいな」と思っていたものですから、
不意打ちを喰らった様に、
タコ焼きの熱さに持ち上げられて、味噌の香が、
「あ、ソースじゃないんだ」と思うか否か、
ツンとボタンコショウ特有の青い、辛い風味が!
嬉しかったですね~!そして、流石だなぁー…と思いました。

流石と言えば、
エリンギジャーキーも未知の食べ物でした。
見た目は、靴べらにしか見えませんが。

エリンギだったものは、表面は硬くなり、ツルツルとした質感です。
元のエリンギとは、もっとフカフカした質感のはずです。
燻製と言う事なのですが、
あの水分の多い素材を、見事に燻製化されていてスゴイ…と思いました。
水分が多いと、ムラも勿論ある訳で、燻製って難しいものですよね。

美味しくなさそうな表現で申し訳ないけれど、
薄いゴムを食べられるまで柔らかくしたような食感があります。
表面は確かに硬いのですが、けれど引っ張るとブチッと噛み千切れなくもないし、
口の中で、租借すると、
燻製フレーバーが広がって、かなり美味しいと思います。
ハードタイプのグミキャンディの薄切りみたいな食感でしょうか…
噛み砕くうちに、もう少し柔らかくなり、
それこそ、噛めば噛むほどに味が出てきて、本当に不思議な食べ物だと思いました。
強烈な、スナック菓子のような味付けはないのですが、
何だか食べていると、美味しいのです。
徐々に柔らかくなり、エリンギの味か…と言うと、
淡白なものですから、分からないけれど、
食感のベースには確かにエリンギを感じて、噛んで噛んで噛んで。
妙に病みつきになりそうな食感です。
グミの「忍者メシ」もこれに近いかなぁ、でもちょっと違うかな。
類を見ない食べ物でありました。
これ、流行るか流行らないかは分かりませんけれど、
お土産になっていたら、僕は買います。
自分が食べても良いし、友達へのお土産にも、こんな奇抜なものはない♪

「三幸軒」にも飲みに行きたいけれど、
「和喜多」にも、本当、積年の希望ですね。飲みに行きたいです。
今となっては、Love's Piattoに味噌漬け枝豆の製法も、
可能なら聞いてみたいし…
中野市にお住まいの方も、登場するお店を、ここで初めて知って、
足を運ぶ方、少なくないんじゃあないかなぁ。


さて、本日はここまで。

次回、またお酒の回を挟んで、
「信州SOUL2017」、
僕らが楽しんだトリのフードブース「屯」さんにて、
お目に掛かります。





気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

10月6日、松本市村井・麺とび六方にて。





9月、外食でのラーメンを控えていて、
明けて10月、禁断症状とでも言うのか、
まず食べたいと思った1杯は、こう言うジャンクさでありました。
何と言うか、モリモリと食べたいと思いました。
当初は「ラーメン(特大)」にしようかとすら、思ったくらい。

ふと、券売機に「ニラキムチ」「オニカラ」なる項目を見つけました。
オニカラは、すごく辛く出来るスパイスなのかしら!?
…と伺うと、オニオンのオニであって、
昨今流行の「スゴイ」と言う意味の「オニ」ではない様子。
ニラキムチは、そのままですが、「ラーメンとはよく合います」とのこと。
200円と言うトッピング値段は、なかなかお高く感じますが、
試してみることにしました。





「麺とび六方」では、卓上に一味唐辛子が備え付けられていて、
時たま、辛味を求めて振り掛けますが、
流石の脂の力…と言いますか、
「えっ、こんなに掛けて、食べられなくなっちゃったりしない!?」と言うくらい、
こんもりと盛らないと辛くなりません。私基準ですけれど。

ニラキムチ、そのまま食べると、それなりに辛く、
鋭さのある辛味で、ニラの香は生のニラのそれより、
ずっと…そう、パクチーの様な香草系、アジアンテイストな風味がします。
結構なインパクトがあるものですが、
なるほど、ラーメンによく合いますね。

本来はきっと汁なしのまぜそば、限定の台湾まぜそばなどに使われるものではないか…
…なんて思いますが、いや、一味唐辛子より、ずっと美味しい。

辛味だけでなく、香味も加えられて、かなり気に入りました。
僕は次回も是非、トッピングしたいなー…なんて思います。
ただ、YOKOさんと半分程度に分けて食べていたので、
これを1人前、トッピングした場合に、相当の辛さとなるのではないか…
…とも、思いますが。





気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

10月8日、松本市緑町界隈・廣東にて。




日本の料理…と言っても、
それは和食と言う意味ではなくて、
衣食住と呼ばれる人の生活に必要な三大栄養要の中の「食」であり、
日本の暮らし、日々の暮らしそのものの中にある「食」は、
四季時期の喜びの源にあり、
昨今は、食品の保存技術やら冷凍技術やらで、
季節感が無くなっている…なんて憂うお声も伺いますけれど、
でも、けれども、やっぱり「旬」への意識は、
根付いているものだと感じております。

えー、何を説きたいか、と申しますと。

現在も、「廣東」で提供があるかが分からないー…と、
言う事なんです。開田高原のグラビスもろこしがあるうち、
入荷するうち、仕込みが出来るうち…の提供。
だからこそ、最高に美味しい逸品なんです。

砂糖不使用のデザートで、
甘味全て、とうもろこしが持つ自然な甘さだけ。
しかしながら、まずひと口、その感想は、

「あま――ッいぃ!」

…になります。なりました。YOKOさんも右に同じ。

ブランドとうもろこしも色々と試しておりますが、
その甘さより、なお甘く感じます。
生食できるタイプのとうもろこしの甘味の系統でしょうか。
蒸したり、焼いたりした時の味わいも好ましいのですが、
生食に近いフレッシュさ、瑞々しい香があります。
たまりません。
原料処理と書くと急に工業じみていけませんが、
とうもろこしの保存や調理方法は、
流石、料理屋さんの手腕と言うところで、
僕らが日常に口にしているものとは、
確かにとうもろこしの品種も異なるんだろうけれど、
それ以上の美味しさに触れることが出来ます。

他の内容に先行して…
当日も初めて頼んだ「シーフードカレー」だったり、
YOKOさんの「麻婆豆腐」を経て、
デザートに、こちらを頂いているのですが、
ともあれ、心に留めて下さった方がいて、
「廣東」に足を運ばれることがあるかも知れない…と、
そう思い、更新してみてございます。

そうでなくても、
10月限定の3日かけて丁寧に作る「角煮丼、角煮麺」であったり、
デザートなら、
杏仁豆腐…も、本当に杏仁から作るものですし、
お目当てとなるものは、きっとありますから、
もし、グラビスもろこしのムースがなくとも、
「また来年!」と思し召し賜れば幸いであります。

まぁ、でも。

すごーく美味しいです。ハイ。

日々慣れた砂糖の甘さと異なる甘さに出会うと、
驚いてしまいますね。その体験、魅惑的です。

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