頭の中は、かくもキノコであり、スマホを落とす。


えー、気楽なところで一生懸命…と言うことですが。

10月29日、信州栄村は秋山郷、みずと屋食堂にて。




えー、
お題目、名目としましては「小盛り」ですから、
小分けにして書けば良いのですけれども。

何となく、
これは分けたりなんかせずに、
「大盛り」の気持ちで、まとめたいものだなぁ…、、
…なんと言う、心境に至りまして。
「酒 宗夜・小盛りの大盛り」ですので、えぇ、案の定、訳が分からないのですが。


11時の開店に到着したい。
その道のりが長ければ長いほど、予定時刻にズレが生じるものです。
3時間を予定して自家用車にて豊田飯山I.C.を降り、津南町に入り、秋山郷へひた走る。
台風、雨の様子も思いのほか悪くなく、
ただ、道々は落ち葉が敷き詰められた部分もあって、
なかなか怖い思いもありながら、ほぼ11時に予定通り到着し、
お店が「台風だから休んじゃえ」と言う事もなく、
「キノコ売り切れ」的な張り紙もなく、

「やった!やったぞー!」

…と、名曲「初めてのチュウ」みたいな小躍りしたい喜びに駆られ、
車を降りた瞬間、スマホを落とし、やや傷が付くと言う。

そんな秋山郷紀行の書き出しとなります。





元々はYOKOさんが情報を仕入れてくれまして。


至上最高天下無双のきのこラーメン!(2015年10月24日・秋山郷、みずと屋食堂)
http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/20151024-0750.html )


2年前に1度、出掛けているんです。
あの美味しさに再び出会いたいと気合を入れて出掛けていました。
3時間の運転は、流石に長く、紛れもない遠路となるのだけれど、
秋山郷でしか食べられない味ともなれば、僕らを動かすに、十分な理由になります。

「みずと屋食堂」、今年の秋は10月10日から11月5日までの営業。
この期間中は定休日なし…とのこと。(電話で問い合わせをした)
残すは文化の日を含めた連休期間となりますので、
混雑を考えるならば、もう今週の28日、29日しかないな、と考えて、
雨の中、台風が太平洋上を通過することも不安要素でしたが、
北信ならば良かろうと判断しました。





「キノコラーメン」

キノコ餡がスープに溶け出して来てから本領発揮です。
キノコ本体の食感も様々で美味しいのだけれど、
YOKOさんと共に思うのは、スープの美味しさです。
キノコ出汁がたっぷりと染み出したスープは、表現のしようがありません。
問答無用に美味しい。
そうです。キノコ汁だってそうです。
「何だかよく分からないけれど、やたら汁が美味しくなっている」
それです。その感覚なんだと思います。





麺は柔らかめで、柔らかくなったからこそ、少し太くふわっとした食感。
これがまた餡にも絡み、スープも吸って、美味しく感じます。
YOKOさんも僕も、「麺は硬めこそ正義」派閥なのですが、
宗旨替えも否めない美味しさ。

スープそのものは、どうでしょう…
鶏ガラで何時間も炊いたとか、そう言うこだわり抜いたものではなく、
ごくシンプルなんだろうな、と思います。化調感もあります。
その屋台骨の雰囲気だからこそ、キノコが生きている様に感じるのかしら…と。

中のキノコの種類によっても、味は変わって来るのでしょうし、
本当、自然をたっぷりと自然のままに頂く。その喜びがありました。





「キノコサラダ」

今年はこちらも。
厨十兵衛の「いくらおろし」に似た感覚で、
( ↑ いくらが大盛りで、大根おろしが小盛り )
体を為すために、野菜がちょびっと。
あとは、すべてキノコと言う大盤振る舞い。
中華系の酸っぱ辛いタレと共に、いつも口の中は、
キノコらしい「シャクシャク」とした音が響き渡ります。

張り紙には、

ナメコ、ヒラタケ、ムキタケ、クリタケ、
ブナハリタケ、マイタケ、ブナシメジ…が使われているとありました。
天候によって、山での出会いによって、
この辺りは、色々と変化がありそうです。





天候のお陰か、混み合いもせずにすんなり食後を迎えまして。
時間があるので、
未到達の秋山郷の温泉を巡ることにしました。

当日のTwitterにメモをした内容と共に。


「屋敷温泉・秀清館」

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屋敷温泉・秀清館に来ています。まさに名湯。
薄く濁った緑色のお湯で、新鮮さがあるように感じ、
柔らかく、包み込まれる少し低めの湯温が、たまらなく心地好いです。
屋外の方が硫黄の香を感じますね。
寝湯なのか、透明な小さな浴槽は源泉そのままなのか、熱め。
流石、自然多き秋山郷。
>Tweet


「みずと屋食堂」に行く途中の橋の袂を進み辿り着く「屋敷温泉」、
好みの泉質でした。
長岡ナンバーのオジサマは、じっくり体を浮かせて、浸っておいででした。
いつか、自分もそんな風に、この温泉だけを目当てに訪れて、
長く楽しんでみたい…そう思いました。


「切明温泉・雄川閣」

>Tweet
切明温泉・雄川閣に来ています。
外観は楽養館、内湯は山塩館に似ています。
奥山的共通項でしょうか。
54.7℃の源泉そのまま無加水。
熱めですが、すごく気持ちが良いです。
無色透明。
屋敷とは硫黄分が違うのですね。味の要素が濃い印象。
しっかり温まる事が出来る温泉。
>Tweet

屋敷温泉の地区から更に奥へ。20分ほどだったでしょうか。
秋山郷と言えば、切明温泉と言うほどに有名な場所だと思います。
「雪あかり」や「リバーサイドハウス」など、
別に施設もあり、駐車場は観光バスなども停まっていて、
賑わいがありました。「Pokemon GO」のジムもありましたし。
(YOKOさんは、ここに強めのナッシーを置いて来てしまいました。
 お早い帰還を願っていますが、はてさて…)

雨がひどくなっていた事とは関係なく、
虫がすごく苦手な僕らは、
あまり自然の中に放り出されることに強くないので、
川べりを掘って温泉とする名物については、
ことごとく興味なし。
内湯で、十二分に満足して帰って来ました。









紅葉の名所「秋山郷・前倉橋」にて。





「へいけ茶屋」のあるポイントから。


帰り道は、キノコを道の駅で買い漁ったりなんかして。





帰宅後、夕食はキノコ鍋にして食べました。
処理、たいへんだったけれど、その分の価値あるダシが出ます。やっぱり。
味噌味にして、大振りに切ったネギ、キャベツなど。
和ダシも良いと思うのですが、
パンチがあると、なお良い印象があるので、
昆布だし+創味シャンタン少しをベースに、
中野市・中野醤油の味噌2種をブレンドして仕立てました。

キノコ発端にて、休日を過ごす。
そんな1日でした。

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SakeSoja
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「酒 宗夜」で「サケ ソウヤ」と読みます。
ココログにお酒関連で更新、
ナガブロ「小盛り」に麺,肴,珈琲を毎日更新。
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日本酒、クラフトビール、ウイスキー、
信州信濃の温泉、
落語などなど趣味のお話。
気楽なところで、
一生懸命、行きます。