かくもアツイ、〆めし譚。



2018年12月15日、松本市緑町界隈、厨十兵衛にて。




最近では…ケンミンSHOWで見かけた内容でもあるし、
たぶん、たぶんだけれど、
そうした情報交流によって、
「おっ、なるほど。〆にそれって流行るんだ!」なーんて、
ご商売は流行を取り入れることも必要ですから、
〆ステーキ、〆パフェなんと言うビジネスが興隆したりなんかして。

日本人の気性なのか、縁起を担ぐことに似ているのか、
かくも「〆飯」って魅力的ですよね。
気になってしまう…美味しそうに感じてしまう、
それがあることで、飲みにしても飲みでなくても、
心に区切りが尽くし、胃心も満たされたりして、
素晴らしい心持ちに落ち着く…だからこそ、魅了するし、
追体験をしたくて、機会があれば、心ときめかせたりなんかして。

厨十兵衛、〆飯の充実が実はあるんです。
メニュウに書いてありませんし、
曜日によって、ご飯が炊いてあったりなかったりするので、
可不可があるのだけれど、
何と言うか、大将との交渉が必要なんですね。
でも、たぶん、馴染みは大将が作る〆飯も昔から大好きで、
僕らの大定番は世界最強と信じて止まない「葱玉チャーハン」なのだけれど、
今回は、毎年の冬に登場している〆飯…
…の中でも、もしかしたらいちばんの隠れキャラかも知れない〆飯で、
短い間ではありますが、一席、お付き合いを願っておきます。






「金目鯛塩焼き」

「日本酒には焼き魚」…と、限ったことはないのですけれど、
結構、僕らは気に入っているんです。
ふっくら焼きあがった金目鯛の身。皮も香ばしくて、すごく美味しい。
塩がキチンと振ってあって、
塩の甘さが熱の中から広がって来て、
金目鯛の風味が、ごく華やかに鼻の先へ抜けて行く。
日本酒が…もちろんお燗酒でも良いし、
ひや、冷酒、どれでも良い。でも、うんと美味しいお酒で合わせたい。
厳密に「合う・合わない」、マリアージュ?ペアリング?
それを考えても良いけれど、
考えている間に冷めちゃうので…
美味しいところ、美味しいうちに、
日本酒と共に楽しむ愛しい時間を貪欲に味わう…
…「日本酒美味しいなぁ、肴もたまらないなぁ」って、
いつも思いたいし、思わせてくれる焼きもの。
焼ものの香ばしさは、格別です。いつも。





「合鴨治部煮」

鍋焼きスタイルで出て来る治部煮。
もう…何と言うか、この光景に違和感があるんですもん。
知っている人は知っている…。
如何に、このあとの“お色直し”の影響力が大きいか。

甘くとろみの付いた和スープに、
厚めの鴨肉、葱、生麩などが入っています。
相変わらず、甘いスープが他ではお目に掛からない味で、
和むわ、旨いわ。
いわゆるお吸い物などで感じる和ダシ感はないんです。
ラーメン的なダシ感でもないんです。
でも、醤油と甘味がまろやかに、とろみもついて、
トロンと感じられる質感の中に、旨味が詰まっている。
渾然一体感が凄まじいんだと思います。
ツユだけでもお酒が飲めちゃうこと請け合いだけれど、
やっぱり、ここで魔法の呪文、「うどん、入れてください」ですよ。



「治部煮にうどん」

ただ、うどんを入れるだけ…ではなくて、
うどんを入れて、ひと煮立ち。
うどんが高火力によって、
少し締まった様な食感になった様にも感じます。
汁も染み込んで、うどんがひときわ熱く、そして旨い。

日本酒を何杯か飲んで来て、
これを〆の食事として頂くことは、こころからの癒しを感じます。
熱い食べ物が、心も体も温めてくれる…
「はー!しあわせっ」と言うため息が自然と出て来る様な美味しさ。

温かいものを入れたら、
また駅までの寒い道のりも、少し頑張ることが出来そう…
…なんて思いながら、たった1枚、居酒屋と外界の扉を越えたら、
寒い世界になってしまうのだけれど、
家路、巣穴を目指して、飛び出して行くと言う…

…そんなところで、本日はここまで。お開きの時間となっております。

また別の日、別の酒場風景でお会い致しましょう。

それでは、それまで。

ありがとうございました。







4玉チャレンジ。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月18日、自宅にて。




えー…まぁまぁ先週から体調不良が我が家に蔓延っておりますけれども。
僕は、てっきりインフルに罹るんだ…と思いながら、
不思議と難を免れて生きておりまして。

外ご飯が出来ないので、麺曜日が達成できないので、
「じゃあ、家でそれっぽいものを食べよう!」と考えました。

ツルヤで中華麺4玉入りを買って来て、
スープは王道の「大勝軒」や「丸長」っぽい、
甘辛酸っぱいスープにしようかな、と。



久し振りに作ってみると、
こんなにも甘味…砂糖や酢を入れるんだなぁー…とビックリ。
つけスープのしっかりした味わいを作るため、
調味料はたっぷり使ってあります。
ナルトの千切りもたっぷり。

スープに鶏手羽の小さいもの…
ガラとして売られているものを幾つか入れて、
ダシを取りましたが、少量でもこの手のラーメンには、
上手に使うことが出来て有り難いデス。



1袋4玉入りの中華麺。全部茹でてしまいました。
「食べられるかなー」…と、あまり深く考えずに。
パワフルさや小麦感はあんまりないのだけれど、
食べやすい中華麺、サクサクと食べ進めることが出来て、
ひとりで、4玉、あっと言う間に食べてしまいました。
まだ余裕あるぞ…ってくらい。
こう言う食べ方も良いなあー…なんてくらいで。

さぁ、今週も明日は麺曜日が出来ません。
なかなかままなりませんが、
YOKOさんがようやくインフル戦線より復帰して、
一緒にご飯を食べる事が出来、
僕は、今この時間に感謝を抱いていたりします。
残業があって、ブログを定時に更新できず、
色々、焦ったりもしているのですが、
何より、YOKOさんが元気になってくれて、
心の底から嬉しい訳です。

とにかく、ブログは更新し続けて行こうかと。
またYOKOさんと一緒にお出掛けして、
ブログのネタを集めて行きたいと思っております。
YOKOさんあっての自分。
それを殊更感じるインフル週間、
もう少しで終わろうとしています。

また明日も更新してみせましょうとも!
どうぞ、引き続きご贔屓を賜りますと幸いです。
それでは、また明日も。

ありがとうございました。



美濃岐阜ex2蔵目。岐阜市・白木恒助商店「ダルマ正宗」にて。このラベルには「ダルマ」ですし、古酒には「達磨」とも。長期熟成、古酒蔵として高名な蔵元さん。甘口純米のラベルは、ちょっと独特で描けなかったですね〜。




元気があるから、もりもり食べられる。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2018年12月9日、諏訪市諏訪湖畔、すわっこランド2階飲食コーナーにて。




ようやく…ようやく今日になって、YOKOさんの調子が戻って来たかな?…
…なんてところで、ひと安心であります。
それでも、まだ床に伏せっていた時間が長かったから、
戻すまでに、それこそ、こうして「すわっこランド」で食べるまでには、
時間が必要だろうけれども、まずはスタートラインまで帰って来たよね…
…なんてところで。

年末あたりから、僕がまず調子を崩しました。
年明けに諏訪湖を1周してはいるんだけれど、万全ではなかった。
無理も祟って、風邪を引きました。前半戦は床に伏せって終わってしまった。

僕の体調が戻る頃に、
今度は、家族がインフルエンザに感染してしまい、
どうしても看病をしなくちゃいけないから、YOKOさんに伝染。
僕もYOKOさんもインフルエンザに掛かったことが、これまでになかったので、
A型、39度も熱が出て、「つらい」とポロポロ涙をこぼすYOKOさんを元気付ける事しか出来ず…
中旬も体調不良で、年明け早々苦境に強いられて今を迎えています。

僕もインフルエンザなんじゃないか、だったんじゃないか…
…と考えもするのですが、発熱後12時間以上過ぎて1回、更に翌日に1回と、
2回も検査して、インフルエンザウイルスへの感染が見つからなかったので、
YOKOさんが苦しんでいる中も、感染せずに居られたことは、
不幸中の幸いだったなぁ…なんて思っています。

ともあれ、そんな感じで苦しんでいる年明けなので、全くお出掛け出来ていないに等しく、
楽しみにしていた週末松本飲みも、今年は出掛けることが出来ていないし、
麺曜日もままならず、何かと動くことが出来ていない中で、
もちろん、ブログのネタストックが枯渇しつつあります。
ふたりで頑張って対応していた家事全般も滞るので、ブログを書く時間も取ることが出来ず、
「酒 宗夜」本編は、完全に止まっているし、
日々の字の練習も途切れ途切れになっていて、「ああ、もう!」と言う近況です。

ようやくなんです。快方に向かって動き出しました。
これを、ずーっと心配しながら待っていました。
YOKOさんと他愛ないおしゃべりをすることすら出来なくなっていたので、
今、ちょっとしたことでお話をするだけで嬉しいです。

諏訪湖に走りに行くまでには、まだまだ遠いのだけれど、
元気を付けて、再び出かけて行こうー…と言う心意気で、
今日は走り終わった後、すわっこランドでの食事の一席でお付き合いを願おう…
…そんな趣向でございますので、
短い時間ではございますが、最後までお付き合いくださいませ。






走り終わる時間によって、
売り切れていたりもする人気の商品「週替わり健康セット定食」…
幾つか種類があるようで、
見慣れないものがあれば、優先順位を高く、意識して注文をする様にしています。



「1食で1日に必要な野菜の半分が摂れる!」とはあるのですけれど、
もうちょっと野菜を…
特に食事を摂る順番にも気をつけているので、
野菜から食べる様に心掛けているので、
200円の「ミニサラダ」も合わせて注文しましたが、
このワンプレートで、ひとつの定食に見えるくらい収まりが良かったです。

基本的に丼ものはミニサイズである「すわっこランド」、
唯一、「みそ天丼」だけが「ノーマルサイズ」「ミニサイズ」と2種類を持ちますが、
他はすべてミニサイズ…
特段“ミニ”表記がなかったので、「ノーマルサイズかしら」…と思ったのだけれど、
700kcalと言う規定カロリーがしっかりあるのに、
ミニ丼サイズで、きっとたっぷりの挽き肉でカロリーを付与されているのかなー…
…なんてところでした。

最初は「あ、ちょっと量が少なかったかも」と思うのですが、
具はたっぷりと詰めてあって、ヘルシーな食べ心地ではあるのですけれど、
それなりに満足感がある丼になっていました。
しっかり食べたい時には向かないとは思うものの、
適度、本当に適度に食べたい時には、良い塩梅じゃないかなー…なんて思います。

とにもかくにも、ままならない現状に打ち勝つまで、もう少し!
たまりにたまったお出掛けしたさ、食べに行きたさは、
今後のお楽しみとして、前を向いて1日1日進んで行こう!…と言うところ、
本日の一席、ここでお開きとさせて頂きたく存じ上げます。

こうしておしゃべりを続けることも、頑張って続けて行きたいと思いますので、
どうぞ、ご贔屓を賜りますよう、お願いを申し上げまして、
また明日、お目に掛かりましょう。

それでは、それまで。

ありがとうございました。



美濃岐阜ex1蔵目。各務原市・林本店「百十郎、榮一」にて。先の47蔵に追加して。「赤面」のラベルを参考にしました。この隈取ラベル、様々なカラーがありますが、図案としてはひとつ…でしょうか。地元の歌舞伎役者さんから名付けられた日本酒です。




それは“剛速球が止まって見える”みたいなこと。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月5日、信州松川村界隈、らぁ麺麦一粒にて。





ようやく、「らぁ麺 麦一粒」に出掛けて参りました。
ずーっとずーっと行きたかった。
話題のお店ですよねぇ。中信地区の有名店、話題店、SNSでもよく目にします。
「出掛けたい」と思いはするものの、
週に1度の麺曜日は金曜日の夜…と言う設定の我が家、
なかなか出掛けられませんでした。
今回は、金曜日の麺曜日を土曜日に持って来ても、
年末年始だからこそ支障がない…
かつ、1月5日は2019年の「麦一粒」の最初の営業日であって、
縁起も良さそうな日取りなので、「じゃあ行ってみようよ!」と、
YOKOさんと話がまとまりまして…
僕らが巣穴をウキウキ、ワクワクして飛び出しますと、
噺の幕が上がる…なんて事になっておりますが…。



当初は、
「ジョジョの奇妙な冒険・第5部“黄金の風”」からイメージが湧いて、
冒頭に置く言葉は、
「“自分の感覚が、とてもゆっくりになる”」スタンド攻撃を受けたみたいだ…
…と言う様な内容で始めたかった。
主人公であるジョルノ・ジョバーナとブローノ・ブチャラティとの戦い、
スタンド「ゴールドエクスペリエンス」で殴られた結果、
ブチャラティに起きた体験を思い出していて…

…でも、伝わる人には伝わるけれど、
伝わらない人には、きっと伝わらないから…無理はしないで、
近い感覚の言葉で置き換えたもの。
実際は紛れもない剛速球。でも感覚として、それが止まって見えるギャップある体験。

何を言いたいのか…と言うと、
ただひとつ、「麦一粒」で食べてみて、美味しかったから、、その感想を述べたいのです。
感想は、それまでの食遍歴だけでなく、
読んだ本だったり、出会った人だったり、経験から紡がれるものです。

「食べてみて何を思ったか」

これを自分の言葉として端的に表すことに掛けて、
「剛速球が止まって見える」と言う感覚に近いな、と思ったんです。






「醤油らぁ麺」の麺。
細身ながら、しなやかで細さの中にもしっかりと…
いわゆるパスタのアルデンテとは違うのだけれど、
芯にしなやかさとモチッとした食感の共存があって、美味しい麺。
スープに合っている…
スープの味をよく感じられるし、でも麺の味も生きて感じるし。
両立を感じた食べやすい麺でした。

スープを飲んで、「美味しいなぁ」と思う。
目の前のYOKOさんも、
「あっ、おいしっ♪」と、ひとくちで喜んでみせた。

ラーメンを食べる中で、よく「濃厚」と言う言葉は使われて、
「麦一粒」にも、動物系由来の脂感もあるし、エキス感もあるし、
とても“濃厚”にスープが取ってあって、ボリューム感があります。
ふくよかだと思う。
目隠しで食べたりしたら、もっと濃濁スープを意識するかも知れません。
こんなに濃く感じるのだったら、透き通ったスープじゃあない気がする。



でも、こんなに美しい器の中!
口の中で、ふくらみは大きいのに、くどさがない。
インパクトは強く強くあるのに、くどく残らず、とても適度に快い。
ここに「剛速球が止まって見える」ギャップを感じたのです。

濃いことは分かる。予想できる。エキスがたっぷり出ている…
味はたっぷりあって官能的なのに、
食べてみた時の快さが、喜ばしくも“意に反している”と思うんです。
だからこそ美味しいと思う。
「こんな美味しい、旨み強さと食べやすさ、綺麗さを両立できるなんて!」と…
これは後から、こうしてブログを書くべく言葉を繋げているけれど、
当日その頃は「ああー、なるほど、なるほど、なるほどなぁー!」…と…
「FUJIWARA」の原西さんムーブが頭の中で、何度も繰り広げられていました。
夢中にさせる美味しさがありますね。

醤油風味もまろみを感じるけど、スーッと立ち上って美味しい。
直接的な塩気をあまり感じませんね。
塩や味で麺を食べさせるのではなくて、
やっぱりスープに内在するエキス分をよく麺が受け止めて、
お互いに持つ味気で食べさせてくれる。醤油は薬味ではないけれど、
お互いの潤滑油と言うか、より味の良さを膨らませる役目になっていると言うか。
ギャップ、相反するものを上手にまとめあげている。
相反するものが両立しているからこそ、美味しさが光り輝く。

初めて立ち寄って「美味しい」と思った訳だけれど、
これは、いついつ立ち寄っても美味しく迎えてくれるんだろうな…と思いました。
1杯の食べやすさは、とても高水準でまとまっている。
充実した1杯を与えてくれる。
これは、みんな並ぶよなぁ、並んでも食べたいと思うよなぁ、と。

更に、メニュウも絞ってあって、大盛りなどもなく、
トッピング類も、味玉だけで細かな設定がなく、
シンプルなメニュウ構成は、多く訪れるお客さんの食事が、
自然と効率化された状態になり、
待ちました、並びましたけれど、ほんの少しの時間でしたし、苦になりませんでした。

お店の方の対応も穏やかで、
混み合うからこそ、対応を練って練って練り上げて、
混み合うことによって、美味しいと感じられない場合だって、
世の中にはある訳です。
それを考えることによって回避されている好例を目の当たりにしました。
いやはや、実に素晴らしい。
対応も良く味も良く、これは皆さん誉める訳です。訪れる訳です。書き込む訳です。
「美味しいけれど、食べるまでに難がある」と言う事は、
少し、及び腰になりますもん。
そう思ってしまって今まで出掛けていなかったんじゃないか…そんな風にすら思うくらいで。

「もっと早く出掛けているべきだった!」

そう思わせてくれることが、出会いへの最高の嬉しさ…だと思いました。
「麦一粒」には、是非また都合を調整して、YOKOさんと一緒に食べに寄りたいです。

今回、ブログを書く際に、
「上品」と言う言葉は使うまい…として書いて来ました。
美味しさは、やっぱり上品と言えば上品なんです。
でも、スープの充実感からは上品と言う言葉に当てはまらず、
とても攻撃性も持ちながら品があり、格を感じられる…
攻めてもいるけれど、僕らを癒しもしてくれる…
夢中になった時間は、あっと言う間に過ぎて行ってしまうものだけれど、
食べることで、とても濃密に美味しさに浸された時間は、
思い返して、ゆっくりと真剣に味わう時間だったなぁ…
…なんて思う訳でして。

さて。

味のことよりも、体験記として書いてみたいな…
書き上がったな…と言うところ、本日の「酒 宗夜・小盛り」でございまして、
ここまでお付き合いを頂きましたが、お開きの時間と相成ってございます。

いつもご贔屓を賜りまして誠にありがとう存じます。
また明日も、何かしらのウマイモンでお待ち申し上げますので、
何卒、またのお運びを願っておきますが…。

それでは、それまで。

ありがとうございました。





“好きになった”が正しいのかも。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2018年12月9日、塩尻市広丘駅前界隈、ふじ蔵にて。






「旬野菜サラダ」

これ。これは1度も欠かしたことなくお願いしています。
ブロッコリーも冷凍ものが出て来たことってあったかなぁ。
必ず、生のブロッコリーを湯がいたものを扱っていて、
ドレッシングも、何だか美味しいヤツが掛かっています。

あと、2品は前にもブログに書いたものだけれど。



「温豆富(辛味噌つき)」

ひと山、ひとり分…きっと、よそ様のお家では数人分でしょうけれど、
我が家ではひとり分です。ひとりで食べますとも。
あっと言う間です。
冬、メニュウに上れば必ず注文します。
軽く温めたお豆富に、おかみさん自家製の辛味噌が乗っただけ。
このお味噌は、ゆくゆく酒の肴としても使います。
お豆富を食べるだけでは、少し余るので、
小皿に取り置いておいて、ちょいちょいとお酒の合間に舐める。

この2品は、本当に毎回、必ずや頼んでいるし、
日常生活の中でも、野菜とお豆富は僕らの基盤なので、
お出掛け呑みをしているのだけれど、
日常と変わらない、でもワンランク手間が掛かった、
美味しいものを食べている感があるんです。

…お豆富は聞いてみたら、ツルヤで扱っている、
僕らの日常で「これが良い」と思った豆富と全く同じで、
「そりゃあ、好きな訳だよ」と思いもしましたし、
「趣味嗜好に重なる部分があるから、ふじ蔵がより合うんだろうな」
…とも思いましたし。富成さんちのお豆富。





「麻婆豆腐」

今回の主題は、相変わらずこちら。
辛さは変わっていないと思うんです。
元々、すごく辛さに強い訳ではない自分、
これを食べる度に、美味しさに気づいているなぁ…
前より、もっともっとご飯が美味しいなぁ…なんて思う訳で。

“おかみさんが瀋陽からそのまま持って来た”と言う触れ込みは、
娘さんが当初お店に入っていた頃から言っていることで、
この旨さ、きっと日本の中華料理屋さんではあり得ないんじゃないかな…
…そんな風に思います。

かなり辛いです。
呑みのおかず、呑みの〆だからこそ扱われるべきインパクト。

中華料理屋さんだと、食事として登場する訳だから、
どうしても日本人的な味付け、辛味の低減が求められてしまうもの。

「ふじ蔵」のおかみさんが作る麻婆豆腐は、
食べるシーンが決まっているからこそ、
中国からそのまま持って来た美味しさで提供できるし、
辛さに悶絶しても、それはそれでお楽しみ、
酔いの中での美味しさで扱うことが出来るんです。

辛いけど、旨い。
中国料理の「醤」の文化が生きた味わい。

YOKOさんは元々、辛いものに強いから、
「美味しい。すごく美味しい」と気に入っていたけれど、
僕にとっては「美味しいけれど辛すぎる」と思っていました。
確かに美味しいんです。
それは分かるけど、刺激が強過ぎる気持ち。
ご飯があると、だいぶ和らいで食べられるかなー…と言うところでした。

でも、不思議と最近は、
「うんうん、この辛さだよ、美味しいのは!」
…と思いながら、
額から大粒の汗を止め処なく流しながら食べています。
「慣れた」と言うより「好きになったのかな」と、
最近は思うようになりました。
家族で出掛けると、
辛いものが苦手な人もいるので注文しませんが、
僕とYOKOさんだけで「ふじ蔵」に遊びに行くときは、
必ず頼んでいます。これを食べないと、ふたりで来た気がしないくらい。

何がどう僕の中で変わったか…
辛いものへの耐性って、生来のものじゃないのか…とか、
いろいろ考えたりもしますが、
とにかく、熱く、辛く、汗かきながら夢中で食べることは、
とても美味しくて爽快感がある…と思うようになりました。

好きなもの、好みは変化するとも言いますし。
良い方向に進んだと感じられるなら、何よりってことで。

さて、本日はここまで。
お開きのお時間となっております。

苦手だったり、まぁまぁ好きだったものが、
気がついたら大好物になっていた…
…なんてこと、皆々様もございますでしょうか。

また明日の出番となります。
再びお会いできますと幸いでございまして…。


それでは、それまで。

ありがとうございました。



少し…、

体調はこの時だって、けして良くはなかったけれど、
今よりは、随分とマシだったんだな、と思います。
「酒 宗夜・小盛り」、本日は朝日村・自家焙煎珈琲店シュトラッセのコーヒー…
この場所がいつも僕らを癒してくれるのですが、
あの場所に戻って行くんだ…と言う心持ちで書いております。

YOKOさんがインフルエンザに伏してしばらく。
金曜日に発熱があったので、週末を抜けたら良くなるか…
…と思っていたのですが、まだ熱が下がり切らず、
家内で発生していて、その看病でもらってしまったカタチだったのですが、
かなり重くなってしまって…かなり辛そうで可哀想で。

応援するしか、支えるしか出来ません。
頑張って。
年明け、松本に飲みに行くことも、まだ1度も出来ていませんし、
温泉だって、年末年始休みの頃合の数回だけ。
まだ年が明けた心持ちもない…と言うくらい、煮詰まっています。

で。

いつものブログを書く時間がないので、こんな現状のご報告をば。

YOKOさん頑張れっ!早く良くなって、楽になって、
一緒にまた遊びに、ランニングに、飲みにも…お出掛けしようぜっ!!
一緒じゃないと寂しくて、つまらなくていけません。
何もかも。

さて、ご飯を作りに行って来ます!
また、懲りずに当「小盛り」にお顔をお出しくださいませ。

ありがとうございました!




もっともっとやれば良いのに。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2018年12月1日、松本市駅前界隈、大衆居酒屋「風林火山」にて。




話題になっていたから、いつかは飲みたいなー…
…と思うと同時に、
きのこ王国信州のことで、信州の酒蔵さんでもあって、
「いつかは飲めるだろう」と気ままに構えていたら、
こんな時分になってしまったエキスパキノコ。



TwitterやInstagramなどで、
ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

昨今流行の「専用日本酒」…
海風土(シーフード)専用とか、
眼鏡を掛けた人専用とか…あ、これはちょっと違うのかも?
ともあれ、増えていて、
信州中野・志賀泉蔵の「Expert KINOKO」と言うボトル。
ラベルはエリンギ、えのき、しめじですね。分かります。



「いろんなきのこのオイル煮(日本酒志賀泉と合う)」

…括弧内までがメニュウには書かれていました。
もう、これは頼んじゃいますよ。志賀泉。

実は日本酒はメニュウがあっても冷蔵庫の中でもありますし、
「このお酒がこの肴に合う」と言う事は、
実は、なかなか分からないこと…なんですよね。
味覚・好みは人それぞれ…と言う事もありますし。

でも、こうして料理と合わせて「この組み合わせ」とあると、
「あ、じゃあ頼んでみようかな」って思わされます。
「今日のオススメ」って惹かれますでしょう?
これが、
「今日のオススメの酒と肴!」とある訳です。
購買意欲も上がっちゃいます。我ながら。

“もっともっとやれば良いのに”と冒頭に置いた言葉は、
そうして、もっと酒場風景が盛り上がると良い、
販売方法だよなぁー…って思うからこそ。

「志賀泉」、純米吟醸生原酒なのですが、
少しだけ、キノコ様とは言いませんが、
かすかに熟成風のニュアンスがあり、
どこかキノコ…いや乾いた木でしょうか、
そうしたイメージに近いものがあります。
味わいは熟れた匂いとは相反し、わずかな苦味がある程度で、
シンプルな持ち味でした。飲みやすさ、通りの良さ、
でも早くドライに過ぎて行く事はなくて、
適度に、味を残して行くタイプ。

きのこのオイルには風林火山名物の鉄板料理。
熱々で、香ばしいです。
キノコたちの風味も実に立っていて、動の雰囲気。
お酒の入りの柔和さも手伝ってこちらは静の雰囲気で、
組み合わさって、ちょうど良い。
お店の方の、オススメ通りでした。
こう言う合致もまた嬉しいものです。





「海の幸三点盛」

主食が日本酒ですので、お刺身は欲しくて。



マグロのお刺身。



スズキ、真鯛のお刺身。

ここは、安心した美味しさです。ちゃんと美味しい。



今回面白かったものが、これ!
「サバ缶なめろう」なる新種のお料理。

現坂口店長さんに、
「これっ、おもしろ!面白美味しいですね!」
…と話掛けると、「それ、コイツなんですよ」と副店長さんを指す。
おおー、副店長のお兄さん、結構アイディアマンさんですよねぇ。
前も、こう言う展開あった気がする。
「最後、味を決めたのは僕ですけど」…と坂口店長。

こう言う飲食店の味って、
どうやって決まって行くかって知らないけれど、
何人か包丁を持っている「風林火山」のこと、
若手がバンバンアイディアを出して、
店長衆が味を見たり…色々あるんだなー…と言う事が、
ちょっと垣間見えて感心したものでした。
「すごいなぁ」と。
「ばんざい家」も若にアベさんに洋食のお兄さんがいるんだし、
その料理トップ会議も白熱していそう。
だから美味しいんだろうな、料理人さん達が研鑽しているんだな…
…そう感じながら、
このなめろう、サバ缶っぽさより、コンビーフっぽいですかねっ。
肉々しい…でも根底の軽さもあって、
初めて食べる美味しさでした。例えがたい。
何も言われないとサバ缶とも思わないでしょうし。
こう言う、ちょっとずつ食べる酒肴は、
相変わらず酒飲みに強烈な愛着を呼び起こさせるものです。
気に入る酒肴に出会って、「美味しいー!」って、
ワッと騒いだりなんかした瞬間があった…と言う、
本日は、ここでお時間がやって来てしまいまして。

続きは〆の鉄板料理でお喋りを致しますが…また次回で。

それでは、それまで。

ありがとうございまいした。



肥前佐賀25蔵目。これで総揃い、鹿島市・富久千代酒造「鍋島」で。鍋島藩から名を取った全国区の銘柄。酒販店PBの「風ラベル」が、いちばん馴染みも思い出もあるので、これを参考に。さて、明日からはどの県にしよう。風任せで…。

追記:

明日からの県、まだ決まってないんです。本当に。
そのまま山梨に行くか、九州を進むか…。
九州、調べてみると、酒造組合が焼酎蔵と一緒になっている県もあり、
その分けたり何だりが、なかなか進まず…。

ところで、今をときめく「鍋島」、松本にあった日本酒居酒屋「よよぎ(ぷるーくぼーげん)」で知りました。
「鍋島」と言えば「風ラベル」と言うくらいで、
本当、昔から大将共々、大好きでしたね。
このラベルを見ると、懐かしさすら覚えます。

けれど、今もバッチリ実力蔵。
快進撃は続きますね。今後も楽しみなのです。
< 2019年01>
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
QRコード
QRCODE
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 3人
プロフィール
SakeSoja
SakeSoja
「酒 宗夜」で「サケ ソウヤ」と読みます。
ココログにお酒関連で更新、
ナガブロ「小盛り」に麺,肴,珈琲を毎日更新。
日本酒ラベルを模した字もほぼ毎日で。
日本酒、クラフトビール、ウイスキー、
信州信濃の温泉、
落語などなど趣味のお話。
気楽なところで、
一生懸命、行きます。