2018/03/21
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
3月4日、千曲市・戸倉上山田温泉郷、湯のさとちくま 白鳥園にて。
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時折、「あ、温泉にしっかり入りたいぞ」と言う気分に…
…気分としては、毎日温泉でも良いので、
もっと欲求が高まると言いますか、「温泉に入りたーいッ!」(勢い)と言う心持ちには、
戸倉上山田温泉に出掛けています。
姨捨S.A.のスマートI.C.を使えば、片道1時間くらいでお出かけ出来るので、
気軽に、たっぷり温泉に浸ることが出来るので、
自分も、YOKOさんも、「ここぞ!」と言う時に選びます。
お湯質もバッチリ良く、源泉によっては硫黄泉系の匂いもたまらなく、
共同浴場の風情も良く、お値段も比較的お安く、はしご風呂もどんと来い。
これが1時間の距離にあるんだったら、喜んで高速道路を通って、駆け付けますとも。
…入場料については、リニューアル後の「白鳥園」は地域としてはお高いのですが、
設備はしっかりしていますしね。これはこれ、と言う感じ。
以前は、
(観世 or 国民)→かめ乃湯と言う流れが主体でした。
もしくは、観世も行って、国民も行く。
最近は、
(観世 or 国民)→かめ乃湯→白鳥園になりつつあります。
入場料にも関わることですが、
身支度が気軽な男性ならばまだしも、
女性にとっては、設備の充実は温泉施設選びの重要なポイントになるようで。
新設の白鳥園だからこそ、と言うポイントがありますね。
白鳥園は、
喫茶店、パン屋さん、お蕎麦屋さん、ピザ屋さん、食堂では中華も…と言う、
食の充実振りが凄まじく、
また、他の施設でも人気がある、「湯上がりジェラート」もあって、今回はそんなお話。
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その日は、観世温泉、かめ乃湯を経たはしご風呂で、
〆の白鳥園を終えての湯上がりに、いつもの様にジェラートのショーケースを拝見すると、
一区画、空きが見えました。
普段は、色取り取りにフレーバーの異なるジェラートが揃っているのに、
「あれれ?」と思って覗き込むと、ちょこんとひとつ、パンダ顔。
「ぱんだマン」…と名付けられた3月の限定ジェラートセット…とのこと。
パンダの顔はココナツヨーグルトで、下にごま団子味のジェラートが組み合わせてあって、
果実をあしらいつつ、チョコレートやコーヒー豆でパンダデザインに。
「これは可愛いや」と思うし、
あと1個と言う状態でしたから、迷わずお買い上げであります。
構造上、ココナツヨーグルトから食べることになるのですが、
これが実にサッパリしていて、湯上がり気分に合います。とてもスーッとして気持ち良い。
後から出て来るごま団子は、逆に香ばしさとごま風味が濃厚で、美味しい。
2層がちゃんとちゃんと美味しくて、
ラズベリーなどがアクセントの酸味になり、ぎゅうひなどの食感もあって、
楽しいミニパフェとなっていました。
これまで何度か白鳥園は利用しているのだけれど、
このミニパフェは初めて拝見しました。
出掛ける時間帯は、はしご温泉の関係で夕方に近くなってしまうので、
きっとその頃には、売り切れてしまっているのでしょう。
偶然…もしくは冬だからなのか、ひとつ残っていて、良かったなぁ…なんて思ってしまいました。
今日の様な季節外れの雪の日に、寒いメニュウを宛がわなくても…とも思うのですが、
湯上がりは、いつでも必ず美味しかろう…ってンですヨ。
2018/03/20
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
3月2日、松本市野溝界隈、麺家いわいにて。
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記録を辿ると、たぶん2010年ぶり。
久し振りに麺家いわいに行って来ました。
当日、諏訪湖ラン用にエナジージェルを買い求めたく…
初めて使うもので、通販で買うにしても味が分からないと、買って後悔しても何ですし、
「いろいろ試してみようよ」…と、出掛けて行って、
平田のゼビオに行きー…の、ゼビオを基点に「じゃあ、どこに食べに行こうか」と言う訳で。
すぐお隣に「きまはち商店」があり「山岡家」も、すぐ近く。
麺屋 直、麺とび六方、成田屋あたりが次に近くて…
…なんて話の中で、久し振りにもうちょっと松本寄り…
国道の渋滞もあって、なかなか足を伸ばせない区域にも出掛けてみようか…なんて事になりました。
YOKOさんは、ラーメン(並)アジコメ麺カタのりレンソウにて。
開店当初から数年は、アジコメくらいがちょうど良いような気がしていて、
いつもアジコメ設定にしてお願いしていたのですが、
そう、2010年時には味濃い目注文をすると、ちょっと本当に濃くて、
「あ、次は“ふつう”にしよ」と思ったことを、
ひとくち食べてから思い出しました。
けれど、豚骨臭と油の旨さと、ジンと染みる様な熱さは、やっぱりウマイですね。
麺家いわいの味って気がします。美味しい。
しばらく立ち寄っていなかったことに、
理由はなくて…
強いて言うなら、魅力的なお店が多くて行けなくて…
こうして再び食べてみると、
やっぱり美味しくて、また悩みそうです。出掛ける際には。
この時に購入したエナジージェルは使い切ってしまったので、
たぶん、また買い出しに出掛けると思うのですが、
さて、確実に候補には上がることと思います。
次の麺家いわいは、そう遠くないのかしら…なんて。
…が、
4月の後半から5月の始めに掛けて、
毎年恒例でたいへん有り難い、信越麺戦記が今年も催され、
nelさんのブログに掲載されたラインナップを見ると、
あまりラーメン業界に明るくない自分ですら知っているお店ばかり。
ホント、すごいことになっていて…。
( http://naganoramen.seesaa.net/article/457909941.html )
少なくとも、その期間は他のラーメン屋さんに行かないかな…
申し訳ない…なんて所ではあります。てへぺろ。
2018/03/19
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
3月18日、お馴染み、信州中野市・三幸軒にて。
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今回の噺は、ついぞ昨日の出来事でございまして…
3月も年度末も、もうそこまで、
春の足音と同様に、もうキリが間近となっている訳でございまして。
本日は…と言っても、
定休日ですし、ランチの時間帯が終わってしまっておりますから、
明日から、火曜日からまた…となるとは思います。
とにもかくにも、ご興味を持って頂けたなら、
これから申し上げますお話がお気に召しまして、
「食べてみたい!」と思し召しましたなら、
是非、お出掛け願いたいと思いますし、
お店のご用意もあると思いますので、
お問い合わせして頂けたらなぁ…なんてところでございまして…。
なんにせよ、
ラーメンとチャーシューメン、
カレーとカツカレーの間柄、
その両者の隔絶は、熱狂度に通じているのだなぁ、と言う事で、
一席のお付き合いを、どうぞ、今宵も願っておきますが…。
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カレーラーメンとライスでなくて、
カレーラーメンとミニカツ丼、カツライスだったって事が、更に嬉しくて。
オタク用語なのか、
ネットスラングなのか…その線引きが難しく、
また、流行り廃りが早いもので…アレなんですけど、
「…ちょ、おい、天才かよ」と思ったんです。
ありそうでなかった発想だな…って。
カレーラーメン、今年は特に多く食べておりまして、
3月16日も、松本の「月の兎影」で食べて来たばかり。
ラーメン屋さんで「トンカツ」を用意される場所って少なく、
また食堂でも居酒屋さんだとしても、
トンカツ、カツレツはあっても、「カレーラーメン」は普通はナイと思うんです。
http://sankouken.blog.fc2.com/blog-entry-562.html
↑三幸軒さんのブログ。
この告知を拝見した際に、そんな言葉が突いて出たし、
ブログ内の紹介文にもありますが、
カツライスが、スープを掛けることで、カツカレーになるんです。
そりゃそうなんですけど、初めて体験しますよ。
「カレーとラーメンとトンカツ」と言う、
ご馳走感あるそれらを、1品1品頼まずとも、
このランチセットで揃ってしまうだなんて……!
カツ丼もそうですけれど、
カツカレーも、和食でなくて、日本食として特別なメニュウですよね。
カレーだけでも美味しいのに、更にカツまで乗せてしまおうと言う剛毅さ。
社会に融け込んでいるからこそ、
だからと言って、高級品ではなく“ちょっと”高級品であって、
ゲンを担ぐ意味もありはするけれど、
ここ一番でカツを食べて気合を入れる…と言う風習すらある訳で。
お値段だったら、当代は、ローストビーフ丼の方がお高いですもんね、
どちらかと言うと。
食堂なら、だいたいあるメニュウと言う浸透ぶりは、まさに文化だと思うんです。
・
「スパイシーカレー麺・ミニカツ丼」
ちょっと恥ずかしいのですけれど、当時の心情そのままに申し上げます。
カツカレー到達の瞬間が、本当…ホントに良かったんです。
気を確かに、しっかり付いて来て下さいませ。
ぬあー!
ウメェ!ウメェ!
あっ、結構辛いじゃん!辛めでもウマーイ!
YOKOさん、辛いよ!ひと口食べてみて、好きな感じじゃない!?
ね?カライでしょう!?良いよね!?ウマイよね!
リンゴ!リンゴかな、甘味ある!ウメエ!
あっ、タマネギ!ニンジンも摩り下ろしてあるのかな!?
どれか分からないけど、香味野菜の甘味たまんない!更に辛さの追い討ちが合う合う!!
うーあ、麺もまた印象違って感じるー!!!
麺があると、アッサリ感じるかも!熱い、辛い!スープが甘くて、でも辛い!
一体感あるなー!ウメェー!
カツ、カツにどうしよ、そのまま食べてみよう。うん。まずはさ。
うん、美味しい。かじって千切れるくらい柔らかいし。うん。
…うん。カレー、かけちゃおうかな。
どれくらい?どれくらいが良いんだろう。目いっぱい掛けちゃうと、
まだラーメンあるし、まだ、ねぇ、そんなに掛けちゃいけないし、
でも、味、カレー味ちゃんと欲しいし、
よし、1杯、おお、こうして掛けてみると、すりおろし野菜の量がスゴイの分かるなぁ。
繊維質が見える。2杯、3杯、ええい!たっぷり掛けて、ガツッと食べよう!!
いただ、いただきまー…!!!
「 (*´Д`) アッ 」
…ってなりました。
「合わない訳がない」だなんて、
チープな言葉で受けてもいけないんですけど、
「肯定!!」って思ったし、
カツカレーのカツカレー味がしっかり感じられる…と言う、
「頭が頭痛」的な言葉選びでいけないけど、
でも、カツカレー感がたまらなく美味しい。期待に応えてくれたと言うか。
カレーと中華料理と言う組み合わせは、
松本市・廣東さんでも味わう事が出来て、
2月のオススメだった、カレーそばも絶品でした。毎年楽しみですもん。
廣東で、カラフル野菜のカレーそば
( http://sakesoja.naganoblog.jp/e2225598.html )
お店毎、料理人さんそれぞれの考え方によって、
中華料理である中でのカレーラーメンの表現が違っていて、とても良いと思いました。
今回の三幸軒のカレーラーメンは、
香味野菜の甘味が前に出て来るタイプですが、
カツに掛かるソースも、ベースは香味野菜の産物ですから、
より合って来ていたと思います。
甘味と辛味がそれぞれ華麗に共演している1杯でした。
いやぁ、興奮して食べたから、出来たら落ち着いて、もう1回食べたいくらいです。
明日にでも…って、中野市の昼に平日はなかなか行けないですし…。
今回は事前に問い合わせ→予約を経て、注文をしておりまして。
出来る日、出来ない日、出来るタイミング、出来ないタイミングなどあると思いますから、
是非、お問い合わせをして頂けたら…なんて思うのですが。
でも、それよりも平日の昼に中野市近郊にお出かけになられるなら、
是非…なんて思ったりも致します。
ボリュームもバッチリですし。
心にも体にも栄養となりました。
今回も、ご馳走様でしたー!!
・
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あ、そうそう。
三幸軒も参加されるそうですが、中野市で4月30日に、
お酒呑みのイベントが催されるそうです。
https://sakefetinakano.wixsite.com/sakefeti/sakefeti
主催する「sakefeti」のページへのリンクを貼り付けておきます!
2018/03/18
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気楽なところで、一生懸命…と言う事です。
1月20日、松本市緑町界隈、厨十兵衛にて。
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この写真なら、きっと「美味しそう」と感じるものだと思うのですが、
さて、冒頭の写真だとどうだろう。
「美味しそう」かなぁ、と。
「面白い」なのかな、と。
悪戯に姿を弄ぶ意味ではなくって、
何ともユーモラスで可愛らしくもあるなぁ…と思ったんです。
美味しく命を頂きます。
見た目でも愛でますとも。そんな姿だなぁ、と。
上手に焼き上げられて、届けてもらいました。
魚は肴になるもので…
やっぱり初手は、お刺身が乙に思います。
僕らの厨十兵衛呑みと言うものは、
続いて、焼き魚か合鴨のローストか…
そして、またサッパリしたもの、ちょっとしたもので、
時たま、チャーハンで〆ると言ったカタチ。
焼き魚は、好きですねぇ。
風味はお魚さん毎に違いますし。
身を取る手間はありますけれど、それもまた楽しいです。
取り出す快感。
摘み上げたら、美味しいんですもん。真剣にやりまさぁね。
YOKOさんが見つけた、メバルのメバル部分。
鯛の鯛だと縁起物…なんて言ったりしますが、
メバルだとどうなんでしょう。
「眼張」と書いたりするお魚ですから、
「目を張るような」活躍が出来ちゃったりなんかして。
・
焼き魚って、
飲みの中に、いろんな話題も与えてくれる様な、そんな気がしています。
2018/03/17
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
2月12日、伊那市高遠界隈、紅さくらにて。
・
・
先達て伺った「華留運」さんは、当初の目的ではありませんでした。
偶然立ち寄ってみて、すごく美味しい「高遠そば」に出会うことが出来たので、
たいへんに僕らは喜んだものです。
「華留運」さんを後にして、はしごそばを…と思いますが。

「壱刻」さんは、4月1日まで冬季休業とのこと。
以前、テレビで見て、それで…と言うことだったので、
これは残念でした。だがしかし、仕方が無い。
もう1度、「華留運」さんに出掛けることは、あこぎにも感じるもので、
「じゃあ、どうしようか」と思いつつ、
とりあえず、探しながら高遠城に出掛けて、
その足で、看板があった「ますや」を目指し、
見つからず、さ迷う中で、見つけたお店が、今回のお話。
「紅さくら」さんなるお蕎麦屋さんに着きました。

周囲に何もない場所に、こじんまりとした建物…と思いましたが、
中は、存外広く、座敷やテーブル席が数台。
お客様も多くお店になっていました。
色紙が入って洒落た装丁のテーブル。
・

注文した「高遠そば」は1300円。
やや割高か…と思う額ですが、お蕎麦の他が、とても豪華でした。

盆の上、お蕎麦から視線を逸らせて見た景色。
小鉢がふたつに、煮物がひとつ、薬味も3種、焼き味噌もツミレを押し出す竹に入っていて、見栄えがあります。
お値段は、相場より高い…とメニュウを見ただけでは思うものの、
この充実のセット内容であれば、むしろお安いとさえ感じられるものでした。
メニュウに写真はあったけれど、
実物を目の当たりにすると、より…こう、現実感と言うか、たっぷりあって凄いな、と。
味については、当日のTwitterへの投稿が、実に端的で良いですね。
続いて、「紅さくら」の高遠そばを。焼き味噌をすり鉢で溶いて鬼おろしの辛味大根は、しっかりした辛さ。
蕎麦は、とても脆い感じで、だからこそツユが物凄く絡みます。
…とのこと。
お蕎麦そのもの、好みはもっとコシが感じられる蕎麦が好きなのですが、
ツユとの塩梅、味噌の風味を生かすこと、また大根おろしも…
軽く摘まんで、しっかり浸してすする事に特化したお蕎麦で、
こうした食べ方にアジャストされている印象でした。

セルフサービスで、お茶やコーヒー。
お菓子も「ご自由にどうぞ」と言うサービスがありがたいです。
お菓子のラインナップも、
会社のお菓子箱みたいな…もらい物かも知れないものだったり、
駄菓子だったり…それがまた良いなぁ、と思いました。
贅沢なサービスではなく、
何となくお会計の他…と言うか、
「ちょっとお茶でも飲んで行きましょ」と言う様な、そんな感覚で。
・
・
土岐プレミアムアウトレットに雪で行けず、
流れ流れて高遠に出掛けて来ましたけれど、
面白い経験が出来て、良い1日だなぁ…なんて、ちゃんと感じることが出来ました。
存じ上げないお店に出掛けて行くことも、出会いですよねぇ。
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
2月12日、伊那市高遠界隈、紅さくらにて。
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先達て伺った「華留運」さんは、当初の目的ではありませんでした。
偶然立ち寄ってみて、すごく美味しい「高遠そば」に出会うことが出来たので、
たいへんに僕らは喜んだものです。
「華留運」さんを後にして、はしごそばを…と思いますが。
「壱刻」さんは、4月1日まで冬季休業とのこと。
以前、テレビで見て、それで…と言うことだったので、
これは残念でした。だがしかし、仕方が無い。
もう1度、「華留運」さんに出掛けることは、あこぎにも感じるもので、
「じゃあ、どうしようか」と思いつつ、
とりあえず、探しながら高遠城に出掛けて、
その足で、看板があった「ますや」を目指し、
見つからず、さ迷う中で、見つけたお店が、今回のお話。
「紅さくら」さんなるお蕎麦屋さんに着きました。
周囲に何もない場所に、こじんまりとした建物…と思いましたが、
中は、存外広く、座敷やテーブル席が数台。
お客様も多くお店になっていました。
色紙が入って洒落た装丁のテーブル。
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注文した「高遠そば」は1300円。
やや割高か…と思う額ですが、お蕎麦の他が、とても豪華でした。
盆の上、お蕎麦から視線を逸らせて見た景色。
小鉢がふたつに、煮物がひとつ、薬味も3種、焼き味噌もツミレを押し出す竹に入っていて、見栄えがあります。
お値段は、相場より高い…とメニュウを見ただけでは思うものの、
この充実のセット内容であれば、むしろお安いとさえ感じられるものでした。
メニュウに写真はあったけれど、
実物を目の当たりにすると、より…こう、現実感と言うか、たっぷりあって凄いな、と。
味については、当日のTwitterへの投稿が、実に端的で良いですね。
続いて、「紅さくら」の高遠そばを。焼き味噌をすり鉢で溶いて鬼おろしの辛味大根は、しっかりした辛さ。
蕎麦は、とても脆い感じで、だからこそツユが物凄く絡みます。
…とのこと。
お蕎麦そのもの、好みはもっとコシが感じられる蕎麦が好きなのですが、
ツユとの塩梅、味噌の風味を生かすこと、また大根おろしも…
軽く摘まんで、しっかり浸してすする事に特化したお蕎麦で、
こうした食べ方にアジャストされている印象でした。
セルフサービスで、お茶やコーヒー。
お菓子も「ご自由にどうぞ」と言うサービスがありがたいです。
お菓子のラインナップも、
会社のお菓子箱みたいな…もらい物かも知れないものだったり、
駄菓子だったり…それがまた良いなぁ、と思いました。
贅沢なサービスではなく、
何となくお会計の他…と言うか、
「ちょっとお茶でも飲んで行きましょ」と言う様な、そんな感覚で。
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土岐プレミアムアウトレットに雪で行けず、
流れ流れて高遠に出掛けて来ましたけれど、
面白い経験が出来て、良い1日だなぁ…なんて、ちゃんと感じることが出来ました。
存じ上げないお店に出掛けて行くことも、出会いですよねぇ。
2018/03/16
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誘惑箇所の多い中でございます。
いっぱいのお運び様にて、誠にありがとう存じます。
気楽なところがよろしいんじゃないか…てンですが、
一生懸命、書き上げる事としてございますんで、
どうぞ、最後までお付き合いのほどを願っておきますが…。
1月27日、松本市緑町界隈、廣東にて。
・
・
悩んでいたんです。その日。
YOKOさんは、まぁ、何と言うか、
「麻婆豆富で麺か丼か、酸辣湯麺かどれかでしょう?」と思っていると、
「今日はね、五目そばにする!」と、意外なことを言う。
YOKOさんの注文を以って自分のメニュウを決める事があります。
食べ比べしたり、それと真逆のものだったり。
味見するからなのかなぁ…せっかく食べるんだし、
楽しむことが出来る組み合わせが良いなぁ…なんて考えて。
「YOKOさんが五目そばだって言うから、
五目焼きそばとか、五目系の中華丼にしようか…?」
この時点で、まだ頼んだ事が無い「五目焼きそば」が優勢でした。
そこで、おかみさんの一言が、すごく効いた。
「YOKOさんが五目行くんだったら、えびも良いと思う。
どっちも優しい味。優しい中華の味。うちの、廣東の味…」
グッと胃袋を掴まれる…と言うか、たまらなく惹かれると言うか。
・
ここでおさらい。
お馴染み、松本市、市街地…四柱神社や松本城に近い区域、
緑町にある「廣東」、中華料理屋さん。
もう、ご商売を始めて30年以上が経っております。
老舗…と言う言葉を宛がっても良いのだとは思うけれど、
老舗と言う言葉にある鄙びた言葉は似合わない、
元気に、現代でも最新の味と言うか、
美味しさも流行があるものですけれど、
いつ食べても、たぶんお店が営業される限り、10年後でも20年後でも、
僕やYOKOさんにとっては、
たまらなく美味しい味を出してくれるお店だと思っています。
…20年後と書くと、
「ええー、定年が無いからって、そんなに私、働くんですか?」
そう、オヤジさんがぼやきそうですけれど、
そんな雰囲気も、とても良いお店なんです。おかみさんとの掛け合いも良くて。
そう「老舗」と言う言葉の、一歩引いた様な…後進に道を預けたような、
また荘厳で構えた様なイメージが合わないんです。
いつでも開けていて、いつでも美味しくて、迎え入れてくれて。
現役と言うか、すこぶる健在で、斜陽感のない意気の良いお店だと思っています。
・
端的に五目は醤油味、えびは塩味です。
ごく端的に。正しくは、本当…それだけに納まらない。
自作ラーメンを作ってみて分かったことは、
タレの影響力の強さ…です。
タレが味の基礎を形作ります。
だからこそ、五目は醤油味で、えびは塩味と書きます。
メニュウには、
中華丼…これが五目丼に相当して、ご飯、
五目そばが湯麺で、五目焼きそばが焼き麺、
えび丼が、つまり塩味の中華丼で、ご飯、
えびそばが湯麺、えび焼きそばが焼き麺…基本は3種類。
同様に、麻婆豆腐だって、同じ様に炭水化物別に分かれています。
そのタレの物言いなら、
タレどころか、炭水化物以外のものは全て“同じもの”に見えますよね。
レトルトの「牛丼の具」「中華丼の具」なら、
どの状態に掛けても良い。同じように同じ味で楽しむ事が出来ます。
ファストフード寄りの中華料理屋さんなら、
マニュアルチックに営業されているのなら、
みんな同じものを上に乗せて、炭水化物が違うだけのメニュウもあるでしょう。
その日、感じ入って僕が呟いたことは以下。
四柱神社でこれから落語。
これを前に緑町・廣東で、えび焼きそばとライスをば。
えび丼、えびそば(スープ)、えび焼きそば、
同じ塩味ベースで、米や麺に合わせて、
それぞれ違った個性を美味しく表現できるのは、料理人の腕を感じられる所だと思う。
同時に、五目そば、中華丼、五目焼きそばも、同じベースなんだけど、
はっきり米、麺、焼き麺で味わいに繊細だけど、
確かな差があって、ホント「うまいなぁ!」と思うんです。
…と言うこと。これが本当に凄いことだと思うんです。
プロの手腕とは、これを言うんだな、と。
タレが同じ、味の主体が同じだったら、だいたい同じ味で問題ない。
基本の調味料は全て同じなのに、
米、麺、焼き麺と合わせるために、少しずつ調整が為されていて、
そのドンピシャ具合、どれもそれぞれ美味しい!
それぞれが“ベースは同じだけれど、違う味、表現”と言うのは、
役者さん、俳優さんが、
監督によって、原作によって、様々な役柄を演じられる事と同様で、
五目系のそれぞれ、えびのそれぞれを、
今日までに食べて来ている自分たちに、
改めて、新しく「あぁ、美味しいなぁ」と思わせてくれるものでした。
本文、長くなりましたが、「五目そば」はこちら。
麺は他の湯麺と同様のものだと思います。
そう、
けれども、五目餡の塩梅によって、
啜った時の香や、熱々の中に感じられる旨味、甘味は、
また違って感じられます。
そう、だって、ワンタンメンの醤油スープに泳ぐ時の匂いと、違いますもんね!
あ、今回はワンタンメンの記事でないので、
また…確か、4月になると月替わりのオススメメニュウが、
ワンタン系になるそうですなので、その時に、書こうと思いますが。
こちらが「えび焼きそば」…えびそば、えび丼も、
優しい塩味、旨味で美味しいのだけれど、
揚げずに、炒め焼き固めた香ばしい麺に合わせるべく、調整してある様子です。
当日はご飯も合わせて頂いていたのですけれど、
よって、このご飯の味わいと、
えび丼の味わいが違って来ている…と、顕著に感じたものです。
焼き麺の効果もあるんでしょうし、それにしてもえび餡の美味しさは、
「やっぱり美味しい」とも思うし、「また美味しさに出会えた」とも思うし。
塩味も、
塩コショウで焼く、
焼肉やサラダの様な直接的な塩味の想像では合わないと思います。
餡に旨味があって、外枠を埋めるように塩味が…
旨みの後に、じんわり支えて来るような印象です。
何とも言えない美味しさ。
・
・
何度か出掛けて行くうちに、「廣東」の味に馴染んで来るし、
どこか、男性か、女性か、お若いか、ご妙齢かでも、
さりげなく、しかし的確に調整が入っているんじゃないか…
…そんな心持ちすら抱くことがあります。
そんな時に、本来の料理というものは、
一対一の関係である…と感じるんです。思い出したりするんです。
「料理の真髄」ってなんだろうか…
…と考えるならば、
やっぱり「食べる相手に、如何に寄り添っているか」と言う事ではないのかなぁ、と思います。
五目ならば、えびならば、
それぞれの味にも、ベースこそ同じであっても、
違いがあって、飽きずに食べられて、
ご飯、ラーメン、焼きそばの形態を繰り返したって、
いつも美味しく食べられる…と言うサービス。
卓越した技術から生み出される中華料理を、
客として味わう、
お店と客と言う、一対一の関係、美味しさがあると思っています。
さて。
そんな訳でございまして、そろそろお時間…と言う事になっております。
本日は、えー…、いつもとちょっとだけ違いましてね、
お料理のことよりも、
そのお店に行けば、ウマイものが食べられるって言うね…
何と言うんでしょう、エッセイ…だなんて例えるのでしょうか。
イマドキと言うものは。
廣東の基本の味、よく味を表した料理と聞いて、
何だか真剣に向き合ってみたいな、考えて書いてみたいな…と言う事でして。
長講一席、お付き合い頂きまして、誠にありがとう存じました。
「ブログを書く」と言うことは、
落語、噺の世界と違ってね、
シナリオがあるものじゃあないので…どんな言葉を自分でひねり出すか、
本人でも分かっちゃいないんです。実はね。
「料理の真髄は一対一の関係」と言う言葉は、
自分で言って、自分で理があると思ってしまいました。やりました。
お風邪をお召しの際の愛情ある料理も、そうですよねぇ。
では、本日はここまでとさせて頂きます。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
2018/03/15
・
・
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
1月26日、松本市庄内界隈、食べ処・呑み処柳ばしにて。
・
・
ところで、
「日替わり定食って、好きなんですよね」
…と謳ったときに、さて、どこまで賛同頂けるものでしょうか。
勤めの具合によっては、全く以って無縁のもの。
平日ランチに街場に出掛けられる方だけの特権。
あれ、こう書くともしや、YOKOさんのYOKO弁当をdisる結果になるのだろうか。
リーズナブル、お得メニュウ…と言う見地でなくて、
「今日は何かなー」のトキメキ感があるから、「日替わり」って好きなんです。
現実、飲食店さんがどんな風に選んでいるのか、
食材の消費期限とか?
それはそれでも、やっぱり「今日はこれを食べておくれ」と言う心意気に違いはないと思うんです。
「じゃあ、食べて行くよ!」と言う、無言のコミュニケイション。
それが良いなぁ、と。
あと、たぶん…
高校時代に市場の青果センターで配送関連のアルバイトをした時に、
先輩のみんなが「腹減ったー!今日の日替わりなんだっけなー!」
「日替わり一丁!」…なーんて注文するイナセな気風に、今も憧れているのかも知れません。
見た目は怖いヤンキー然としたお兄さんたちだったけど、
すっごく優しかったもんなぁ。見た目とか言動で差別すると損する…って、
その人達に教えて貰ったかも知れません。そう言えば。
・
・
初めて立ち寄る「柳ばし食堂」…
当日は「しず本」を目指していたけれど、臨時休業でして。
そのまま真っ直ぐ進めば見えて来る「柳ばし食堂」に飛び込んだカタチ。
よく通る場所だし、名も知られたお店だけれど、
これまで入ったことがありませんでした。
本日のサービスランチはアジフライ定食とのことで。
かなり大振りのアジフライが2枚。
何気に、揚げ餃子もしっかりお腹にたまったりなんかして。
鯵の風味がしっかり強く、身も厚く、“食べで”があり、
それでも美味しさから、ご飯のお代わりをしようか悩んだくらい。
進む進む。
アジフライは醤油派の自分ですので、
もし、ソースでなく醤油を掛けることが出来たなら、
お代わりして、食べ過ぎて動けなくなっていたかも。
でも、食べたくなっちゃう求心力はバッチリ。
・
お店の前の看板。
これだけでもトキメキませんか?
日替わりだし、今日だけって思うと…「あ、寄って行こうかな!?」なんて。
・
・
この頃は、全く分かっていなかったけれど、
そんな中、「しず本」、52年の営業に幕を下ろされたそうです。
松本の心と謳っても、全く遜色ない、素晴らしい風情、人情のある、名店でした。
心から、感謝を…
こうしたブログが伝わるか分からないけれど、
でも、本当に、本当に、ありがとうございました。
いつもいつも、最高に旨かったです。
…と、
先んじてブログ内容を書いておいたのだけれど、
その後、ご家族の方からTwitterにて状況をお知らせ頂きました。
おかげさまで、せめて伝えたかった感謝の気持ち、
いつも美味しくて、とても心地好く過ごせたことへの思いは、
きっと届くと思います。
「しず本」がなくなってしまった事は寂しいけれど、
でも、思い出はいつまでも熱くあるんだと感じています。
僕は、人に「しず本」を紹介する時に、
「松本の心、みたいなお店だよ」と表現するのですけれど、
そうしたお店は、また出て来るのかな。
唯一無二であったんじゃないかなぁ。
だからこそ、心からの感謝、なのです。
2018/03/14
・
・

気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
2月23日、松本市上土、裏町の間あたり、麺肴ひづきにて。
・
・
いや…
こんなのそれぞれの意見で考え方で、全く以って的外れなのかも知れないのですけれど、
ええ、
「限定メニュウのあり方」ってヤツでね。
そんなの、そう、気にしないで美味しく食べてしまえば良いのだけれど、
もう、こう考えてしまうと言う事は、性分と言うしか他無いもので…。
とても楽しんで限定メニュウをこしらえておられるんじゃないか。
そうして生まれて来たメニュウなんじゃないのかなぁ…
楽しいは美味しいの好例だと…そんな風に思うメニュウでした。
通常版の餃子と食べ比べ出来る事も、とても嬉しかったです。
ひづきの餃子、美味しいですもんね。出来たら外したくないところ。
「限定を頼むから、いつもの餃子は今日は止しとく」では、勿体無いですもんね。
過日、ひづきさんのブログに掲載されていた紹介文を参考にすると、
・ガーリックオイル、ガーリックペースト、ガーリック粗切り入り餡
・肉汁を楽しむ為に円形巻きの餃子。
・仕上げにガーリックバター、黒胡椒、ラーメンにも使う醤油ダレを掛けたもの。
…とのこと。
味わいは、ガーリックバターが突端にあって、こってりさが前にあります。
バターの滑らかトロリの口当たりが先行して入って来て、
匂いも焼き香に混ざって、バターの良い匂いが口に運んだ瞬間あたりまで香る。
口の中では、肉汁が豊富に溢れ出て来て、
肉々しさは背景、縁の下に回るような宛がわれ方をしていて、
バター、にんにく、胡椒、醤油の風味と肉汁の旨味が支配的で、たまらなく満たされます。
「あ!ごはん!ごはん食べたい!」って瞬間的に思いました。
そう、その素材だけでごはんを食べても美味しい組み合わせですもんね。
「餃子に何を包むか」だって夢がある話ですけれど、
焼く際に更にひと手間を加えて、風味アップは、更に餃子の世界を広げますね!
期間限定のメニュウでしたが、これは実に美味しいものでした。
もう1度見掛けたなら、必ずや食べたいと思います。
「餃子房ひづき」は都合により、もうありませんが、
ひづきの餃子は止まることなく、まだまだ進化しているんだなぁ…と感じないではいられません。
そうです。オルガが言う「止まるんじゃねぇぞ…」と言う、アレですよ!
(機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズより)
ラーメンの限定メニュウも魅力的ですけれど、
こうしたサイドメニュウ、また系列店の「あさのや」での限定などなど。
やはり注目すべき!
…そんな心持ちにさせてくれますね!
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
2月23日、松本市上土、裏町の間あたり、麺肴ひづきにて。
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いや…
こんなのそれぞれの意見で考え方で、全く以って的外れなのかも知れないのですけれど、
ええ、
「限定メニュウのあり方」ってヤツでね。
そんなの、そう、気にしないで美味しく食べてしまえば良いのだけれど、
もう、こう考えてしまうと言う事は、性分と言うしか他無いもので…。
とても楽しんで限定メニュウをこしらえておられるんじゃないか。
そうして生まれて来たメニュウなんじゃないのかなぁ…
楽しいは美味しいの好例だと…そんな風に思うメニュウでした。
通常版の餃子と食べ比べ出来る事も、とても嬉しかったです。
ひづきの餃子、美味しいですもんね。出来たら外したくないところ。
「限定を頼むから、いつもの餃子は今日は止しとく」では、勿体無いですもんね。
過日、ひづきさんのブログに掲載されていた紹介文を参考にすると、
・ガーリックオイル、ガーリックペースト、ガーリック粗切り入り餡
・肉汁を楽しむ為に円形巻きの餃子。
・仕上げにガーリックバター、黒胡椒、ラーメンにも使う醤油ダレを掛けたもの。
…とのこと。
味わいは、ガーリックバターが突端にあって、こってりさが前にあります。
バターの滑らかトロリの口当たりが先行して入って来て、
匂いも焼き香に混ざって、バターの良い匂いが口に運んだ瞬間あたりまで香る。
口の中では、肉汁が豊富に溢れ出て来て、
肉々しさは背景、縁の下に回るような宛がわれ方をしていて、
バター、にんにく、胡椒、醤油の風味と肉汁の旨味が支配的で、たまらなく満たされます。
「あ!ごはん!ごはん食べたい!」って瞬間的に思いました。
そう、その素材だけでごはんを食べても美味しい組み合わせですもんね。
「餃子に何を包むか」だって夢がある話ですけれど、
焼く際に更にひと手間を加えて、風味アップは、更に餃子の世界を広げますね!
期間限定のメニュウでしたが、これは実に美味しいものでした。
もう1度見掛けたなら、必ずや食べたいと思います。
「餃子房ひづき」は都合により、もうありませんが、
ひづきの餃子は止まることなく、まだまだ進化しているんだなぁ…と感じないではいられません。
そうです。オルガが言う「止まるんじゃねぇぞ…」と言う、アレですよ!
(機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズより)
ラーメンの限定メニュウも魅力的ですけれど、
こうしたサイドメニュウ、また系列店の「あさのや」での限定などなど。
やはり注目すべき!
…そんな心持ちにさせてくれますね!
2018/03/13
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
2月16日、松本市梓川界隈、らぁめん燕黒にて。
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昨年…か、もうちょっと前からでしたか。
松本市のカレー文化史の教科書には、
必ずや記述があろう名店「メーヤウ」が、色んなお店とコラボし始めたのは。
今では、「OLD ROCK」でもメーヤウのカレーが食べられる様になりましたよね。
記憶が確かなら、コラボのさきがけは、
この「らぁめん燕黒」ではないかなぁ…と思うんです。カレーラーメン。
ラーメン屋さんがオリジナリティを出して取り組むカレーラーメンではなく、
既存の味に定評があるカレー屋さんとの共同作品は、
とても強く惹かれるものでした。
期間限定、杯数限定と言う事もあって諦めてしまっていたのだけれど、
2月、カレーラーメンをよく目にしていた時期でもあって、
「食べてみたい、食べておきたい」
「辛いらしいので、YOKOさんが…」
…好奇心を胸に、YOKOさんを神輿に担ぎ上げて梓川までやって来まして。
「グリーンカレーラーメン」、
野菜増しをお願いしようとした所、この1杯には出来ない…との事でした。
具は少し寂しめ。
イメージとしては、グリーンカレーのラインに乗っているもの…だと思います。
缶詰の秀作「いなばのグリーンカレー」にも符合する、
とてもオーソドックスに、かつ美味しいグリーンカレー風味のスープ。
けれど、辛さが尋常じゃないくらい。
バッティングセンターで、勢い良くこちらに向かって来る玉を、
思いっ切りジャストミートして打ち返した様な、明確なインパクト、味の強さ辛さ。
剛速球、センター方向への強い当たり…
なんだろ、そう言った言葉ばかり思い出します。
味見でひと口もらっただけで、汗が噴出す様な思い切った辛味。
麺も細麺が合う様に思いました。
太麺で麺の味、小麦の旨さを出すよりも、
カレースープの美味しさを、分かり易く、分かる様に頂く辛味の喜ばしさ。
合いそうな予感がして「背脂ごはん」を追加でお願いして、
僕が残りのスープ、美味しく頂きました。
なんて素敵な好相性。辛味に米、カレーに米、
ほんのりと背脂の甘さ、グリーンカレーの風味がまた、
海苔や葱とも美味しく組み合わさります。
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YOKOさんにとって、
「食べられるけど、結構辛いほう。でも大丈夫」
…と言った辛さであったようで、
僕は、僕にとっては「ここまで辛いと、ひと口なら大丈夫だけれど、1杯全部は挑戦的過ぎる」
…そんな辛さでした。
1度は食べたいと思っていたメニュウ。
限定数にも間に合って、そう、知的好奇心も満たされて。
良き良き、と言ったところで。
2018/03/12
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気楽なところで、一生懸命…という事です。
3月3日、松本市駅前大通り、Hop Frog Cafeにて。
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その日、例の如く時間に追われていた僕ら。
足の怪我以後、初めてとなる16kmラン、
諏訪湖一周を果たしたまでは良かったものの、
やっぱり疲れもあって、のんびりとした午後になってしまい、
本当は、16時台の電車に乗って松本に行き、
カエルのお店に出掛けて行って、
その後に、「風林火山」に行きたいなー…と思っていたのですが、
どうやら、それは出来ないっぽい。
YOKOさんとの会議討論の末、
だったら、先攻に「風林火山」で、
後攻にカエルのお店はどうだろう…と考えます。
出来たら、〆にナイトロコーヒーも乙なものだねぇ…と。
結局は電車の時間の兼ね合いで、
コーヒーは飲めなかったけれど、飲みたかったビールも飲むことができ、
やっぱり、そのビールは美味しくてご機嫌な頃合に、
美味しくモグモグしていた酒の肴が、こちらで。
「ブリトー」
「ブリトー」と言う食べ物は、やっぱりコンビニのそれが馴染み深いでしょうか。
自分の場合、食体験が、それだけですから、
薄く、平べったいイメージでいたのですけれど、
この太巻感のあるビジュアルで届けられた時には、「こりゃすげぇ」と思ったものです。
飲みの終盤で、
正直、ほとんどの記憶が浄化されてしまってナイのですけれど、
見た目の美味しそうインパクトは覚えてますね。
こうした巻物は食べやすさも美味しさの一端を担ったりしますが、
短め太めの良さなのか、
かじりついても、こぼれたりせずに、
ちゃんと噛み千切ることが出来たし、口の中で具の風味の広がりも良くて、白眉。
鶏胸肉のしっかり食感が適度でしたねぇ~。
柱になると言うか。
硬くは無いけど、しっかりしていて、これが軸になって、食べさせてくれる感じ。
鶏胸肉が塩梅良い→口の中にちゃんとした存在感→ソースや他の具が栄える→
ブリトー生地のモチモチも栄えるって設計なのかなぁ、と。
ホットサンドもカエルのお店って有名…と言うか、
よく皆さんオーダーされている心持ちですし、
「クラフトビールとコーヒーのお店!」には違いないのですけれど、
フードも、かなり光るものが多くて、
チリコンカン丼もたまらなく好きだし…
いわゆる“おなかにたまるもの”系は、外さないどころか、
必食の価値があると思っていて、
このブリトー、軽食と言えば軽食カテゴリだと思うのですが、
流石の美味しさで、良き良きなるものでした。
「瀬戸内海粟島の牡蠣のオイル漬け」
レギュラーメニュウとは別の紙が挟み込まれていて、
そちらに記載があったもの。
確か、去年も頂いたかも。
だからこそ、また頼みたいって思うことが出来るもの。
1粒が重く…それは味わいでなくて、重量的にしっかり身がある重さを言いたくて、
オイル感が強くなく…それはオイルの味だけが前に出て来過ぎていないと言うことで、
牡蠣の旨味は強く…そう、牡蠣がやっぱり、めちゃくちゃウメーんですって。
つい、ペロッと食べてしまうのだけれど、これも美味です。
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短い時間でも、ちゃんと楽しむことが出来る…って言うのが、やっぱり良いですねぇ。