2018/03/13
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
2月16日、松本市梓川界隈、らぁめん燕黒にて。
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昨年…か、もうちょっと前からでしたか。
松本市のカレー文化史の教科書には、
必ずや記述があろう名店「メーヤウ」が、色んなお店とコラボし始めたのは。
今では、「OLD ROCK」でもメーヤウのカレーが食べられる様になりましたよね。
記憶が確かなら、コラボのさきがけは、
この「らぁめん燕黒」ではないかなぁ…と思うんです。カレーラーメン。
ラーメン屋さんがオリジナリティを出して取り組むカレーラーメンではなく、
既存の味に定評があるカレー屋さんとの共同作品は、
とても強く惹かれるものでした。
期間限定、杯数限定と言う事もあって諦めてしまっていたのだけれど、
2月、カレーラーメンをよく目にしていた時期でもあって、
「食べてみたい、食べておきたい」
「辛いらしいので、YOKOさんが…」
…好奇心を胸に、YOKOさんを神輿に担ぎ上げて梓川までやって来まして。
「グリーンカレーラーメン」、
野菜増しをお願いしようとした所、この1杯には出来ない…との事でした。
具は少し寂しめ。
イメージとしては、グリーンカレーのラインに乗っているもの…だと思います。
缶詰の秀作「いなばのグリーンカレー」にも符合する、
とてもオーソドックスに、かつ美味しいグリーンカレー風味のスープ。
けれど、辛さが尋常じゃないくらい。
バッティングセンターで、勢い良くこちらに向かって来る玉を、
思いっ切りジャストミートして打ち返した様な、明確なインパクト、味の強さ辛さ。
剛速球、センター方向への強い当たり…
なんだろ、そう言った言葉ばかり思い出します。
味見でひと口もらっただけで、汗が噴出す様な思い切った辛味。
麺も細麺が合う様に思いました。
太麺で麺の味、小麦の旨さを出すよりも、
カレースープの美味しさを、分かり易く、分かる様に頂く辛味の喜ばしさ。
合いそうな予感がして「背脂ごはん」を追加でお願いして、
僕が残りのスープ、美味しく頂きました。
なんて素敵な好相性。辛味に米、カレーに米、
ほんのりと背脂の甘さ、グリーンカレーの風味がまた、
海苔や葱とも美味しく組み合わさります。
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YOKOさんにとって、
「食べられるけど、結構辛いほう。でも大丈夫」
…と言った辛さであったようで、
僕は、僕にとっては「ここまで辛いと、ひと口なら大丈夫だけれど、1杯全部は挑戦的過ぎる」
…そんな辛さでした。
1度は食べたいと思っていたメニュウ。
限定数にも間に合って、そう、知的好奇心も満たされて。
良き良き、と言ったところで。