気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2月3日、松本市駅前界隈、信州ばんざい家にて。





時代が変わったのかなぁ…なんて思うし、
「ビールが苦いから嫌だ」と言うご意見がある世の中ですから、
「生臭いから嫌だ」と言う事なのかも知れないけれど、
でも、それでも、僕自身だって子供の頃は、
とてもじゃないけれど、近付きたくなかったものだし。

そうそう、「よよぎ」の大将が言っていたっけ…

「日本酒を飲める様になると、食べられるものが増えるんだよ!」

…って。本当、そうだと思います。

イカの塩辛も酒盗も…モノが違って、だいたい同じものですけれど、
未だに、定番のひとつともされる「ご飯と一緒に」…
…そうして食べたいって思いません。

思えないけれど、塩辛も酒盗も日本酒と一緒なら「好きです」と言っちゃう感じ。
この矛盾です。
新鮮なイカが日常にある地域ならば分かりませんけれど、
無海の地である信州信濃の国として、
保存食たる塩辛は伝来していただろうけれど浸透していないのかも。

時代は人が築くもの。
人の嗜好が変わったり、塩辛を食べなくても、
肴はコンビニを始めごまんとあるし…そんな理由もあるのかも知れません。

YOKOさんと一緒になって、もう直ぐ10年目を迎えるけれど、
やっぱり食卓に塩辛って上ったことがないし、
厨十兵衛で食べた「酒盗和え」だったり、
よよぎの大将が自分で仕込んだ「塩辛」はあったか。
あと、ふじ蔵の大将も仕込んだりするかも…
一時代は日常にあった「塩辛」も、こうやって考えると、
非日常の味、居酒屋さんの味に変わって来ているのかも知れませんね。

素揚げジャガイモは絶対必殺の美味しさがある。
クリームチーズらしきが、ちょこんと乗っかっていて、
ジャガイモと乳製品の相性は言わずもがな。
北海道定番は茹でた、蒸したジャガイモともイメージで浮かびますが、
ジャガイモと塩辛の組み合わせも、もちろん良い訳で、
塩辛の特有の匂いも、
クリームチーズやジャガイモの熱気の中で、
あまり感じられず、発酵食品らしい旨味を、存分に感じ取る事が出来ます。

日本酒にも良いけれど、ビールにだって良いし。
もちろん、焼酎にも。
定番の組み合わせにも、ひと工夫して…なんて所は、
信州ばんざい家らしいかなー…なんて思うところでして。








気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

5月19日、大阪北新地より取り寄せて、点天のひとくち餃子。





きっかけはアニラジであります。

「ゆみりと愛奈のモグモグ・コミュニケーションズ」
( http://www.onsen.ag/program/mogucomi/ )

…と言う。
「音泉」と言うアニラジ専門チャンネルの、
“「声優×グルメ」をテーマにした<音泉>オリジナルラジオ番組!”…です。

軽い気持ちで聞き始めたのですが、
結構、率直な食への意見を聞くことが出来て、楽しんでおります。
花守さんは、前クール、ヒットした
アニメ「ゆるキャン△」の各務原なでしこ役を演じられたので、
お耳に達している方もいらっしゃるかも。

まぁ、ともあれ。

実食するシーンで、両女史共に大好評だったもの。
だからこそ、興味を持ったもの…が、今回の「点天」のひとくち餃子。

Wikipediaを調べてみると、
ひとくち餃子は大阪京都にあるもの、
また博多にあるもの…その地域の特色、名物の様に感じます。
なるほど、信州育ち、生協などを結果として食べたことがありますが、
本場の美味しさ…と言うのは分かりません。

普段だと、大振りの“食べで”のある餃子が好みかなぁ、
日常の中にあるのかなぁ…と思っています。
松本の名店「餃子の店」しかり、
普段使いに10人前をちょくちょく買い求めている、
塩尻広丘の「あさひ精肉店」併設の餃子屋さんだったり。



穂高にも餃子文化があり、
「餃子の店」だってお持ち帰りはありますが、
この箱入り、寿司折の様なパッケージには驚きました。
どなたかのお宅に、手土産として持って行っても良い様な、そんな見目。
文化の違いを感じずにはいられません。



1箱45個入りで、2130円。

「点天」のオンラインストアで購入しました。
( http://www.hitokuchigyoza.jp/index.html )

瞬間、すわ「生八つ橋」か…なんて思います。
ビッシリと詰まっているひとくち餃子。
これ、45個なんてペロリと食べてしまえるんじゃないか…
ウェブサイトには1人前20個が目安とありますが、
いやいや、全然足りないんじゃない?
…そう思っていた時期もありました。

僕とYOKOさん、
他のおかずも用意した上で…いや、
でも、食べられるんならお腹いっぱい行こうと用意して、
ふたりで45個が、めいっぱいでした。

パッケージもコンパクト、目方もそんなに重くない、
軽く食べられそうな雰囲気…
だけれど、ちゃんと食べた満足感があります。



何より素晴らしいと感じたことは、焼き易さ。
スキレット(鉄鍋)で焼こうか、手引きの通りテフロンフライパンで焼こうか、
最後の最後まで悩みました。

大振りの餃子は、確実にスキレットで焼いた方が美味しいからでして。

初回ですので、素直に手引きに従いましたが、
バッチリの焼き上がりで嬉しくなります。
写真は調子に乗って、裏返したところ。

両面を焼く…とは手引きにありません。
なるほど、カリカリと両面共に焼くことが出来ますが、
YOKOさんにして「スナックっぽくて餃子っぽくない」とのこと。

片面だけ焼いた場合、
片面はサクサクパリパリで香ばしく、
反対側は柔らかさ、軽いもちふわ加減で、具の風味が立ちやすい。
両面を焼いた場合には、具の印象が薄く感じられる事が不思議でした。
添付のタレは、唐辛子系の辛味が立つものでピリ辛味。
これがまたよく合う!
ご飯と共に頂いても、もちろん美味しいのでしょうけれど、
餃子だけをパクパクと食べられる…そう、ひとくちですしね?
それが何だか、とても美味しく感じました。
次々に、夢中に食べられるって素敵です。

香ばしさが、どこかお煎餅の様な…それも焼きたての…
小麦粉を主体とした焼き加減とは少し異なっていて、
(もちろん、お米は使っていない)
…重さが普段の餃子とは格段に異なると感じました。

賞味期限が製造日より4日、
冷凍は向かない…と厳にウェブサイトには書いてあり、
3日目には気づきませんでしたが、
4日目の朝、生地を触ってみると、
所々、生地の水分が抜けた場所があったので、
なるほど、水分を搾った生地なのかも…
だからこそ、パリッと焼くことが出来て、
風味も強く、ふかふかとした厚い皮とは異なる食感なのかも…
…なんて想像してみたりして。

餃子には違いありませんが、
日常に馴染んだ餃子とは別の美味なる食べ物でした。
もっと言うと、
昔々食べたものは、大振り皮モチ旨の餃子とも、
こうしたひとくち餃子とも違う、
ただの小さい餃子…だったかも知れません。
それがきっかけで、これまで本場のひとくち餃子を食べて来なかったことは、
ちょっと勿体なかったかも。

「モグコミ」のおかげで、
改めて、美味しいものに出会うことが出来て来ます。

今日は水餃子を試してみようかと言うところでして、
このブログは日中に書いておりますが、
更新される18時30分頃には、
ちょうど食べている頃かしら…なんてところで。

そう、お時間となってございます。

それでは。いただきます!








気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

5月13日、松本市上土と裏町の間あたり、麺肴ひづきにて。






実際、小耳に――…
海苔が印象的なメニュウが、裏メニュウとして現存するんだと、
小耳に挟んだものですから。ハイ。
小耳に海苔は挟んでいません。
板海苔ならいざ知らず、岩海苔は挟み様がありませんよね。
それこそ、そのモジャッとした風体は、体の部位なら…

…いや、これ以上はいけない。

えー、ともあれ。
数年前に麺肴ひづきがメニュウを刷新した際に、
潮ラーメン、潮つけ麺がメニュウから無くなり、
汁なし担々麺の麺が変わり…
色んな所が変わって今に至るのですが、
ここ最近、ちょっと小耳に挟んだのです。
裏メニュウ…として「潮」は出来るんだー…と。



僕らもお願いしましたし、奇遇にも後からお見えになったお客さんからも、
「潮」が入った様子で、厨房にコールされていました。

我が家のYOKOさんがつけ麺を好きになるには、
少なからず、麺肴ひづきが関わっておりまして。
海苔が大好きなYOKOさんが、
「醤油つけ麺に板のり」の組み合わせ、そりゃもういたくお気に召しまして。
試したことありますでしょうか。
麺を巻いたりして食べたりすると、また風味が違っていてウマイんです
一時期、ピークの頃は海苔2倍のトッピングも、よくお願いしておりました。



そんな中で、「潮つけ麺」にも入れようとして、
デフォルトで岩のりが入っているので、
「合うなら、そちらかも」と僕が判断し、
岩のりをトッピングしたら、
スープを海苔に吸われてしまって、
「あちゃー」と笑っていた事も、良き思い出であります。

それ以降、海苔との組み合わせで食べたい日、
麺とスープを楽しみたい日…なんて気分で選んでいたみたい。

久し振りに食べる「潮つけ麺」、相変わらず美味しかった様です。
自分も、ひと啜り頂きましたが、うん、満足できる美味しさ。
スープの構成が変わった様子で、
以前より塩の強さ、尖り加減はマイルドに、
アッサリした雰囲気も加わっていて、上品さアップ…と言った感じ。
より、食べやすくパワーアップしているんじゃないか…と思うくらい。
麺肴ひづきのブログを拝見すると、
いつも美味しい1杯の為に研鑽を重ねている様なので、
何だか、この美味しさも納得できる…なんて思いました。

僕らは冬も変わらず、つけ麺を食べていますけれど、
これから季節は、世間としてつけ麺全盛期の時期になりますよねぇ。
きっとまたお願いする日も来ると思ったりする…

…そんな所で、今日はここまで。
ちょうどお時間となっております。

それでは、またお目に掛かりますー。









気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

4月7日、松本市緑町界隈、厨十兵衛にて。






あの。

写真だと、よく分からないと思うんですけど。

中央部上段にあるものが揚げ豆富です。

たっぷりの餡。餡掛け。
主の揚げ豆富が分からなくなるくらいの、たっぷりの。

「豆富を揚げる」と言う事ですから、
簡単に言えば、「厚揚げ」ではあるものの、
厚揚げより、もっと短時間で引き上げたイメージです。

すぐ近くの中華料理の「廣東」にも、
厚揚げをその場で仕上げて炒め物にするお料理がありますが、
お豆富を揚げる、すぐ食べる…と言う行為は、
非常に尊いものだなぁ…と思っています。

油揚げ、厚揚げ、どうしたって油が酸化するみたいで、
出来立ての風味は、
日常に手に入るものと比べたら凄絶な差がある様に思っています。
本当に美味しいですもん。
実際、今回、このブログを書こうと思って、
チラッとGoogleを覗いてみると、
「自家製厚揚げ!驚愕の美味しさ!」なんて記事もありました。

餡掛けだから、
パリッ、サクッと言う食感ではありません。
薄い衣があって、中のお豆富は絹ごしのもの、
ダシが染み込んでいる事はありませんが、
熱さは奥まで染み込んでいて、
熱が加わり、豆の甘味がとても良く、引き立って感じます。

餡が抜群に美味しく、流石は厨十兵衛の大将さん…と思います。
お豆富の味わいがシンプルで、
炊き立ての白米的な餡の受け方をするので、全体の美味しさが滅法膨らみます。
絶品でした。
「これはうまい」とYOKOさんもニコニコ。

熱々であることも大きいけれど、
何より香の高さ、芳醇さ…メチャクチャ良い匂いなんです。
いちばん効果的に味わいを出してくれている素材は、三つ葉でした。
どうやったら、こんなにも芳しく三つ葉を使えるのだろう…
自分自身、三つ葉が好きで、
色んなものに…それこそ冷奴にすら乗せる時もあるくらいですが、
三つ葉らしい三つ葉の香、
ダシをよりふくよかに感じさせる使い方…
そう、パクチー爆盛りみたいに入れれば感じられるって訳でもなくて。
全て適材適所なんだろうなぁー…って思うんです。

子供の拳大はあろうかと言うお豆富が、ゴロゴロと入っていて、
ボリュームは十分…写真で見ると「1皿」だけれど、
両手で支えて持つ器のサイズで、でボリュームたっぷり。
けれど、あっと言う間に食べ干してしまいました。とても魅力的な味わいでした。

この時に僕らの手元にあった日本酒は、
広島・誠鏡“幻”と山口・原田。
どちらも西の方のお酒だけれど、性格の違うお酒でした。

…誠鏡は平仮名で「まぼろし」と書かれた上級酒が、
とても印象に残っています。
蔵元さんのウェブサイトを拝見すると、
赤箱に「まぼろし」、瓶には「幻」としている様です。
自分が銘酒百選的な本で見たのは10年以上も前だから…
古くからそうだったかは分かりませんが。

少し渋味や苦味もあるタイプ。
そうした強さ、癖…と言うか、アクセントのようなものがあるお酒だからこそ、
ふくよかなダシ、熱々の揚げ豆富に負けずも勝らず、
ちょうど良い塩梅で引き立ち、引き立たせ。

何て言うのでしょう。
拍子木の様な角材をすり合せても、滑り易く外からの力で、
簡単に積んだ角材は崩れてしまいますが、
鍵型、凸凹を付けることによって、
外部からの力に負けなくなる…
お酒のベースラインの上に、凸凹、渋味苦味があるから、
ピシャッとハマるのではないかと言う…。

そんな気がしています。
美味しく頂きました、酒と肴の思い出。











気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

4月13日、岡谷市I.C.から市街地へ降りて行く辺り、麺や てっちんにて。




YOKOさんが札幌塩ラーメン、ふたりでイタ麺、
僕が、このあぶり肉味噌ラーメンをお願いした日で…
最初は「ちょっと頼み過ぎたかなぁ、でも…食べてみたい好奇心が抑えられない!」
…なんてところだったのですが、
美味しさも手伝って、美味しく頂きました。
もちろん、トッピングもやしも注文しています。
茹で上げたものがラーメンの器に入って、タレが掛かって出て来るもの。
サラダとはまた違った良さがあります。
茹で立てもやしはウマイ。

壁に貼られたメニュウなので、期間限定かも知れません。
いつか、これを読んで下さった方がお出掛けになって、
メニュウに無かった場合は、あしからず…であります。





味わい、ベーシックなところは、
看板メニュウの札幌味噌ラーメンと同様です。
炒められた野菜の香ばしさが美味しく、
中華鍋で煽る熱、ラードの旨味がスープに寄与して、
最後まで熱く、たまらない美味しさがある。

チャーシューメンスタイルでも良いかもですけれど、
薄切り、ピロピロッとした豚バラ肉が、
器の直径に合わせて乗る…
「肉が乗る」感、ビジュアル的にソソる感覚は、
ちょっとした贅沢感だったり、
「今日も美味しく食べよう!」って思う事が出来たり、
一言で、気分を高揚させるパワーワード感がありますね。

豚バラ肉の味付けは強くなく、
元来の味噌スープの味を受けていて、
豚の脂、肉の味が分かるくらいの強さで、
かえって存在感がある様に思いました。

「スタミナラーメン」も、どこかパワーワード感あって、
「お疲れさま、オレ」とか、
「明日から、頑張らなきゃ」とか…
こうした食べ物って、味が美味しい事は重要ですけれど、
でも、味とは別に元気を分けてくれる様な気がしませんか。

揶揄するような、また流行の言葉、スラングのような言葉…
「パワーワード」と言う言葉は、2018年現在は、
言葉そのままの意味以上の意味がある様な気がします。
多彩な解釈が出来る…なんてところで。

パワーワードがあるなら、パワービジュアルもあっても良いんじゃないかな、と。

そんな1杯でありました。






気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

4月頃、松本各所。そして、自宅での抽出。
さぁて、お馴染み、
Shinsyu Coffee Roasters Guild企画、第7弾となります。






今回から、「松本」ではなく「信州」になりました。
活動の幅が広がっている…と言うことだと思います。
当初は、Cafe the Grove、Hop Frog Cafe、High-Fiveの3店舗、
次いで、かめのや、
今回、第7回から山形村はアイシティ近く、野田レッカー手前の、
「月と群青と珈琲と」、
松本市内、深志神社と相沢病院の間に「FIFTY-ONE COFFEE」が加わっております。
松本市内に限らず…ですから、「信州」なのかしら…と。

全部は回り切れないので、
出来得る範囲で飲んで行きたいな…なんて思います。

今回はスマトラ島北部ドロサングル地区のコーヒー。
標高1400m、スクリーンサイズは18、スマトラ式の精製方法と言います。

ここからは自分で調べた事なので、
間違っていたならお恥ずかしいのですが、
スマトラ式での精製方法、
それがすなわち「マンデリン」と呼ばれる銘柄…かと。
ナチュラル、ウォッシュド、パルプドナチュラルとも異なり、
収穫して、豆を取り出して、乾燥。
乾燥の途中で脱穀して、また乾燥…と言う。
マンデリン族が主導し確立した方法…なのだそうです。
コーヒー豆の品種としてはアラビカ種が主体とのことで。

スマトラ島と言えば「トラジャ」と言うコーヒーも聞いた事がありますが、
これもトラジャ族だから…だそうです。
なるほど。

さて、今回はどんな味わいの違い…焙煎の違いに出会えるのでしょうか。
楽しんで味わって行きたいと思います。







SHINSYU Coffee Roasters Guild
情報は、下記 Facebook のページにて。

https://www.facebook.com/matsumotocoffeeroastersguild/ )

MCRG ギルド豆 Vol.1 「ルワンダ」
http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/2017624mcrghop-.html
「コーヒーの楽しさが、昨日より少し熱を帯びて続いて行く。(2017年6月24日)」

MCRG ギルド豆 Vol.2 「ニカラグア」
http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/20179mcrg-960f.html
「ジャバニカを飲み比べてみようぜ!(2017年9月)」

MCRG ギルド豆 Vol.3 「エチオピア・イルガチェフェ地区(G1・ナチュラル)」
http://sakesoja.naganoblog.jp/e2185446.html

MCRG ギルド豆 Vol.4 「パプアニューギニア・AA・ブヌン・ウー農園」
http://sakesoja.naganoblog.jp/e2201847.html

MCRG ギルド豆 Vol.5 「ベトナム・エバーグリーン G1」
( http://sakesoja.naganoblog.jp/e2225214.html )

MCRG ギルド豆 Vol.6 「エルサルバドル・温泉ピーベリー」
( http://sakesoja.naganoblog.jp/e2242417.html )






今回から、我が家のミルが変わりました。
これまでは、カリタ社の「ナイスカットミル」を使っていましたが、
私のお手入れ不備により、中で詰まって、
モーターに負荷が掛かって、ヒューズが飛ぶ…
「分解できまい」と思って、新規ミルを手配した後、
「分解できるんじゃないか」と言う事に気付き。
6年も貯めたコーヒー粉を綺麗に出来る自信がなかったので、
すでに発注していた新規ミルにて、今後進めて行こう…と言う所で。



「ナイスカットミル」の後継機たちは20000円から。
かと言って、安価なものでは不安が付きまとう…と言うことで、
中間の10000円くらい、
スイス・BODUM社の「BISTRO」を使ってみることにしました。
受け皿がガラス製で静電気を帯びやすいため、
ここだけはナイスカットミル時代のステンレス製の受け皿を流用。
不思議とピッタリサイズだったので、有難いことでして。

ナイスカットミルには、過酷な6年間を過ごさせてしまいました。
ちゃんとメンテナンスをして使っていくことを、
今回の件で覚えましたから、良い方向に行くと良いなぁ、と。

ボダム・ビストロは、ディスペンサー機能が付属するような形で、
コーヒー豆を貯めておいて、淹れる度に挽く…
…これが手軽に出来る構造だと思いますが、
我が家、コーヒーを空気中にそのまま置いておく事は、
あんまり良くないんじゃないか…と思うので、
都度、密閉瓶から取り出して、コーヒーを淹れることにしています。

デイリーの朝日村・自家焙煎コーヒー・シュトラッセの味で飲み比べてみると、
全体にシャープな印象に変わった…
苦味や渋味が少し減った様に感じていますが、
もしかするとナイスカットミルさんの中がたいへんな事になっていただけかも知れず、
ともあれ、これをベースとして、飲んで行く事になります。







【 Hop Frog Cafe:エアロプレス 】

ダージリン、茶葉、栗、籾殻、シトラスピール、蒸し栗、
ルビーカラーのイメージ、少しえんどう豆。
香の良さ、秀でている。芳しい。
少し経って、リンゴピール香も感じられる。

飲んでみると、
ライトで苦味が早くから発揮。渋味は全く感じない。
苦味や渋味がそれぞれあってバランス…とも思う部分があるけれど、
渋味を拾えない所は珍しいかも知れない。
段々と甘味が上がって来る。紅茶飴の様なニュアンス。
アロマは長く続くけれど、
フレーバーと言うか、味はスパッと切れる感じ。

温度が下がって来ると、より茶葉感が出て来る。
酸味が加わって、味わいに層が生まれてグラデーションのイメージ。
「大地(Earth-y・アーシィ)」にキーを置くのならば、
苔むした大地、ウェットな香だけれど、若葉の様な青々とした雰囲気も。






【 CAFE THE GROVE:自宅:ウェーブドリッパー 】





毎回楽しみなカフェ・ザ・グローブの店頭コメント。


香は…

すごく力強い印象。雨の匂いに少し似る。
豆の密度が強い感覚。
暗がりで、天井の電灯から垂れ下がったスイッチ紐を探って掴むような…
トロピカル系、オレンジとか…そうした香が徐々に手に触れる様。
そうした香の色が瞬く。
艶やか…とも違う。ローストした味わいが生きていて、アグレッシブ。
プリッツとかプレッツェルの様な焼いた甘い香が、
すごく深く広がって、常に甘い香が細かく拡散して行く。
カボチャのローストしたもの…と言った印象も。

味は…

!!
なんだこれ!複雑だ。ごく複雑な味わいがある!美味しい。
“るつぼ”なるイメージ。人種のるつぼ。味は酸・苦が強め。
苦味の種別が多い気がする。
グラインダーを変えたから量の配分が変わったか…?とも思うのだけれど、
強過ぎる、濃過ぎる…と言う印象ではなくて、
あくまで、味わう中での要素が多い印象なんだ。

温度が下がって来ると、苦く広がりつつある世界に、
ふっ…と酸の構成が浮かんで、消える。
確かに、間違いなく酸が出て、香が出て…
味全体を楽しむ時間が長くあるコーヒーだと思いました。
余韻、後味がすごく長く、そして美味しい。
苦味、軽く酸、芳香の印象が残る。

「大地」の雰囲気は、うーん…僕にはピンと来ないのだけれど、
たぶん、ウイスキーや日本酒にもあるような、
「匂いサンプル」を使えば、手がかりは掴むことが出来るかも知れないけれど…
うん、「カフェ・ザ・グローブの味」と思う方が、しっくり来る。
僕が思うコーヒーらしい、スタンダードラインながらの上品な味わいの良さ、上質さ。


YOKOさんは、

濃ゆい。確かに香は後から出て来る感じ。美味しい。
私、すごくフルーティなコーヒーより、こう言うコーヒーが好きなんだ。

…とのこと。
たぶん、前日に「月と群青と珈琲と」で、
ナチュラル系のコーヒーを飲んだから…かと。
最近飲んだ中では、トップクラスの芳しさと華やかさがあって、
自分は「こう言うコーヒーも良いなぁ」と思いながら飲んだのだけれど、
YOKOさんとしては、落ち着き、まとまり…
そうしたコーヒーが好みなのかも、と言ったところか。






【 Hop Frog Cafe:自宅:ウェーブドリッパー 】

香は、田舎の家屋の香。日干しのワラの香。
これに、HFCっぽい香が混ざる。少しだけ柑橘類の香がある。
みかんを干した感じ。(オレンジではなく、みかんサイド)
少しココア感があって、ミルクを温めた様な香も。

飲むと、
「おおっ」と驚くほど、初手はシンプル。空間がある。何も無い白い部屋。
味の要素が少なくて、アロマ主体の雰囲気。
ひと口目、後半になって渋さを感じ、次いで苦味が少し残る。
で、
その更に後、呼気から甘い香が戻って来る。
酸があることに気付かされる。渋味のある果実の様な…。

なるほど、冷めて来てから本領に触れられる。
渋、酸、苦の順、ジュッとした酸、
湯の上に浮かんで味わいが構築されるイメージ。
この温度で飲んだ後の香が、いちばん良いかも。
引き続き、飲み込んだ後の戻り香が輝く。

「大地」のイメージで探してみると、牧草地のイメージかなぁ。
以前に飲んだ…
あれはギリシャコーヒーだったっけ?
中町の現「くりや」の2階にあったギリシャレストラン・デルファイで飲んだ、
すごく土の匂い、土と草の匂いを感じさせるコーヒーに近い感じ。
あのコーヒー、詳しくどんなものだったかは、
全く思い出せないけれど、
でも、あの時の雰囲気に近いかも。
「大地」と言う言葉から受ける想像と合致するのは。








【 High-Five:自宅:ウェーブドリッパー 】


お日様の香、、ワラと牧草、柿、干し柿。
煎り麦、乾燥した素材の雰囲気。
すごく華やかではなく、一番、僕の中の大地のイメージと合う香。
子供の頃の記憶にリンクする。

飲むと、
うーあ、面白い。香と味が別々に入ってきて、口の中でまろみとなってまとまる。
ミネラルっぽさ、ソルティ、飲みやすさ。
複雑さの時間が短く、そのあとライトさが出て来る。
香より味の良さがとても良く広がる。上品だけど、群衆っぽい。
落ち着き、安堵感を持たせる。
ラストは渋が多く、苦味もちゃんと感じられる。

なるほど、深煎りだからなのかもね。
香の広がりって少ないかも。
でも、よく味が出ていて、
酸少なめ、苦、渋のバランスが良い。
旨&まろみを上手に表現できている感。
落ち着いて来ると、軽くセメイダインみたいな。
若草を嗅いだ時の芳しさが混ざって来る。

YOKOさんは、比べるとCafe The Groveの方が好みだと言う。
もちろん同じとは言わないけれど、
ある種のスタンダードっぽさは、味わいの均一感は、
双方にあって、気に入ると思っていたのだが。
そうした雰囲気は、CTGやHFにあると思うのだけれど、
これはフィットしない…と言う様な感想。
「香ばしい、不思議な味、渋味、麦茶を濃くした様な?」とのこと。
好みのものだからこそ。なかなか難しい。
でも、だからこそ味わいに一期一会の出会いがある訳だ…とも思う。








【 FIFTY-ONE COFFEE:自宅:V60ドリッパー 】


今回のSCRG企画のおかげで、ついに到達したお店。
存在を知った頃合と言うものは存外古く、
西堀の「洋酒店 醇」さんに出掛けて行った日が最初だったのだけれど、
当時はコーヒーへの興味が今よりもだいぶ少なかった頃で、
それこそドリッパーの違い、焙煎の違い…
そうした所まで興味が及ばず、出会いこそあれど、お店まで、
ご商売の本拠までお出掛けすることが出来ておりませんでした。
YOKOさんが後に言うには、

「何故に、51コーヒーってお店の名前か、よく分かった」とのこと。

店頭にお出掛けになれば明々白々であります。



HARIO社「V60」型ドリッパーの写真。
お店に出掛けてみると、V60ドリッパーが販売されていて、
手持ちのドリッパーはカリタのウェーブと3つ穴式だけなので、
この機に購入してみることにしました。
何と言っても、とってもお安いドリッパーですし。

これまでは、SCRG参加店が皆さんウェーブドリッパーをお使いで、
これに合わせてウェーブを選んだ都合、
まず、FIFTY-ONE COFFEEさんのコーヒーは、
V60で試してみることが大切ではないか…と考えたからこそ。
それぞれのドリッパーで、どの様に味が変わるのか…
…も研究できたら良いのだけれど、それはおいおいで。

V60は、円錐型とも呼ばれ、写真の通りに大きな一つ穴式。
落ちて行く時間も早めとのこと。
色々と店主さんに教えて頂く中で、
「ネルドリップのイメージ」でV60が存在している…と言う言葉は、
ささやかに驚きました。なるほど、似ている。
意識したり、こうして手に入れなければ、
きっと知ることが無かった知識に違いありません。

ネルドリップも興味がない訳ではないけれど、
洗ったり消毒したりが、とても面倒に見えてしまう自分。
こうして使い勝手が良い…、
常に新しいフィルター取替のV60の方が性に合っている気がします。
もちろん、ネルドリップだからこその味わいがあり、
その良さも必ずやお有りなのでしょうけれど、
自分が淹れるとなると難しいなぁ、と。





香は、これまでのドロサングルの中で、いちばんワイルド。
茂み、草と土、木、そして皮。
甘みある香。シンプルで香って、ワイルド、スッー…甘…って感じ。時間の流れ。

味は、シンプル、スマート、飲み込む瞬間から、そのあとフィニッシュまで、
一体感がある印象。草、山野草。
そうしていると口の中で、すごくモザイクが始まる。
複雑な文様が浮き出て来る様な…後から味わいに変化を感じ始める。

2口目は口中調理、前述の複雑さと2口目トップのシンプルさが加わって、
バランスは良いけれど、特徴的な複雑さを持ち、美味しい。
すごくすごく濃い麦茶のイメージ。
それぐらいのライト、朗らかさを持っていてすごい。
苦味が美味しい。苦味のバリエーションが豊富に内在していて良い。

温度が下がって来ると、酸を感じ、味がより出て来る印象。
サッパリした部分を持ち合わせる苦味が出て来る。

YOKOさんは、
「複雑過ぎない香。こう言うシンプルなものが好ましい」
…とのこと。お気に召した様子。


また、FIFTY-ONE COFFEEの豆をウェーブドリッパーで抽出してみる…
…と言う事も試してみましたが、
僕が気に入った苦味のバリエーションが、
比較的、穏やかで甘みある雰囲気にマスキングされてしまい、
とても飲みやすいし、美味しいとも思うのだけれど、
(温度が下がってからの色の出方は、ウェーブの方があった気がしている)
「美味しい苦味」を好ましく思う自分からは、
V60ドリッパーの方が合う珈琲豆、焙煎なのかしら…と感じました。






4月中が主な販売期間で、
現在も各店が取り扱っているかは、是非お問い合わせ頂きたい所なのですが、
今回は、この4店舗のコーヒーを楽しませて頂きました。

こうしてまとめることで、
各店の共通点を考えたりするのだけれど、
今回は、それぞれが特徴的で、
元々は同じ豆ですから、
どこか共通点があって、それを見い出す事も楽しみなのだけれど、
共通点と言うよりも、コーヒー豆の多様性を、
より感じられる飲み比べになった…と感じています。

「面白いなぁ」と思うからこそ、
辿り着かなかった店舗のコーヒーも飲んでみたいと思うし、
そんな話をHFCの旦那と話していて、なお思うのだけれど、
じゃあ通販などで、
6店舗100gずつパックで売ったら…とか、当然考えはしますが、
そうすると、
HFCの旦那と話すことも、
Cafe the Groveの香テイスターを試したり、手書きPOPを見たり、
High-Fiveの眺めの良い、松本の景色を楽しんだり…
そうした事が出来なくなってしまって、
それはそれで、便利かも知れないけれど、とても勿体無いよね…
…そんな話で。

今回、こうした飲み比べには載せられなかったけれど、
「月と群青と珈琲と」さんには出掛けて行き、
ロケーションが山形村ですから…
近くに「木鶏」さん、お蕎麦屋さんがあり、
アイシティがあり、
そうそう、お蕎麦と言えば、この後にブログ化しますが、
「きさく」と言うお蕎麦屋さんも、とても良かったんです。

「動く」と言うことは、
「犬も歩けば棒に当たる」などと、先人達は残しておりますけれど、
動くからこそ得られるものは、とても大きい。

店舗数が増えて、色んな出会いがまたある訳でして。

僕がこうして書いている事も、

もしか、どなたかのコーヒーへの興味を、ほんのちょっとでも押し上げられたら嬉しいなぁ…
…その様に思ったりなんか致します。

さぁ、本日の一席はちょうどお時間となっております。

きっとまた次回、第8回でお目に掛かる事と存じます。
それまでの暇となります。

ありがとうございました。

ありがとうございました。






気楽なところで、一生懸命…と言うことでして。

4月8日、軽井沢町プリンスショッピングプラザ内、らーめん福栄にて。





前回に続きまして。
(麺戦記の更新を挟んだので、遥かぶりですけれども)



YOKOさんは「辛味噌らーめん」を注文しました。
1000円。軽井沢、お高い土地であります。

ただ、基本と思しき味噌ラーメンからは50円アップなので、
本当、ベース値段が高め設定であるだけなのだなぁ、と思うのでして。

辛さはピリ辛程度の舌触りで、
後からちょっとだけ戻って来る辛さがあるかな…と言ったところ。
オイルなのか、花椒の匂いがあって、
それによって全体が締まって感じられると共に、
フレーバーとしては豊かに広がって、美味しい。
よくある名称「辛味噌らーめん」ですけれど、
それ以上に、何か名付けたくなる様な美味しさがありました。






「半チャーハン・餃子セット」は、630円。



最近目にした食べ方で、
餃子を「酢と胡椒だけで食べる」と美味しいと伺い、
早速試してみました。
「酢+白胡椒+七味唐辛子」
…卓上に八幡屋磯五郎があったので、ラー油代わりと思って。

なるほど、
元々、醤油を付ける為の塩分で仕上げてあるはずで、
塩気こそ薄く感じますが、
醤油で食べる事がくどく感じられてしまうぐらい、
酢が味を引き締めて、胡椒が旨味をフォローしてくれて、美味しい。
1個、醤油を試した以外は、
全て「酢胡椒」で頂きました。

Instagramでは、自分が大ファンのシェフさんからコメントを頂いて、
「黒酢と黒胡椒」のアイディアもあるのだとか。
ああー、これも実に美味しそうです。
流石に、お店の卓上に黒酢はないけれど、
我が家には必殺のスキレットがありますからね!
これでしっかり焼き上げた餃子に、是非合わせてみたいと思います!!








気楽なところで一生懸命…と言うことですが。

5月12日、松本市駅前界隈、信州ばんざい家にて。





せっかくなので、本編「酒 宗夜」の記事に合わせて更新。
えー、是非、お酒呑みの噺にはなりますが、長い時間、お手間を取らせる訳じゃござんせんので、
一席のお付き合いを願っておきます。



「信州ばんざい家」は、「風林火山」の姉妹店と言う位置付けです。

僕が勝手に思っているだけだけれど、
「風林火山の2号店」とは違うと思っています。コピーじゃないと言いますか…。
もちろん、「風林火山」お馴染みのメニュウもありますけれど、
若旦那さんが奮闘しておられて、
メニュウも、創意工夫、かつ挑戦的なものまであって、
またちょっと違うんです。「姉妹店」が合っていると思います。
大手居酒屋チェーンがコンセプトによって、
同じグループだと分からない様な展開をする事と違っていて、
よく似ているけれど、でも明らかに違う楽しみがある関係かなぁ…と。

今回だって、
1回前に風林火山に出掛けているので、ばんざい家…と言う選び方をしています。
どちらも定期的に出掛けておきたいんです。うん。

で。

元々、「風林火山」でもポテサラは有名でした。
大衆居酒屋の王道メニュウのひとつで、
「早い安い多い」を踏襲していて、なおかつウマイ。
この派生メニュウの様に、注文前は思っていたのだけれど、
食べてみると、それ以上に美味しくて…

…と言う、ここまでが“マクラ”になるかしら。



先達て、YOKOさんがお友達と宴席を持った、とあるお店、
数時間滞在していたのに、
小さなフルートグラス1杯のビールと日本酒1杯で終わってしまった…
…そう言っていました。
宴会コースメニュウだったのだけれど、
ひとつひとつが出るまでに時間が掛かり、ひと口で終わってしまうものばかり…
それなのに、結構なお値段を取られて、残念だ…と。

そう、“塩を舐めたって五合いっちゃうよ!”…なぁんて、
お酒呑みの代名詞の様な言葉がありますが、
そうなんです。せめて「塩」は欲しい訳で、
お酒はお酒だけじゃあ進まないし、
お酒呑みはお酒を美味しく飲み進めたいので、
酒の肴が、ちゃんと用意されていないと、ダメなんですね。

で、

アイスクリームの中にチョコチップが入ること、お好きですか?
バニラアイスの中に、アーモンドが入ること、お好きですか?
クランキー系のアイスクリームは?
じゃあ、鶏つくねの中に入る軟骨を砕いたものは、いかがでしょう。

さつまいもも、あっさりとした味付けで、
マヨネーズ感は無かった様に思います。
その分、クリームチーズの酸味が風味として生きています。
沢庵は入っている…とは思うのですが、
風味の中で強くは感じず、
時折爆ぜるアーモンド…
プチッ、プチッと歯と歯の間に飛び込んで来て、
噛む度に、四川山椒を噛み砕いた時よりも印象的な、甘く香ばしく広がる様。
スパイス類より、もっと美味しさに寄与している感覚。

世に「いぶりがっこ+クリームチーズ」の組み合わせの酒肴がありますが、
アレもたいへんに美味しくて好きなんですけども、
塩気とオイリーさ故に、やや重みある酒の肴かしら…と存じます。

蒸したさつまいもが大勢を占めて、
クリームチーズのアクセント、更に軽いバランスにする為にアーモンド。
塩気を軽くさせる為だと思われる沢庵…
この組み合わせ方は意外性のある組み合わせですが、
とても理に適った料理人の粋、酒肴だと感じてなりません。



“酒を盗む”と書いて「酒盗」…
これ、諸説あるのだと思いますが、
「あまりにもお酒が進み過ぎて、
 さっきまであったはずのお酒が、気がつくともう無い」

「盗まれたに違いない!」からの「酒盗」じゃあないかと。

発酵による塩気と旨味の塊だからこそ成せる技。
そうした強烈なパーツはないけれど、
組み合わせの妙味によって、
飽きずにずーっと…左党大喜びの肴になっています。
むしろ、強烈さがない分、いつまでもいつまでも喜ぶことが出来る。

少しずつ食べる事が出来て、延々と行けるし、
卓上に居続けても劣化したりもしないし…、酒の友、酒の親友。

当日、この頃に飲んでいたお酒はこちら。

ブログ「酒 宗夜」
「合縁奇縁の春心薩摩芋、ばんざい家で、信州木祖・木曽路、加賀小松・春心。」
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-504f.html )

これは非常に良い酒の肴、日本酒だけでなく、ワインや焼酎でも良いでしょう。
でも、まずは是非、日本酒と合わせてみて欲しいなーって思います!






気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

5月13日、松本市上土と裏町の間あたり、麺肴ひづきにて。




食べてみて、そうして呟いた事が以下。


「 背脂に煮干に信仰の様なものを持っていたけど、瓦解した 」


悪い事では無い、それはそれでとても衝撃的な美味しさだった…
信越麺戦記の初期に出会った「酒麺亭 潤」、
新潟は燕三条系と呼ばれる背脂+煮干し、玉葱のこってりスープ。
たいへんに美味しくてたまらなくて、
先達ての信越麺戦記でも、再び食べていますし。

「宅麺」でのお取り寄せで「中華そば 伊藤」を食べていたり、
それはそれで濃醇な煮干味が最高に美味しいとも思うものの、
背脂煮干しが最適解なんじゃないか…と思ったんです。
単一店舗のオリジナリティある味わいより、
地域で背脂煮干しとして発展している…と言う確かさ。

そりゃそうだ、ラーメンとはそう言うものだ…自由なものなんだ…
そりゃそうなんだけれど、改めて「ハッ」としたと言うか。

「ギラギラ煮干しそば」の「そば」のイメージ部分、
背脂煮干の様にこってりさを合わせなくても、
上手に仕立てたなら、まとまる…と言う好例を見た、食べた…と思っています。

いや、理論でも思っていたんです。

煮干しはたっぷり使いたい。

下処理を丁寧にしても量を使えば苦味が出る。

背脂をたっぷり加えることで、調和とマスキング。
苦味がアクセントになって、より旨い。

…と言う事だろう、と。
実際に、信越麺戦記で「鬼脂」をお願いした時、
脂が多過ぎて、煮干しの風味が優しくなり過ぎてしまい、
「あらら、もっと煮干しを感じたかったな」…なんて思ったりもしましたから。



全粒粉入りで縮れの掛かった中太麺と合わせた、
今回の「麺肴ひづき」の限定。

煮干しの風味はたいへんに豊潤で美味しいです。
その中で醤油の旨味がよく生きています。
醤油の臭さ…と言うか、
特徴的な匂いは、時折顔を出してアクセントの様で、
煮干し、煮干し、醤油、煮干し、煮干し、醤油…なんてリズム。
煮干し的な苦味はあまり感じませんでした。
確かにあるのだけれど、それはスープのまろやかな風合の中に混ざり合い、
また麺の強さの中で、組み合わさって、
煮干しの良い所を醤油と共に温かいスープで食べる…
…そんな印象です。

落ち着きのある1杯とは言い難い。
まとまった1杯ではあり、
野心的に煮干しを感じさせつつ、旨味をめいっぱい感じさせて攻めて来る。
アグレッシブさも十分に備えたラーメンだと思いました。

そして、食べ終わった後は、
どちらかと言うと、アッサリ寄りの心地好さを迎えます。
くどさが残らない。
何となく…定義がないイメージですが、
「ラーメン」だとこってりさも併せ持ち、
比べると「中華そば」の方があっさりさを持っている様な…
言葉のニュアンス、印象でしかないですけれど。
だからこそ「煮干しそば」なのかな、と。

煮干し好きだなー…と自分でも思うし、
つい先日も、塩尻・末広の再現研究の為に、
1㎏の煮干しが家に届いたぐらいですし。
(乾物で1㎏って結構な量なんです)

煮干しのスープや煮干しのオイルの良さ、
すごく感じる1杯。
煮干し好きさんは是非ともお召し上がりになるべきかと。

たいへん美味しく頂きました。

ご馳走さまでした!






気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

4月21日、松本市緑町界隈、中華料理「廣東」にて。





えー…分かっていながらも、脱線せずにはいられない…。
そうです。得てして試験勉強なんぞに勤しんでいても、
ゲーム、漫画、アニメ、
こと娯楽なんてぇものは身近にごまんとありまして、
本線、勉強の道から、かくも道ならずして離れて行ってしまうものなのでありますが…。

「チューリップ」と言う単語を伺いますと、
ケータイゲーム、モバマス&デレステのP…おっと、これも符丁ですね。
Pすなわちプロデューサーとしては、
「チューリップ」と聞くと脊髄反射的に光の速度で、
楽曲「TULIP」のサビが脳内再生されるのですが、
今回、題目として掲げた写真を見れば、そりゃそうなのですけれども、
“TULIP”と、鳥の唐揚げの一種である“チューリップ”は違う訳でございます。
もちろんですとも。そりゃあそうなんです。

しかしながら、
これから申し上げて参りますけれども、
こと、私めの頭の中には、「チューリップ」と書く度に、
音楽が流れている訳でございます。

ゴギゲンなチューンである訳ですが、
あんまりにも、あこぎですと、それはそれで…と言ったところ。
この内に秘めし苦労を買って頂きたい!是非とも!

えー……

えー…とにもかくにも、一席のお付き合いを願っておきますが…。






「何となく聞いたことがあるなぁ」であるし、

「あれでしょ?鳥の唐揚げでしょ?骨付きで、細い骨が見えているやーつ」

…そんな印象でおります。

そう、「チューリップ」、実は食べたことが無い。
オードブルなんかを子供の頃にも見掛けてはいますが、
チューリップ型ではなかったと思うんです。
手羽元などの身を裂いて丸めて揚げて、チューリップとして売る。
伺いますと、昨今のお肉屋さんは手間だと言って、
あんまりおやりにならないそうなんですね。
なるほど、見掛けないし、馴染みがない訳ですわ。
でも、「パーティ料理の定番」と言ったイメージがありますね。

実際、このメニュウ登場時の「廣東」さんのブログを拝見しますと、
おかみさんの思い出にある、
運動会やお誕生日などにお母様が作ってくれたもので、
とっておきの料理…リボンが付けられて可愛らしくあしらわれて…。

現代と言う物は、
から揚げを自宅で作らない時代でもあり、
冷凍のから揚げだったり、
店売りのから揚げだったり、コンビニでもレジ横で手軽に手に入ったり。
求めるものの違いから…忙しない時代だから…
色んな理由があるのでしょうけれども、
とにもかくにも、「チューリップ」は見なくなったなぁ…と言うところは、
ご案内の通りでして。



噛り付いた後で失礼を致しますが、
肉の美味しさと言うものは、
何もA5ランク牛の様に融ける脂が全てではありませんで。
この丸められた身の盛り上がった、
肉体美と謳って構わなかろう風体が伝わりますでしょうか。

弾力があり肉汁に溢れていて、たまらなく旨い。
肉汁は噛めば、歯で押せば出て来るもので、
身の熱さと共に、美味しさのひとつの極地として味わいを届けてくれます。

たぶん…パーティ料理のそれは、
食べる頃には冷めてしまったものだろうと思います。
けれど、「廣東」では目の前で揚がったばかりのもの!

熱々であると言うことは、
常に脂がほとばしる状態です。肉厚さも丸めたことで実現されていますから、
突き立てた歯に熱さが伝わって来て、
そして、匂い、味と広がって行って、絶品。

鶏のから揚げも美味しいけれど、
骨があるから、また風味の感じ方も違うんじゃないでしょうか。
手間かも知れませんし、
肉屋さんが手間を惜しむ事もあるでしょうけれど、
この旨さは、まだまだ廃れるには早過ぎます。

是非、また…
「廣東」さんだけでなく、チューリップをお肉屋さんとか…
是非とも食べてみたいですね~!


「普通のから揚げとチューリップが並んでいたら、どっちを食べる?」


そう問われたなら、「廣東のチューリップ!」と僕は答えます。

< 2018年05>
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