MCRGギルド豆 vol.3 「エチオピア・イルガチェフェ地区(G1・ナチュラル)」
2017/11/22
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えー、気楽なところで一生懸命…と言うことですが。
10月から11月にかけて、お店だったり、自宅だったり。
写真は、
松本コーヒーロースターズギルド、
初参加の「珈琲茶房かめのや」にて、
ギルド豆のコーヒー、「エチオピア・イルガチェフェ」と、
翁堂の「タヌキケーキ」の写真です。
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Matsumoto Coffee Roasters Guild
情報は、下記 Facebook のページにて。
( https://www.facebook.com/matsumotocoffeeroastersguild/ )
MCRG ギルド豆 Vol.1 「ルワンダ」
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/2017624mcrghop-.html )
「コーヒーの楽しさが、昨日より少し熱を帯びて続いて行く。(2017年6月24日)」
MCRG ギルド豆 Vol.2 「ニカラグア」
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/20179mcrg-960f.html )
「ジャバニカを飲み比べてみようぜ!(2017年9月)」
…第1回の流れで、第2回も「酒 宗夜」にて更新していましたが、
よくよく考えると、コーヒーなので、お酒じゃないので…
こちらの「小盛り」に書くべきかなぁ、なんて思って、今回はこちらで。
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さて。
そんな訳でございまして、
ギルド豆の第3弾は、
エチオピアのイルガチェフェ地区の珈琲豆を取り扱うことになった様子で。
それぞれの在庫状況は、それぞれのお店ごとに異なっておりまして、
終売間近…なんてお店の情報も、Facebookには掲載されておりました。
今回の「エチオピア・イルガチェフェ」は、
何でも、カエルのお店…Hop Frog Cafeの旦那の地元である、
葛飾区金町、「エチオピアンコーヒーハウス」さんとのご縁がきっかけなのだそうです。
そのお店で購入した生豆を、それぞれで焙煎してみよう!…と言うことですね。
こと、今回はMCRGの4店舗目となる、
「珈琲茶房かめのや」さんが加わっていて、
聞けば、また行ってみて見れば、
手回し式の小型焙煎器…と言うか、ええと、
福引のガラガラみたいな器具をお使いで、
そうして焼き上げられる珈琲豆は、想像するだに、
他の3店舗と比較してみて、面白そう…と言うことで。
4店舗、それぞれの珈琲豆に出会って、
相変わらずと言う所、メモを取ってみました。
コーヒーの淹れ方、勉強中であったり、
途中に風邪を引いていた期間などもありまして、
感想は、本当に忌憚無く…何も考えずに思いつくままに書いておりますので、
何にも参考にならないかも知れませんが、
お付き合い頂けますと、幸いでございまして。
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MCRGギルド豆vol.3、
「エチオピア イルガチェフェ ナチュラル G1」
飲んで行った順に。
かめのやさんは、お店で飲んだものです。
【 High-Five COFFEE STAND 】
10月の中旬。
香から受けるイメージは、
ミント、ミカン、青さ、グリーン、
カレースパイス、シナモン、グローブ、
オレンジ色、イエロー色、林檎の皮。
飲んでみると、
柔らかく、優しく、口の中から、スーッと出て来る。
青々しい、スープに長葱を落とした時みたいな旨さがある様な。
やっぱり、渋、酸、苦のバランスがすごく良くて、
均一感があって、美味しい。
お、後味に少しベリー感もあるかも。
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【 珈琲茶房かめのや 】
10月の下旬。
翁堂の跡に出来たお店で、入るのは初めて。
レトロでお洒落な店内。
ケーキはほぼ斜め向かいにある翁堂のお菓子屋さんのもの。
タヌキケーキ、大人のタヌキケーキは、特徴あって良いですよね。
大人の方は、以前買って楽しみましたが、
結構、お酒が強く感じられます。
香りから受けるイメージは、
ジャスミン、アーモンドプードル、薄さ、ミントも少し?
飲んでみると…
うわ、飲むとすごく華やかに広がる。
少し渋酸で、缶入りの飴のアフターテイスト。
苦渋感の中に、柑橘類少し。
特に、干した柑橘類の皮のフレーバーが混ざる。
華やかさから始まって、中盤に薄さがあって、抜けてまた華やかさが戻る。
そうした時間経過も面白い。
YOKOさんは、「マイルド、酸味」とのこと。
…ところで、最近、禁煙のお店に慣れてしまっていたので…
「かめのや」さんは喫煙可能なお店みたいで、面食らってしまいました。
コーヒーの香の世界に、タバコの臭いが入る…これは、僕らは苦手です。
ご商売ですと、仕方が無いことなのかも知れませんが…。
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【 HOP FROG CAFE 】
11月に入ってから。
フレーバーはよく煎った感じ。
その中に、HFC特有の甘い香、
加えてリキュール(ナッツ)、アマレットのニュアンス。
白味噌にクルミ、合わせて煎った感じ。
飲んでみると、
香よりずっと強く味わいとなって風味が広がって来る。
醤油感ある。塩気を抜いた様な、甘味とミネラル。
ドライナッツのアーモンドのイメージ。
杏子のニュアンスも感じます。
YOKOさんは、
磯辺焼き、塩、しょうゆ、海苔のイメージ。
しょっぱい味がする。
渋酸強めで、苦味少ない。豆感あるかも。
カエルのお店のローストと考えると、
よく味が出て来て、ボディがしっかりしたタイプとも感じます。
少し冷めて来ると、ライトな甘味が伸びて来て美味しい。
後半にジンジャーエールっぽい甘さと刺激、レモン。
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【 CAFE THE GROVE 】
11月に入ってから。
甘く香ばしい、良い匂い。
オレンジ、ビターチョコ、
良い味、渋さあり。
ショコラ、ガトー、カカオの中に真味の甘さ、
マカデミアナッツ、
あと、肉の茹で汁、旨味、濃い。
突出したフレーバーのイメージが、
まとまりの中から閃いて来ない。
とにかくバランス良くてコーヒーらしさに溢れている。
YOKOさんは、苦味、酸味(少)、
ゆくゆく甘味を感じて、全部がまとまってバランスあり。
シングル、単一のコーヒー豆だけれど、
とてもバランスが良くて、それだけでブレンドみたいな印象も。
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今回も三者三様…、いや四者四様の感想でした。
これ、メモを取って…
その残り時間と言うか、冷めて来た時間に、
どれも「あれ、印象違うかも」と覚えています。
もう、メモ帳を閉じてしまっていて、記録に無いのですが。
比較的、淹れ立ての状態よりも、
少し間を置いた方が、温度が下がった方が、
より個性を感じられる様な、
味わいに変化がもたらされる様な心持ちが致しました。
それぞれ、ベースの味わいが異なり、
更に温度変化、時間経過で味わいが変わって行く…
すごく音色の多いコーヒー豆なんだなぁー…と思いました。
温かい状態も、また冷えた状態も、
それぞれに個性が出る豆だ、と言うことが、いちばんの感想でしょうか。
メモも、今、また再び取ってみたら、
全く印象が異なるかも知れません。
信頼の置ける焙煎店であれば、
お店毎のキャラクターがあれば、
それらがクロスオーバーして楽しむことが出来る豆なのかも知れませんね。
今回もそれぞれの味わい、楽しむことが出来ました。
いただきました。(ご馳走様でした)
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そうそう。
自分用のメモも。
G1はGrade 1の意味。
「美味しい豆」と言う意味ではなくて、
「欠点豆が少ない量」、官能表現ではなく、品質について表した指標。
300gあたりの数で決まるっぽい。
SHG、HGは、
それぞれ、Strictly High Grown、High Grownの意味で、
産地の標高を指すのだそうです。国毎に等級の標高範囲が異なる模様。
何でも、標高が高いほどに、高品質な豆になる…のだとか。
それぞれ国際規格で定められている訳でも、
どの国でも通用するものでもないみたいですね。
日本にいる限り、一般的に使われて、
そしてだいたい合っているとは思いますが…。