2018/11/10
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二郎でなく、タンメンでもなく。
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
11月2日、下諏訪町僕らで言う5km付近、萬馬軒・諏訪店にて。
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諏訪湖1周を走る際に、
僕らの基点となる場所から、だいたい5km地点にお店があり、
通るたびに「名前は聞くけれど、1度も行った事がないなぁ」と思う。
そんなお店に出掛けた噺…
えー、相変わらずと言ったところ、
いっぱいのお運び様で、誠にありがたく存じます。
どうぞ、最後までお付き合い下さいませ…。
・
「古豪」「老舗」と言っても良いくらいに長く営業されているイメージ。
ずっと前から…第1回信州ラーメン博が開催されたくらいには、
このお店はあったんじゃないかなぁ…どうなんでしょうか。
その頃は「赤兎」に出掛けるため、
(今年から復活再開する)御湖鶴にお酒を買い求めに来るため、
それくらいしか下諏訪町を知らない時代でした。
今となっては温泉も好きだし、諏訪湖1周すれば必ず通るし。
ごく身近なものになっていますが、
“馴染みない街だから”、下諏訪のラーメン屋さんを、
「名前は知っているけれど、行った事がないお店」のままにしていました。
一念発起と言うほど重い気持ちではなく、
二郎系みたいな、野菜たっぷりのラーメンがあると言う…
そうした山盛りラーメンに免疫がついて来ていて、
「そ、そんなに食べられないよ!」なんて淑やかな挙動を思う訳がなく、
「これくらいなら気持ち良く食べられそうだなぁ」
…なんて眺めていて。
昔々の下諏訪を知らない時代だったら、
山盛りラーメンに挑戦することなんてしなかったろう…そう思います。
二郎系が普及しているからこそ、より出掛けたくなったと言う因果は、
どこか不思議な流れにも感じますね。
・
つけ麺、ラーメン、野菜ラーメンの部があり、
「野菜」の部、醤油、味噌、塩とあって、
あとは、ラーメンかチャーシュウ麺か。
YOKOさんが「野菜塩ラーメン」を注文。
僕は、「野菜醤油チャーシュウ麺」を注文して、
上から撮った写真。チャーシュウ4枚が山となった野菜の上に乗ります。
「野菜塩ラーメン」は山頂部にちょろっと刻みチャーシュウが乗り、
大判厚めのチャーシュウは乗らない様子。
それと同じであるならば、
野菜醤油ラーメン:750円、野菜醤油チャーシュウ麺:1000円、
トッピングチャーシュウ1枚:150円とある中で、
プラス600円分のチャーシュウを250円で乗せてくれている…
…と言うことになるのだけれど、計算と実際、合ってますかね?
すっごいお得感。
チャーシュー、かなりの厚さですが柔らかく薄味で、
ちゃんと豚の味香があって、良きです。
薄味だからこそ、ラーメンに合って来ている…と思います。
こう言う肉味しっかり、塩気醤油味ひっそりタイプ、良いですね。
これだけの量を食べても、飽きませんし、疲れませんし。
「野菜」は別鍋で茹でている様に見えました。
もやし、キャベツ、にんじんとあって、
二郎系のもやし主体とは異なるし、
タンメンの様にスープと煮込まないから、クタッとし過ぎないし、
野菜に過度に味がついていないので、
温野菜的な、茹で野菜的な食べ心地が、とても良いです。美味しい。
二郎系のラーメンやタンメンは「野菜と一緒に、もやしと一緒に」…
それらは主役ではないけれど、
萬馬軒の「野菜ラーメン」は、
名の通りに野菜の美味しさをちゃんと感じられて良い。
これ、好きです。
麺はこんな感じで。
強い特徴はありませんが、スープによく合っています。
醤油スープは強い脂、味のものではなくて、
シンプルに、醤油香も立って、背脂が浮かび、
ほのかな甘味があっさりさの中にコクを生みます。
大判のチャーシュウが4枚あっても、野菜がこれだけ盛られていても、
どうでしょう、
二郎インスパイアの「麺とび六方」で食べる、
いつもの設定「ラーメン(大)ヤサイ」の設定と比べると、
麺量が格段に違うと言えば違うのですが、
随分と爽快で、満腹感はあるけれど重量感のない食べ心地でした。
六方に慣れてしまっているので、新感覚ですらあります。
卓上にあった「おろしにんにく」を入れてみると、
スープに与える変化も、二郎系だと“必須”なのですが、
“お好みで”と言える範疇に感じました。
あっても美味しいけれど、なくても美味しい。
更に卓上の豆板醤風の辛味タレも加えてみましたが、
もし、おろしにんにくを入れるなら、是非辛味もプラスして欲しいです。
あっさり優しい雰囲気さえあったスープに、
しっかりパンチが加わって、別の良さを引き出していました。
1杯で2度楽しむことが出来るくらい。これは良い。
ノスタルジックな店構え、カウンターの造りですが、
長くお店を続けてらっしゃるには、やはり美味しい理由がある…
…そんな心持ちが致します。
「もっと早く訪れていても良かったなぁ」って思います。
そうして岡谷温泉・ロマネットに出かけて行く…
「参城」に程近い場所ですから、この流れは一緒。
近くに温泉があると、僕らの目的を果たし易くなるので、ありがたいです。
…と、そんなところで本日はここまで。
ちょうどお時間となってございまして。
続き、野菜塩については、また後日。
明日はまた別のご愉快で、お付き合いを願います。
それではそれまで。
ありがとうございました。
2018/11/09
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日本軽食の定番を。

9月30日、松本市波田界隈、竜島温泉・せせらぎの湯の食堂にて。
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いくつか…少なくとも県内200箇所くらいは、
温泉施設を見て来て、
食事処として居を構えている…と言うよりは、
もっと「小腹を満たす」と言う体で、店を為している…
そんな場面を何度か見たことがあります。
茅野市に多い印象もあります。
温泉施設がとても多く、ごろごろと温泉後に床に転がる事が出来る…
また休憩所に持ち込みが出来る、
地域のコミュニティセンターの様になっている場所、温泉施設は、
福祉も関わるため、
秘湯とか名湯とか、そう言う風情とは異なるのですが、
“人が生き、住まう場所”としての風情があると思っています。
そうした場所の定番は、「うどん・そば」が多いんじゃないでしょうか。
駅そばなども含めても手軽に素早く提供できる、この魅力は尊い。
松本市の西部、上高地や安房峠を目指す道半ば、
波田地区の竜島温泉の食堂にて。
ある意味で、素っ気無いものでも良いものを、
ちょっと工夫して、乗せ物を変えてみたりして、
ちょっとだけ豪華に。
さて、本日も短い時間ではございますけれど、
一時のご愉快を願っておきます。
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先達て、「竜島カレー」を頂きながら、
傍らに更に僕はうどんを置き、
YOKOさんは、食堂メニュウとしては珍しい「そうめん」を選びました。
うどん、
「関西風」と「関東風」が選ぶことが出来、
「関西風」をお願いしたまでは良かったけれど、
なんと、醤油っぽいスープ…お肉も黒胡椒を絡めてあって、
関西の透明なスープと牛丼の具の様な乗せものを期待していた自分としては、
「おやっ?」と思ってしまう見た目、味。
でも、驚いたことはうどんそのものにはしっかり粉感があり、
よくある、軽食らしい、スピーディに提供できる、
「ゆで」の麺にしては、しっかり美味しいうどんだったこと。
もしかすると「ゆで」の麺ではないのか、冷凍うどんのそこそこ良いものなのか…
地粉うどん的な噛み応えも持っていて、好感触でした。
うどんの名前との合致はともかくとして、
ちゃんとした美味しさを持っていて良いですね。
軽食と言うよりお食事の領域へ。
小鉢も3つ、付随するので、より一層そう思います。
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YOKOさんのそうめん。
「ぶっかけ」とあるけれど、ちゃんと汁も入っていて、
「温そうめん」の状況…うん、なるほど、珍しいと思います。
夏場でこそ、それでもたまーに「そうめん、冷麦」を見かけますが…
あぁ、岡谷温泉・ロマネットの食堂「やまびこ」で見かけた際にも、
とても珍しいと感じましたが、温そうめんは…どうかな、初めてかも。
カラフルな色付きそうめんも食べる楽しみがあって良いですよね。
ベースのスープは「肉うどん」と同じもの…と感じました。
竜島温泉の食堂、「竜島カレー」も同様ですが、
なかなかにオリジナリティがありますね。
北信、東信の大型温泉施設はピザ釜がある充実した場所もありますが、
温泉文化が強く根付いていない中信は、
なかなか難しいとこともあるのではないか…なんて個人的には思います。
そう言う点で、こうしてメニュウに面白みがある、
とても素敵なことであるなぁ…と感じる次第。
ランニング後の運動着のまま訪れても気取らない…なんて所も良いです。
使い勝手が良いなぁ、と。
さて、本日はこんなところ…
この辺りで、ちょうどお開きの時間となっておりまして。
また明日、再びお目に掛かりたく存じ上げまして…
それでは、それまで。
ありがとうございました。
2018/11/08
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この閃きに、痺れたり憧れたり――――ッ!
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
10月6日、松本市緑町界隈、厨十兵衛にて。
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大将おひとりのお店ですし、メニュウと言うものは、
誰かが決めて…
本部が決めたり、オーナーが決めたり、
そう言うものではありませんから、
本当、大将の一存でありますから、たまたまその晩、
メニュウは、より酒肴として、ちょいちょいっと食べやすいものが、
揃っていた様にも感じられます。
だので、YOKOさんとふたりで選んでお願いしたところ、
3種類が、こうして盛り合わせになって出て来て、
これは、とても予想外の出来事だったので、
とても栄える一皿の美しさ、美味しさに、
「ズキュゥゥゥゥゥン」となった…と言う噺になってります。
いつも通りに小鉢であっても、何も疑問も抱かなかったでしょうけれど、
こうして盛り付けに、手を加えて下さって、
より良き風景にして下さるのは、とても有難い心意気を感じます。
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「本鮪頭肉の漬け」
「いかの酒盗和え」
「つめ下肉のカニみそがけ」
この3種、イカとカニに関しては従来からあるメニュウですね。
大好物です。飲みとあらば外してはならないくらい、
名酒肴であります。メニュウを眺めた段階で迷わず選んでいたくらい。
本鮪頭肉は、この時に初めて拝見したメニュウ。
以前、お酒の会でお会いしたお魚屋さんから仕入れているのかしら。
旅番組だったり、築地から豊洲に移った類の特集でも、
時折、マグロヘッドは出て来ますよね。
マグロはとても大きな魚なので、
ほほ肉の焼いたもの…なんかも個人的には大好物。
漬けにしてある…と言っても、
濃く、しょうゆの味を染み込ませたタイプではなく、
あくまで主役のマグロ頭肉を引き立たせるため、
また脂を程好く馴染ませるために、
酒で洗う様に、醤油を用いて味をほんのりと付与した…
…そんな印象でした。
実際の塩分濃度とか味の強さとかは分かりません。
ごく感覚的な話で。
脂はとろける様にあるのだけれど、
しつこさもなく、実に良いバランスの取れた味わいでした。
でも、この量で十分に満足できるくらい強い。
味の強い珍味的に、ちょっとずつ食べることはないのだけれど、
旨さをしみじみ酒と共に浸る。幸せ。
旨い肴は良い時間を作ります。
そうそう、この日にkonさんとあすみさんが同じカウンターにお見えになっていて、
クエルドノメルのお話を聞いたんです。
思い出が宝石の様に輝く様な時間を過ごす…
…と、本日はちょうどここでお時間となっておりまして。
また明日のお目見えと言う事になります。
それでは、それまで。
ありがとうございました。
2018/11/07
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辛味噌麺がコッテリだったら、アッサリでなくスッキリ。

気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
10月26日、上土と裏町の間界隈、期間限定「堀内ひづき」にて。
・
・

当日、ちょっとだけ悩んでいたんです。
「そろそろ、ひづきのKomachi限定を食べておきたいなー」
…でも、本当に魅惑のお店が多いもので、
もちろん、ひづきでも良いのだけれど、週に1度の麺曜日は、
どこに出掛けて行ったら良いのかなー…と。
贅沢な悩みってヤーツ、でしてね。
当日、その夕方、ひづきのTwitterにて、
「スパイシー味噌担々麺」が出来ます…と。
その日だけの限定…スポット限定みたいなカタチで出来ますと言う。
以前…1度大幅なリニューアルをされる前の頃合に、
「辛みそチャーシュー」と言う、かなりの強い辛味をかぶせたラーメンが、
裏メニュウ的にあったはずです。
当時のレギュラーメニュウにはないもので。
で、リニューアルを経て、少し形態を変えて辛い味噌ラーメンは、
オンメニュウになったのだけれど、
汗だくで食べる様な攻撃力の高い辛味ではなく、
僕自身でも、美味しく楽しく食べられるくらいの辛さになっていました。
その記憶があったので、
“スパイシー”と銘を打ってありますし、
これは強い辛味のメニュウ、すなわち〝辛みそチャーシュー”級の限定麺。
「さぁ、YOKOさんッ!!出番だよ!!」と思って、
すぐにメールを打ち、当日の流れが決まって行ったと言うことでして…。
よって、限定麺のふたつをそれぞれお願いした夜でした。
「牛そば」は先達て更新してありますので、今日は担々麺の一席にて、
しばらくのお付き合いを願っておきますが…。
・
・

麺はレギュラーでも拝見する平打ち、ちぢれのしっかりした麺。
この麺、僕もYOKOさんも好きなタイプでして。
小辛、中辛から選ぶことが出来ると言うことで「中辛」にしましたが、
YOKOさんとしては「うん、大丈夫だよ」と素っ気無く言えるくらいの辛さだった様子。
辛さはそのくらいであっても、四川山椒の芳しさ、
ビリビリ感は結構強めに感じたんだそうで、唐辛子系の辛味と、
山椒の爽やかな辛味との組み合わせを楽しみつつ、
担々麺だからこそ、どこか肉味噌、ひき肉によって、
旨味による辛味への中和作用があった様にも考えています。
僕がひと口もらい、まず辛さより肉の旨さを感じ、追って辛味が、
「あっ、ちょっと辛いかもっ」と言った流れでした。
辛さがとてもスマートに効いていて、
麺のしっかりした、太めの麺特有の甘旨さ、小麦の味…なんて言われる、
そうした風味に、よく乗っていて、とても美味しく感じました。
ひづきのベーシックな味噌ラーメンは、
スープも重く粘度も多少あって、
お味噌とスープの濃厚さを堪能するスタイル。、
件の〝辛みそチャーシュー”になると、
密度の中に強烈に辛さが加わって、パワフルに旨い1杯だと思っています。
担々麺版は、ひづきの担々麺の良さを引き出しながら、
上手に辛味…スパイシー方向に振っていて、
辛いだけでない、物足りなさのない、辛味オイルでくどくなり過ぎない、
そうしたネガティブ要素を感じない1杯だと思います。
その後もTwitterにて、
時折「今日は何杯、スパイシー担々麺が出来ます」なんて告知をされておられますので、
僕らが食べた日は1日限定と言う扱いでしたが、
タイミングさえ合えば、楽しむことが出来る様に見えますので、
是非、Twitterをチェック!…でしょうか。

「スパイシー味噌担々麺」、そんな訳で辛さがスマートで美味しいので、
「茹で餃子」と一緒に頂いていて、更に美味しかったです。
麺と同じ理論。粉の旨さ&味わいが、辛味で、より増して感じられる仕組み。
担々麺の、
肉味噌が入っているのに、
よりスッキリ感じられる塩梅が良いんだろうなぁ。
・

そうそう、久し振りにカウンターに座りましたが、
Pokemon GO で遊ぶポケモントレーナーとしては、
この卓上の仕組みは良いですね。
スマホを充電しながら、周囲のポケストップを確保しながら、
ラーメンを食べられます。(GPSさえ補足できれば)
テーブル席だと、90度側面に物置きがあるので、こうはならない。
しばらく「堀内ひづき」での営業となる「麺肴ひづき」、
色々ご事情はありそうなのですが、
是非とも、続いていって欲しいと言う…そんなところで、
本日は、ここまで。ちょうどお時間となってございます。
また明日のお目通り、叶いますれば幸いでございます。
それでは、それまで。
ありがとうございました。
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辛味噌麺がコッテリだったら、アッサリでなくスッキリ。
気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
10月26日、上土と裏町の間界隈、期間限定「堀内ひづき」にて。
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当日、ちょっとだけ悩んでいたんです。
「そろそろ、ひづきのKomachi限定を食べておきたいなー」
…でも、本当に魅惑のお店が多いもので、
もちろん、ひづきでも良いのだけれど、週に1度の麺曜日は、
どこに出掛けて行ったら良いのかなー…と。
贅沢な悩みってヤーツ、でしてね。
当日、その夕方、ひづきのTwitterにて、
「スパイシー味噌担々麺」が出来ます…と。
その日だけの限定…スポット限定みたいなカタチで出来ますと言う。
以前…1度大幅なリニューアルをされる前の頃合に、
「辛みそチャーシュー」と言う、かなりの強い辛味をかぶせたラーメンが、
裏メニュウ的にあったはずです。
当時のレギュラーメニュウにはないもので。
で、リニューアルを経て、少し形態を変えて辛い味噌ラーメンは、
オンメニュウになったのだけれど、
汗だくで食べる様な攻撃力の高い辛味ではなく、
僕自身でも、美味しく楽しく食べられるくらいの辛さになっていました。
その記憶があったので、
“スパイシー”と銘を打ってありますし、
これは強い辛味のメニュウ、すなわち〝辛みそチャーシュー”級の限定麺。
「さぁ、YOKOさんッ!!出番だよ!!」と思って、
すぐにメールを打ち、当日の流れが決まって行ったと言うことでして…。
よって、限定麺のふたつをそれぞれお願いした夜でした。
「牛そば」は先達て更新してありますので、今日は担々麺の一席にて、
しばらくのお付き合いを願っておきますが…。
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麺はレギュラーでも拝見する平打ち、ちぢれのしっかりした麺。
この麺、僕もYOKOさんも好きなタイプでして。
小辛、中辛から選ぶことが出来ると言うことで「中辛」にしましたが、
YOKOさんとしては「うん、大丈夫だよ」と素っ気無く言えるくらいの辛さだった様子。
辛さはそのくらいであっても、四川山椒の芳しさ、
ビリビリ感は結構強めに感じたんだそうで、唐辛子系の辛味と、
山椒の爽やかな辛味との組み合わせを楽しみつつ、
担々麺だからこそ、どこか肉味噌、ひき肉によって、
旨味による辛味への中和作用があった様にも考えています。
僕がひと口もらい、まず辛さより肉の旨さを感じ、追って辛味が、
「あっ、ちょっと辛いかもっ」と言った流れでした。
辛さがとてもスマートに効いていて、
麺のしっかりした、太めの麺特有の甘旨さ、小麦の味…なんて言われる、
そうした風味に、よく乗っていて、とても美味しく感じました。
ひづきのベーシックな味噌ラーメンは、
スープも重く粘度も多少あって、
お味噌とスープの濃厚さを堪能するスタイル。、
件の〝辛みそチャーシュー”になると、
密度の中に強烈に辛さが加わって、パワフルに旨い1杯だと思っています。
担々麺版は、ひづきの担々麺の良さを引き出しながら、
上手に辛味…スパイシー方向に振っていて、
辛いだけでない、物足りなさのない、辛味オイルでくどくなり過ぎない、
そうしたネガティブ要素を感じない1杯だと思います。
その後もTwitterにて、
時折「今日は何杯、スパイシー担々麺が出来ます」なんて告知をされておられますので、
僕らが食べた日は1日限定と言う扱いでしたが、
タイミングさえ合えば、楽しむことが出来る様に見えますので、
是非、Twitterをチェック!…でしょうか。
「スパイシー味噌担々麺」、そんな訳で辛さがスマートで美味しいので、
「茹で餃子」と一緒に頂いていて、更に美味しかったです。
麺と同じ理論。粉の旨さ&味わいが、辛味で、より増して感じられる仕組み。
担々麺の、
肉味噌が入っているのに、
よりスッキリ感じられる塩梅が良いんだろうなぁ。
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そうそう、久し振りにカウンターに座りましたが、
Pokemon GO で遊ぶポケモントレーナーとしては、
この卓上の仕組みは良いですね。
スマホを充電しながら、周囲のポケストップを確保しながら、
ラーメンを食べられます。(GPSさえ補足できれば)
テーブル席だと、90度側面に物置きがあるので、こうはならない。
しばらく「堀内ひづき」での営業となる「麺肴ひづき」、
色々ご事情はありそうなのですが、
是非とも、続いていって欲しいと言う…そんなところで、
本日は、ここまで。ちょうどお時間となってございます。
また明日のお目通り、叶いますれば幸いでございます。
それでは、それまで。
ありがとうございました。
2018/11/06
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細くともしっかり、ピンと角が立った喉越しも良い蕎麦。

気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
10月14日、松本市中町通り界隈、「御そば打処 野麦」にて。
・
・
えー…
モバマスも遊んでおり、当然デレステも遊んでおり、
デレステPとして、担当は椎名法子であり…
そうなって来ると、もちろん声優さんまでフォローする訳で、
椎名法子の声を当てておられる都丸ちよさんをフォローする…
あ、オタク系の噺をしております。
本編と、ちょっとしか関係ありません。
お聞き流しのほどを。もしくは、生温かくお見守りの程を。
えー、で、ですね。
「チヨリカアレコレ」と言う声優ラジオ…うーん、番組?ですかね。
隔週で、木曜日の21時から生放送で1時間、Youtubeでの配信でしてね。
元を辿れば、ゲームきっかけで、
その声優さんが番組を始められたからこそ見始めたのですが、
相方となる柳原利香さんの天才的とさえ言われる瞬発力のあるツッコミスキルと、
わりとヤベェオタクトーク、
都丸ちよさんと言う「核弾頭」と呼ばれる様なスペシャルなキャラクターに、
今となっては、両名、声優さんのトーク番組として、
とても楽しく拝見しております。
その中で出て来た名言に…これは本人が仰ったのだと思うのですが、
「顔も良ければセンスもいい、声もいい女、都丸ちよ」
「顔も良ければセンスも良い、声も良ければ字も上手い、都丸ちよ」
…と歴史に残る名言を残されていたのですが、
どことなく韻が踏まれている様な良い調子で、耳障りが良いのです。都丸ちよ。
“細くともしっかり、ピンと角が立った喉越しも良い蕎麦”
そう冒頭に書いて、この事を思い出しました。それだけです。
オタクではあるので、隙あらば即、このテの噺を持ち出します。
そうです。そう言うものなんです。
得てして「野麦」の蕎麦に対して、
僕が思っているのは市内随一の「真っ当な蕎麦」だと思っていますし、
時々、並びはあるのだけれど、
「もりそばが好きなんだ!」と仰るお客様をお迎えするのであれば、
優先度高く、名を挙げたいな…と考えるお店であります。
えー、
そんなオタク交じりの挨拶から始まりました。
本日も短い時間ではありますが、
こうしてご覧になって頂けている事も何かのご縁。
どうぞ、一時のご愉快を願っておきますが…。
・

席に案内されて、すぐ用意されるセット。
この切干大根が、また旨いんです。好物。

ふと壁を見ると、
松本美術館の入館の半券があれば、
“ちょっとした一品”のサービスが受けられる…とあります。
折りしも、通い始めた書道教室の展覧会が美術館であり、
訪れながら、字だけでなく、
11月25日まで開催されている「太田南海展」も拝見して参りました。
だからこそ、半券を持ち合わせておりまして。
それにしても「太田南海展」、彫刻…主に人物、仏像の立像が展示され、
また太田南海氏の掛け軸なども展示されておりました。
入ってすぐの翁は、年代毎にモチーフとして彫られたものだそうで、
最も熟達されているだろう、後期の作品は、
その前から、動けなくなるくらいに魅了させる力を持っておりました。
見所の多い展示と感じております。
まだ、ご覧になっていらっしゃらない方がおられましたら、是非。
…ゲーム的オタク噺から、蕎麦の噺、彫刻と言う芸術の噺と、
我ながら多くを含んだブログをお喋りしているなぁ…と思わないではいられませんが。

日替わりになるのでしょうか。
“ちょっとしたお品”として、挽き肉を挟んだ玉子焼きを頂きました。
このキャンペーンを知って出掛けた訳では無かったので、
こうして一味、美味しさを加えて頂ける事は、嬉しい。

YOKOさんと揃いで、「うん」と頷き合います。
野麦の蕎麦、やはり美味しい…と。
蕎麦に好みはあるもので、
例えば有名口コミのサイト上位も食べた事がありますが、
それは、今みたいに僕らは頷き合わない。
苦手な感じで首を傾げることも。
僕らの“好き”に、ちゃんとあって来てくれる蕎麦だと思っています。
トータルバランスの高さの中で、
蕎麦を新鮮に感じる食べ心地が、実にすすって心地好いもので、
特に推したいところ。
(新そばに変わる前の段階でも、です)
蕎麦の本場、信州においでになったのだったら、
「ここでしか食べられない特別な蕎麦」と、
“蕎麦”に付加価値を載せるのではなく、
“美味しさ”に付加価値が付いて来る、
信州に来て良かった、食べに来て良かったと言う…
普段食べる蕎麦の、特上品を食べて行ってもらいたいです。
水道水ですらミネラルウォーターみたいにウマイ信州です。
そうして、身の回りにあるものだけれど、
信州を訪れたら、ちょっと特別な…読んで字の如く、
日常より逸れる、「逸品」に出会って頂きたいなぁ、と。
…それは信州に住む隣人の皆々様も同じで、
山々どころか、蕎麦にも粉ものにも囲まれる暮らしの中で、
いつもより、ちょっと特別に旨い蕎麦…が、
生活に潤いを与えてくれる様にも思うんです。
僕らはとても気に入っている「野麦」のお蕎麦の一席でした。
ちょうどお時間となっておりますので、
ここでお開きとさせて頂きます。
また次回、別の噺と相成りますが、
明日、再びお会いするその時まで、それでは。
ありがとうございました。
・
・
太田南海展は、11月25日まで。
「野麦」さんでの半券によるサービスについては、
10月14日時点のものです。
・
細くともしっかり、ピンと角が立った喉越しも良い蕎麦。
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
10月14日、松本市中町通り界隈、「御そば打処 野麦」にて。
・
・
えー…
モバマスも遊んでおり、当然デレステも遊んでおり、
デレステPとして、担当は椎名法子であり…
そうなって来ると、もちろん声優さんまでフォローする訳で、
椎名法子の声を当てておられる都丸ちよさんをフォローする…
あ、オタク系の噺をしております。
本編と、ちょっとしか関係ありません。
お聞き流しのほどを。もしくは、生温かくお見守りの程を。
えー、で、ですね。
「チヨリカアレコレ」と言う声優ラジオ…うーん、番組?ですかね。
隔週で、木曜日の21時から生放送で1時間、Youtubeでの配信でしてね。
元を辿れば、ゲームきっかけで、
その声優さんが番組を始められたからこそ見始めたのですが、
相方となる柳原利香さんの天才的とさえ言われる瞬発力のあるツッコミスキルと、
わりとヤベェオタクトーク、
都丸ちよさんと言う「核弾頭」と呼ばれる様なスペシャルなキャラクターに、
今となっては、両名、声優さんのトーク番組として、
とても楽しく拝見しております。
その中で出て来た名言に…これは本人が仰ったのだと思うのですが、
「顔も良ければセンスもいい、声もいい女、都丸ちよ」
「顔も良ければセンスも良い、声も良ければ字も上手い、都丸ちよ」
…と歴史に残る名言を残されていたのですが、
どことなく韻が踏まれている様な良い調子で、耳障りが良いのです。都丸ちよ。
“細くともしっかり、ピンと角が立った喉越しも良い蕎麦”
そう冒頭に書いて、この事を思い出しました。それだけです。
オタクではあるので、隙あらば即、このテの噺を持ち出します。
そうです。そう言うものなんです。
得てして「野麦」の蕎麦に対して、
僕が思っているのは市内随一の「真っ当な蕎麦」だと思っていますし、
時々、並びはあるのだけれど、
「もりそばが好きなんだ!」と仰るお客様をお迎えするのであれば、
優先度高く、名を挙げたいな…と考えるお店であります。
えー、
そんなオタク交じりの挨拶から始まりました。
本日も短い時間ではありますが、
こうしてご覧になって頂けている事も何かのご縁。
どうぞ、一時のご愉快を願っておきますが…。
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席に案内されて、すぐ用意されるセット。
この切干大根が、また旨いんです。好物。
ふと壁を見ると、
松本美術館の入館の半券があれば、
“ちょっとした一品”のサービスが受けられる…とあります。
折りしも、通い始めた書道教室の展覧会が美術館であり、
訪れながら、字だけでなく、
11月25日まで開催されている「太田南海展」も拝見して参りました。
だからこそ、半券を持ち合わせておりまして。
それにしても「太田南海展」、彫刻…主に人物、仏像の立像が展示され、
また太田南海氏の掛け軸なども展示されておりました。
入ってすぐの翁は、年代毎にモチーフとして彫られたものだそうで、
最も熟達されているだろう、後期の作品は、
その前から、動けなくなるくらいに魅了させる力を持っておりました。
見所の多い展示と感じております。
まだ、ご覧になっていらっしゃらない方がおられましたら、是非。
…ゲーム的オタク噺から、蕎麦の噺、彫刻と言う芸術の噺と、
我ながら多くを含んだブログをお喋りしているなぁ…と思わないではいられませんが。
日替わりになるのでしょうか。
“ちょっとしたお品”として、挽き肉を挟んだ玉子焼きを頂きました。
このキャンペーンを知って出掛けた訳では無かったので、
こうして一味、美味しさを加えて頂ける事は、嬉しい。
YOKOさんと揃いで、「うん」と頷き合います。
野麦の蕎麦、やはり美味しい…と。
蕎麦に好みはあるもので、
例えば有名口コミのサイト上位も食べた事がありますが、
それは、今みたいに僕らは頷き合わない。
苦手な感じで首を傾げることも。
僕らの“好き”に、ちゃんとあって来てくれる蕎麦だと思っています。
トータルバランスの高さの中で、
蕎麦を新鮮に感じる食べ心地が、実にすすって心地好いもので、
特に推したいところ。
(新そばに変わる前の段階でも、です)
蕎麦の本場、信州においでになったのだったら、
「ここでしか食べられない特別な蕎麦」と、
“蕎麦”に付加価値を載せるのではなく、
“美味しさ”に付加価値が付いて来る、
信州に来て良かった、食べに来て良かったと言う…
普段食べる蕎麦の、特上品を食べて行ってもらいたいです。
水道水ですらミネラルウォーターみたいにウマイ信州です。
そうして、身の回りにあるものだけれど、
信州を訪れたら、ちょっと特別な…読んで字の如く、
日常より逸れる、「逸品」に出会って頂きたいなぁ、と。
…それは信州に住む隣人の皆々様も同じで、
山々どころか、蕎麦にも粉ものにも囲まれる暮らしの中で、
いつもより、ちょっと特別に旨い蕎麦…が、
生活に潤いを与えてくれる様にも思うんです。
僕らはとても気に入っている「野麦」のお蕎麦の一席でした。
ちょうどお時間となっておりますので、
ここでお開きとさせて頂きます。
また次回、別の噺と相成りますが、
明日、再びお会いするその時まで、それでは。
ありがとうございました。
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太田南海展は、11月25日まで。
「野麦」さんでの半券によるサービスについては、
10月14日時点のものです。
2018/11/05
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いろんな書きたい根多もあるんだけれど、
今はこれ!これを書きたいんだ!!
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
11月3日、松本市伊勢町界隈、アガレヤにて。
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呑みの最中に、全部のフードやお酒をSNSにアップする…
…と言うことは、なかなか難しくて。
「これは良きかも!!」…と言うもの、
「見てくれ!この旨そうなもの!」、「呑み始めだよー」…と言う様な、
そうした心持ちで投稿する事が多いです。
Twitterは“個人のつぶやき”である事が前提ですので、
呑みのメモとして、備忘録として使っているにしても、
外界と接点があり、見てくれる方もいてくれて…
「これは!」と言う1枚、そんな写真をアップする事が多いんです。
皆々様、本当ツールとしての使い方って、色々だと思うのですけれど。
このネギを焼いたものを当日は投稿しておりませんでした。
結果として…、TwitterとFacebookにコピーし損ねていて、
Instagramだけ、当日のうちに「これは、インスタ映えするで」とアップしていた、
そんな写真もあったんです。(それはそれで後日ブログ化します)
でも、それよりも先に、
この「松本一本ネギ」について書きます。書きたいです。
「あ、今日さ、メニュウにはないんだけど、入荷したての松本一本ねぎ、あるよ」
…そう伺って、「食べるー!!」と即座に反応して、炭火で焼いてもらう。
景色を見ても、外気温を見ても…本日5日はちょっと暖かい日だけれど、
スーパーの陳列棚にも鍋用の素材が並んで、
コンビニだって温かそうなメニュウが増えて…そうして立冬を7日に見据えて、
「あぁ、これも寒い時期のものだよね!」と季節を味わうことが出来た…これが嬉しい。
・
「 いくらでも食べられるー! 」
そう喜ぶYOKOさん。その言葉はYOKOさんの感嘆詞の中でも、
特にお気に入りの美味しさに出会った時に出るもの、
口癖のようなもので、信州の伝統野菜「松本一本ねぎ」、
それを炭火で焼いて、ちょんちょんとお醤油をつけて…
ネギの味がするんです。そりゃあそうなんです。ネギの味ばかり。
それがたまらなく良い。
香も美味しいネギの芳しさ、水分を蓄えていて、
玉葱の甘さともまた異なる、青さも含んだ香、甘味、
ジャクジャクと音を鳴らして噛みしだく、
醤油の塩気が甘味に対してパリッと入り、味わいを膨らませ…
お酒と合わせるより早く、次々にふたりで口の中に放り込んで済ませてしまう。
季節を感じる妙味が、嬉しくて美味しかったから、
その喜びの勢いのままに書きたいな…って思って書いております。
読んで頂いております。
「松本一本ねぎ」は高級なお野菜ではないし、
冬は直売所に普通に並ぶし、太さもしっかりあるので、
煮て良し焼いて良し…もちろん薬味にも使えるけれど、
薬味にするんだったら、出来るだけ大振りのまま、
そのまま頂いた方が、美味しいんじゃないか…そんな風に考えます。
「私思うの。野菜って手を加えない方が美味しい」
YOKOさんは常々そう言います。
手の込んだお料理は総じて美味しいのであって、
野菜の野菜らしい味わいを楽しむのであれば、
そのままに近い状態が良いのではないか…と。
まさに好例。この松本一本ねぎの美味しさこそ、
炭で丁寧に焼き上げた美味しさこそ、
“松本一本ねぎ”を味わった!と自慢できる品ではないかしら…と考えます。
異論は認めますぞっ!
味噌で食べても、味噌を塗って焼いても美味しいですし!
…と、さてこんなところで本日はお開き。
ちょうどお時間となっております。
当日の「松本一本ねぎの季節だね!」…と言う、
興奮の勢いそのままに、ここまでお喋りを聞いて頂きました。
また明日も是非、お会い致しましょう。
それでは、それまでっ。
お騒がせ致しました!
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三遊亭歌之介師匠が、こう…ババババッとお喋りして、
汗だくで、「お騒がせしましたっ」と〆る姿が、
僕はまぁ、好きでありまして、
葱のことを勢いに任せて書いてみたので、
その勢いのままに〆てみたりなんてしたところです。
ありがとうございました。
2018/11/04
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「選んで良かった、食べておいて良かった」
…と思う稀有な1杯だった。
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
10月26日、上土と裏町の間界隈、麺肴ひづきにて。
・
・
えー…
長野komachi企画の限定メニュウ、
多く提供期間が11月末あたりまで…ですから、
残り1ヶ月なくなりまして。
掲載されたkomachiの表紙絵でもありますし、
限定発売当初に、皆さんが食べておいでになったので、
「牛脂油そば」を食べたフレーバーの経験とも結着し、
幸か不幸か、だいたい味の想像も出来てしまって、
「機会があったら食べたいな」
…と言うフォルダに格納してしまっていました。
だので、結果として「麺肴ひづき」に食べに行っているのだけれど、
「そろそろ、ひづきで食べたいなー」と言う心持ちと重なった結果であって、
そうなったから良かった様なものの、
食べてみて感じた味わいは、流石「麺肴ひづき」と思うことが出来る、
想像なんて紙屑以下のペラッペラだったんだなぁ…と言うくらいで…
「あー、今日来て良かった!!」
…と思い、
駐車場までの道沿いを大満足の笑顔で歩いていた事も、
鮮明に覚えています。
麺は、とても食べやすいものでした。
平打ちの麺。
スープ、茸オイルと、とても相性の良いもので、
強く小麦の主張をする訳ではありませんが、
程好い食感も手伝って、快いもの。
スルスルと食べ尽くし、食べ尽くすまでの速度は、
美味しさによって勢いがついて、かなりのものでした。
スープの香は、牛の匂い。
先達て限定で登場した「牛脂油そば」と同様の、
特有の香に満ちています。
ただ、ここに加わっていたキノコオイルが非常に優秀で、
牛の香は、牛らしい癖に満ち溢れていて、
野趣があります。鴨肉、ジビエなどにもどこか通じるくらい。
この部分を、とても上品に旨味を膨らませてくれる効果。
更には、キノコたちのフレーバーが加わり、
多段多階層の味わいを与えてくれました。これは素晴らしい。
「ラーメン」と言うものは、
和食でもあり、中華料理でもありますが、
このひづきの牛スープの構成は、
どこか西洋料理的であって、ごく芳醇。
細かく刻まれた緑色は、ニラでした。
ネギでなく、ニラと言う驚き。
鼻を近づけてみると、確かにニラの匂いが届くのですが、
スープと交わってみると、ニラらしさは背景に。
スープの旨味を、よりボリューミーに感じさせてくれる、
(それは、スッキリさを持ち合わせて、アップダウンの色合いを深めるから)
名薬味だと感じられる使い方でした。
このラーメン、牛モモチャーシューがきっと目玉で、
だからこそkomachi表紙を飾ったと思ってしまい、
ビジュアル先行型のラーメンだと思っていたのですが、
いやいや、本当にそんなことはない。
興味と言う刺激を、これほどに与えてくれる1杯は、
なかなかお目に掛かれないものだと思います。
そうした意味で語り草になろうもの。
是非、食べるべき!…と誰彼構わずに言いたくなり、
こうして書いております。言っております。
もちろん、牛モモの低温調理チャーシューも美味しいです。
このラーメンに乗せるならば、これ一択だと思います。
でも、僕はスープの美味しさがたまらなくなってしまって、
こんな文章になっておりますが、
まぁまぁ、とにかく美味しかった事だけは、どうしてもお伝えしたい。
・
自分自身、特に思うことは、
「美味しい」も大切なのですけれど、
「美味しい体験をする、嬉しい体験をする」と言う事も、
様々なお店に出掛ける中で、とても重要なのだろう…と考えています。
“嬉しい”と言っても、
おまけが付くとか、サービスが良いとか…
けして、けして、そう言うものではなくて、
やっぱり「ここに来て良かった!」と、
メニュウに対して思う、人に対して思う、雰囲気に対して思う…
その体験を求めているのです。
このメニュウは、とても面白かった。
ちゃんと限定期間内に訪れることが出来て良かった!
大盛り不可なので、替え玉をお願いします。
細麺で。
これを牛スープに半分、
そして当日だけの限定だった味噌担々麺に半分使うのですが、
それはまた別の機会に。
では、本日はここまで。
お付き合い頂きまして、ありがとうございました。
次の機会に、またお会い致しましょう。
それでは、それまで。
ありがとうございました。
2018/11/03
・
・
諸事情あり、諸事情解消。

気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
10月7日、塩尻駅1階、ほっとしてざわにて。
・
・
飲み明けの遅く起きた朝は…なんてところで。
やらねばならない事もあるので、
体調があんまり良くないと言ったって、
動かねばならない事の方が多く、何とか何とか、
亀の歩みでも起き上がって動く…そんな日もある訳で。

何度か塩尻駅1階の「ほっとしてざわ」を利用しているけれど、
「夏にこの座敷席は初めてなんだな」と気付く。
それは、これだけ塩尻駅のホームが近いと言うことを知らなかったので。
人の表情すら掴むことが出来る距離。
塩尻駅と言えば「日本一狭い蕎麦屋」が有名だけれど、
どうでしょう。この光景も良いものではありませんでしょうか。

電車が通って行くこともある訳で。
・
・
さて。
繰り返しますけれど、飲み明けでして。
YOKOさんが選んだものは、薬膳粥でした。
たぶん、お蕎麦、山賊焼、時に喫茶の「ほっとしてざわ」、
駅1階の汎用性が高いお店で、薬膳粥と言う不思議。
何でもあるから「食堂」と言う発想もあります。
でも、“ざわ”はその場合の王道の「ラーメン」や「カレー」もありません。
メニュウの自由度の高さは、工夫のあり方、
お店のキャラクター設定に関わるもので、
この個性、僕はたいへん好ましく感じます。

そんな訳で、薬膳粥のセットがこちら。
薬膳粥の部から「緑豆粥(美人)」を選びます。
効能は「むくみ、素肌のはり、美白、リュウマチなど」…とのこと。
飲み明けについても、こちらだろうと推測。
他にも、
「高麗人参粥(元気)」で、
「新陳代謝機能を促進し、鎮静、滋養強壮、疲労回復、高血圧予防など」、
「銀耳粥(すっきり)」で、
「喉の痛み、咳、体を温める作用があります」とあります。
スタンダードな「梅粥」もあります。
飲み明けの食べ物って、それこそ好き好きありますけれど、
お粥と言うチョイスも胃に優しくて良さそうですよね。
自分もひとくち頂きましたが、
“薬膳”と言う言葉に関与しそうな食べ難さはありません。
軽いお塩の味…でも、味がない方向にも食べ難くありません。
素直に優しくて美味しい…そう思いました。
少しだけ弱っていた胃腸、そして体に自然と…
まるでにじむ様に染み込んで来る、そんな食べ心地。
こう言うメニュウが、
「ほっとしてざわ」にある…と言うことは、
きっと「おでん定食」にも似て、
「知っている人は知っている」なんてところではないかなー…なんて思います。
もし、お気に留まりましたら是非。
さぁ、本日はここまで。
お時間がやって参った様でございまして。
次回は、毎度毎度で明日のお目見えとなっておりますので、
どうぞまた、足をお運びくださいます様、
お願いを申し上げまして…
それでは、それまで。
ありがとうございました。
・
諸事情あり、諸事情解消。
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
10月7日、塩尻駅1階、ほっとしてざわにて。
・
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飲み明けの遅く起きた朝は…なんてところで。
やらねばならない事もあるので、
体調があんまり良くないと言ったって、
動かねばならない事の方が多く、何とか何とか、
亀の歩みでも起き上がって動く…そんな日もある訳で。
何度か塩尻駅1階の「ほっとしてざわ」を利用しているけれど、
「夏にこの座敷席は初めてなんだな」と気付く。
それは、これだけ塩尻駅のホームが近いと言うことを知らなかったので。
人の表情すら掴むことが出来る距離。
塩尻駅と言えば「日本一狭い蕎麦屋」が有名だけれど、
どうでしょう。この光景も良いものではありませんでしょうか。
電車が通って行くこともある訳で。
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さて。
繰り返しますけれど、飲み明けでして。
YOKOさんが選んだものは、薬膳粥でした。
たぶん、お蕎麦、山賊焼、時に喫茶の「ほっとしてざわ」、
駅1階の汎用性が高いお店で、薬膳粥と言う不思議。
何でもあるから「食堂」と言う発想もあります。
でも、“ざわ”はその場合の王道の「ラーメン」や「カレー」もありません。
メニュウの自由度の高さは、工夫のあり方、
お店のキャラクター設定に関わるもので、
この個性、僕はたいへん好ましく感じます。
そんな訳で、薬膳粥のセットがこちら。
薬膳粥の部から「緑豆粥(美人)」を選びます。
効能は「むくみ、素肌のはり、美白、リュウマチなど」…とのこと。
飲み明けについても、こちらだろうと推測。
他にも、
「高麗人参粥(元気)」で、
「新陳代謝機能を促進し、鎮静、滋養強壮、疲労回復、高血圧予防など」、
「銀耳粥(すっきり)」で、
「喉の痛み、咳、体を温める作用があります」とあります。
スタンダードな「梅粥」もあります。
飲み明けの食べ物って、それこそ好き好きありますけれど、
お粥と言うチョイスも胃に優しくて良さそうですよね。
自分もひとくち頂きましたが、
“薬膳”と言う言葉に関与しそうな食べ難さはありません。
軽いお塩の味…でも、味がない方向にも食べ難くありません。
素直に優しくて美味しい…そう思いました。
少しだけ弱っていた胃腸、そして体に自然と…
まるでにじむ様に染み込んで来る、そんな食べ心地。
こう言うメニュウが、
「ほっとしてざわ」にある…と言うことは、
きっと「おでん定食」にも似て、
「知っている人は知っている」なんてところではないかなー…なんて思います。
もし、お気に留まりましたら是非。
さぁ、本日はここまで。
お時間がやって参った様でございまして。
次回は、毎度毎度で明日のお目見えとなっておりますので、
どうぞまた、足をお運びくださいます様、
お願いを申し上げまして…
それでは、それまで。
ありがとうございました。
2018/11/02
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あの風景を見に行こう。
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
10月11日、安曇野市穂高、穂高駅界隈、TRACK coffeeにて。
・
・
そりゃ、それなりに調べはするんです。
無駄足って言うものは、避けたいんです。
そりゃあ、そうなんです。
当日の流れは、
定期的な内科診察、安曇野翁、大梅、クエルドノメル…と出掛けていて、
続いて、久し振りに紅茶専門店「きないね」に向かう…
…木曜日で定休日、と言うところでした。
チルアウトコーヒーも木曜日が定休日となっていて、
「たまには紅茶も」と考えた、そこで確認を怠ると言う…。
「ぬあー!お茶が飲みたいんじゃー!!」
…となって、スマホを取り出し、ブログ「円環の食卓」を訪れる…
先達ても「てるてるぼ~ず」の回でお世話になった、
らみえるさんのブログです。ラーメンの情報も多いですが、
カフェ情報もたいへんに豊富で、新旧網羅されている感すらあります。
それを呟くと、ご本人からもオススメを頂戴して、
たいへんに喜ばしく、嬉しいことなのですが、
「あ、あのお店!あの景色が良さそうなお店に出掛けよう!」
検索する中で思い出した、穂高駅前のお店に車を走らせておりました。
・
「TRACK coffee」と言うお店。
駐車場はないのかなー…なんて思って電話で伺うと、
ないのだそうで…どこか、各々で確保するカタチになるのかも知れません。
ちなみに、
広い広い碌山美術館の線路を挟んだ向かいにお店があります。
同駐車場にはお蕎麦の「寿々喜」もありますね。
店舗はとても小さいですね。
カウンターが4席とテーブル2人掛けと思しきものが1台。
けれど、次々とお客様がお見えになって、人気が伺えるものでした。
入店後、まずはカウンターで注文をするスタイル。
しかし、小規模店舗が昨今は興隆していると言うか…
言葉こそネガティブな要素を幾ばくか持ってしまうのですが、
利用するには、全く問題がない広さです。念のため。
カフェを何軒かご存知の方ならば、大型の…
…例えば、“コメダ珈琲店、タリーズの様な店舗ではないんだな”…と、
ご理解、またイメージをして頂けるのではないかと存じます。
パナマ・カミーノレアル(中煎り)と言う中煎りのコーヒーを選びました。
一緒に、スイーツも頼もうとしていて、
きっと酸味を感じられるコーヒーの方が、よりミルクに合うんじゃないか…と選びます。
そして、このツイート。
酸味のあるコーヒーには、ミルク合うね。
ブラボーのバニラがドンピシャ。
美味しい。香に柑橘系も入って、中盤にドライさがあって、
続いて酸味、香が戻って来て伸びる…って印象。
カップも持ちやすく、飲み口も太く、熱いと来るけど、適温なら飲みやすいマグ。
…とのこと。
文中の「ブラボー」は250円と言うお値打ちお値段。
中に挟んでもらうアイスクリームは3種類。
バニラを選びました。
お値段がとにかくお求め易く手軽で、
コーヒータイムを、より楽しませてくれること請合います。
当日は雨模様だったのだけれど、
カウンターから見る景色、線路と碌山美術館の駐車場…
…そんな光景ではありますが、採光が良いのか、
とても眺めの良い景色だと感じました。
車通りではない、レンガ敷きの道も良いのかも知れません。
…近くで動くものがない、これが良いのかも。
少し離れたところの駐車場の風景は、
風景に溶け込んで見えて、観光客さんやバスが通っても、
背景が動いている様にしか感じられず、
視界に同じ店舗にお見えのお客さんも入りませんから、
ひとりの時間を、ゆっくり楽しむことが出来ました。
ついぞ先程は、喫茶店を探して「ぬああ」となっておりましたから、
こうして、落ち着いた時間を過ごすことが出来る、感謝の時間。
…もう1店舗、珈琲屋さんに出掛けようか、
それとも、TRACK coffeeで、もう1杯?
考えはするけれど、色々と動いて満足できていたので、
巣穴に戻ろうかなぁ…なんて思います。
そんなところで、本日はここまで。
ちょうどお開きのお時間となっておりまして。
また明日、お目に掛かることと存じます。
それでは、それまで。
ありがとうございました。
2018/11/01
・
・
濃い鶏白湯を、ぶち込んだような。
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
10月19日、松本市村井界隈、麺とび六方村井店にて。
・
・
どちらかと言うと、豚系のお店に鶏が加わった様な…
…と言う表現は、正しく褒め言葉になっているのかどうか…
でも、瞬間にそう思ったし、
それは僕の中では「うわっ、うままままーい!」でしかない訳で。
最後に「麺とび六方」の塩ラーメンを食べたのは、2017年6月のことで、
それ以来は、ノーマルか味噌が登場して、その味噌を…冬と言う事もあってか、
頼んでいたりした中で、ごく久し振りに食べました。
にんにく増しではなく、しょうが増しでの対応も相変わらず。
麺の変化は、前回の「六方」の更新で書いた通り、
塩ラーメン側も、その印象は変わらず。
むしろ、スープによって、同じ麺でも感じ方が違っていて、
どちらも「美味しい!」と思うことが出来るものでした。
スープが…塩味ではあるし、醤油味ではないし…
どこか「動物のうまみ味」と言う印象を受けるんです。
スープだって、ノーマルとたぶん一緒なので、
タレによる美味しさの膨らみ方、その違いが顕著で、とても良いものでした。
そう、冒頭に書いた通りに「鶏白湯」を加えたような、
濃い水炊きを加えたような…
「六方」のスープが豚、豚背脂だけなのか、鶏関係が入るのか…
それは僕は存じ上げていないのだけれど、
自作ラーメンなどをしていて、上質な鶏油を採取できた時、
コーンオイルばりに甘く香ばしい香が宿る油を得られる時が…
それはお店においても出会う時があるのですが、
それに似たふくよかさと旨味のあり方がスープにあって、
「あぁ、これはウマイね!」とYOKOさんに声を掛けると、
「うんうん!」と大きく頷いていました。
YOKOさんはガーリックチップの入り方も良かったと言います。
トッピングで確か増やせた様な気がするので、
「増やしたら、もっと美味しいかな?」と言うと、
「今ぐらいがバランスが良かろう」…とのこと。
1年前の記憶は、比較的、味の線が細く記憶しており、
六方ですから、あっさりさっぱり…と言うことはないのだけれど、
「二郎ライト」的な位置付けでした。自分の中では。
今回は旨味がしっかりと乗って、薄さもなく、とても良かった。
美味しかったです。
ラーメンって、1杯の中にすごく繊細な…
量の増減で、かなり印象が変わるものがあって、
例えば、チャーシューのアリナシ、ヤサイの水切りの良し悪しで、
全然、食べた心地が違うものなんです。
スープの量を増やさない「麺大盛り」も理論上は、
麺が持つ水分量と麺が茹で上げ保持している水分量が違うので、
スープとのバランスと言う点では違いが出るはずなのです。
でも、どうなのでしょう。1年以上の隔たりがあるので、
僕は「美味しくなったなぁ!」と受け取りました。
「YOKOさんは当たりを選ぶね!」なんて言ったくらい。
この濃さ、旨さはすごく良かった。
「今日は、ことさら美味しかったね!」と意気揚々と、
金曜日は麺曜日、加えて温泉へ出掛けて行く日、その続きを楽しんだ…
…と言う、そんなところで、ちょうどお時間となってございまして。
また次回、お会い致しましょう。
それでは、それまで。
ありがとうございました。