2018/06/22
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いやもう、来ている。

気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
5月12日、松本市駅前界隈、信州ばんざい家にて。
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三獣だけでなく、
今やどんなものにも「ブランド」ってある様に思います。
こと食品に関しては、
美味しさや品質への信頼の証を、特に明らかにするもの…だと思います。
何年か前の中野市・三幸軒で催された「食酒楽会」において、
「しん農ポーク」が、「みゆきポーク」「福味鶏」と共に、
テーマとなって提供された事がありました。
みゆきポークは飯山市が主体だけれど、
しん農ポークは中野市で頑張って育てているんだ…なんて伺いました。
そこで初めて食べたんです。
三幸軒・上野さんの料理だから…と言う事もあるんだけれど、とても美味しかった。
三元豚など名が売れた豚を聞きもするけれど、
神農ポークは初めて伺う、食べるものだったし、
地域柄、北信名物だと思っていたのですが、
松本で、この豚を食べられる日が来るなんて!
喜んで思わず、枠の中の2品、両方ともお願いしてしまいました。
昨今、松本ブルワリーの野溝工場が正式に稼動したニュースと共に、
安曇野放牧豚へ、モルト粕がエサとして有効利用できる…と言う記事も拝見しましたし、
Twitterでは、上田市・タローファームさんの豚さん関連の投稿が、
豚を育てると言う点、豚をより知ってもらう点として良い物だと感じます。
牛肉、豚、鶏…それだけじゃありません。
農産物、畜産も全てブランドナニガシと呼ぶ時代になって来ていて、
よく聞くのに、
食卓によく上がるのか…と言うとスーパーなどの量販店的ではなくて、
聞くけれど食べられない感じ…
でも、これも少しずつ改善と言うか、進歩して来ている様に思います。
やはり、衣食住の中にある「食」ですから、
美味しければ美味しいほどに良いもので、体だけでなく心にも栄養にもなって…。
「ブランド」と言う特別感ある言葉が、
本来の意味に近いと言うか…固有名詞的な意味合いになって、
特別なものを指すのではなく、
日常に良いもの、使えるものが出て来ると素敵だなぁ…なんて思います。
段々と、そうした時代になって行くのではないでしょうか。
ブランドで、一部の銘柄だけが売れてヤッター…では、
業界、文化が全く育たないですもんね。
日本酒もそうだけれど、色んな豚があって、それぞれに特徴が違って美味しいんだと、
そうした醸成が必要で、土台は出来つつある…なんて時期ではないでしょうか。現代。
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「神農ポークソーセージ盛り」は、
レバーソーセージと同じく長野市の丸山腸詰店さん仕込み。
プレーンと八幡屋磯五郎練り込みのチョリソー。
「神農ポークベーコンソテー」は、
信州飯田「喜久水」蔵の酒かすを使っているそうです。
どちらも非常に美味しかったです。
チョリソーは美味しい脂がたっぷり詰まっていて、
どうでしょう、みゆきポークと比べると、
より豚らしい脂となっているのではないでしょうか。
(みゆきポークって、結構あっさりした脂の様に思うのですが)
ベーコンソテーは見た目でもう、やられちゃいますね。
厚切りですが柔らかさがあり、風味も絶品。
すごく美味しいものと感じました。
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すごく恐縮なのですが、5月のメニュウになってます。
現在もあるかどうかが分かりませんが、
少なからずも、ばんざい家は、
ウマイものをいつも揃えてくれておりますから、
もしお出かけになって、神農ポークがなくっても、
気落ちする事はありませんし、
これだけ美味しい豚なのですから、またメニュウに戻る日もあるでしょう!
味わうことは体験であります。
北信の恵みを受けた豚が、中信で育つ豚の旨さと勝負!であります。
より良い美味しい時間が育って行きます様に…なんて所で、
本日はここでお開き。
ちょうど時間と相成っております。
また明日のお目見えと言うことで、
それまで、それでは。
ありがとうございました。