2018/06/01
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
4月15日、山形村、きさくにて。
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「犬も歩けば棒に当たる」
…と言うことは、歩かなきゃ何にも当たらないのだよな、と置きます。
「箸にも棒にも掛からない」
…と言うことになるのだ、と。
今回は、本当に「当たった!」と思いました。
買わなきゃ富くじは当たりませんや。
動いてこそ、挑戦してみてこそのお楽しみだなぁ…なんてところで。
山形村の「きさく」と言うお蕎麦屋さんの噺で、
しばらくのご愉快を願っておきますが…。
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その日、割合時間に追われていて、
とりあえず、乗鞍高原温泉に向かっていました。
このままだと、急ぐこともあってコンビニご飯になりそう。濃厚。
どこか、どこか山形村あたりで食べたい。
早めに食べないと、それはそれで夜に影響しますから。
夜が食べられなくなったりしますから。
だので、コンビニで少量とするかと話がまとまりかけたところで、
「そう言えば、行った事が無いお店があるぞ」と気付きました。
看板を見るばかりで、詳細にどこにお店があるかも分かっていない。
当たるも八卦、当たらぬも八卦!…そう思って出掛けて行きました。
前情報は何もなし。
一度、明後日の方向に進んだ後、改めて戻って到着。
お通し…お茶請けかしら、と言うところ。
ふき味噌とお茶。
ふき味噌がなかなか良い味で、
「YOKOさん、このお蕎麦屋さん、当たりかも!」なんて言うと、
ニコニコとYOKOさんは、ほほ笑んでいたりなぞ。
更科、ひきぐるみ、田舎と、蕎麦のメニュウは3種あり、
そして、“おすすめ”として「三色そば」がありました。
先達て、初めて塩尻の「そば処しみず」に出掛けましたが、
これによく似た構成だと感じました。
「三色そば」がこちら。
器も初めて出会う器、スタイルです。
汁椀様ながら、とても大きな器で深く、趣があります。
食べづらさはありませんでした。
器に重みがあって、触れる重量感は安定感。
普段の蕎麦は、背の低いざるに乗せられる事が多いですから、
こうして高い台に乗せられたものは、興味深いものです。
かなり細く切られた蕎麦ですが、美しくまとまっています。
食感はしっかり。申し分ありません。
非常によく出来た蕎麦で、硬さ、弾力、喉越し、全て好みでした。美味しい。
3種それぞれに食感の差も、もたらされていて、
ツユも比較的鰹節の香が高いもので好ましい。
「これは当たった!」
…と、すごく喜んでいました。
お店のお母さん、お父さんも、とても良くして下さって、
色んなお話を伺ううちに、
「三色そばって、塩尻のしみずみたいですよね」
「しみず、同門、弟弟子なんですよ」
…と広がって、
大元は、上田市・柳町の「おお西」さんの門下生だと分かります。
「おお西」は2010年、信州SAKEカントリーツーリズムで出掛けています。
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/7sake201093-ba3.html )
まさか、そこに繋がるなんて思っていませんでした。
良き蕎麦、なるほど…と言う系譜。
信州スカイパークに出掛けることも多い僕らにとって、
山形村の蕎麦処、そして気に入りのお店は、非常に助かる存在です。
各地域、お出掛け先ごとに気に入りのお蕎麦屋さんは作っておきたいですし。
僕ら、たいへんに気に入りました。
意気揚々と温泉へ向かって行きますが、それはまた別の機会に。
本日は、ここまで。
ちょうどお時間となっておりまして…。
それでは。