2017/12/11
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気楽なところで一生懸命…と言うことです。
11月24日、自宅で麺曜日。
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「二郎」と言えば、ベースは醤油味ですよね。たぶん。
味噌味で、二郎インスパイアと言えば、
この北海道のブタキングが有名だと思っています。
基準は、にわかな自分でも知っているくらいだから…って理由は、
理由になるのだろうか。まぁ、そんなところでして。
1度食べてみたいな、と思っていたので、
先日の千葉・雷本店の「雷そば」と合わせて取り寄せてみる事にしました。
もやし、キャベツ、にんにくもたっぷりと用意して対応。
あと、「宅麺」のセットは「麺、肉入りスープ」が基本なので、
長葱も自前で用意して対応します。
冷凍のままだと茹で時間などに不安があるので、前日から冷蔵庫内で自然解凍させて作成。
麺が、流石は北海道・札幌…と言う色合い。
二郎系のオーションを使ったタイプの麺は、
茹で上がりが、どちらかと言うと黒い色に近づく様な印象があります。
黄色い麺は、札幌ラーメンの特徴に合致していると思いました。
スープは「雷本店」同様に、ジャンクな味わいではなくて、
濃厚で上品、味噌の風味もありますし、
動物系エキスのよく出たまろやかさも生きています。
生ニンニクを、たんと振り掛けてあっても、
スープの上品さが勝っている様な覚えがありますね。
宅麺だったり、他、お取り寄せだからこそ、
知ることが出来るお楽しみは、
「スープの原材料が全て分かる」と言うこと、製品表示義務のおかげで、
隠し味なんかも分かってしまいます。
一部、抜粋ですが、
動物エキス(ポーク)、純正ラード、米味噌、ピーナッツバターとあり、
そう、ピーナツバターの甘旨味もきっとあるのだろう、
その印象がスープの美味しさを端的に表現している様にも感じました。
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野菜をかなり大量に加えてしまって、やや味薄めに。
何事も適量、適度なバランスがありますよね。やっぱり。
しかしながら、ちゃんと美味しく頂きました!
2017/12/10
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気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
10月7日、松本市緑町界隈、厨十兵衛にて。
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行きたいなぁ、食べたいなぁ…と相も変わらず恋焦がれておりまして。
このチャーハン、「世界最強」と僕ぁ堅く信じております。
実際、ホントに美味しいし。
「厨十兵衛」の大将殿が仕上げるチャーハンがさー…
ホントにさー…
うまく回っていないことがあり、
その波の中で、着岸目標の緑町に、なかなか出掛けることが出来ず。
「むきー!」となりもし、消化不良な思いを抱えながらも、
この「食べたさ」だったり、
「厨十兵衛」のあの雰囲気の中で、美味しく日本酒を飲み、
美味しく料理を味わい…と言う、日常の中の愉悦を味わいたいと
常に願っております。
これが今のモチベーションなんだなー…って思うんです。
浮世を離れたひと時の、そのお遊びに夢中になりたい。
近いうちに、チャーハンを我が手に!!!
立てよ、俺!がんばれ、俺―――ッ!!
で、そんな時に限って、
「あっ、ごめん、今日はコメ、炊いてないんだよ」なーんて。
それもまた楽しいから、街で飲む、厨十兵衛で飲むって、大事なんです。
僕らには。
2017/12/09
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
11月25日、松本市波田・竜島温泉せせらぎの湯内食堂にて。
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こう、ブログを書くため、写真を整理していて、
こうして実際に貼り付けてみて、
「うーん、よく分かんないなぁ」
…と、思わずつぶやいてしまいました。
そんな写真になってはいませんか?いかがでしょうか。
簡単に、ごく簡単に伝えることを目的とするならば、
「にじますを揚げたもの」です。
オプションを付けるなら、
「骨まで食べられるくらいしっかり揚げたもの」であり、
更に、
「つぶら揚げと言うくらいだから、
ニジマスの身がそっくり返って、円を描いている」…と言ったところでしょうか。
安曇野の名物…だと思っているのですが、
ネット検索を掛けてみると、
「株式会社 辰巳」さんのオリジナル食品とも書いてあって、
郷土料理…ってことではない?のでしょうか。
「つぶら揚げ」だと郷土料理で、
「ニジマスのつぶら揚げ」だと「辰巳」さんオリジナルってこと?
そもそも、つぶら揚げとはニジマスの様にも思いますし。はてさて。
「頭から食べられる」と言う言葉は、信州の方言ですと、
「頭さら食べられる」と言います。
「YOKOさん、これ、頭さら行けて美味しいよ」
…とは当日の会話。
海老の尻尾じゃありませんが、
それ以上に硬いはずのニジマスの頭も、美味しく食べられる不思議。
食べづらい部位って、また味が濃い様にも感じます。
サクサクとした食感と、
甘酸っぱいタレが掛かったところは、
ちょっとしんなりしていて、香ばしく美味しい。
魚を丸ごと食べる!…と言うことで、
ワイルドな食べ心地でありませすが、達成感や充実感もある様な心持ちです。
定食として、ご飯のおかずに食べる…と言うよりは、
“食べで”があるので、
酒の肴、ビールよりも日本酒に、すごく良く合うのかな…なんて思っています。
ビールももちろん美味しいのですけれど、
熱々を食べる…と言うより、
食事処ですと、揚げる時間も要することから、
すでに揚げてあるものが出て来る様な印象がありまして、
なおのこと、ビールより、日本酒じゃないかな、と考えます。
せっかくの安曇野の名物なんですから、
安曇野の日本酒、「大雪渓」、「酔園」、「福源」などと合わせてはいかがでしょうか。
この日の僕らは、これまでに書いて参りました通りで、
僕が竜島ラーメンを、YOKOさんが日替わりのしょうが焼き定食、
間に、ちょこたんと置かれていた「つぶら揚げ」と言ったカタチで、
副菜的なポジショニングでした。ちょうど良い配分でしたね。
2017/12/08
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
11月25日、松本市伊勢町界隈、アガレヤにて。
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「しいたけ」は昔から嫌いじゃなかったし、
「しいたけが嫌い」と聞くと、
「えー、こんなに美味しいのに」と思うくらいには、リスペクトしていたし。
ある時、親父が原木を買って来たんだっけなぁ…
今は亡き、ムサシさん(柴犬)の居城に、丸太を立てかけて。
そこに生えたしいたけを食べたときは、本当に驚いた。
知っているしいたけの味だけれど、ずっと、グッと旨い。
風味も強けりゃ、食感もブリッブリで、たまらない。
「 しいたけは原木こそ至高の存在。肉厚こそ快楽 」
知り、そう考え至って今日まで。
その見地からだと、届けられたお皿を見て、
「随分と可愛らしいサイズだなぁ」とは思いました。
その分、たっぷり数があるので、取り分けるには適しているのかな、と。
しかし、そこは「アガレヤ」です。
予想を大きく上回って、しっかり旨い。
“粒揃い”と言う言葉を知っているかと、数分前の自分に問いただしたい。
炭火で香ばしく焼き上げられ、
そのひとつひとつに旨味の汁が溢れんばかりに蓄えられていて、
香も味わいもトップギアに入っている感じ。
爆ぜた焼き味は、ご馳走と言うべき美味しさがあります。
肉厚のプリプリ感も美味しいけれど、
こうして口の中に放り込んで、味わいで満たされることも、たいへんに美味しい。
…それに、酒の肴であるならば、酒と共に頂戴する訳ですから、
ひとくちサイズであることに越したことはありません。
食べやすく、合わせ易く、美味しくお酒と共に摘まもうと言う…
良きひと皿でした。
2017/12/07
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
10月21日、松本市緑町界隈、厨十兵衛にて。
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お刺身は旬を頂く雅があるものですから、
お刺身には歳時記がありますわ。あることがあるべきカタチですね。
スーパーで買っても、四季時期がない訳じゃあないけれど、
便利さこそ、いつでもそこに…が、また現代のスーパーマーケットらしさ、とも思う訳で。
居酒屋さんであり、また料理人さんの目の前であり、
そうした時こそ、多彩な食文化、日本の旨味に出会うことが出来る…
それが現代の四季時期の料理への感じ方なのかも…とも思います。
家庭の食卓に四季があればこそ。
しかしながら、対価を用いて、お出掛け先で感じることも、一興でして。
厨十兵衛のお刺身の盛り合わせ、本当、大好物です。
食べたいなぁ、と思います。
合わせて、日本酒も行きたいなぁ、と思います。
…しばらく行くことが出来ておりませんで、
今週も「行けるさ!」と思っていたのだけれど、
どうにも帳尻が合わなくて、こう、沸々と煮えたぎる思いばかりが募ります。
食べたいなぁ、行きたいなぁ、と。
だいたい、木曜日くらいになると、
「今週の週末は、どんなお楽しみ、お浮かれに出会えるだろう」
…なんて思う訳でして。
しばらくはまた、電脳空間…とはお古い言葉になりますが、
拝見させて頂いて、楽しくヤキモキさせて頂こうかなぁ、と。
美味しそうですよね。お刺身。
そう、美味しいンですよ。
2017/12/06
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
11月18日、松本市入山辺、扉温泉桧の湯・かけす食堂にて。
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いつもある訳じゃないけれど、
こう、ある時にはあって、「おっ、あるならそれを頼もうかな」と、
レギュラーメニュウ以外に頼むことが多いメニュウ、
「かけす食堂」では、そんなメニュウがあります。僕らには。
YOKOさんだったら、レギュラーの中のレギュラーは、
ご存知、「天然きのこうどん(味噌味)」だし、
僕の場合は、「ホルモン焼き定食」かなー…って思います。
気に入っています。
そこに来て、心変わりをさせる誘惑のメニュウが、
この「すいとん鍋」であり、「ジンギスカン焼き定食」であり。
定食、全景、こんな感じ。
とにかくもう、具沢山で、
すいとん、山のきのこはもちろん、
にんじん、長葱、油揚げ、鶏肉、豚肉、ほうれん草…たぶんまだあるんじゃないかなぁ。
これら全ての、鍋なのでダシの素になります。なるのです。
当日のTwitterでは、こちらの様に呟いています。
「扉温泉・桧の湯併設のかけす食堂で、
「あったか野菜とすいとん鍋(山のきのこ入りです)」を!
甘くて熱い汁の旨さよ!汁だけでも、ご飯が進む!具もしっかりあって!
お漬物の中のシソの実が、また良いなぁ。さぁて、ひとっ風呂、浴びて来ます!」
汁で、米を食う。
そんな感覚です。
具も美味しいのだけれど、根底は汁をおかずに食べている気がします。
自家製のお漬物群も、ナイスフォローをしてくれて、
すいとん鍋でもお腹いっぱいに成ることが出来るし、
汁をおかずに、ご飯もたいへんに美味しく頂くことが出来ます。
おじやとか雑炊などとも、ちょっと違う感覚でおります。
山のきのこがある時期なんかは最高で、
きのこの滋味深い唯一無二のダシ味が甘旨いツユ加減と相まって、たまらんのです。
いつもはたいてい異なるメニュウを頼む、僕とYOKOさんですが、
この日ばかりは、この旨さを知っているからこそ、
お互い同じメニュウにて、お昼ご飯となりました。
「ひとくち味見できれば良いや」なんて、間違っても思いません。
定食、全てを平らげての、「あぁ、幸せだ!」の心意気。
当日その後に、桧の湯に入っておりまして。
「扉温泉・桧の湯に来ています。
ぬる湯最高ッ、ぬる湯、最の高ッッ!
いやはや、ぬる湯好きにはたまらない季節になって来ました。
すっぽり浸っていても、吹きすさぶ季節の風のお陰で、程好く冷めて行くので、
朝のお布団の様な心地好さが続きます。仕上げの内湯で温まれば完璧♪」
…と、美味しくて上がったテンションそのままに、温泉を堪能致したのでしてー。
2017/12/05
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気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
11月25日、松本市波田・竜島温泉せせらぎの湯内食堂にて。
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「好きで、嫌いなんです」
…豚のしょうが焼き。好きだけど、嫌い。
ツンデレとか、そう言うんじゃなくて。
この竜島温泉併設の食堂の日替わり定食で登場した、
「豚のしょうが焼き」、YOKOさんが主で食べていたものですけれども、
普段、僕は避けていることが多いです。
好きなのだけれど、避けたりしている…には、もちろん理由があります。
そして、その理由からして、
この竜島温泉の食堂の一皿は「合格!」と思いました。
随分と、上から目線で申し訳ありませんが、「これなら良いなー」って思うので。
豚のしょうが焼きの豚肉って、たぶん定義はないと思います。
生姜を使って焼けば、条件は揃うのかな、と。
でも、たいていが塩味ではなく、甘辛い醤油味ですよね。
豚肉の部位もお店ごと様々。これがいけない。
もも肉などを使った場合に多いと思っているのですが、
大判、厚めに切ってあると、ビジュアル特性が良いと…
逆に食べづらいことはありませんか。
肉にかじり付くと、ミシッと硬く、千切れない。
噛み千切ることが出来ずに、モゴモゴして、諦めてペロンと1枚、
まとめて口に入れて頬張る…
そうしたお店はたいてい大判だからこそ、枚数は少なめですわ。
ご飯のお供が、あっと言う間に消失してしまう、この悔しさ。
そして、ご飯を美味しく食べるバランスも損なわれて行く心持ち。
これが嫌なんです。
定食の、食堂メニュウ、王道の一角「豚のしょうが焼き」に対して、
ツンデレ感情を抱くのは、こんな理由でして。
ちゃ、ちゃんと柔らかかったら、食べてあげても良いんだからねッ!
定食全体の様相はこんなカタチ。
豚コマだったでしょうか。
ひとくちもらっただけでしたけれど、
ちゃんと甘辛く濃く、ご飯のお供に最高で…
白飯も良いですが、竜島温泉の食堂の雑穀ご飯で食べても、
なかなか乙なものでした。美味しかったと思います。
YOKOさんも良い食べっぷりでしたし。
日替わり定食は、ご飯のお代わりが出来ると伺ったような。
次は自分が日替わりかしら、と。
2017/12/04
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
12月1日、天下一品Web屋台よりお取り寄せで、自宅にて麺曜日。
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こう、まだ食べたことがなかったんです。
二郎系みたいにインスパイアで名が通る様なお店がある訳ではなく、
支店が長野県にもあるけれど、遠征の都合が付き難く、
「食べたいなぁ」と思いはするものの、食べたことがなく。
「お取り寄せラーメン」と呼ばれるものは、
実は2通りある…とは、以前から何度か申し上げている通り。
濃縮スープ、カップ麺スタイル、
お湯で割ってスープを作るものは、
正しく“お店そのまま”にはならないんじゃないか…なんて思っています。
近隣なら「大石家」の様に、元々スープがないお店ならば、いざ知らず、です。
お店のお値段とほぼ同等、
お店のスープをレトルトパックしたものでも、
そりゃあ、完璧にお店と同じにはなりませんが、
こちらは理論上は“お店そのまま”と謳って良いのではないか…と考えております。
「天下一品」のお取り寄せセット、注文してみました。
4食ずつの注文が可能で、あっさりを2袋、こってりを2袋と選びました。
ラーメンを購入した人だけが注文できる、
メンマとチャーシューブロックも合わせてお願いしました。
「福岡うまかBUY」ですと、ネギまでもセットに同梱されていますが、
「宅麺」や、この「天下一品」ですと、
基本は「麺・スープ(+タレ)」と言ったところで、
ラーメンにはほぼ必須とも言えるネギなどは自前で用意する必要があります。
メンマやチャーシューも、是非合わせて買い求めたいところですね。
特にチャーシューは、素晴らしい量が届けられます。
チャーシュー増しにしても、まだ余る量です。
チャーハンや酒の肴などなど、多彩に転用できて、
次回注文の際にもマストアイテムだと思いました。
レトルトパックのままで湯煎して欲しい、
突沸の危険性があるので、
小鍋に取っても、直に温めることは避けて欲しい…との注意書き。
なら、混ぜながら加温したならば良かろうと判断してスープを温めました。
非常に粘土が高く濃厚なスープであるようで、
先日の「雷本店」も、相当な濃度だったと思いますが、
それ以上に沸騰における空気の閉塞感が高く見えます。
「この粘度は期待以上だ…!」
そう思い、麺を茹で上げ、盛り付けて。
冒頭の写真の通りの仕上がり。
スープ、麺…食べて思うのは、
「あぁ、食べたことがあった人は、こんなにも旨い経験をしていたのか」
「ずるいな!それは、とてもずるいことだ!」
正直なところ、そんな感情を抱きました。
もっと早く知っていたかった。
まだまだ世の中には食べたことがないラーメンがいっぱいあって、
自分が知っている領域なんて、随分と狭いもの…と言っても、
それなりには知っているつもりで…
でも、久留米市の豚骨ラーメンに出会っていても、また別の脂の旨さ、こってり感。
豚骨と鶏の差もあるのでしょうけれど、
それにしたって、濃い。濃すぎる。それがたまらない!
何か、例えるならば…
そう、「卵の黄身だけを食べている感覚」を覚えます。
トロミ、コク、濃厚でクリーミーな雰囲気は、それに似ています。
調理中、スープだけを味見してみたり、タレだけを味見してみたりしましたが、
合わさった味には、頭の中で組み立てられてはいませんでした。
器の中で、ラーメンとして成って完成なのだなぁ、と感嘆しきり。
初めて二郎系を食べた時より、衝撃がありました。
初めて…もう10年以上前になりますか、
ド豚骨なんて信州にあっただろうか…世間的にも周知されていただろうか、
それは「狼煙」などの博多系よりも濃いそのド豚骨ぶりの、
「魁龍」を食べた感動に匹敵していました。
未知の領域と思える美味しさに出会う。
繰り返しになっちゃいますけれども、
みんな、これを美味しい、好ましいって言っていたんだなぁ!
…って。
Twitterなどでは、炒飯もセットにするとより良かったりとか、
色んなお話を聞くことも出来まして。
益々、実店舗に行ってみたい!そんな風に思う事が出来ました。
こってりがお好きな方は…
濃い味好きと言っても、タレや塩味が濃いラーメンではなく、
マヨネーズの様な、濃厚で旨い脂が好きな方で、
もし「天下一品」をお召し上がりになった事がない方がいらっしゃいましたら、
それこそ、急いで何かしらの方法でお召し上がりになる事を、激しく推奨致します!
2017/12/03
気楽なところで、一生懸命ということですが…。
11月19日、お馴染み、中野市・三幸軒にて。
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「野菜で、白飯を食べられますか?」
…と問われると、「いやぁ、無理だなぁ」と思います。
サラダとか、何となく思い浮かべる野菜って生野菜。
それが信州だからか、調理したものは調理によって、
焼き、蒸し、メニュウによっては名前を変えるからなのかも知れません。
ポトフなんて野菜たっぷりだけれど、
「野菜=ポトフ」ではありませんもんね。
野菜でご飯を食べる…と言う言葉だけを、
揚げ足取りの様に考えたら、土台無理なのだけれど、
こと中華料理を筆頭に、
「野菜炒め」としたならば、
豪勢に「肉野菜炒め」としなくたって、十分に旨いし、
ひとり暮らし時代なんかはヘビーローテーションだったし、
安くて旨くて、素敵な定食の響きでありました。
自分で作ると、家庭の火力の限界なのか、
いや、それ以上に料理人さんの手腕に寄るものなのでしょう。
水っぽくなったりして、なかなかお店の味には近付けません。
そのスープは間違いなく野菜から出た水分で、
美味しさそのものなのだけれど、
野菜炒めにとっては不要であって…
これを水溶き片栗粉で餡状にまとめたならいざ知らず、
でもやっぱり、美味しくまとめ上げるのはたいへんなのです。
いつしか、
「中華料理屋さんの腕を見るには、野菜炒めかしら…」
…なんて、恐れ多くも思う様になっていました。
多く出るメニュウだと思いますし、
野菜炒めが美味しいお店は、盛っている様にも思うんです。
前置きが長くなりましたが、
そんな訳で中野市・三幸軒の「野菜炒め」、美味しいです。
この日、高山村・子安温泉からお腹を空かして北上して来て、
まず出て来たこの一皿は、
ものの1分くらいで食べ尽していましたか。
ふたりで「うまいうまい」と取り合う様に頂きました。
2017/12/02
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
11月25日、松本市伊勢町界隈、アガレヤにて。
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冬でなくてもネギはウマイ。
煮ても焼いても生でもウマイ。
いつでもウマイって凄いことだし、薬味や味の膨らみに欠かせない。
楽屋のエライ先生方に伺いますと、
鴨南蛮の南蛮は葱を指すんだそうでして、
落語「二番煎じ」の中にも葱が一般的に食されている風景がありまして。
南蛮渡来のものでありながら、日本食には欠かせないネギ。
まぁ、先日四柱神社の宮坂宮司さんの前口上にもありましたが、
世界文化遺産の「日本食」は、「おせち料理にある」ってンですね。
おせちに葱がいるか…と言うと、実は居ないんじゃないのかな…
…なるほど、渡来したものであるんだなぁ、なんて思います。
葱がない生活なんて考えられないです。
「いよいよこの季節!今年の出来は特に良い!
旬はそれほど長くはありません。お早めに!」
…とは、アガレヤのメニュウより。
ネギ好きが、更にネギを好きになるメニュウでした。
すごく美味しかった。
どちらも炭火焼きされていて、奥がタレ焼き、手前が素のまま。
後から、醤油をちょんちょんと付ければ、
理論上は同じかも知れませんが、味の違いはN極、S極くらいの差があります。
タレは甘く、
ネギもタレも炭火で爆ぜて香ばしく。
素のものは、ネギの甘さと匂いがたまらなく高く感じます。
炭の匂いがかすかに移って、ネギの旨さを余すところなく感じられます。
ふたりで一皿食べましたが、
これはひとり一皿でも良かった。
まずネギが良いことは何より旬ならでは。
けれど、炭で懸命に面倒を見て焼き上げてくれている、
アガレヤの旦那の手腕、あってこそ…なんでしょう。
眼鏡を掛けていた旦那、最近コンタクトにしたのは、
炭で曇ったりなんだり、色々たいへんなんだそうで。
炭火焼き、素材をシンプルに提供するからこそ、
炭の作り方とか、結構大切なところにあるんだと思います。
「ただ焼く」とは言え、そこに難しさがある訳で。
とっても堪能したメニュウでした!
期間限定っぽいので、お早めにー!