アガレヤで、しいたけの炭火焼
2017/12/08
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
11月25日、松本市伊勢町界隈、アガレヤにて。
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「しいたけ」は昔から嫌いじゃなかったし、
「しいたけが嫌い」と聞くと、
「えー、こんなに美味しいのに」と思うくらいには、リスペクトしていたし。
ある時、親父が原木を買って来たんだっけなぁ…
今は亡き、ムサシさん(柴犬)の居城に、丸太を立てかけて。
そこに生えたしいたけを食べたときは、本当に驚いた。
知っているしいたけの味だけれど、ずっと、グッと旨い。
風味も強けりゃ、食感もブリッブリで、たまらない。
「 しいたけは原木こそ至高の存在。肉厚こそ快楽 」
知り、そう考え至って今日まで。
その見地からだと、届けられたお皿を見て、
「随分と可愛らしいサイズだなぁ」とは思いました。
その分、たっぷり数があるので、取り分けるには適しているのかな、と。
しかし、そこは「アガレヤ」です。
予想を大きく上回って、しっかり旨い。
“粒揃い”と言う言葉を知っているかと、数分前の自分に問いただしたい。
炭火で香ばしく焼き上げられ、
そのひとつひとつに旨味の汁が溢れんばかりに蓄えられていて、
香も味わいもトップギアに入っている感じ。
爆ぜた焼き味は、ご馳走と言うべき美味しさがあります。
肉厚のプリプリ感も美味しいけれど、
こうして口の中に放り込んで、味わいで満たされることも、たいへんに美味しい。
…それに、酒の肴であるならば、酒と共に頂戴する訳ですから、
ひとくちサイズであることに越したことはありません。
食べやすく、合わせ易く、美味しくお酒と共に摘まもうと言う…
良きひと皿でした。