気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

3月31日、塩尻市平出遺跡付近、そば屋しみずにて。






何はともあれ、駐車場のワンコ。
ちょっとぷっくりとしている子で、ゴロンとした時に、
地面側のおててはともかく、反対側のおててが、
お肉の上に乗るのか、プランと浮く。
たいへん、可愛らしい。
起きてはいるみたいなのだけれど、身じろぎひとつせず、無心っぽい。






塩尻で蕎麦を食べたい…と言った時、
実は悩むと言いますか。どうでしょう。
塩尻駅の「ほっとしてざわ」、個人的には大好きなんですけれど、
駅だからこそ喫茶店感もあって、

(喫茶店メニュウもあっても本格的な食事メニュウもあるから、
 本当、素晴らしいお店なんですけれど)

圏外からのお客様をおもてなしで、名物の蕎麦…となると、
じゃあ、唐沢のそば集落なのか、朝日村のふじもりなのか…
古民家調だったりした方が良いかも、なんて事になり易いと思うんです。
本山宿もまたちょっと遠かったりしますし…。

そこで、きっとよく声に挙がるものが、この「そば屋しみず」であって、
当日も観光客の方々が、複数お見えになっていました。


…実は初めて訪れるのでして。



まさに民家のお蕎麦屋さん。
客間にテーブル席をこしらえた様な雰囲気で、
トイレには柴犬グッズがいっぱい。

訪れると、
お茶の他にお煮物やお漬物がお茶請けで出される…
…と言う慣例は、信州らしいと、とても強く感じます。



「高ボッチ(更級、挽きぐるみ、田舎の盛り合わせ)」

それぞれ、0.5人前盛りずつのセットメニュウ。
これが「1番人気」とは、よく分かります。
どの蕎麦も気になりますし、1度に食べ比べできるのなら、それが何より。
合わせて、1.5人前となりはしますが、
お煮物含めても、すごく量がある…と言う訳ではないと思います。


更科は、シコシコとした食感、
挽きぐるみは、バランスタイプ、
田舎は、しっかりとした食感があります。
ツユはバランスタイプで、
節や昆布、醤油のどれかが突出したタイプではなく、
どの蕎麦にも合わせるからか、安定感を求めた味わいだと感じます。






自分が勤める会社も、塩尻駅でお客さんをお迎えする際、
「お蕎麦でもどうですか?」なんて話をして、
この「そば屋しみず」にお連れする…なんて話を聞いたことがあります。

なるほど、この田舎的、民家的な雰囲気は、
東京、名古屋からお見えになるお客様、都会からのお客様には、
とても良い雰囲気、かつ一定水準以上の蕎麦ですから、
駅から近いこともあって、重宝する存在、納得できました。

辰野町の横川渓谷「三浦亭」や、
筑北村、うどんの「坂のうえ」も、そうした雰囲気が色濃いですけれど、
それなりに距離ありますもんね。
この場で、この民家感は、田舎体験的で、良いと思います。







気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月20日、諏訪市諏訪湖畔、すわっこランド2階飲食コーナーにて。






この冬、初めて「すわっこランド」に出掛けた訳です。
マラソンを…走ることを始めて、
ひとつの目標である諏訪湖一周を果たす快感、楽しさがたまらなくて、
回数券は2回目を購入したりもしているし、
走ってから、すぐのご飯、すぐの温泉が、やっぱり使い勝手良く、
その分、大町だったり、上田佐久方面への開拓だったり、
週のお休み、2日あるうちの1日を走って使うためか、
お出掛け区域が小さくなって、トレーニングに勤しんだ冬…と言う感じです。
実際、走り過ぎで膝も悪くしたし、
そこから復活しつつある自分であったりもしますし。

「すわっこランド」の飲食コーナーで、
特に僕が気に入ってしまった「そばサラダエル」を、
ついにYOKOさんも注文したので、「そばサラダエル・ダブル」なんてところ。
この写真をどうしても、1回はブログに載せたかったのです。
理由…は、
「そばサラダエル・ダブル」が「仮面ライダーBLACK・RX」的な響きがあるからですかね。
どうだろう。たぶん、そうかな…と。



僕は一緒に、ミニ豚キムチ丼も。
キムチうどんが、なかなか美味しかったので、これも美味しいのかなー…なんて興味で。



走った後の花梨ソフトも美味しいよね、と言ったところ。






この時期はまだまだ寒く、食後、YOKOさんは「冷えた~」と言って、
温泉へ急いでいました。
「そばサラダエル」、冷菜であり、ボリュームたっぷりだから、
体が冷えるかも知れませんね。「そばは冷える」と言いますし。
温泉施設である「すわっこランド」だからこそ、カバーし易いかもです。

ただ、これからの季節、暑くなって来る季節を考えると、
それこそ絶好のフードメニュウなのかも知れません。

膝の調子も徐々に良くなって来ている…と、信じたいところ。
写真を見るたび、「また食べに行こう」と、
そう、「走ってから食べに行こう」と思うのでした。






気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2月12日、伊那市高遠界隈、紅さくらにて。





先達て伺った「華留運」さんは、当初の目的ではありませんでした。
偶然立ち寄ってみて、すごく美味しい「高遠そば」に出会うことが出来たので、
たいへんに僕らは喜んだものです。

「華留運」さんを後にして、はしごそばを…と思いますが。



「壱刻」さんは、4月1日まで冬季休業とのこと。
以前、テレビで見て、それで…と言うことだったので、
これは残念でした。だがしかし、仕方が無い。
もう1度、「華留運」さんに出掛けることは、あこぎにも感じるもので、
「じゃあ、どうしようか」と思いつつ、
とりあえず、探しながら高遠城に出掛けて、
その足で、看板があった「ますや」を目指し、
見つからず、さ迷う中で、見つけたお店が、今回のお話。

「紅さくら」さんなるお蕎麦屋さんに着きました。



周囲に何もない場所に、こじんまりとした建物…と思いましたが、
中は、存外広く、座敷やテーブル席が数台。
お客様も多くお店になっていました。
色紙が入って洒落た装丁のテーブル。






注文した「高遠そば」は1300円。
やや割高か…と思う額ですが、お蕎麦の他が、とても豪華でした。



盆の上、お蕎麦から視線を逸らせて見た景色。
小鉢がふたつに、煮物がひとつ、薬味も3種、焼き味噌もツミレを押し出す竹に入っていて、見栄えがあります。
お値段は、相場より高い…とメニュウを見ただけでは思うものの、
この充実のセット内容であれば、むしろお安いとさえ感じられるものでした。
メニュウに写真はあったけれど、
実物を目の当たりにすると、より…こう、現実感と言うか、たっぷりあって凄いな、と。

味については、当日のTwitterへの投稿が、実に端的で良いですね。


続いて、「紅さくら」の高遠そばを。焼き味噌をすり鉢で溶いて鬼おろしの辛味大根は、しっかりした辛さ。
蕎麦は、とても脆い感じで、だからこそツユが物凄く絡みます。


…とのこと。
お蕎麦そのもの、好みはもっとコシが感じられる蕎麦が好きなのですが、
ツユとの塩梅、味噌の風味を生かすこと、また大根おろしも…
軽く摘まんで、しっかり浸してすする事に特化したお蕎麦で、
こうした食べ方にアジャストされている印象でした。



セルフサービスで、お茶やコーヒー。
お菓子も「ご自由にどうぞ」と言うサービスがありがたいです。
お菓子のラインナップも、
会社のお菓子箱みたいな…もらい物かも知れないものだったり、
駄菓子だったり…それがまた良いなぁ、と思いました。
贅沢なサービスではなく、
何となくお会計の他…と言うか、
「ちょっとお茶でも飲んで行きましょ」と言う様な、そんな感覚で。




土岐プレミアムアウトレットに雪で行けず、
流れ流れて高遠に出掛けて来ましたけれど、
面白い経験が出来て、良い1日だなぁ…なんて、ちゃんと感じることが出来ました。
存じ上げないお店に出掛けて行くことも、出会いですよねぇ。









気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2月12日、伊那市高遠界隈、華留運(ケルン)にて。





流れ流れて高遠。

posted at 12:19:21 




…何故、このお店を選んだかと言うと、
左か、右かと悩んだ時に、
右のお店は中の…たぶん大将さんと目が合って、
何だか気まずかったから…なんじゃないのかなー…って思っています。
理由はなかった訳です。
当日の朝は、
それこそ土岐プレミアムアウトレットで、
カレーうどんかきしめんを食べている予定でした。





その日は、先達てブログ化した通りですけれど、
「若鯱家」でカレーうどんの回、
無事に2回目に土岐に到達した僕らでありましたが、
とどのつまり、
この日、1回目の南下作戦において、
恵那山に向かって進めば進むほどに雪が強くなり、
高速道路上も渋滞してしまって、

「今日は止めよう!戻ろう!北上開始!」

…と、松川I.C.を降りて、ユーターン…
駒ヶ根S.A.で「ならば、今日をどうして過ごしてくれようか…」と、
YOKOさんとの緊急会議を経た上で、

「高遠そばを食べてみたい」
「(桜の時期じゃないけれど)高遠城に行ってみたい!」

…と言う目的を果たそうじゃないか、と言う事になっての…それからのお話。

驚くほど街は閑散としていて、
冬の日、天候の悪化もあって、
人ひとり歩かず、メイン道路ですれ違う車も、ほとんど無く。


後から知ったことなのですが、
この日と言うものは、
前日に吉例「だるま市」が催されていたそうで、
その次の日、祭りの後…と言う事も閑散理由の様な…
そんな日取りだったみたいで。

「だるま市」に馴染みはないけれど、
仙醸蔵の「だるま市しぼり」は大好物でして、
混み合うのは嫌だけど、イベントと重なってお酒を手に入れても良かったかなぁ…
…なんて思うものでした。

ちょうど8分後にPokemon GOのレイドバトル「レックウザ」がある交差点まで歩いて行って、
祭りの後とも知らず、
「誰も来ないなぁ」と引き返した所で、
坂の途中、同じくらいの緯度にお蕎麦屋さん2軒―――――――…



そして選んだ「華留運」さん。



店内はログハウス調で、
どこか松本にあった銘酒居酒屋「ぷるーくぼーげん(よよぎ)」を
髣髴とさせる雰囲気…と思いました。



お茶はこんなカタチ。






僕は念願かなっての「高遠そば」を。

お店の紹介文には、

焼き味噌を溶いた味噌ダレに、
辛味大根おろしを入れて
お召し上がり下さい。
自家製くるみつゆも付きます。

…とあります。



高遠そばと言えば、
焼いたお味噌、辛味大根ですよね。
通常のツユだけでなく、クルミつゆも付随。

細打ちの蕎麦の食感はたいへん良く、上品で、よく出来た蕎麦でした。

蕎麦はこうして盛られた1通りの蕎麦しか食べていないのですけれど、
出されたパーツ、ひとつひとつが実に印象的に記憶に残っています。
くるみツユ単独でも美味しく、
もちろん、通常のツユに辛味大根おろしと焼き味噌を溶いたもので食べても美味しい。
ネギが加わると、また香味が変わって美味しく、
通常ツユとクルミを割って食べても、味わいのバランス、風味の届き方は変わって、
様々な風味の彩りに出会うことが出来るお蕎麦に、感動しました。

どれを食べても主題の風味が生きて感じられる仕立てになっていて、
「あ、このひと口は蕎麦が美味しい・このひと口は昆布が立ったなぁ。
 このひと口はクルミの香ばしさ♪」

…興奮しながら食べていました。音に聞く高遠の蕎麦、こうした美味しさなのだなぁ…と。


土岐から流れて高遠、良いじゃないか!…と。






YOKOさんは「温かいきのこそば」を。

ちゃんと地元産の雑きのこを使っている…と言う所がポイント高いですよね。
ポケモン狩りで冷えてしまったので、温かいものを選んだそうです。
松本市山辺、扉温泉・桧の湯併設の「かけす食堂」同様に、
ストックがある限り、通年で美味しいダシが出る雑きのこのメニュウを使っておいでとは、
実に素晴らしい事ではないかと思いました。
旬を旬で食べることも、そりゃあ大切なのではありますが、この特有の汁に溶け出す旨味の良さったら…。






せっかく高遠に来たのだから、
もう1軒、食べて行こうとしておりまして、軽くお食事…と言う分量にて。

このお店、「華留運」は是非、また出掛けて来たいですね!美味しかったです!







続きまして、
相変わらず、気楽なところで、一生懸命と言うことですが。

1月21日、長野市川中島界隈、手打ちそば桜にて。






お蕎麦屋さんなのに、
お蕎麦の噺からでなく、うどんの噺からと言う…
さて、本題のお蕎麦の噺に入って行こうと言うことでして。

終いまで、どうぞお付き合いの程を願っておきますが。









こちら、YOKOさんが注文した「豚つけそば(塩味)」です。

お店を知ったのは、前回お話致しました通りで、
随分と前のことなのですが、
昨年だったか、一昨年…?
ローカルテレビで、お店の雰囲気も伺うことが出来ておりました。
その際にも、また前後して知る事に至るのですが、
蕎麦のための、ダシ、カエシで頂くもりそばスタイルだけでなく、
つけ汁に工夫を凝らしたものが多く、
その評判が良い店でもある訳で。

この日も、メニュウには、
カレー豚つけそば、鴨、とろろ、トマトスープ、カルボナーラ風エスプーマ…など。
もりそばは茹でて冷やしたもの。
つけ汁が温かく、バリエーションがあるカタチです。
お肉や温泉たまご、焼きバラのりなどのトッピングも可能で、
ラーメン屋さんの「つけめん」的なイメージでした。

柚子香るあっさりしたつけダレで、
塩気もラーメンのそれとは随分と大人しく上品。
ラーメンと比べちゃいけないのかも知れませんけれど。
塩の風味、ダシの風味も豊かさも持ち合わせていて、
また、その上品さゆえに蕎麦の風味や喉越しとも相性良く入って来ます。
ラーメンときっちり異なっているからこそ、丁寧な造り、調律を感じます。






自分は「十割ざるそば」と「ざるそば」をそれぞれ食べられる、
「合盛ざるそば(大)」をお願いしました。
時間差で、それぞれの笊が目の前に置かれます。



“少し太め”とメニュウにもある十割。



「手打ちそば桜」のスタンダードのお蕎麦。
私、個人の主義主張として、
お蕎麦の上に海苔が乗ること、お嫌でございます。
(YOKOさんは、海苔があった方が好み派)
「ざるそば」と言う名称でも、海苔が乗っていなくて、
個人的には好印象です。そう、それで良いのです。


十割は太さもあって、かなり強めの食感です。
蕎麦の味が強く、その分、ツユの乗りを上回って、
しっかりした味を感じます。

スタンダードのお蕎麦は、秀才肌で、
細打ち、しなやかな麺線が美しいもの。
オールマイティタイプに感じます。
コシもありますが、喉越しの良さの方が印象にあり、
豚つけそばにおいても同様ですが、
ツユ、味の乗りが何よりも秀でて感じられました。
蕎麦とツユの相性の良さ、それを形作る手腕を感じます。





ようやく「手打ちそば桜」に足を運ぶことが出来たぞ、喜び。
僕とYOKOさんは次いで、
松代温泉、皆神温泉へと出掛けて行きますが、
今日のところは、ちょうどお時間。

ありがとうございました。

ありがとうございました。










気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月8日、松本市寿界隈、二代目竹渕にて。






ランチ限定のお得なセット…と言う位置づけだと思うのですが。

「そばセット」は、

お蕎麦、日替わり半丼、小鉢、漬物で、1200円と言う設定の様子。

「レディースセット」は、
お蕎麦、サラダ、天ぷら(とり天、野菜3品)、デザートで、1000円とのこと。

この“ボリューム満点”と謳われる、そばセットが気になっておりました。
冒頭の写真が、それにまつわる「日替わり半丼」なのですけれど、
これで「半」なら「全」は“丁”度良いより、ずっと多いのではないか…
…と思うくらい、普通の丼くらいはあります。





セット構成としては、こんな感じです。
小鉢の煮物も美味しいですね。





普段、お蕎麦は大好きで、量も結構求めがちなので、
「あっ、少ないかも」と瞬時思いましたが、
自分の胃に食後に感想を聞いてみますと、
「これ以上あったら、苦しかったはずだ」と言うくらいの量。
実に適度なカタチ。
お店のフラッグシップであるお蕎麦もちゃんと頂けることに意義があります。





トンテキ丼なのかしら…と言ったところ。
甘味×醤油のタレが掛かっていて、
お肉の下にはキャベツが敷き詰められていました。
片栗粉をまぶしながら焼き上げた様に感じ、
豚肉は柔らかさと弾力が程好くあるもので、
何となく「半丼」とメニュウにあったので、
「蕎麦がメインで、ちょこんと丼」感覚で注文しましたが、
丼がドンと、“ボリューム満点”に偽りなし!と言うところ。




最後にコーヒーも「ご自由にどうぞ」コーナーから頂いて。

誰かを連れて来るにも適したお店に感じました。
その日、牛伏寺の厄除けで、山麓線はたぶん大渋滞の人出が多い日でしたが、
前の道を右折して行くことも、そんなには難しくなく、
使い勝手良さそうだなぁ、と。
とりあえず次回は、得ざるそばにしようかなー…と思いはするのですが、
日替わりのお楽しみも、ソソります。はい。








気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月8日、松本市寿界隈、二代目竹渕にて。






良きお噂に誘われて…なんてンで、出掛けて参りました。
僕らは、緑町界隈でお会いする事が多い、
ひろっちさんに伺ったのだけれど、
(…と言うか、ひろっちさんがTwitterに投稿したものを見た)
ひろっちさんが言うには、
厨十兵衛の旦那からのお噂リレーらしいのです。
SNSで、情報は有象無象、一切合財、パッと広がってしまう世の中に、
こう、信頼ある筋からの口コミの様なもの、その流れが良いなぁ、と。



道としては通りの多い道で、時たま通う道。
意識していなかったのですが、
「竹渕」と言う交差点が最寄となっております。
おそらくは地名でお店の名前が定まっているんじゃねぇか…と言うところ。
先代、「竹渕」の時代にも、
前は通るのだけれど、
松本と塩尻の通り道と言う感覚で立ち寄る事はありませんでした。
「営業していないのかなー」って思っているうち、工事が始まって新しいお店になって。
それを知ってはいても、やっぱり…
そう言うものなのでしょうかね。「きっかけ」がないと、
お昼ご飯に訪れる…と言う所までは進まなかったみたいで。





お蕎麦屋さんだけに限らないけれど、
お店の造りは、そりゃあピンからキリまであって、
木目の多い店内、気取らず飾らず、
小洒落過ぎもせずに、程好い居心地の良い空間。





「ご自由にどうぞ」のテーブルから持って来た、
野沢菜と落花生。
落花生を見ると、年が明けて節分もやって来るなぁ、と思います。
信州の節分は落花生ですよね?ね?

野沢菜も塩気がキツくなくて、実にお茶請けに程好い塩梅。
「こりゃあ、このお店、当たりかも!」と思う訳です。





「ざるそば170g」が800円、
「大ざるそば300g」が1000円。
「得ざるそば500g」が1500円。

写真はYOKOさんが注文した「大ざるそば」になります。
結構な量があります。
ただ、至近の「白山」の300gとは違う様な印象。
茹で前で300gの蕎麦…と言う事かなぁ、と。
次回、出掛けた際には確認してみたいと思います。

適度な“こわさ”が小気味良いお蕎麦でした。
しっかりと締められていて、
喉越しが良いのはもちろん、瞬間の食感も良い。
(こわさ=信州方言で、硬さの意)

ツユはバランスタイプで、
カエシ感、昆布感、ダシ節感の調和が取れていました。

この量、味わいで1000円…かつ、
「ご自由にどうぞ」テーブルのサービス付きは、
とてもリーズナブルに感じます。
お店の雰囲気も、そんな訳で飾らないから、
家の年長ズとのお昼ご飯にも使うことが出来そう…なんて思いました。
温かいお蕎麦もあるしね。
年齢層なども選ばないなー…って。





お茶請けだけでなく、お茶もあればコーヒーもある。
サービスもそりゃあ値段のうちでしょうけれども、
蕎麦の量、質から言っても、僕にはとてもお得なものに感じます。
こりゃあ良いやなぁ…と。

「二代目竹渕」、気に入りました!

ひろっちさん、改めまして、ナイス情報でした!









気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月7日、諏訪市諏訪湖畔、すわっこランド2階飲食コーナーにて。




その日、年末年始のお休みの終盤で…
あぁ、5日は出勤していたので連休としては途切れているのだけれど、
世間が今と違って、新年にふわふわとしていた時期でして。

先達てご案内の通りで、諏訪湖一周を達成した元日から、
僕らはお正月気分がすっかり抜け切り、
1日、3日、そしてこの7日と16kmを走っておりました。

当日も勇んで諏訪湖までやって来たところで、
ランニングシューズを忘れていることに気付き、家まで1度取りに戻って…
…と言う流れ。
走り切ると15時前後で、しっかりお昼ご飯を食べる時間でないけれど、
お昼は慌ててコンビニおにぎりで済ませたので、
エネルギーが、すっからかん…と言う訳で、
未食のメニュウから選んでみました「サラダそばエル」…

「える、しっているか」

…と言う某漫画の某セリフをどうしても連想してしまいますが。

「サラダそば」と言う「エル」が付かないものもありますが、
やっぱりお腹は空いていて。
結構なおそばの量があり、タレはサラダ寄り…
めんつゆっぽいものではなく、冷やし中華に近い感覚でしょうか。
ワタクシ、冷やし中華大好きです。
そんな自分ですから、すこぶる気に入りました。
野菜も食べられるし、天カスの様な油分もないし、
お腹には、程好く貯まるし。

次回からは、「サラダそばエル」と何か…と言う、
そんな主軸に加えたい美味しさでした。



メニュウのカロリー表示が、ちょっとだけ不思議で…。

ミニサラダが、20 kcal
サラダそばが、161 kcal
サラダそばエルが、207 kcal

…と言う感じ。
サラダそばが、たぶん「ミニサラダ+そば」なんだと思うんです。
リニアリティはバッチリ。
けれど、

ざるそばが、291 kcal

…そばの量、結構あったので、
めんつゆとドレッシングのカロリー量の差なのか、
ざるそばの盛りが、かなり良いのか…
分からないのですけれど、サラダそばエルは、
もうちょっとカロリーがあっても良いのかなぁ、なんて思います。
でも、それでもローカロリーには変わりがありません。

走ることで、色んな得るものがあります。

筋肉が付いてダイエットも出来たら…と思ってはいるので、
こうした食べ物は、本当に有り難い。

有り難いのです。








気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

12月1日、そばはしご、第2回の3軒目。
松本市は、深志神社お膝元、食事処 純にて。





食べログを鵜呑みにはしないけれど、
情報源として名前を知るくらいには、役立つと思っておりまして…。

お店はあるけれど、なかなか足を運ばないブロックじゃないかなぁ…と思うんです。
深志神社の周辺区域。少し入り組んだところ。
相澤病院がありますけれど、こう、飲食店街と言う形ではなく、
住宅も大いに混ざってきますので、知る人ぞ知るお店ばかりの地域。

少し迷って見つけてみれば、
パスタ「千慶」の向かいであり、これまでもお店の前を通ったことがありました。
「あぁ、ここのお店のことなのか」と、1度目に思います。
2度目はお店の中に入ってみて、
「おっ、思っていたのと違う」とドキドキ考えながら、
「あ、テレビで見たことある。このお店のことだったのか」と、
記憶と符合する雰囲気、ご主人、おかみさんの人柄を受け取っておりました。



常連さんがカウンターで落ち着いておられ。
常連さん同士も、顔見知りである形で。そんな和が見られました。
お茶は急須ごと出て来まして、
信州名物、“お茶椀が1mmでも空いていたら入れる”にセルフですが対応できますね。
オープンキッチンではあるものの、カウンター越しに手が伸びにくい構造なので、
こうしてお茶を出してもらった方が、お互いに助かる…
長年の経験でお店が成っているんだなぁ…と感じられます。



もりそば、美味しかったです。
雰囲気もあって、ちょっと緊張していたのですが、美味しさに目が覚めると言う感覚。
蕎麦にどこか甘味を感じ、蕎麦そのものは無茶苦茶しっかり冷やしていて、こわい(かたい)です。
ここまで冷やしている蕎麦は、これまで体験していません。
けれど、そのこわさが、ポキポキとしたしっかり食感が、僕は結構な好みでありまして。
喉越しが良い蕎麦も良いけれど、
こうした、しっかり食感の蕎麦もたいへんに好みでありまして。
蕎麦湯にして感じるツユの組成は、鯖節の様な旨みの濃さがあります。

古い食堂感、常連さんが集う、田舎の風情。
だからこそ、気取らないおばちゃんの心遣いの気持ち良さ。

メニュウは、手打ちうどんの部があり、すいとんや鍋焼きうどん、
天ぷら、エビフライ、刺身定食などもある様子。
お蕎麦はお蕎麦で、温かいお蕎麦、そばがき、そばがきぜんざいなどもあります。
当日の常連さん方は、皆さん鍋焼きうどんをお召し上がりだったのではないでしょうか。
土鍋的ではない、どちらかと言うと、
とうじそばが出来そうな形状の豪快な鍋が運ばれていくのを拝見しましたが…。

行ってみて良かったです。
やはり知らないままでは、いつまでも知らないまま、
文字で知っても机上の空論。
美味しく頂きましたっ。






で、このあとに4軒目として、
お馴染み、裏町の「むく庵」に向かうのですが、当日はお休みでした。
ある程度の期間、お休みになるんだそうで…。
ある筋からお話を伺いますと、のっぴきならぬご事情故、
しかしながら、怪我やご病気ではございませんで。
再開を心より楽しみにしております。

もう「むく庵」で食べようって腹に決めていたものですから、
「じゃあ、今日はもう上がりだな」とし、お開きとしました。
第3回はどこに行こうかなぁ…なんて考えると、なかなかに楽しいもので。
また出掛けて、食べてみたいと思います。




本年も毎日更新、頑張って書いて行きますので、
どうぞ、ご贔屓を賜りますよう、よろしくお願い申し上げ奉ります。
ご挨拶、遅れましたが、
あけまして、おめでとうございます。








気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

12月1日、そばはしご、第2回の2軒目。
松本市は、源智の井戸となり、源智のそばにて。





「種村」から少し南に進んで、スッと右に折れる。
松本落語会の殿堂「瑞松寺」が見え、
まつもと湧水郡「源智の井戸」があり、
そのお隣に居を構えます「源智のそば」へ。
よくお見かけしますし、前を通るのですが、
いかんせん、頂戴したことがなく、この機会に…と思いました。



小さなお店だけれど、とても綺麗で落ち着いた空間となっていて、
出して頂いたお茶を写真に撮りましたが、なんと絵になることでしょう。



壁には噺家の師匠方の色紙が飾られております。
「瑞松寺」のお隣でもある訳ですから、出番前など重宝しますよねぇ。
おもてなしにも、気軽さも兼ねて、よろしいんじゃないかと思います。



ソフトなお蕎麦…と言う印象です。
酸味を感じますが、これはツユから来ているものでしょうか。
カエシが前に出て来ている感じで、
蕎麦湯がやたらに美味しいとメモしております。
醤油が生きていて、たまらない…と。

お蕎麦はコシはしなやかさと共にあって、
軽やかな食べ心地です。喉越しが良い、スルスルと入る…
…とも感覚的には違っていて、
もちろん、「柔らかい」とも違っていて、
「ソフト」と言う…どちらかと言えば、ウィスパーな感じと言いますか…
優しい、女性的なお蕎麦に感じます。
あっさりと食べることが出来て、また松本散策に出ようじゃないか…なんて。
そんな気持ちにさせてくれます。
あ、「パステルカラー」感がありますね。淡さ、ソフトさ。そんなイメージで。
蕎麦湯の美味しさから、
きっと、かけそばも美味しいんだろうな…なんて思いました。
メニュウは他に、冷たいもので、
えごまそば、山家(やまが)天ざる、桜えびのかきあげ天ざる、
温かいもので、
かけそば、月見そば、山家天そば、桜えびのかきあげ天そばとあり、
お酒は、夜明け前に、木曽路。
黒板に一品ものが少し。

小さなお蕎麦屋さん、けれどしっかりとした商いを感じるような。
すごく雰囲気が良いと思いました。
この日、その時間帯は僕ひとりの来客でしたが、
贅沢な空間の使い方、居心地の良さは、そばの美味しさも手伝って、
とても良い心持ちになったもものです。

「野麦」もそうだけれど、日本酒を1杯、引っ掛けて、蕎麦を楽しむ風情ごと、
お酒飲みの愉悦を味わってみたいな、なんて思いました。

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