ギッチギチ煮干も良いけど、効果的煮干も良い。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月5日、信州松川村界隈、らぁ麺麦一粒にて。




先達ての醤油らぁ麺が僕の担当ならば、
こちらはYOKOさんの担当。
特に「これを頼んでくれたら嬉しいなー」などの誘導はせず、
純然とYOKOさんが「食べたい!」と思ったものが、
塩煮干しだったみたいです。
いや、むしろ醤油煮干しで、煮干しのアリナシを比べたいと、
少しだけ誘引を試みたのですが、「これが良い」と。

スープをひとくち試したYOKOさんが、
「ん!美味しい!!」と発し、その直ぐの反応は、
まだ写真を撮っていた段階、
口をつけていない段階の自分には、
「えっ、そんなに?やっぱり?美味しいんだ!?」と言う、
初めて訪れたお店への期待感、食べる楽しみを、
より広げてくれました。

塩の味、潮の味…と言うよりも、
印象として「醤油ではない味」で、
「旨味の味」…そんな印象を抱きます。
塩って、それだけ味の基本なんだなぁー…って思うんです。
直接的な塩味、潮スープではなく、
非常に香高く届く煮干し香と共に、
厚ぼったく広がるスープの旨味が、たまらなく美味しい。
なるほど、直ぐに「ん!美味しい!」と出る訳だ。

濃密にエキス分は詰まっている…
これは醤油らぁ麺との共通項だけれど、
煮干し風味が、華やかに広がる速さを持ちながら、
しっかりと味わいの深さ、多層化にも寄与していて、
スープの味わい、塩の旨味としてもウマイし、
煮干しスープ好きとしても満足できちゃう、
相変わらず、相反しそうな濃い淡いを、
ひっくるめて取り込んだ美味しさで、「なるほど」と納得の味。

“煮干し嫌いな方はご遠慮ください”と言うお店があるくらい、
煮干し濃度は近年、上がり続けているけれど、
それも好きだし、こうした利かせ方も、やっぱり美味しいものだ…
ラーメンの世界に、答えはいっぱいあるんだなー…と、
そう思わせもする1杯でした。



当日は、ご飯類は2種類のご用意でして。
これも季節を取り込んでいらっしゃっていて、
とても興味があったんですよね。是非、食べてみたいなー…と。



セリと鶏ごぼうの炊き込みご飯



信州産豚チャーシューの佃煮ご飯

セリは春の七草にも数えられる和製ハーブ。
この香がアクセントで、鶏ごぼうと言う黄金の組み合わせに、
芳しさを加えてくれて…それを、
キチッと感じられる造りで美味しいですね。

チャーシューの佃煮なるものを初めて頂きましたが、
イメージはすき焼きの煮詰めたもの…と言ったところ、
ご飯にメチャクチャ合いますし、
これだけ一膳飯屋みたいな…牛丼屋さんみたいな…
そうした提供であっても店が立つな!…ってくらい、
好きな味。もう醤油文化、甘味文化の粋と感じる良さ。
これは良きです。次回もあれば、何がなんでも頼みたい。




僕らは麺曜日を金曜日の夜に設定しているから、
本当、なかなか訪れられないけれど、
でも、でも…心にいつも可能性は持っておきたい。
美味しいから、また食べに来たい。
心から、そう感じさせる、なるほど噂の新店であり、名店となろう…
…そう思う「麦一粒」体験記、ここでお開きとなります。

また次回があることを自分達も考えながら動きたい…
…と言ったところ、
それまで、それでは。

ありがとうございました。





賑わう店内、食堂風情の良さがあり。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2018年12月25日、善知鳥峠中腹、小松食堂にて。




えー…奥にお見えになっていた男女連れあったお客さんは、
観光の方なのかしら、おふたりで写真を取り合って、
テーブルの上には、たぶん食べ切れないんじゃないか、
お持ち帰りなのかなー…ってくらいにお皿がならんでいて。
(それぞれモツ焼きを頼んだ上に山賊を頼んでいて)

ちょっと品の良い、パリッと線が整った作業着の男性もいれば、
自分も塗装のバイトをしていた事があるから分かるけれど、
ボロボロっとした服装の工事関係の方もいて、
僕みたいに、昼間で仕事をして、ちょっと用事があって家に帰る途中、
気のない普段の通勤着の人間もいて、
ざっくばらんにお昼ご飯を楽しみに来ている場所…と言う、
ごちゃ混ぜだからこそ、風情があって良い空間。
お店のおばさま達は元気いっぱいですし、
「あぁ、こう言うお店なのだなぁ」と、感動ひとしお。

だって、10年以上も勤めている辰野町の会社に出掛けて行くため、
来る日も来る日も目前を通っているのに、
いまだに1度も出掛けたことがなかったお店なのですから。

実際、同僚さんにも何人か聞いてみましたが、
「通るけど、行ったことはない」と言う人ばかり。
昼にお昼ご飯に出掛けるには、ちょっと遠かったりしますし、
休日に、職場近くまで戻って来ることもないのだし、
やっぱりそう考えると、今日まで出掛けていなかった…
…と言う結果も、道理なのかしら…そう思っても良いのかな、なんてところで。

せっかくなら名物のワンコインで山賊丼を行くべき…とは思ったのですが、
この日は、ちょっとお医者さんに行きたくて午後半休を取って出掛けていたので、
にんにくたっぷりの山賊丼は、ちょっと避けようか…と思いました。



よって、「焼肉丼」…これもにんにくはあるのですけれど、まぁそれはそれで。
焼きと揚げでもカロリーが違うと思いますし。ええ。

こちらも500円のランチメニュウで、初めて訪れているので、
「足りなかったら嫌だしなー」と肉うどんをセットにしたのですけれど、
いやはや、本当に噂通りにしっかりしたボリュームでした。



どちらもきっと同じ豚肉が使われていて、シンプルなメニュウ。
焼肉丼は、肉とご飯。
うどんは、肉とうどん、あとネギと言う構成。

わりとしっかりした噛み応え、ハードな食感ではありますが、
タレもしつこさ、脂っこさが強いタイプでなくて、
想像しているより、見た目より、塩辛さも少なくて、
多くの客層に対応できる味わい…と思います。
こってりヘビーでもお客さんは訪れるでしょうけれど、
肉体労働、お腹を空かせた男性ばかりの食堂ではないこと、
目の当たりにしている客層からも、それが納得の良い塩梅、味わい。

山賊のボリュームのお噂こそかねがねの小松食堂だったので、
調べてみるとラーメンもあっさりしたものらしいし、
いわゆる「百聞は一見に如かず」パターン。
訪れてみると、辺鄙な場所で長く続いている理由が分かる食堂でした。
S木さんが、モツ焼きが良いとも教えてくれているので、
是非とも再訪せねば、と思っておりまして…。

…なんてところで、本日はここまで。
お開きの時間となっております。
また次回、明日にお目に掛かりましょう。
それでは、それまで。

ありがとうございました。





元気があるから、もりもり食べられる。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2018年12月9日、諏訪市諏訪湖畔、すわっこランド2階飲食コーナーにて。




ようやく…ようやく今日になって、YOKOさんの調子が戻って来たかな?…
…なんてところで、ひと安心であります。
それでも、まだ床に伏せっていた時間が長かったから、
戻すまでに、それこそ、こうして「すわっこランド」で食べるまでには、
時間が必要だろうけれども、まずはスタートラインまで帰って来たよね…
…なんてところで。

年末あたりから、僕がまず調子を崩しました。
年明けに諏訪湖を1周してはいるんだけれど、万全ではなかった。
無理も祟って、風邪を引きました。前半戦は床に伏せって終わってしまった。

僕の体調が戻る頃に、
今度は、家族がインフルエンザに感染してしまい、
どうしても看病をしなくちゃいけないから、YOKOさんに伝染。
僕もYOKOさんもインフルエンザに掛かったことが、これまでになかったので、
A型、39度も熱が出て、「つらい」とポロポロ涙をこぼすYOKOさんを元気付ける事しか出来ず…
中旬も体調不良で、年明け早々苦境に強いられて今を迎えています。

僕もインフルエンザなんじゃないか、だったんじゃないか…
…と考えもするのですが、発熱後12時間以上過ぎて1回、更に翌日に1回と、
2回も検査して、インフルエンザウイルスへの感染が見つからなかったので、
YOKOさんが苦しんでいる中も、感染せずに居られたことは、
不幸中の幸いだったなぁ…なんて思っています。

ともあれ、そんな感じで苦しんでいる年明けなので、全くお出掛け出来ていないに等しく、
楽しみにしていた週末松本飲みも、今年は出掛けることが出来ていないし、
麺曜日もままならず、何かと動くことが出来ていない中で、
もちろん、ブログのネタストックが枯渇しつつあります。
ふたりで頑張って対応していた家事全般も滞るので、ブログを書く時間も取ることが出来ず、
「酒 宗夜」本編は、完全に止まっているし、
日々の字の練習も途切れ途切れになっていて、「ああ、もう!」と言う近況です。

ようやくなんです。快方に向かって動き出しました。
これを、ずーっと心配しながら待っていました。
YOKOさんと他愛ないおしゃべりをすることすら出来なくなっていたので、
今、ちょっとしたことでお話をするだけで嬉しいです。

諏訪湖に走りに行くまでには、まだまだ遠いのだけれど、
元気を付けて、再び出かけて行こうー…と言う心意気で、
今日は走り終わった後、すわっこランドでの食事の一席でお付き合いを願おう…
…そんな趣向でございますので、
短い時間ではございますが、最後までお付き合いくださいませ。






走り終わる時間によって、
売り切れていたりもする人気の商品「週替わり健康セット定食」…
幾つか種類があるようで、
見慣れないものがあれば、優先順位を高く、意識して注文をする様にしています。



「1食で1日に必要な野菜の半分が摂れる!」とはあるのですけれど、
もうちょっと野菜を…
特に食事を摂る順番にも気をつけているので、
野菜から食べる様に心掛けているので、
200円の「ミニサラダ」も合わせて注文しましたが、
このワンプレートで、ひとつの定食に見えるくらい収まりが良かったです。

基本的に丼ものはミニサイズである「すわっこランド」、
唯一、「みそ天丼」だけが「ノーマルサイズ」「ミニサイズ」と2種類を持ちますが、
他はすべてミニサイズ…
特段“ミニ”表記がなかったので、「ノーマルサイズかしら」…と思ったのだけれど、
700kcalと言う規定カロリーがしっかりあるのに、
ミニ丼サイズで、きっとたっぷりの挽き肉でカロリーを付与されているのかなー…
…なんてところでした。

最初は「あ、ちょっと量が少なかったかも」と思うのですが、
具はたっぷりと詰めてあって、ヘルシーな食べ心地ではあるのですけれど、
それなりに満足感がある丼になっていました。
しっかり食べたい時には向かないとは思うものの、
適度、本当に適度に食べたい時には、良い塩梅じゃないかなー…なんて思います。

とにもかくにも、ままならない現状に打ち勝つまで、もう少し!
たまりにたまったお出掛けしたさ、食べに行きたさは、
今後のお楽しみとして、前を向いて1日1日進んで行こう!…と言うところ、
本日の一席、ここでお開きとさせて頂きたく存じ上げます。

こうしておしゃべりを続けることも、頑張って続けて行きたいと思いますので、
どうぞ、ご贔屓を賜りますよう、お願いを申し上げまして、
また明日、お目に掛かりましょう。

それでは、それまで。

ありがとうございました。




“好きになった”が正しいのかも。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2018年12月9日、塩尻市広丘駅前界隈、ふじ蔵にて。






「旬野菜サラダ」

これ。これは1度も欠かしたことなくお願いしています。
ブロッコリーも冷凍ものが出て来たことってあったかなぁ。
必ず、生のブロッコリーを湯がいたものを扱っていて、
ドレッシングも、何だか美味しいヤツが掛かっています。

あと、2品は前にもブログに書いたものだけれど。



「温豆富(辛味噌つき)」

ひと山、ひとり分…きっと、よそ様のお家では数人分でしょうけれど、
我が家ではひとり分です。ひとりで食べますとも。
あっと言う間です。
冬、メニュウに上れば必ず注文します。
軽く温めたお豆富に、おかみさん自家製の辛味噌が乗っただけ。
このお味噌は、ゆくゆく酒の肴としても使います。
お豆富を食べるだけでは、少し余るので、
小皿に取り置いておいて、ちょいちょいとお酒の合間に舐める。

この2品は、本当に毎回、必ずや頼んでいるし、
日常生活の中でも、野菜とお豆富は僕らの基盤なので、
お出掛け呑みをしているのだけれど、
日常と変わらない、でもワンランク手間が掛かった、
美味しいものを食べている感があるんです。

…お豆富は聞いてみたら、ツルヤで扱っている、
僕らの日常で「これが良い」と思った豆富と全く同じで、
「そりゃあ、好きな訳だよ」と思いもしましたし、
「趣味嗜好に重なる部分があるから、ふじ蔵がより合うんだろうな」
…とも思いましたし。富成さんちのお豆富。





「麻婆豆腐」

今回の主題は、相変わらずこちら。
辛さは変わっていないと思うんです。
元々、すごく辛さに強い訳ではない自分、
これを食べる度に、美味しさに気づいているなぁ…
前より、もっともっとご飯が美味しいなぁ…なんて思う訳で。

“おかみさんが瀋陽からそのまま持って来た”と言う触れ込みは、
娘さんが当初お店に入っていた頃から言っていることで、
この旨さ、きっと日本の中華料理屋さんではあり得ないんじゃないかな…
…そんな風に思います。

かなり辛いです。
呑みのおかず、呑みの〆だからこそ扱われるべきインパクト。

中華料理屋さんだと、食事として登場する訳だから、
どうしても日本人的な味付け、辛味の低減が求められてしまうもの。

「ふじ蔵」のおかみさんが作る麻婆豆腐は、
食べるシーンが決まっているからこそ、
中国からそのまま持って来た美味しさで提供できるし、
辛さに悶絶しても、それはそれでお楽しみ、
酔いの中での美味しさで扱うことが出来るんです。

辛いけど、旨い。
中国料理の「醤」の文化が生きた味わい。

YOKOさんは元々、辛いものに強いから、
「美味しい。すごく美味しい」と気に入っていたけれど、
僕にとっては「美味しいけれど辛すぎる」と思っていました。
確かに美味しいんです。
それは分かるけど、刺激が強過ぎる気持ち。
ご飯があると、だいぶ和らいで食べられるかなー…と言うところでした。

でも、不思議と最近は、
「うんうん、この辛さだよ、美味しいのは!」
…と思いながら、
額から大粒の汗を止め処なく流しながら食べています。
「慣れた」と言うより「好きになったのかな」と、
最近は思うようになりました。
家族で出掛けると、
辛いものが苦手な人もいるので注文しませんが、
僕とYOKOさんだけで「ふじ蔵」に遊びに行くときは、
必ず頼んでいます。これを食べないと、ふたりで来た気がしないくらい。

何がどう僕の中で変わったか…
辛いものへの耐性って、生来のものじゃないのか…とか、
いろいろ考えたりもしますが、
とにかく、熱く、辛く、汗かきながら夢中で食べることは、
とても美味しくて爽快感がある…と思うようになりました。

好きなもの、好みは変化するとも言いますし。
良い方向に進んだと感じられるなら、何よりってことで。

さて、本日はここまで。
お開きのお時間となっております。

苦手だったり、まぁまぁ好きだったものが、
気がついたら大好物になっていた…
…なんてこと、皆々様もございますでしょうか。

また明日の出番となります。
再びお会いできますと幸いでございまして…。


それでは、それまで。

ありがとうございました。





これこれ、こう言うこと。こうあって欲しかったんだ。

YOKOさんとの食事だもの。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月14日、塩尻市高原通り1本奥、摩天楼にて。




えー…
たいへん申し訳ないことなんですが、

ちょいと苦言をね……ええ、呈しますので、
お耳障りのある方は、ホント申し訳ありませんが、
しばらく耳を塞いでおいて…、
読み飛ばして下さいますと幸いかと存じますが…。


あぁ、塩尻中華の名店「摩天楼」のことじゃアないんです。
むしろ「摩天楼」のおかげで、
心持ちが軽くなった…と言う美味しさへの感謝を書きたい…
その為には、前日の嫌なことも書かなくちゃァね…と言うことでして。



お店ごとにコンセプトはあって、
それが自分とそぐわない…と書く事は、批判になってしまいます。
簡単に言うなら、
割烹のひとつひとつ出て来る料理が、
牛丼屋のそれの速度でない、遅い…と言う、
お店とお客の求めるものの差、ギャップは批判になる…ってンですな。

お互いに生活があって日常があって常識があって、
それが合わなかっただけなのだから、
気にしなければ良いんです。
相手を自分のレールに乗せなくては…と思う事は間違っている。
ルールが合わなければ、そのお店には行かない…で良いんですから。

分かり合えないことが当然の人と人との間柄、
分かり合えるお店があると言う奇跡を楽しめば良いのです。
ええ、だから気にしなければ良いのだけれど、
今回は「誠意」が見えなかった…ので、僕は怒っているのだと思います。

何があったか…と言うと、
前日の13日のランチタイム、
ある中華料理屋さんに入りました。2回目の利用でした。

先客は1組、男女おひとりずつ。
先客があったにせよ、
お料理が出て来るまで20分、まぁ…これは良かったんです。
待つことは良かった。

YOKOさんの分だけ先に出て来て、
その後、自分の分が出て来た頃合と言うものは、
YOKOさんが完全に食べ終わってしまってからでした。
もちろん、YOKOさんは気を遣ってくれて、
ゆっくり食べていたのにも関わらず。

そして、YOKOさんの食後のデザートと、
自分の麺料理と食後のデザートを一緒に持って来ました。
僕が食べようとする…
「じゃあ、こちらおさげします」と、
YOKOさんの空き皿を持って行ってしまいます。
YOKOさんは確かに食事としては終わっているけれど…。

ふたりで食事に来ているのに、
ひとりずつ配膳をするお店だったでしょうか。
いや、そんなお店は存在しないでしょう。

だったら…だったら、最初から30分以上待たせてから…
ふたりで近い時間に食べられる様にして欲しかった。

お店の方も「それが日常です」と言った様子で、
何のリアクションもなく、残念に感じました。

新興のお店で、
松本のイベントにも積極的に参加されていて、
初回の美味しさから、良いんじゃないか…と考えておりましたが、
もう…僕が行く事はないと思います。

同じように、おひとりで厨房を回す、
緑町「廣東」でも、タイムラグこそあれど、
親父さん、それを大きくしない様に工夫されて、
過ごし易く、楽しい食事の時間を演出してくれています。

僕らが訪れたお店は、
そうした「仕方がないこと」に対して、
「マイナスにならない努力」、すなわち「誠意」を感じられなかった。

「食べる」と言う目的は達しているけれど、
「楽しむ」と言う目的は提供してくれるお店ではないんだな、と。



…と、ここまでが読み飛ばしも、推奨してしまう部分なのでして。





病み上がり、ようやく動くことが出来る様になった…
最初のランチがそんな様相で、
翌日のお昼ご飯、
「ちゃんと気分良く食べたいなぁ」…と考えていました。

そこで、溜まり詰まった他の用事もこなしながら、
道中、高原通りから1本入ったところにある「摩天楼」へ。
1度、チャーハンを食べて以来の2回目、
YOKOさんは、やっぱり道の分かりにくさなのか、
初めて訪れることになりました。



Aが醤油、Bが塩、Cが味噌と言うラーメンセット。
ラーメンだけなら580円と言うお値段は、
現代のラーメン事情から言えば、お安いですよね。
セットにして830円も、やっぱりお得。
(味噌ラーメンは、もうちょっとお値段高いです)

相変わらずチャーハンの具の一部は、米の上にセット。

箸、割り箸ではなく樹脂製の箸だったのだけれど、
ちゃんと箸袋に入って出て来ていました。
ひとつひとつ、お店の方自ら袋に入れて、提供しているのでしょうか。



「醤油ラーメン」

“とてもオーソドックスで、古典的な味わい”

そう、ベースのイメージはそれで良いと思いますが、
じゃあ、フードコートやこの時期ならスキー場とか?
専門店以外でも出会いそうなスタンダードテイストだけれど、
でも、細部に良さが光っていて、とても良い印象でした。
美味しい。とても美味しい。

全体にくどさが少なく、綺麗な造りであること、
ワカメの風味に支配され過ぎていないこと、
刻みネギが心から効果的に感じ、スープを持ち上げてくれていること。

チルド商品や冷凍食品、カップラーメンなどなど、
ラーメンの技術革新も凄まじく、
美味しいものを手に入れやすい時代ですが、
そうした場面に出て来るラーメンが、
これより、ちょっとくどい…そう思うくらいのバランスで、
その“ちょっと”が、すごく大事なのだと感じます。

例えて、似た味わいの量販的ラーメンを用意してみても、
その“ちょっと”の良さが利いて、
目隠ししても百発百中で当てられるだろう…と思うんです。
口になじむ美味しさの、ちょっと上にある旨さ。



麺も良かった。
中太麺より、やや細く…かと言って細麺よりは太く…
とても適度な食感で、加水感はやや低いかも…と言うところ。
清澄感あるスープより、麺の風味がわずかに勝ち気味と感じる、
味わいの強さがあって、
だからこそ、麺の味がきちんと立って美味しいと思いました。



淡白なスタイルのチャーハン。
初回、五目が上に乗って来たことは驚いたけれど、
ウラを返して今回、なるほど具が上にあると自分のタイミングで、
口の中に引き込むことが出来ることと、
一緒に炒めていないから、素の味…
グリーンピースにしてもコーンにしても、
それぞれが持つ甘さがダイレクトに入って来て、
チャーハンの塩胡椒と反応して、より良い…とも感じました。

何より前回は試すことが出来ていなかった、
ラーメンセットならではのスペシャルテクニック、
チャーハンとラーメンスープを口中調理…に挑戦してみましたが、
これが、僕は特に気に入りました。
スープがチャーハンの米に染み込むし、ほぐれるし…
口いっぱいに、双方の美味しさが広がって、たまらない。
ラーメンライスもきっと美味しいです。
美味しいけれど、ラーメン+チャーハンのコンボが、
心から幸せなのは間違いない。絶対!これ絶対!!

どちらもあっさりした味わいに仕上げてあるもの。
組み合わさって生まれる味わいが、ちょうど良い塩梅で…
とても魅力的でした。掛けたり浸したりしちゃアいけないのかも。
口中調理を意識して食べる、それが僕の好みみたいです。




前日とは異なり、YOKOさんとほぼ同じタイミングで食事になりました。
やっぱり、これが良いです。
差し向かいになっているのに、
常にどちらかが食べ終わりを待つなんて、とても下らないことです。
「摩天楼」はおかみさんが走っておいでなのも、ちょくちょく拝見します。
料理が出来たとき、お客さんに呼ばれた時。
対応からは、客人へのもてなしを…誠意を感じるものでした。

やっぱりお店屋さんは、こうあって欲しい。
前日の苦い経験があったからこそ、
久し振りに「摩天楼」に出かけて来る事が出来たので、
それはそれで良かった事かも知れない。
人間万事塞翁が馬、一寸先は闇だてンで…
まぁまぁ、病床、その床が上がった報告がてらの一席となりました。
このあたりで、ちょうどお時間となっておりまして。
また明日、更新致しますので、どうぞ再び。

それまで、それでは。

ありがとうございました。



ああー…言葉はいらない。ただ幸せ。
ちなみに、1分持ちません。食べ切っちゃう!




4個で十分だった。
(グイード・ミスタは嫌がりそうだが)




気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2018年12月15日、諏訪市諏訪湖畔、すわっこランド2階飲食コーナーにて。




えー…病に臥せっております。
あんまり薬の効きも直ぐに出ないので、
すわ、やはりインフルエンザか!?と、
都合、2回も検査を受けに行ってしまいました。
実際、YOKOさんにもインフルエンザを移してしまっては、
夫婦共倒れになってしまうので、
徹頭徹尾、疑って結果を出して…って必要だと思いましたから。

水曜日の夜には熱があって、
木曜日の朝にも下がらず、会社を休んで、
元々予定していた…金曜日に有給休暇を取っていた内科へ、
1日早く出掛けて行って診てもらい、
金曜日は辛いままで、今日になってだいぶ楽になったかな?と言う感じ。
ただ、まだ熱がこもっているので、まだまだ…
この連休は全く楽しめないなぁ…と言うところですが、
インフルエンザを患ってしまっては、それどころじゃなかったので、
まだ不幸中の幸い…なのかも知れません。

ただ、「あー、散歩したい。走りたい」とは思い続けています。
本日、1月12日は安曇野ハーフマラソンのエントリー日。
もちろんエントリーしました。
だからこそ、今日だって走りたいじゃありませんか。

僕らにとって「すわっこランド」は、
諏訪湖を走る重要な起点として役立ってくれている施設です。
「あー、この前食べて美味しかったよなぁ」と思う訳です。
ハイ、本日のブログ選定理由がこちらでありました…

…と言う、マクラともぼやきとも付かない、
そんなところで、本日もご愉快を願っておこうと言う…
…図々しいところですけれども、ええ、お付き合いを願いまして…。






冬メニュウの他に期間限定メニュウとして、
「カキフライ定食」が出ていました。
諏訪湖周辺、走って来たところでお腹が空いた…と、
この日は、こちらを食べる事にしました。
でも、きっと量としては足りなかろう…と「そばサラダ」も追加。



結果としては、「そばサラダ」がなくても十分な量がありました。
写真を見ても分かる通り、
「カキフライが4個」だので、
自分には「あっ、足りないかも」って思ったのですが、
いやはや、そんなことはけしてありませんでした。
大きかった!
タルタルソースを付けながら、何気なく食べていて、
カキフライ2個で、確かにちょっと小盛りではあるけれど、
ご飯は食べ終わってしまう…なんてところ。
ちゃんとおかずとして力と美味しさを発揮して、
残り2個は、白飯の残量すらも気にせず、
ただただカキフライの喜びに身を浸し咀嚼する時間…でした。

ああー、走りに行きたい!また食べたい!

YOKOさんが特に最初から言っていたことですが、
走った後はお酒もご飯も一層美味しいって言うんです。
僕は「走っても走らなくても美味しいじゃん?」と思う国に住んでいたのですが、
最近、走る機会が増えたからこそ、
「走った後」に一理あるんじゃあないか…と考える様になって来ました。
確かに、うん、美味しいんです。
体もエネルギーを欲していますし、
頑張ったご褒美感も出ますし…理詰めにしても条件が揃う。

だので、こうして臥せっていても何にも楽しくないです。
早く元気になって、信州を走るぞ!!

…と言うところで、本日は体力も限界なのでここまで。
こうして文字を書く事が出来る所まで回復したことも嬉しや…
…なんてところでして。
や、頑張って行ってみたいと存じます。
どうぞ皆々様もお寒い折ですのでご自愛のほどを。
それでは、ここでお開きとさせて頂きます。

ありがとうございました。





初日の出みたいだなー…と安直に雰囲気重視で。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです

2018年12月23日、諏訪市諏訪湖畔、すわっこランド2階飲食コーナーにて。




えー、
あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞ「酒 宗夜・小盛り」、本編「酒 宗夜」共々、
よろしくお願いを申し上げます。

2019年、初回のブログ更新について、
撮り貯めた画像を眺めながら、
こう「おっ、初日の出みたいで縁起が良さそう」…と思いました。
ハンバーグの上に、デミグラスソースの海、
白身の雲海の中からお目見えするお天道様、黄身様の大きなお顔。
これが良いんじゃないか、と。

味も良かったんです。
フードコート的な、レストランなど専門店のそれでは勿論なく、
健康複合温泉施設の一角ですから、
そうした色眼鏡は良くないんでしょうけれど、
お値段も、そこそこにお手頃価格ですから、
「さもありなんも、また然り」と言ったところ、
でも、そこで頑張って下さる、これが「すわっこランド」の良い所ですね。

ハンバーグも、想像より肉っぽさがあるもので良かった。
濃いデミグラスソースは…定食ですから、
ご飯に合いますし、黄身がとろけて…
とろけて、ソースに合わさることを意識した濃い味だったのかも。
黄身で、マイルドに塩気が緩和されて、ちょうど良かった。
サラダ類も、定食のバリエーションの中では、
特に多い方なのでは…なんて感じます。なかなかの充実メニュウでした。

この年末年始も諏訪湖の恵み、ほとりの景色、
諏訪の温泉、すわっこランドの便利さにお世話になりますとも。
そうした意味でも、元日のブログとして、めでたさと感謝とを共に出来、
良いのではないか……雰囲気で選んで、後付けで「あ、そう言えば」って感じですが、
それもまた、興があって良いんじゃないかなぁ、と思うんです。



もうひとつ、選ぼうとした写真があります。

それはつい先日初めて出掛けた塩尻の善知鳥峠にある「小松食堂」、
もう何十年もその前の道を通っているのに、
1度も行った事がなかった場所…
実際、善知鳥峠を越えた先にある職場の人間も、
「実は行った事がない」ばかりで。

でも、そうした場所に出掛けてみて、初めて知る出会いと言うか…
雰囲気と言うか、とても大切だな、面白いな…と、
そう感じたことも事実でありまして。

楽しく、こだわるべきはこだわり、
凝り固まり、周囲が見えなくなる様な事は避け、
広く探求心を持って精進して参りたいと存じます。

とかく、この年末年始は事前のブログストックがないので、
刹那的に端的に更新して行きますので、
どうぞ、日頃と変わらぬご贔屓、ご愛顧を賜りますと幸いです。
よろしく、お付き合い下さいませ。

それでは、いつもの通りにまた明日。

ありがとうございました。





World wide Champion(世界最強)

…僕らにとっての。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

12月30日、松本市緑町界隈、厨十兵衛にて。




えー、
一年三百六十五日、
通い巡ってのおおつごもり、大晦日でございます。
「もういくつ寝ると」
…たったひとつでございまして、
明日の朝には、一陽来復新玉の春を迎えるってンですな。
光陰は矢の如し…なんと先達は申しておりまして、
これは、どう言う意味かと言うと、
「あぁ、光陰は矢の如しだったなぁ」なんと言う。
当てになった噺じゃありませんけれど。

はい、暮れも押し迫って12月31日の朝を迎えております。
昨晩は、クソほど…おっと、つい汚い言葉を使ってしまいましたが、
ええ、クソほど寒い中でも、
どうしても飲みに出たくて、飲み納めのお浮かれを致したく、
松本の街へ出掛けておりました。



毎度おなじみ、「厨十兵衛」にて日本酒を浴びる…なんて事はございません。
上品に嗜んでおりました。
いやはや、お馴染みのひろっちさんにも年末の挨拶をし、
F津さんも、暮れのお馴染みですよねぇ。今年もお会いし…
…酔いの彼方でお名前を間違って覚えておりましたけれども…
楽しいひと晩を過ごして参りました。

さて、今年もお付き合い頂きました「酒 宗夜・小盛り」、
ご案内の通りでございますが、
お酒飲みのお噂としても、お酒そのものを話題には致しません。
酒の肴や〆の飯などを扱ってございます。
お酒のお噂は本編「酒 宗夜」にて、本日も更新してありますので、
どうぞ、そちらをご覧になって下さいますと、
たいへん有り難いことになっております。

厨十兵衛の大将が作るチャーハンは、本当に美味しくて。
世界最強と僕らは信じているのでございます。
これに敵うものはない。
実に、良い気分で一年を締めくくる飲みの中にあったと言う…
ほんの、本日はご挨拶と言った出番になりますが、
おあと、めいめいさま、暮れのお支度もございましょう。
長くお手間を取らせても良くないだろう…てンで、
アタシの出番は、ここまでとさせて頂きたく存じ上げます。

本年もたいへんお世話になりました。
来年も、もっとずっとご贔屓賜りますれば幸甚でございます。

それでは。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

----------------------------------------------------

そうそう、厨十兵衛はいつもいつもお世話になっておりますが、
今度の期日で、20周年イヤーに入って行きます。
だので、年が改まって、もう1回、大晦日を迎え、明けた1月が20周年の月なんです。

野郎ども、今から何か考えても遅くはないですよ。

僕らもどうしようか…、じっくり考えます。



増えたラーメンメニュウのひとつ。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

11月23日、、諏訪市諏訪湖畔、すわっこランド2階飲食コーナーにて。




11月10日に冬メニュウに切り替えた飲食コーナーのメニュウ。
やはり冬だからか、ラーメンメニュウが増えました。
僕らが「すわっこランド」に出掛ける…
諏訪湖1周を初めてやり遂げた日は、2017年の12月23日でした。
今思い出しても、勢いで走りましたね…
当日、スカイパーク10kmのはずだったのですが、
天気の良さなどから、何故か諏訪湖になり、
ちょっと走るつもりが、ぐるっと初の1周挑戦になり…。
その後、短期間で走り詰めて膝を壊したところから、
もうすぐ1年…非常に感慨深いです。
タイムは恐ろしいことに、その当時とあんまり変わっていません。
ただ、無理して走っていた頃なので、
今はずっと楽に走ることが出来ていますね。
16km後、2日間くらい足に違和感がありましたもん。その当時。

で。

その頃のすわっこランドのメニュウには、
確か、「塩ラーメン」は無かったはずなので、新しいのかしら、と。



麺はいつも通りのもの。
既存の醤油ラーメン同様、ちょっと独特の風味があります。
見た目はとてもシンプルで、タンメン系の塩ラーメンではなく、
中華料理屋さんのそれの様なデザイン。
魚介系の香が割とあり、背脂がちょぴっと浮いております。
くど過ぎず、適度な感じ。



これに、最近お気に入りのミニヒレカツ丼を。
表示されているカロリー値が正しければ、
この組み合わせに罪悪感は少ない。
食べでがあって、満足感もあって…
よく、かけうどん、かけそばと丼とかにしがちだけれど、
この塩ラーメン、比較的ハイカロリーではないので、わりと良いのかしら…なんて思っています。
次のメニュウ改正は、きっと6月か7月頃だと思うので、
それまで、何度か注文するかも。




また、この年末も許される限り走って行きたいなー…と思っています。
もう少し早く走ることが出来る様にならないと大会が厳しいので。
今年同様、1月1日ラン出来るかしら。
年末年始、12月23日、1月1日、3日、7日と16kmを走って、

(とってもとってもとってもオーバーワーク)

その後、日常を経てはいるのだけれど、1月20日に膝とさよなら。
歩くにも困る様になって、しばらく動けず…3月3日に再び16kmを達成しています。

怪我をしてしまうと、本当にどうしようもない…と言うことが、
この1年で、よーく分かったので、怪我をしないように体を作りながら、
是非とも取り組んで行きたいなー…となると、
「すわっこランド」には頻繁にお世話になるなぁ、と。
そんな思いに耽る今日のところは、ここまで。

また明日もお会い致しましょう。
それでは、それまで。

ありがとうございました。

< 2025年05月 >
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
QRコード
QRCODE
※カテゴリー別のRSSです
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 3人
プロフィール
SakeSoja
SakeSoja
「酒 宗夜」で「サケ ソウヤ」と読みます。
ココログにお酒関連で更新、
ナガブロ「小盛り」に麺,肴,珈琲を毎日更新。
日本酒ラベルを模した字もほぼ毎日で。
日本酒、クラフトビール、ウイスキー、
信州信濃の温泉、
落語などなど趣味のお話。
気楽なところで、
一生懸命、行きます。