挽き肉と野沢菜漬け。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

6月17日、松本駅前ロータリー界隈、麺やBAKU(麦)にて。





当日、切実に「あ、お昼ご飯どうしよう」と思っていました。
諸事情あって、早急に普段コンタクトを着用しているYOKOさんに、
眼鏡が必要になりました。出来るだけ早く欲しい。

普段がコンタクトだから、コンタクトを外す時だけ掛ける眼鏡、
新しいものは不要だと、ずーっとYOKOさんは固辞していて、
同僚さん等からも「JiNS」は良いよ、早くて…なんて伺うのですけれど、
なかなかお出掛けする機会がないままでした。

「JiNS」、初めて出掛けてみましたが、
かなりしっかりと目の検査を行った上で、
その場にあるレンズにて眼鏡を作りますが、
「お待ち下さい」と言われてから数分で仕上がってしまって、
「そう言うものだよ」とご案内の皆々様は仰るのでしょうけれど、
自分自身は眼鏡に今のところ縁が遠く、
YOKOさんも、ごく久し振りの眼鏡購入劇と言うことで、
すっかり驚いてしまいました。

そのあと、当時出現していた「Pokemon GO」のカイオーガを倒していたり…
気づくと14時目前。そう、ランチタイム終了間際。
「このままでは食いっぱぐれてしまう」と言う事で、
とりあえず…と言うカタチで駅前の「麺やBAKU」に入ります。
「タコとハイボール」や「小木曽製麺」が並ぶ長屋の中の1軒ですね。

ラーメンとうどんのお店ですけれど、
店員さん、冷蔵庫の上においてあるツユのボトルには、
「榑木野」の文字があります。
なるほど、駅の1階にお蕎麦の「榑木野」がありますが、
松本駅前で蕎麦、うどん、ラーメンが揃う…と言うことなのですね。



YOKOさんは、ゴールデンウィークメニュウと題して、
鯉のぼりの図案と一緒に掲載されている「信濃うどん」を選びました。
よって、今はすでに無い、期間限定のメニュウであれば、なくなっているかも知れませんが、
全体に味がとても良かったので、ブログ化したく。あしからず。

かけうどんに、長葱、野沢菜漬け、挽き肉そぼろ、天カスと言う構成。
挽き肉は甘味豊かに作ってあって、
担々麺の様な造りにはなっていませんでした。
スープに内在する甘味が実に美味しく、
肉の間から、刻み野沢菜が入って、コリ&シャクと良い食感、
そして塩味を与えてくれて、より旨味。

こんなにも野沢菜と甘い挽き肉が合うものなんだ…と驚きますが、
よくよく考えると、
「油と野沢菜、高菜」として相性を考えると、その良さ、納得であると感じます。

失礼な見解で申し訳ないのだけれど、
立ち食いそば屋さんが並ぶブロックにおいて、
その中での「うどんや、ラーメン屋」さんであって、
味には、正直あまり期待して入店した訳ではありませんでした。
だからこそ、ちゃんとちゃんと美味しい1杯であったことは、
とても嬉しく感じるものでした。

メニュウにまだあるのかしら…どうだろう。
でも、とりあえずは野沢菜漬けと挽き肉の組み合わせは、
新鮮に感じたので、今度家でも試してみたいと思います。
ご飯にも美味しいんじゃないかなー…って思うんですよね。

さて、そんな訳でございまして…

明日への英気を養いましたところで、
本日のところはちょうどお時間となってございます。

また明晩、お目にかかります。

それまで、それでは。

ありがとうございました。



食養生…心も体もって言ったら、ココだよね?



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

6月10日、松本市、扉温泉・桧の湯併設、かけす食堂にて。





僕とYOKOさんが結婚してから10年目に入っています。
10年目とか10周年とか満10年とか…
なかなか正確に言い表す事が難しいのだけれど、
それでも、もう10年か…なんて思います。
結婚した当初は、すぐ信州SAKEカントリーツーリズムに出掛け、
この企画の1番手の達成者となることが出来た…とても良き思い出です。
「温泉になんか興味が無い」と言う僕を、
「落語になんか興味が無い」と言う僕を、
「マラソンになんか興味が無い」と言う僕を、
いつの間にか、YOKOさんと一緒にいることで、YOKOさんのススメもあって、
今ではすっかり、今の様になっております。

…本当、現在の自分からして、
当時の自分がここまでそれぞれ好きになるなんて思ってもみませんでした。

洋食厨房Spiceで毎年、結婚記念日ディナーを頂いていたけれど、
今年はそうも行かず、
毎年、ご縁のある辰野のほたる祭りも出掛けていましたが、
今年は、こちらもそうも行かず…と言う状況で、
どちらもすごく残念なのだけれど、妄執することなく、
「そうか、ならば今は仕方が無いね」…と、静かに受け止めています。

1年目の頃と10年目の今と、大して僕らの中の僕らは変わっていないのだけれど、
少なくとも、そうした恒例記念日を果たせなくとも、
僕らは僕らで、精一杯今を生きているんだと思う事が出来るから、
なんだか、納得してしまうのではないか…なんて思っています。

まぁ、もう今年のYOKOさんの誕生日企画は目星が立っているので、
ここは例年通り、ささやかなサプライズ贈答品を用意することになっています。
2年前の“カエルのお店”Hop Frog Cafeさんに協力してもらった色紙、
去年は、こっそり安曇野アートヒルズに出掛け、サンドブラストでメッセージを彫ったお皿…
いろいろやって来ています。いつもネタ探しをしているのですが、
今年は、すんなりネタが飛び込んで来て、たいへんにありがたかったですね。

古くは…確か、結婚1年目の頃だと思うのですが、
ガソリンを入れて来ると言って出掛けて行って、
当時、塩尻にあった「ichie」にてケーキを買い求め、
YOKOさんが手が離せないだろうと踏んでいた時間帯だったのに、
玄関先にとぐろを巻いていたYOKOさんに驚くも、
焦ることなく、YOKOさんの目の前をケーキの小箱を持ったまま通過、
冷蔵庫に入れる、夕ご飯時まで気づかれない…
…と言うミラクルがあった日も、また昔懐かしい。



扉温泉・桧の湯併設の「かけす食堂」、
YOKOさんはいつもの「天然きのこうどん」、
僕は「スタミナうどんとライス」にてお願いしました。
疲れもあり、今に伸びる不調の兆しがあった頃だったので、
温かいメニュウを欲していたし、食べた後は「桧の湯」で湯治の心持ちでした。

今年もこの時期、
「かけす食堂」では山ミツバとわらびの卵とじ丼が出ていたりするのですが、
今日ばかりは、ふたりとも何だか温かく、
お腹に入る温かさから元気になるメニュウを欲していました。

天然きのこうどんのダシと味噌の組み合わせは、本当極上のスープだし、
にんにくがしっかり入ったスタミナうどんも、
最後、ご飯を落としてオジヤ風にして食べると、たまらないものがあります。

美味しいものは、皆元気を与えてくれるけれど、
「これを食べたら、元気になれそう。力をくれるだろう」と信頼するメニュウって、
十人十色、様々にあるんだと思います。
ひとりにひとつではなく、いっぱい…きっと経験の数だけ。



あく抜きされたわらびもお持ち帰りして、夕ご飯に使いました。
鰹節とお醤油だけで、とても美味しい。
食感を残しながらも、しっかりあくを抜く…これはプロの方に頼るに限ります。
格安で分けて頂けるので、毎年とても助かっています。
(確か1束300円、2束で500円だったはず)







今、少し飲みにも温泉にも走りにも、
せっかく「船徳」が聞けただろう菊生師匠の落語会にも出掛けず、
ジッと療治をしている最中でございます。

一応は元気にやってはいますが、乗り越えて…
優しい声を掛けて下さる方の温かみにも応えて、
もう1度、桧の湯に、かけす食堂に出掛けて行きたいんです。

詳細は書けないのですけれど、でも、必ずや元気を取り戻したい。

そう思っているのでございまして――…。






本日は、ここまで。ちょうどお時間となりました。

また明日、お目にかかる事と存じます。

それまでは、それでは…です。

ありがとうございました。






「えっ、2人前ですか?」と聞き直されたことはないけれども。





気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

5月27日、千曲市戸倉上山田温泉街、湯の華銭湯 瑞祥にて。






前回、サラダうどんに引き続き…サラダうどんはYOKOさんのご担当。
今回の「おしぼりうどん」と「ラーメン」は自分の担当でした。
土地の名物「おしぼりうどん」は、
まだ「古炉奈」でしか食べていないから、別のお店の味も知りたいし、
「瑞祥」で食べることが初めてでしたから、
まぁ、何はともあれ、どんなラーメンなのかなぁ…と気になるところ。

入り口に券売機がありまして、
ボタンをポチッと押すタイプではなく、
メニュウブックを兼ねたタイプなので、
YOKOさんとふたり、「どれにしようか」なんて眺めながら選びました。

注文、会計が済むと発券され、厨房には自動で注文が届くシステム。
これ、「上諏訪温泉・すわっこランド」で慣れたシステムなのですが、
すごく便利に感じています。
「食券をカウンターに出しに行く」…と言う工程は、
大きな労力を費やす訳ではありませんが、
無いならないで、すごーく楽です。
1度は体験してみるべき。
特に「すわっこランド」の場合は、諏訪湖ランの後になりますから、
出来たら休んでいたい所なんです。
カウンターに行かなくて良い。出来上がるまで待っていたら良い…
最近、気に入っているシステムだったので、
馴染んだもので、お水だけ用意して席で待っていました。

色んなメニュウがあったのだけれど、
2人前頼む時にも、
こうした券売機って気が楽です。
本当、「食べられるんです?」なんて聞かれた事はありませんが、
どことなく「1人1品」の定石を崩す感で、
「どーだ!」なんて思うガッツある心理を持ち合わせていれば良いのですが、
そこは、どうにもなりませんで。
ラーメン屋さんだと、
「どちらを先に出しましょうか」なんて気を使って下さったりもしますが、
そこは食券機だし、この発券システム。
自分でタイミングを計ることが出来るので、本当、そう、気が楽なのでして。



「おしぼりうどん」、
「古炉奈」は釜揚げスタイルで、うどんの熱さが、より辛さを引き立てるのですが、
冷たいうどんならば、程好い辛味で頂く事が出来ます。
氷の上に乗っていて、涼感たっぷり。
(もちろん、釜揚げスタイルのおしぼりうどんも用意されている様子)



上からの写真なので分かり難いのですが、
お味噌もたっぷり添えられていました。
おろし汁もたっぷりあって、全部入れて、少ししょっぱい…
でも、うどんと共に食べるには、良い加減。
これなら、食べやすいです。

こうしたフードコード的な、施設併設の食堂であれば、
冷凍麺をお使いのお店が多いと思いますが、
食べた感じですと、冷凍ではないのかな…なんて食感でした。
もしくは、多くある冷凍麺の部類に属さない冷凍麺…
…禅問答みたいですけれど。
ちゃんとしたおうどんに感じました。
ラーメンとセットですけれど、大盛りにしても良かったなぁ…
…と言う印象です。美味しかった。



「ラーメン」は、スープたっぷりが嬉しいですね。
食堂系ラーメンらしい見た目だと思います。
「瑞祥」を訪れる前に観世温泉に入っていた事もあり、
温かいスープは、胃に染みます。たいへんに良い心持ち。
極細縮れの麺ですが、角がピンと立っていて歯触りも良く、
コシがあって美味しいし、スープと合っている…と思いました。
何と言うか、お値段以上だし、そう、うどんでも同じように感じるのですが、
業務用っぽさが全面に溢れるお店もある中で、
ちゃんと美味しさを保っておいでで、すごく好印象でした。

麺、戸倉上山田温泉街にある製麺所「越路屋」だったりするのかしら。
そうしたら嬉しいなぁ。美味しい麺だったことは感じたものですから。
ちなみに、お蕎麦は「瑞祥」さん手打ちである様で、
入り口の製麺室で帰り際にも打っておられる姿、拝見しました。




初めての飲食店と言うものは、なかなか緊張します。
緊張しますが、
それも、一軒の食堂ではなく、
併設された施設である場合、経験上ですけれど、
それこそ“取ってつけたような”食堂に出会うことが、
これまで無かった訳ではありません。
一軒の食堂より、
ファミレスの様な効率化を求められる場だからかも知れません。
だので、「瑞祥」での初めての食事、
少しだけ緊張していましたが、美味しかったです。
戸倉上山田温泉の僕らが使いたいと思う食事処としても覚えました。

こう、ちょくちょく温泉に出掛けていますが、
「国民温泉」、「観世温泉」、「万葉超音波温泉」では、
体こそ洗いますが、ドライヤーの為に硬貨を準備する面倒があるので、
頭、髪の毛を洗う…一式、お風呂らしく洗い上げることはしていません。

逆に、ドライヤーを使いやすい、硬貨が掛からない、
かめ乃湯、白鳥園、瑞祥では全身をすっかり洗う様にしています。
だので、自ずと出掛ける順番が決まって来るのですが、
「瑞祥」も、食事と共に今後、僕らの話題、目的地に上りそうです。




さて、今日はこんなところで、ちょうどお時間となっております。

また明日、お目に掛かります。

それでは。






気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

5月27日、千曲市戸倉上山田温泉街、湯の華銭湯 瑞祥にて。





なぁに…何も小難しい噺をしようってンじゃありませんで…。

結婚をする、一緒になると言うことは、
基本的には、それ以降、その地点以降の歴史は、ふたりで共有するものですわ。
ねぇ、そうでしょう。
返して言えば、その地点以前は知らないことだらけであると言う。
詮索するのも野暮ってものでね。
時折、YOKOさんが懐かしんで遠い目をするので、
それは楽しい記憶も苦しい記憶も織り交ざって……と言うことは、
アタシには、全く分からないのだけれども、
ともあれ、そのうどんが好きだったんだなぁ…なんて思う訳です。

現在は、信毎メディアガーデンと言う立派な建物が出来ました。
先進的なビルディング。
その前は、旧世代的な雑居ビルが蔦に絡まって立っておりました。

そのビルの地下にうどん屋さんがあって、
…イイダヤ軒さんみたいな“駅そば”的なお店じゃあなくてね?
今じゃ市内に、ほとんどうどん屋を見なくなりましたよ。
リニューアルした緑町の「うどんの勝利」くらいでしょうか。
ここで、暑くなって来ると「サラダうどん」を食べたって言う…
野菜がいっぱい乗っていて、野菜が大好きなYOKOさんが気に入っていて…。

YOKOさんにとって、ちょっと特別なサラダうどん。
実は、存外野菜が少なかったり美味しくなかったり、うどんが何とも言えないものだったり。
夏のメニュウで、こぞって目にするもので、
触れる機会が多いからこそ、ちょっと残念なものある…けれども、
思い出に美味しい記憶があるから、YOKOさんは色んなお店で食べていて。
だからこそ、今日もニコニコと食べていて、嬉しいなー…なんて思う訳です。



戸倉上山田温泉の中で、
日帰り入浴と食事がセットになっている施設は、
この「瑞祥」と「白鳥園」だけ…ですよね。
他、旅館の類でなければ。

元々、訪れたことはあったのだけれど、
とにかく1度に、観世or国民+かめ乃湯+白鳥園と入る事が多い僕らは、
なかなか「瑞祥」まで足を伸ばすことがなくて、しばらく。

きっかけは、Twitterにおいて、
長野マラソン付近に、瑞祥アカウントの中の方が、
一生懸命にフォローされていたんですね。
それも、「皆さん、瑞祥に来てー!」ではなくて、
「長野を楽しんで下さいー!」と言うカタチ。
これが実に気持ちが良いじゃありませんか。

小布施の「おぶせくりちゃん」のアカウントも、熱心に呟きの中から、
小布施にまつわる内容を拾ってらっしゃっていて、好感があります。

「ああ、久し振りに瑞祥に行ってみようかな」なんて思います。
更には、リニューアルも経たと伺っているので、
以前との差を拝見できたら…とも思い。
そうして出掛けた先での食事でした。

セルフサービスになっていて、
食券を購入すると、即厨房に注文が入っていて、
カウンターに食券を掲示するのは、呼ばれた、受け取りの際…と言うシステム。
「上諏訪温泉・すわっこランド」と同様のシステムですが、
これ、結構便利なんです。我が家は断然、自動注文システム派。

張り紙にあったラー油、酢をたっぷり掛けて戻って来たYOKOさんは、
とてもニコニコとして、たっぷりの野菜が嬉しかった様子。
ラー油効果もあって、和中合作的な味わいでしたが、
うどんも、よく締められていて、蒸し鶏もあるのでボリューム感もあり、
満足している様子でした。

YOKOさん、ワンタンや辛いもの、サラダうどんをよく頼みます。
それぞれお気に入りなんだろうなぁ…って思いながら、いつも眺めています。



当日は戸倉観世温泉に続いての立ち寄り湯。
今年に入ってから66湯目。
源泉は、城山温泉1,2,3号源泉、千曲温泉1,2,3,4号源泉及び中央源泉の混合泉。
「湯の華銭湯 瑞祥 上山田本館」、
当日のTwitterでは、リアルタイムに以下の様に記録しました。

「ぬるめのジェットバスが昨日の21キロをかなりほぐしてくれました。
 露天風呂の城山源泉の乳白色のお湯が、かなり心地好かったですね〜。
 全体的に深い浴槽が身を包みます◎」

…とのこと。寝湯、ささら湯は流石に浅いのですが、
露天風呂、内湯は、比較的深い浴槽で、たっぷりと温泉に浸る事が出来ます。
ジェットバスは腰ほどの深さがあるもの。
そうそう、初回もぬるめ好きの自分は、ここばかり入っていました。

前日の諏訪湖周辺21km走の疲れをほぐしたりした1日のうち、
YOKOさんのお昼ご飯をば。
本日は、ここで、ちょうどお時間となっておりまして。
自分の分は、また次の機会に…と言ったところであります。

それでは。







気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

3月4日、戸倉上山田温泉・温泉街、古炉奈にて。




おしぼりそばは食べた事があり、
先日、初めて本場の高遠そば(おしぼりそば)を食べてみて、
同様に信州名物として名が挙がることがある、
「おしぼりうどん」も、食べてみたいなぁ…と思いまして。

先達て、お風呂セットをすっかり忘れ、
怒りと悲しみの引き返し行も起きてしまった戸倉上山田温泉に、
僕らは再び訪れておりました。
入りたいものは入りたい。
戸倉上山田温泉、泉質、風情共に大のお気に入りです。
これしきの事で、しばらく間が空くなんて事はなく、
むしろ、より一層、入りたさが募ってのお出掛けとなりました。



「古炉奈(ころな)」は、おしぼりうどん発祥とされるお店。
少し前に拝見した、
柔道の篠原さんがお店にいらした番組の時には、
女将さん、ものすごく緊張してらしたけれど、
もちろん、日常の営業日、きっと“いつも通り”のにこやかな応対でした。

テーブルに写真が飾ってありまして、これが辛味の素である訳です。



辛味大根をジューサーですりおろして、
鰹節を入れただけのツユ…いや、ツユと言わないですね。
そのまま、絞り汁。



味噌と葱が添えられますが、
曰く、最初はうどんを1本取って、
絞り汁とだけ合わせて食べて欲しい…と。
ただ、その時には、けして急いではいけないし、
「ズッ」とすすってもいけない…と声掛けがあります。


当日のTweetは、こちら。


戸倉上山田温泉の「古炉奈」で、おしぼりうどん大盛り。
いやはや、ホントに物凄く辛いですね!
僕は不思議と耐性あるので良いのですが、
YOKOさんはギブアップ級の辛さでした。
大根の甘味も感じられ、これは確かに名物!
すごく美味しい体験でした。

おしぼりうどん、うどんに塩気があるから、
しぼり汁だけでも大根の美味しさを味わえるし、
味噌やネギで少しずつ味変して行って、
熱が冷めて来るとと共に辛味も終息して来ます。
そうか、高遠があんまり辛くなかったのは温度と、
辛さ重視にすると、蕎麦なのにすすれなくなるから…ですかね?


…とのこと。

唐辛子などは辛いと暑くなって行くのを感じて汗を掻きますが、
おしぼり、不思議と体は冷えて感じられるのに、
同じくらい汗を掻いていたことが自分でも不思議な体験でした。

ウマイウマイと汁を残らず平らげたあと、体調を崩したので、
体調と自分の体力と、胃の強さによって、
汁は飲み干さない方が良いかも知れません。
美味しいのです。すごく美味しく感じるのです。
こんなにも強く、大根おろしの素晴らしい味わいを感じられるなんて!!
ただ、大根おろしの殺菌力は攻撃力、
自分の体との調整は必要なのかなぁ、と思います。

唐辛子関連の辛味は世に多く、色んな味わいで体験できますが、
ここまで強烈な大根おろしの辛さを体験できる機会は、
本当に、ここだけ…
食べに行っていないけれど、この近隣だけなのでは…なんて思います。

釜揚げスタイルだからこそ、
熱によって成分が立ち上り、啜るとむせる…
辛い大根をより辛く食べようと言う、ドMスタイル。

当日のTweetにもありますが、
蕎麦は冷やして締めてあるからこそ、
大根おろしの強さも、
あまり感じられずに頂けると言う事なのだろう…と思うんです。
そして高遠は焼き味噌にして風味を膨らませ、
戸倉上山田は生味噌でおしぼりの風味を和らげる…と言う対極感。

1度は必ずや挑戦してみることをオススメします!
この振り切った大根おろし味は、自身の食遍歴の語り草に必ずやなります!









気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

2月17日、岐阜県土岐界隈、土岐プレミアムアウトレット内、若鯱家にて。





1度は雪に阻まれた土岐行。
2度目、無事に出掛けることが出来まして。
家の人の関係で、常に門限が我が家にはあるので、
それなりに急ぎ足になってしまったのだけれど、
でも、それでも、ASICSのショップで、
ちゃんと自分の足に合う…
測ってみたところ、自分の足は日本人らしい4E幅であったみたいで、
ともすれば、
これまで履いていた靴はクッションも無く、サイズも合わず、
全部と言わなくても、怪我の一端、積算ダメージの一因だったと思われ、
これを解消できそうな、クッション性の高い靴を購入できて、本当に良かった。

靴を買うこと、これが主題でありましたが、
出来たら、名古屋メシも食べたいし、
色んなお店も見てみたいし、お隣にある温泉施設も行ってみたい…
…と思う中での、名古屋メシ。

カップラーメンにもなっている「若鯱家」、
屋号は聞いたことがありますが、そのカレーうどん、食べたことがありません。
そして、ケンミンSHOWで放映していた、
新名物的な「カレー煮込みうどん」も提供しているとのこと、
ここでお昼ご飯とすることにしました。








おのぼりサン感覚だと、
こうしてお茶の器にロゴが入っているだけで、ちょっと嬉しくなります。





我が家、「野菜サラダ」があると、どこでも必ず頼みます。
これをつつきながら、真打を待ちまして…。



「カレー煮込みうどん(堅めのうどん使用)」


「堅めのうどん」が、どうしても気になる所だったんです。
讃岐のコシの文化でなく、
粉感の残る、ミチッとした食感を心から期待して。



YOKOさんが注文したものは、
「ゴロゴロお野菜カレーうどん」…
ある種、ココ壱みたいなトッピング感、メニュウ。
あ、それぞれ名古屋関連でしたっけ。
関連はないんでしょうけれど。





それぞれ比べてみると、ツユも微妙な違いがあります。
八丁味噌が入った煮込みの方が、深味がある様な気がします。
定番ツユであるYOKOさんのカレーうどんは、
まろやかさと優しい味わいが際立っていて、たいへんによろしい。
流石は大手…と思うことが出来るバランス。
そして、ふかふかとした太麺、うどんが何より合う。
これすげぇなー…と。

自分の家でうどんを仕立てる時に、
煮過ぎたりすると、うどんが崩れてしまって、
美味しく出来ない場合があります。
それとは一線を駕す、ちゃんとした狙い通りの美味しさ。

ちょうど家では、カレー鍋を頻繁に作っていて、
カレールウ+鯖鰹節粉をたっぷり入れるのですが、
このカレーうどんの様子を鑑みると、
もっとアッサリして良いのかな、優しいくらいが合うのかな、と。

いやはや、とっても勉強になりました。

煮込み側のうどんも、シコシコとした食感、
まさに堅めの良さがあって…
これこそ、銘打った通り、キャッチコピーの通り。
食べていて思ったんです。
「おお、これは良い食感だ。YOKOさんも同じものを頼まなくて可哀想だったな」と。
んで、YOKOさんのノーマル版をもらって、
「うわ、この柔らか、ふかふか食感も良い!」となる。

カレーうどんって、カレーが主役感があったんです。
いやはや、うどんがうめぇんだな、
うどんも旨くてこそ、カレーうどんなんだなぁ…と。

満足でした。







気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月21日、長野市川中島界隈、手打ちそば桜にて。






有言実行を旨としたく、日々生きております。
Twitterに登録した頃に、
何かのきっかけで、「手打ちそば桜」さんを知りました。
何か…を、もう覚えていないですね。
興味を持ったんです。
フォローをして、数度やり取りがあり、
「1度は必ずや行きます!」と宣言して、これまで訪れる機会が無くて。

この日、付近の東飯田酒造店に用事がありました。
その用事を無事に果たして、温泉に行こうと向かうその途中に、
「手打ちそば桜」さんがあることには、
「あぁ、ようやく自分が発した言葉を果たせる」とも思いましたし、
偶然にルート上にあって、
そう、ルート上に無くても出かけて行く気概はあったのですが、
蔵元さんに寄って、「はぁ、良かった。楽しかった」と思い、
少しの時間で「では、お昼ご飯だね」と言う流れの良さ。

こう、自分の星の巡りを喜んじゃう様な気分で出掛けていました。



道の向こう側に「いきなりステーキ」が出来た幹線道路沿い。
洒落たテラスもお持ちの造り。



お箸の装丁が良いですね。
掴み易いと思しき箸。
実は、ラーメン屋さんでは撮影していない、
初手のお茶の写真、
お蕎麦屋さんに限って、自分は撮影しているんです。
お茶もそば茶だったり、緑茶だったり、差があり、
お茶碗もまた食卓の彩りであると思うので、
こう、「覚えておきたいな」…と考えてのことでして。

ゆえに、松本の中町「野麦」について、
「本寸法」と書いたんです。ちゃんと食卓がこしらえられるので。

箸に心遣いがある。そんな風に感じました。





お蕎麦もお願いしていましたが、
とても興味を持って注文した「うどん」が先に登場したので、
ブログでは、順にならって、そちらから。



「花巻うどん」をお願いしました。

蓋付きの器。

「今日はうどんあります」と言うシートが、メニュウに挟み込まれていて、
長野県産ユメセイキを使った手打ちうどんとのこと。
量は、茹で前で150g、蕎麦で出来るメニュウが、
全てうどんで、置き換えることが出来る…とのことでした。

初めてのお店、興味が尽きません。
YOKOさんも僕も、それぞれ蕎麦を頼みながら…の、もう1品。



蓋を開けてみると、いっぱいのお海苔。
これを「花巻」と呼ぶのだそうです。

落語の「時そば」にも、セリフでありますね。
先に登場する威勢の良いお兄さんが、

「おう、蕎麦屋!おめえンとこは何が出来るんだい!?
 花巻に、シッポク?
 なら、シッポクひとつこしらえてくんねェ」

…と言う。お蕎麦屋さんが、

「えー、花巻にシッポクですかな…」

…と答えるバージョンもあったかしら。



醤油の風味が、とても良く生きたツユでした。
うどんは、讃岐系のコシ重視タイプはなく、
ウェーブのある、優しい風合で、
醤油の風味が上手に乗って、
小麦感を奥にして、
醤油の味わいと湯気の中に香る芳しい海苔の風合を生かす度量のものでした。
そりゃあお醤油、良いものを使っておいでなのでしょうけれど、
やっぱり生かすも殺すも腕次第とは、よく言ったもので、
昆布や鰹、鯖節などもお使いやも知れませんが、
何より、
醤油、海苔、うどんに集中できる構成でした。

蕎麦でも是非、食べてみたいですね。


落語「時そば」を聞いていても思うのですが、
「花巻に、しっぽく」ってなんだろな…って思うんです。
そのあと、しっぽくを注文して、具も褒めたりするので、
何となく、しっぽくは分かるのですが、さて花巻とは。


こうして現存…そりゃしているんですが、
食事処で食べられるとは思っていませんでした。
メニュウに見つけて、頼まずにはいられませんでした。

花巻は、ご覧の通りの海苔をたっぷり使ったうどん、そばであって、
しっぽくは、長崎の卓袱料理が色んな航路から江戸に入ったもので、
蒲鉾や湯葉、野菜をうどんに乗せたもの…とありますが、
諸説ありそうです。伊達巻が乗ったものも写真で見たような。
昔調べた際には「五目うどんみたいなもの?」と思った事もあって。

「伝説の…」と個人的には思ってしまいます。
花巻があるだけで、僕はすごく嬉しい。
「ついに、花巻を食べたぞ!」と言う高揚感も味わいながら、
続いて届いた蕎麦に移るのですが…。

本日のところは、ここまで。ちょうどお時間となっておりまして。

おあと、支度がよろしいようで…。








気楽なところで、一生懸命…ということです。

1月6日、松本市緑町界隈、厨十兵衛にて。






粋な〆の逸品へと進化する、日本酒居酒屋「厨十兵衛」の冬の風物詩。
ここ数年のお馴染みとなって来た…そんな風に感じます。
甘みのあるツユで、
カモネギナマフ、山葵の芳しさがたまらなく融合して、
火入れ、秋から先の熟成酒も甘味によく合うし、
さっぱりしたお酒も、充実した旨味を清らかにすすぐ様に美味しく飲めるし、
生酒、新酒も、若いからこそ渋味も感じた、
ちょっとした口の疲れも、どこ吹く風とさらって行くし。

落語を聞いていると、火だったり温かい食べ物、飲み物は、
冬は、何よりもご馳走だと伺います。

鍋焼きになって出て来る治部煮の熱さは、本当に幸せな心持ちになります。





メニュウには載っていないけれど、具を食べ尽くした後に、
「大将、うどんをくださいな」と声掛けをすると、
鍋は旅立ち、飛び込んだうどんさら、またひと煮立ちで帰って来ます。
(さら=ごと、松本の方言。皿さら持って来いとは、皿ごと持って来いの意)

飲みの流れ、設計は人それぞれです。
自分は、お酒の順序は興味次第で、てんでバラバラですけれど、
食べ物は、お刺身などの軽いものから始めて、
熱いものに移って、また最後は、軽いものでダラダラと飲むタイプ。
〆と言っても、本当には締まらないのですけれど、
中盤から後半に掛けて、
こうして温かく、お腹が満たされるものを食べると、
翌朝も含めて、たいへんに調子がよろしい様です。

治部煮うどん、本当に美味しいんです。
今、素面で食べたって、夜の末の美味しさとは、また違う味でしょう。
酔い酔いの末期に食べるから、一層たまんないんです。


1年、酒 宗夜・小盛りとしてブログを掲載して来て、
いっぱいのお運び様、ご愛顧を賜りまして…
データを見てみますと、
人気の記事とそうでない記事…が、やっぱりあります。
ラーメンやお肉関連は強烈に強く、
比べて、こうした酒呑みのお噂は、少し閲覧数は控えめとなります。
やっぱり、ランキングの上位には行きたいものです。
だ、けれども…
(ここで、グッと拳に力を込めて、腕を横に切る)
「酒 宗夜」でありますので、
やっぱり、お酒呑みの風情を忘れちゃあいけないんじゃねぇか…と存じます。

こうして四季折々の酒場のうまいもんを織り込みながら、
更新を続けて参りますので、
どうぞ、今後ともよろしくお願い致します。








気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

1月1日、諏訪市諏訪湖畔、すわっこランド2階飲食コーナーにて。




既報の通りで、
1年の計は元日にあり…とは申しますけれども、
もう、昼時分には元日なんて心持ちも、すっかり削ぎ落とされておりました。

続く1月3日も走っていて、
僕とYOKOさんの歴史に刻まれるくらい冷たい強風に苦しめられたのですけれど、
1月1日は、穏やかに美しく日の光に輝く諏訪湖を眺めながらの走りとなって、
良い日和だなぁ…と思うものでした。

それはそれでも、体は温かさを求めるものでして。





YOKOさんは、「五目ラーメン」を。
あんかけ、とろみのある麺類は、また温かさが持続しますよね。





キムチうどんは、シンプルにキムチ温泉玉子乗せ。
キムチも日本風…と言うか、
甘味もあるタイプで、玉子がやんわり溶け出したツユに、
ピリ辛感は、よく合っていました。


まずは、お腹の中から暖を取ろう…と言うことで。

その後、すぐに温泉に入るのですが、
温泉の用法を確認しますと、
食前食後は、どちらもいけない、入るべからず…とあります。
食前は、空腹、体力不足で体調を崩すかも。
食後は、消化の為に胃に血流が集まるので、外来から温まると、
その流れがイレギュラーで良くなくなってしまう…とか。
それはそうなんですけれども。
胃を、お腹の中から温めて、
お風呂の中で、もうひとつ温めて、こう、満喫する…
これが、そこまでの流れだからこそ、たまらないのでして。



…、一応、気をつけて入りたいと存じます。はい。










気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

1月2日、松本市緑町界隈、うどんの勝利にて。






毎年、1月2日に四柱神社に初詣に行きます。
例えば、1月1日に飲みに出て、その際、毎回恒例で四柱様にお参りを致しますけれども、
もう1度出掛けて行きます。そうなっている…なんて感じでして。

今日はとても日和が良く、長い列の中で待つにしても、
背中に陽の光を受ける形になって、労なく、1年の幸多きをお願いする事が出来ました。

僕らは、「古今亭菊生の落語百夜」で、度々出掛けている事もあって、
とても馴染みある四柱神社でありまして。

(そうそう、1月はビッグゲストを招いての落語会となっております!
 1月27日は、四柱神社に是非とも!!)

1年の始まりをこうして迎えられることにも、たいへんに喜びを感じる訳でして。



今年のお昼ご飯はこちらで。



Twitterをやられている…なんて情報を、
S木さんからSNS上で伺って、
更には、92の扉のkuniさんも年末飲みの中で出掛けてらして、
ああ、そうそう。PizzaのヴェルデさんもSNSでお知らせがあって…
チーズケーキのオークラのお隣、
工事、リニューアルオープンを経た、
「うどんの勝利」さんに出掛けて行きました。
先代時代には立ち寄ったことがなかったお店。

お正月営業ですので、メニュウは「勝利うどん」のみ。
「勝利」と言う屋号も縁起が良ければ、
乗る添え物にも縁起が担いであって、なおよろしい。





勝利うどん、豚肉、お揚げさん、蒲鉾と言った具が乗り、
うどんにも、赤く色づけされたものが加わって、
本当、縁起が良い1杯でした。
お店の中に入った途端に、いりこ系のダシの良い香が漂っていましたが、
その風合を、ツユにて存分に堪能できました。

しっかりした食感のうどんも美味しい。
お揚げの食感も良かったですね。
甘く煮つけ過ぎていない、味のとても良いものでした。






帰りに立ち寄ったスーパーでは、
スパゲティ7束1袋、ラ王醤油味5袋1パック、
これがそれぞれ2等なんだそうですけれども、
それを家族が引き当てると言う幸運もありまして。

春からの縁起の良さを喜んでおります。

さぁ、今年も頑張って行こうじゃないか!…と言う心持ちになる事が出来る、
そんなお出掛けでした。




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SakeSoja
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「酒 宗夜」で「サケ ソウヤ」と読みます。
ココログにお酒関連で更新、
ナガブロ「小盛り」に麺,肴,珈琲を毎日更新。
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日本酒、クラフトビール、ウイスキー、
信州信濃の温泉、
落語などなど趣味のお話。
気楽なところで、
一生懸命、行きます。