厨十兵衛にて、合鴨の治部煮とうどん。





厨十兵衛にて、合鴨の治部煮とうどん。


気楽なところで、一生懸命…ということです。

1月6日、松本市緑町界隈、厨十兵衛にて。






粋な〆の逸品へと進化する、日本酒居酒屋「厨十兵衛」の冬の風物詩。
ここ数年のお馴染みとなって来た…そんな風に感じます。
甘みのあるツユで、
カモネギナマフ、山葵の芳しさがたまらなく融合して、
火入れ、秋から先の熟成酒も甘味によく合うし、
さっぱりしたお酒も、充実した旨味を清らかにすすぐ様に美味しく飲めるし、
生酒、新酒も、若いからこそ渋味も感じた、
ちょっとした口の疲れも、どこ吹く風とさらって行くし。

落語を聞いていると、火だったり温かい食べ物、飲み物は、
冬は、何よりもご馳走だと伺います。

鍋焼きになって出て来る治部煮の熱さは、本当に幸せな心持ちになります。


厨十兵衛にて、合鴨の治部煮とうどん。


メニュウには載っていないけれど、具を食べ尽くした後に、
「大将、うどんをくださいな」と声掛けをすると、
鍋は旅立ち、飛び込んだうどんさら、またひと煮立ちで帰って来ます。
(さら=ごと、松本の方言。皿さら持って来いとは、皿ごと持って来いの意)

飲みの流れ、設計は人それぞれです。
自分は、お酒の順序は興味次第で、てんでバラバラですけれど、
食べ物は、お刺身などの軽いものから始めて、
熱いものに移って、また最後は、軽いものでダラダラと飲むタイプ。
〆と言っても、本当には締まらないのですけれど、
中盤から後半に掛けて、
こうして温かく、お腹が満たされるものを食べると、
翌朝も含めて、たいへんに調子がよろしい様です。

治部煮うどん、本当に美味しいんです。
今、素面で食べたって、夜の末の美味しさとは、また違う味でしょう。
酔い酔いの末期に食べるから、一層たまんないんです。


1年、酒 宗夜・小盛りとしてブログを掲載して来て、
いっぱいのお運び様、ご愛顧を賜りまして…
データを見てみますと、
人気の記事とそうでない記事…が、やっぱりあります。
ラーメンやお肉関連は強烈に強く、
比べて、こうした酒呑みのお噂は、少し閲覧数は控えめとなります。
やっぱり、ランキングの上位には行きたいものです。
だ、けれども…
(ここで、グッと拳に力を込めて、腕を横に切る)
「酒 宗夜」でありますので、
やっぱり、お酒呑みの風情を忘れちゃあいけないんじゃねぇか…と存じます。

こうして四季折々の酒場のうまいもんを織り込みながら、
更新を続けて参りますので、
どうぞ、今後ともよろしくお願い致します。

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