しろがねにも行きたくなる味……くろがねで豚コテ+ほうれん草+メンマ。






くろがねが何も悪かった訳じゃないんだ。

良かったからこそ、しろがねに行きたくなる不思議。

しろがねにも行きたくなる味……くろがねで豚コテ+ほうれん草+メンマ。

えー…
気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

6月1日、安曇野市スイス村ワイナリー駐車場構内、らぁ麺くろがねにて。





流行たるもの、入れ替わりが早いものが現代であります。
「流行り廃り」と続け様に言うくらい。
ワッと湧いて、スッと融けて行く。
融けたあとも、じっくり営んでおられると、また興って来て、続く…
そんな流れではないでしょうか。

先週など、特にフィーバーを感じました。
石芝の「らぁ麺しろがね」の2号店「くろがね」の開店に際し。
分かります。「しろがね」が鶏メイン、「くろがね」が豚メイン。
スープ素材でキッチリ区分けされていて、
麺戦記のイベントでは、豚メインの1杯も販売されていましたが、
レギュラーで、豚×しろがねコラボを食べられるのならば、
「どうしても」の興味が湧いてしまいます。

スイス村ワイナリーにお店があるので、駐車場は無制限。
これはすごく嬉しいかも。
口頭で注文をお伝えする「しろがね」に対して「くろがね」は食券制。
普段、食券制のお店に出会うと、
「次の方が来たら待たせてしまうから」と思い、
少し急いてメニュウを決める場合が多いのですが、
SNS上でメニュウや券売機の写真を多く目にしていたので、
既にメニュウは店頭に立つ前に決まっていました。
何とも現代らしいことです。

「しろがね」でも、僕らの基本トッピング的な扱いにされている、
「ほうれん草」と「メンマ」を足して、いただきます。

しろがねにも行きたくなる味……くろがねで豚コテ+ほうれん草+メンマ。

「鶏コテ」より、口当たりソフトな印象で、至近の「きまぐれ八兵衛」の様な、
直球の豚骨臭はありません。実に滑らかなスープは、「しろがね」のそれに近く、
姉妹店として意識させる雰囲気。
SNS上のお話で、ふと思い出したのですが、
新村交差点の「麺屋 壱」も、比較的クリーミーな豚骨スープですが、
他と比べればこれに近いけれど、圧倒的な独自の口当たりで、
「鶏のしろがねを豚のくろがねで食べる」感覚、とても強いです。

むしろ、この「豚コテ」を食べる事で、
「しろがね」の味が呼び戻され、食べたくなるくらい…
何件か、SNSでは、その後「しろがね」に出掛けている方もいらっしゃいましたね。

麺の形状は、ほぼ「しろがね」に似ている印象です。
少し、「くろがね」の方が太く、食感が強いかも。
スープの味わいがシンプルに豚ポタージュ濃さがあるので、
麺の旨さが際立って感じました。
スープとの組み合わせで、より旨さが引き立つ雰囲気。

低温調理の豚チャーシューも、
相変わらずの美味しさで盤石の1杯と言う感じがします。
新店ではあるけれど、美味しい期待はしていたし、
期待通りの美味しさがあって、非常に満足度が高いお店でした。
試しに卓上のおろしニンニクを入れてみると、
多く家系のラーメンで入れたものよりも、
ニンニクの味が広がる範囲が狭く感じました。
家系では、にんにくでガラッと雰囲気が変わると思っているのですが、
くろがねのスープでは、少し風味に変化が加わるくらい。
それだけスープの濃度粘度が強い…強いけれど、押しつけがましくなく、
上手に仕上げてらっしゃるのだなー…と感じます。



塩尻からは高速道路を使えば近いや…と思って、
そうして訪れていた後、温泉施設に出掛けようとして、
初めて「案外、遠くに来ていたんだ」と気付きました。
何となく松本、梓川界隈のイメージでいたので、
「竜島温泉・せせらぎの湯」に、程近い気分でいました。
カーナビで時間検索をすると、まぁ、遠いこと。
比較的近い「しゃくなげの湯」は終了時間が早いので行けず、
「ファインビュー室山」へ急いで出掛けて行くその後。

安曇野市、昨今はとても魅力的なラーメン屋さんが増えています。
高速道路でのお出掛け、ファインビュー室山ルート、
今後も増えるのかしら…なんて思う麺曜日でした。





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