佐々木でもりそば、野麦でざるそば。



佐々木でもりそば、野麦でざるそば。


気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

10月12日、松本市市街地、蕎麦倶楽部佐々木、野麦にて。




その日、平日ですが有給休暇を申請しておりまして。
主目的の定期的な内科診察を終え、島立の浮世絵博物館を楽しんで、
松本に着くと、ちょうど良い時間。

…久し振りに、お蕎麦屋さんを巡ろう。

そう思います。ずっと前に1日3軒を2回やったのだったっけ…3回?
どなたかに話すときに、
そのお店のことを名前だけ知っていて、味をちゃんと言えない事が嫌で、
まずは、1回、自分で食べに行っておこう!
…そう思ったことが発端で。

お蕎麦は、本当に好みによって良し悪しが異なるので、
気に入る場所を見つけることが、結構たいへんです。
食べる僕ら自身も、お店もまた歳月を経て変わったり、変わらなかったりしますしね。





佐々木でもりそば、野麦でざるそば。


シャッター前、ポールポジションで5分ほど待って、店内に。
緑町「蕎麦倶楽部佐々木」、よく並んでおいでですよねぇ。
10年くらい前に食べて以来です。
相当の人気店みたいで、
後から来た上方のお喋りをされるご夫婦、
前日も来てお休みだったか売り切れだったか、
入る事が叶わなかったんだそうで、
ワクワクとして「今日はやっているだろうか」なんて、
心配された面持ちで。

…そんなに楽しみに信州の蕎麦を待って頂けるなら…と、
先頭をお譲りしたりなんかして、カウンターに着席したところ。

その後も続々とお客さんがお見えになっていました。
自分の様なひとり客さんもちらほら。


佐々木でもりそば、野麦でざるそば。


当日は、「麻績(在来種)+茅野産を九割三分」とのこと。

回転を良くする工夫なのですね。
一時に何人前か茹でていらっしゃる様で、
先に数名さん分が出て行って、盛り付けられたまま、
しばらくして届けられました。落語「中村仲蔵」的な気分。

“こわめ”の茹で加減、
コシ…と言うより、かなりしっかりめの歯応えのあるお蕎麦でした。

サッとたぐって、次のお店へ。





2軒目は、中町の「野麦」へ。
こちらも10年ぶり…くらいでしょうか。
よく並びの列が出来ているので、何となく避けがちでしたが、
今回、本当に行ってみて良かった。
存外、並びが気にならないと感じる結果になっています。
そして、翌々週にYOKOさんを連れて出掛けていたりもします。
その際は少し待ち時間があったけれど、
本当、苦にならない。
この時に感じた「実は回転が早い」と言う予想は、
的にピタッとハマッていたんだな、と、
こうしてブログにまとめているからこそ、改めて思います。


佐々木でもりそば、野麦でざるそば。


相席となって、目の前に置かれるそれぞれの器。
膳ではありませんが、まるで膳の様な、
“もてなし”の、並びの美しさを感じます。

で、
この切り干し大根がたいへんに美味しいです。
ものすごく好み。
信州は、ご案内の通り、
甘じょっぱい食文化の地域なので、
ごってり甘い切り干し大根が普通で、また好きでもありますが、
「野麦」の切り干し大根は、やわく温かく、昆布の風味がよく入っていて、
大根や人参、昆布由来の甘味が主で、
砂糖や醤油の強い味付けがなく、とても上品。それは絶品。
切り干し大根の歯応えも、
柔らかさとゴリゴリ感が双方保たれていて、非常に良いです。
子供の頃から親しんだ甘じょっぱい味も良いのですが、
お料理としては、
「野麦」の切り干し大根の様な味わいに憧れます。
そして、きっとお酒の友にもなろうと言う風情。


佐々木でもりそば、野麦でざるそば。


「野麦」のざるそば。

ひとくちたぐって、まず出て来た感想は、
「蕎麦がちゃんとウマイや」と言うものでした。
細打ちであり、喉越し良し、ちゃんとコシもある蕎麦の麺体。

薬味にもきちんと意味があり、特に細かく、かつ青い部分を省いてある、
長葱の効能が長けていました。
細打ちの蕎麦に合う様に、長葱の食感は軽くしてあって、
共にして、長葱の風味が膨らみつつ、蕎麦の味、ツユの加減に合う。

ツユは昆布の土台がしっかりと全体を支えたもの。
華美でなく、
蕎麦の風味を前に押し出しながらも、味を引き立てます。

「真っ当な蕎麦」と感じました。
ちゃんとしている、ひとつひとつがしっかりと立っていると。



メニュウもざるそば1人前、大盛り、半盛りが基本となっている様子。
これは効率が良いと考えられます。
(冬が深まって来ると、かけそばスタイルも登場するのだそうです)

並びが出るのもそのはず、
テーブル席が3卓のみの小さなお店であるからこそ。
けれど、
相席だったり、メニュウの一本化によって、
回転を良くしてくれている、努力がある…と感じました。
戸倉上山田温泉の「大黒食堂」もそうだけれど、
美味しいものを食べたいと思うならば、
混むことは必然として、相席になることもまた然りであって。

ちょっと前に、
朝日村の「ふじもり」に出掛けていて、
その修業先で、盛り付けのザルも似ているので、
何となく「随分、野麦で食べていないけれど、こんな感じだったっけな?」と、
そう思っておりましたが、
かなり違う趣向のお蕎麦になっている様にも感じました。
その発見も出来て良かった。
「ふじもり」の方が、より軽やかな食べ口の傾向にあると思います。
副菜も美味しいお店ですから、そのバランスもあるのかも。

「野麦」の方が、蕎麦一本と言う食べ応えを意識された感覚でしょうか。
蕎麦湯まで、しっかと頂いて、日に3度のうちの1度を担当する食事に、
相応しい食べ心地にて、席を発つことが出来る。

やっぱり、久し振りにこうして出掛けて行くことって大切ですね。
改めて知ることも多い。
温泉も、時間を経てから再び赴くと、
また新たな発見がある場合、実は多いものと感じておりました。







さて、このあと、更に2軒に出掛けておりますので、
また今度。

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