気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

10月8日・松本市緑町界隈・廣東にて。





その日、初めて松本のイオンモールに出掛けていました。
駅前大通りに面した入口から入り、
人の多さに圧倒され、特に「いきなりステーキ」付近の混雑に、
驚きを感じながら、「食べられる店なぞなかろう」と、
気付くと、屋外に出ていました。あわよくばどこか…と思いこそすれ、
そんな隙間は無い。
折りしも、松本城では蕎麦祭りも開かれていて、特に混み合う三連休の、
怒涛の風景を拝見し…
じゃあ、「キッチン南海」なんてどうだろうと、
ちょうど店頭を差し掛かると、みなさん考える事は一緒で、満席のご様子。
ふわっ…と人の出入りの中から、カレーの匂いなんて香ったりして。


それが、緑町・廣東まで歩いて戻った末に、
せっかくの年に1回の角煮月間だってのに、どうしてもカレー気分にしかならなくて、
メニュウにはないけれど、
「角煮カレー丼」とエキセントリックなオーダーを口に出しそうになり、
落ち着いて、
これまで頼んだことがなかった「シーフードカレー」をお願いするに至るのです。





六九商店街にあった「カレーハウスおおて」の味を引き継ぐカレー、
辛口の部類に属すると思うのですけれど、
その辛さが、中華料理のエッセンスも含まれるのか、
美味しい辛さであります。ただ辛いのではなく、辛旨いが実現されている。
こう、子供のころに、
無心になって小麦色したジャニーズ的なタレントさんが、
カレーを頬張っていて、「あれ、うまそうだなー」と思ったカレーは、
きっとこんな美味しさだったんじゃないだろうか、と言う印象。
子供の頃は辛いものが苦手で、
CMみたいに汗を掻いて、夢中で食べるなんてことは出来なかったけれど、
きっと大人の味と言うものは、
そう言う辛さが美味しいものなんだ…と。

カレーの“本格的”とは、
日本において今やよく分からなくなっているんじゃねぇか…と思いますが、
ひとつの美味しいカレーとして、リストアップすべき一皿です。





お馴染み、半ねぎそばも。


このあと、再びイオンモールに出掛けて行って、見聞を広めて来るのですが、
そのお話は…まぁ、機会があれば、と言うことで。






頭の中は、かくもキノコであり、スマホを落とす。


えー、気楽なところで一生懸命…と言うことですが。

10月29日、信州栄村は秋山郷、みずと屋食堂にて。




えー、
お題目、名目としましては「小盛り」ですから、
小分けにして書けば良いのですけれども。

何となく、
これは分けたりなんかせずに、
「大盛り」の気持ちで、まとめたいものだなぁ…、、
…なんと言う、心境に至りまして。
「酒 宗夜・小盛りの大盛り」ですので、えぇ、案の定、訳が分からないのですが。


11時の開店に到着したい。
その道のりが長ければ長いほど、予定時刻にズレが生じるものです。
3時間を予定して自家用車にて豊田飯山I.C.を降り、津南町に入り、秋山郷へひた走る。
台風、雨の様子も思いのほか悪くなく、
ただ、道々は落ち葉が敷き詰められた部分もあって、
なかなか怖い思いもありながら、ほぼ11時に予定通り到着し、
お店が「台風だから休んじゃえ」と言う事もなく、
「キノコ売り切れ」的な張り紙もなく、

「やった!やったぞー!」

…と、名曲「初めてのチュウ」みたいな小躍りしたい喜びに駆られ、
車を降りた瞬間、スマホを落とし、やや傷が付くと言う。

そんな秋山郷紀行の書き出しとなります。





元々はYOKOさんが情報を仕入れてくれまして。


至上最高天下無双のきのこラーメン!(2015年10月24日・秋山郷、みずと屋食堂)
http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/20151024-0750.html )


2年前に1度、出掛けているんです。
あの美味しさに再び出会いたいと気合を入れて出掛けていました。
3時間の運転は、流石に長く、紛れもない遠路となるのだけれど、
秋山郷でしか食べられない味ともなれば、僕らを動かすに、十分な理由になります。

「みずと屋食堂」、今年の秋は10月10日から11月5日までの営業。
この期間中は定休日なし…とのこと。(電話で問い合わせをした)
残すは文化の日を含めた連休期間となりますので、
混雑を考えるならば、もう今週の28日、29日しかないな、と考えて、
雨の中、台風が太平洋上を通過することも不安要素でしたが、
北信ならば良かろうと判断しました。





「キノコラーメン」

キノコ餡がスープに溶け出して来てから本領発揮です。
キノコ本体の食感も様々で美味しいのだけれど、
YOKOさんと共に思うのは、スープの美味しさです。
キノコ出汁がたっぷりと染み出したスープは、表現のしようがありません。
問答無用に美味しい。
そうです。キノコ汁だってそうです。
「何だかよく分からないけれど、やたら汁が美味しくなっている」
それです。その感覚なんだと思います。





麺は柔らかめで、柔らかくなったからこそ、少し太くふわっとした食感。
これがまた餡にも絡み、スープも吸って、美味しく感じます。
YOKOさんも僕も、「麺は硬めこそ正義」派閥なのですが、
宗旨替えも否めない美味しさ。

スープそのものは、どうでしょう…
鶏ガラで何時間も炊いたとか、そう言うこだわり抜いたものではなく、
ごくシンプルなんだろうな、と思います。化調感もあります。
その屋台骨の雰囲気だからこそ、キノコが生きている様に感じるのかしら…と。

中のキノコの種類によっても、味は変わって来るのでしょうし、
本当、自然をたっぷりと自然のままに頂く。その喜びがありました。





「キノコサラダ」

今年はこちらも。
厨十兵衛の「いくらおろし」に似た感覚で、
( ↑ いくらが大盛りで、大根おろしが小盛り )
体を為すために、野菜がちょびっと。
あとは、すべてキノコと言う大盤振る舞い。
中華系の酸っぱ辛いタレと共に、いつも口の中は、
キノコらしい「シャクシャク」とした音が響き渡ります。

張り紙には、

ナメコ、ヒラタケ、ムキタケ、クリタケ、
ブナハリタケ、マイタケ、ブナシメジ…が使われているとありました。
天候によって、山での出会いによって、
この辺りは、色々と変化がありそうです。





天候のお陰か、混み合いもせずにすんなり食後を迎えまして。
時間があるので、
未到達の秋山郷の温泉を巡ることにしました。

当日のTwitterにメモをした内容と共に。


「屋敷温泉・秀清館」

>Tweet
屋敷温泉・秀清館に来ています。まさに名湯。
薄く濁った緑色のお湯で、新鮮さがあるように感じ、
柔らかく、包み込まれる少し低めの湯温が、たまらなく心地好いです。
屋外の方が硫黄の香を感じますね。
寝湯なのか、透明な小さな浴槽は源泉そのままなのか、熱め。
流石、自然多き秋山郷。
>Tweet


「みずと屋食堂」に行く途中の橋の袂を進み辿り着く「屋敷温泉」、
好みの泉質でした。
長岡ナンバーのオジサマは、じっくり体を浮かせて、浸っておいででした。
いつか、自分もそんな風に、この温泉だけを目当てに訪れて、
長く楽しんでみたい…そう思いました。


「切明温泉・雄川閣」

>Tweet
切明温泉・雄川閣に来ています。
外観は楽養館、内湯は山塩館に似ています。
奥山的共通項でしょうか。
54.7℃の源泉そのまま無加水。
熱めですが、すごく気持ちが良いです。
無色透明。
屋敷とは硫黄分が違うのですね。味の要素が濃い印象。
しっかり温まる事が出来る温泉。
>Tweet

屋敷温泉の地区から更に奥へ。20分ほどだったでしょうか。
秋山郷と言えば、切明温泉と言うほどに有名な場所だと思います。
「雪あかり」や「リバーサイドハウス」など、
別に施設もあり、駐車場は観光バスなども停まっていて、
賑わいがありました。「Pokemon GO」のジムもありましたし。
(YOKOさんは、ここに強めのナッシーを置いて来てしまいました。
 お早い帰還を願っていますが、はてさて…)

雨がひどくなっていた事とは関係なく、
虫がすごく苦手な僕らは、
あまり自然の中に放り出されることに強くないので、
川べりを掘って温泉とする名物については、
ことごとく興味なし。
内湯で、十二分に満足して帰って来ました。









紅葉の名所「秋山郷・前倉橋」にて。





「へいけ茶屋」のあるポイントから。


帰り道は、キノコを道の駅で買い漁ったりなんかして。





帰宅後、夕食はキノコ鍋にして食べました。
処理、たいへんだったけれど、その分の価値あるダシが出ます。やっぱり。
味噌味にして、大振りに切ったネギ、キャベツなど。
和ダシも良いと思うのですが、
パンチがあると、なお良い印象があるので、
昆布だし+創味シャンタン少しをベースに、
中野市・中野醤油の味噌2種をブレンドして仕立てました。

キノコ発端にて、休日を過ごす。
そんな1日でした。





気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

9月16日、松本市緑町界隈・厨十兵衛にて。



お肉、食べたりします。
しますが、好みのランキングを独自採点で設けるのであれば、
豚、鶏、羊、牛…なんて感じでしょうか。
お刺身で食べるのならば、素材的にも馬一択と思っています。
馬刺し、大好き。

その日、厨十兵衛のメニュウには見慣れないお題目がありました。

「ラムチョップグリル」

子羊の骨付き肉をグリル…焼く、と言うメニュウは、
これまで拝見したことが僕らは無くて、「それは食べてみたいぞ!」と思います。





いつもはお魚を主に焼いてらっしゃる調理器具「サラマンダー」…
ここにスキレットらしき鉄鍋が入りました。
これ、要はお隣のナポリピッツァ店「Verde」も同様なのですが、
オーブン的な使い方ですよね。直接的な焼き方ではなく間接的、
しかも鉄鍋も熱せられて、水まわり、脂のまわりが落ちてなくなってしまうのではなく、
それらも含めて仕上げて行くと言う…
これは、より期待値が膨らみます。





お野菜もたっぷり。パプリカ、甘唐辛子、ズッキーニ。
匂いは羊らしい良い匂い。
お野菜にも匂いが届けられていて、風味となって、なお旨い。

羊や馬のお肉の特長って、やはり脂の爽快さですよね。
こってりしない、でも十分にエキス分を含んだ脂があって、
噛み締める旨さが光って。

たいへん美味しく頂きました!



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

10月7日、松本市裏町界隈・むく庵にて。





今、ワタクシ、市内で特に気に入っているお蕎麦屋さんが、
裏町にある「むく庵」さんでして。
蕎麦は好みがありますから、なかなか自分以外にお勧めし難いのですが、
まぁ、少なからずも僕らは大好きでありまして。

シャンとした蕎麦、比較的鰹節の香も立つ蕎麦つゆ、
蕎麦つゆは、〆の蕎麦湯においても美味しさを発揮して、
食事を通して、実に良い気分になる事が出来ます。

蕎麦のメニュウは、
もりそばで、サイズが小、並、大、特大とあり、
並と特大は800円で同額です。
小は500円、食べ歩きに向き、
特大は1000円、かなりの量がありますが、
自分はとてもちょうど良いです。お蕎麦を食べる時には、
そう言う気分の時には、しっかり食べたいです。
その心を分かって貰えた様な量で、たまらないんです。

もりそば、五目かけそば共に、つゆが冷たいもの、温かいものとあり、
他に、セットメニュウもあります。

これまで僕は3回、食べに行っていますが、
2回、ご一緒になったオジサマがいらっしゃって、
初回、そのオジサマはそのコースであった様で、
昼の一杯をやりながら、
セットの小鉢や前菜を楽しんでらっしゃっていて、
それが、とても美味しそうだったんですね。

今回は是非、これを試してみたいと思いました。





「蕎麦付 お得コース」は1300円で、

小鉢、前菜、焼物、煮物、豆腐サラダなどのお料理3品に、
もりそばの(小)のセットメニュウ。
300円の追加で、もりそばの(小)を(並or大)に変える事が出来ます。

「天ぷら付 お得コース」は、1600円で、

お料理2品に、天ぷら、そしてもりそば(小)と言う構成。

今回は、前者の「蕎麦付 お得コース」を、YOKOさんとそれぞれお願いしています。
写真は、僕のものを。
もりそば(小)から300円足して、“大盛り”に変えてもらっております。







まずはお茶。これはいつものもの。



お料理はお任せになっていて、まず煮物が出て来ました。
当日のTwitterに書き込んだ一言。


裏町・むく庵の「蕎麦付お得コース」の煮物が、僕の中で100点。
信州の煮物…って言うか、母、祖母が作っていたものの最上級だと思った。


子供のころとは、とかく煮物って苦手で。
でもおやつ代わりと言うか、炬燵の上に置いてあったりしたイメージがあり。
自分で作ってみて、その難しさにも直面するのですが、
今の好みの味に仕立てがちで。

久し振りに、こう言ったあっさりと炊いた、
信州で言うなら、お茶請けになる様な煮物、頂きました。
上品で華美な味付けでなく、しみじみ旨い。
大好きな味です。





三種の盛り合わせ。
不思議と、我が家は塩丸イカが食卓に上らなかったので、
あまり「郷里の味」と思っていないのですが、
でも、塩イカの食感は好んでいます。
ケンミンショウにて、峰竜太さんが、
「塩イカ、胡瓜、酒粕が好きなんだ」と仰っていましたが、
自分も、この組み合わせの妙味、よく分かります。

お蕎麦を頼んだ際にも、付け合せとして出て来る、
中央、胡瓜と茄子、鰹節のお漬物は、とても香が良いもので、
初めて訪れた際にも、すごく気に入った一品。

そして、切干し大根と卵焼き。
切干大根も味の良いものでした。
地元の味、懐かしくも家のものより、美味しく感じられる、
料理屋さんの味、たまりません。





お野菜とお豆腐サラダ。

これで3品が出揃うのですが、
いやはや、もう、この時点で結構な量があります。
これ、お酒も入ると十分な晩酌になる。
それこそ、〆の蕎麦と言う位置づけにすらなり得ます。





…並盛りでも良かったかも。
そう思いはするのですが、やっぱりお蕎麦を食べに来たら、
お蕎麦を美味しく、しっかり食べて仕上げをしたいものです。
それに美味しい蕎麦なら、それでもスルッと入って来るものですし。
実際に入って来ましたし。

僕の場合はお蕎麦の量を増したので1600円、
YOKOさんで1300円…お値段と満足感を天秤に乗せますと、
本当、満足します。十分に色んな味を楽しむ事が出来て、
1300円は、“お得コース”の名に相応しいと感じました。
もりそば(小)のYOKOさんも、量には申し分ないとのこと。


これは悩みます。
お蕎麦気分で出掛けていれば、やっぱり特盛りでお願いしたい。
しかしながら、
お料理はお任せですから、季節のものになりますよねぇ。
そうした美味しさに舌鼓も打ちたい。
嬉しい悲鳴…と言うヤツです。


あと、その後にもうひとつ呟いていることがありまして。



しっかりした松本弁を聞いて、とても満足している。



…松本で生まれ育っていますが、なかなか方言を聞く機会が少なくて。
むく庵の大将殿、いろいろとお話して下さる、とっても気さくな方でして、
そこに、松本らしい方言が混ざり、
なんと言うか、とても安心して伺っております。
子供の頃は、そんな風に喋る大人、いーっぱい居たなぁー…って感じます。
懐かしくて、松本に居ることが嬉しくなっちゃう様な感じ。

むく庵、もちろんお蕎麦も、僕らはとっても気に入っていますが、
大将殿のお人柄も、とても良いと思います。












気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

10月20日・松本市筑摩界隈・らぁめん寸八にて。






「YOKOさん、YOKOさん、今日は松本市の新しい注目店、阿吽に行きたいな!」

「野菜と辛いラーメンが食べたいので、寸八が良いです」

「あ、うん…寸八で」


…と言う洒落が気に入っています。でも、実際、そんな感じ。
「阿吽」には、流石に野菜と辛味を同時で取る事が出来るラーメンはないんじゃないかと…。
当日、駐車場についてTwitterで教えてくださった方もいらっしゃったので、
何と言うか、こう…
その情報源も開店当初に出掛けてらした、じみさんのものだったりするので、
いつか、皆さんから得た情報は有意義に使わせて頂きますけれども、
今日は「寸八」で。
でも、寸八なら寸八で、野望があったので、それならばと怪気炎…でもありました。

これまで、

豚骨醤油らぁめん(中・麺カタ味濃いめ)+やさい(大)+やさい(大)

…は実績がありました。野菜(大)をダブル。
味を濃くするのは、野菜分の味を補充するイメージで。
実際に、濃いめにした方が、しっくり来るバランスになっていました。
茹でたてのもやし、キャベツに、おろしニンニクを入れた豚骨醤油スープが美味しくて、
「麺とび六方」、二郎系とはまた違った盛りの良さ、
味の違いがあって、気に入っておりまして。

食べ終わると、
「うーん、まだ野菜は大丈夫だぞ」と思うんです。
念には念を入れて、同設定を2回試しました。日の調子と言うものもあるだろうし。
その結果、
「やさい(大)を3回分」を挑戦してみよう!と心に誓うのですが、
もし、残してしまったら申し訳ないと思い、
「やさい(大)+やさい(大)+やさい(小)」と相成りまして。





結果から言いますと、僕にとって、ちょうど良いかも…と言った所です。
野菜の(小)→(大)の増分量を把握していないのでいけませんが、
何はなくとも、腹9分目くらいなので、良いのではないか、と。
麺とび六方で、ラーメン(大)野菜(大)と同じくらいか、今回の設定の方が、ちょっとだけ多いかも。

茹で野菜にもタレを掛けて下さっていて、本当、ずっと美味しく食べる事が出来ました。

今度はつけ麺を3玉から4玉くらいで、お願いしてみたいですね。
実は、つけ麺そのものも未食ではあるのですが。
店内に掲げられている紙を見ますと、
つけ麺の最高玉数は14玉。これを完食された方がいらっしゃる模様。
流石に、そんなには食べられませんが、食べてみたいと言う気持ちは分かります。
人はそこに山があったら、登りたくなるのです。








気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。


10月1日・朝日村・自家焙煎珈琲店シュトラッセ、
10月14日・塩尻市高原通り・中島書店にて。






10月1日、僕らは日常、普段使いの珈琲豆を買い求めに、
また憩いの時間を求めて、シュトラッセにやって来ていました。
お店のほおずきのディスプレイが秋色で、とても良い雰囲気。

僕は、深煎りの中からエチオピア・イルガチェフ、
YOKOさんは中煎りの中からブラジルのコーヒーを選びました。


…そんな乙な展開の中で、思い切り流れをブッた切って、
オタク要素のある話をしますが、
今期のアニメは「鬼灯の冷徹」、第2期が始まり嬉しいところです。
「ほおずき」で思い出したのですけれど。

他に第2話で凄惨なシーンが描かれたものの、
犬屋敷壱郎さんの活躍を祈らないではいられない「いぬやしき」、
個人的には「ブレンドS」も楽しんで見ています。
あとは、YOKOさんが気に入るか分からないところで、
「宝石の国」も試してもらおうかなー…なんて。
「魔法陣グルグル」では、「音泉」…アニラジ専門チャンネルのゲストに、
原作者である衛藤ヒロユキ先生が登場され、
来週の月曜日までならば、無料で聞く事が出来ますから、必聴ではないかと。

またハロウィンカラーから連想されるものも、またオタク物質でして、
スマホゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ・スターライトステージ」、
ちょうど今時分のイベント、楽曲も「Holloween Code」でして、
わりと無意識に口ずさんでいる様です。
ワルツ様の新曲が、何だか耳に残りまして。ズンタッタ、ズンタッタ…と。





さて。

話を戻して。


エチオピア・イルガチェフ、すごく美味しい…と思いました。
深煎りだからこそ、の苦味を感じるけれど、
それ以上に甘味がよく出ていて、心地良い焙煎の香ばしさが楽しめる。
美味しい苦味です。
甘味のあと、また苦味が出て来て、線香の火を水で消す様にジャッと消える。
(音もなく消えて行くのではなくて、音に濁点を付けたニュアンス)
YOKOさんはベーコン様の香もあるとのこと。

ブラジルは、香に青さ、若さ、枝豆の茹で汁の様な香があって、
その華やぐ、しかし滋味のある相反する雰囲気を共に感じられて、とても美味しい。
口の中で広がる味わいも、軽やかに自然に和みあるもの。


…とのこと。当日のTwitterにメモしたものより。





行きがけ、お店のすぐ近くでは、
猫さんが、道路の前で憮然とした表情(に見える)で、立ち止まり。
しばらく見つめ合っていました。

おでこ付近に、ちょんまげを乗せた様なファンクな柄と、
警戒しての真面目な表情が、ユーモラスにも見えます。



珈琲豆を購入し、その袋の中にいつも手書きの、
…なんと言えば良いのでしょう。広告と言うような近況報告と言うような…
ともあれ、その紙に塩尻市の高原通りにある、
中島書店さんでのイベントの告知がありました。
何度か開催されているイベントですが、温泉などに出掛けてしまうと、
なかなか都合が合わなくて…
10月14日は病院への付き添いなどなどあり、
逆に温泉へのお出掛けが難しくなった事から、機会が巡って来ました。





生憎の小雨模様でしたが、
中島書店さん、表の駐車場はわりあい混み合っていて盛況のご様子。
店頭にてテントが張り出され、シュトラッセ、本日はこちらでの出店。
限定の「高原通りブレンド」や自家製スイーツの販売もありました。
手間が掛かるため、
普段使いにお店には出ていない、「FUFUサンド」も、目玉として。





「FUFUサンド」、家に帰ってから頂きましたが、
お店のPOPには、


カリカリ(カカオニブ)入り
チョコレートをハンバーガーの様にチョコレートではさみ、
それを別のチョコレートでコーティングした手間のかかったお菓子。

…とのことで。チョコレートを扱っているので、要冷蔵扱い。

しっかりとした甘さがあり、
そのままでも美味しいけれど、必ずやコーヒーと合わせたいですね。
コーヒーは、
浅煎りのものから深煎りのものまで、問わないと思います。

またイベントなどで出会う機会もあるかと思いますので、
その相性の良さ、勝手ながら体験者として、請け負います。





いつも、Amazonで本を買ってしまっているので、
本屋さんに入ること自体、とても久し振りでした。
こうしてイベントを興しての集客、それは地域のお楽しみにも繋がり、
とても良い取り組みであると感じます。




気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

10月21日、松本市・山辺は扉温泉、かけす食堂にて。






この時期が来た…と言う事は、ちょっと前から知ってはいたのだけれど、
なかなか都合が付かずにいました。
生活の中に埋もれて行って、
「食べに行きたい」と頭の中の端っこにありながらも、今になり。
今になったけれど、本当に行って来て良かった!…と思っています。
Facebookにて、友人さんが赴かれ、
そして、お召し上がりになった写真も大きな起爆剤になりました。
端っこに追いやってしまっていたんだなって気付き、
また「食べたさ」の中心に据えると、もう矢も立ても居られない。





「天然きのこそば+とろろ+大盛り」


扉温泉・桧の湯に併設されている、お隣の「かけす食堂」の名物メニュウのひとつ。
地のきのこを使ったおそば、うどん。
ほぼ1年を通して食べる事ができ、
市販のきのこにはない、また出すことが出来ない、
山々の恵みだからこそ味わえる、至福の旨味を持ち合わせています。

この時期は、生のものを使いますから、より一層の充実。
風味格別なんです。

写真は、醤油味のおそば。
天然きのこは椀面に、めいっぱい。





こちらがお馴染み、味噌味のうどん。
特にYOKOさんは、この味噌味に心酔していて、
ほぼ9割の注文が固められています。冬だろうと夏だろうと。
でも、なるほど、いつ食べても…横から「ちょっと頂戴」とやっても、
スープの美味しさは、たまらないものがあります。
きのこのダシの素晴らしさ。
癖になってしまう魅惑の美味しさなのです。






よく、これらは「雑きのこ」なんて呼ばれ方をしますが、
至高の美味であり、
また、安易に食べられない…
農産物直売所に並びはするものの、処理がたいへんで、
特に虫が嫌いな僕らにはハードルが高く、
飲食店さんで、美味しく調理してもらったものを食べる…
これがいちばんだと感じています。

1度頑張って処理してみたこともあるのですが、
形がグズグズになってしまったりして、上手に出来ませんでした。

ちょうど、県外からお見えになっていたお客さんと食べ物の話題になり、
ケンミンSHOWで山賊焼の回をご覧になったと言うことで、
塩尻の「山賊」の「山賊」を食べに行くこと、とても楽しみにされていました。

(そして、実際に食べに行ってお腹いっぱいになり、ご満悦だったご様子)

その中で、
この時期に僕ら信州人が、最も楽しみにしている味覚は、
天然のきのこである…なんてお話をさせて頂きました。
秋の味覚って色々あるのですけれど、
テレビ、コマーシャルでは、雑きのこについて、あんまり触れないですよね。
首都圏主体の番組造り…と言うこともあるかも知れませんが。

松茸も良いけれど、
雑きのこの味わい、個性的な種類の多さ、スープに滲み出て溢れる旨さ…
どんなに市販のきのこを、汁が埋め尽くされるほど入れても、
雑きのこ達の旨味には敵わない…と思っています。
本当に美味しい。味わいの宇宙創生、地球誕生。

こんなにも言葉で伝えることが難しい食べ物も珍しいかも知れません。

きのこはきのこ。

でも、特別なきのこ。

きのこはきのこ。



ああ、今週末も地のきのこを食べたいものです。



…台風めェェェェェェェッ!






えー、誘惑箇所の多い中でございます。
いっぱいのお運びさまで、誠にありがとう存じます。
気楽なところがよろしいんじゃないか…てンですが、
一生懸命、申し上げることとしてございますので、
どうぞ、最後までお付き合いを願っておきますが…。





えー、
…と、そう言うことなんですけれども…、ね、
結局のところ、お酒の部で6回、肴の部で5回に分けて申し上げて参りまして。
長丁場になっておりますが、
書く方、こちら側としましては、実にやり易くさせて頂いておりましてね。
この形式は良かったなぁ、なんと感じ入っております。

こう、大型の記事を書こうとする…目標までの道のりが長い訳でして、
日に書くことが出来る量にも限りがございまして、
なかなかに書き上がらない、更新も滞る…
しかも、更新しても次の更新に直ぐ埋もれてしまう…
ね、不利点は多かれど、利点が少ないってンじゃあ、
なんだかねぇ…って、
苦労してこさえたものに対しても、思ったりなんかして。

こちら、ぶら下げておきますが、こんな風に書いて参りました。


お酒の部その1:志賀高原ビール@水橋酒店
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/soul2017-cd1f.html )

お酒の部その2:岩清水、勢正宗
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/soul2017-7731.html )

お酒の部その3:志賀泉、本老の松
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/soul2017-b1b1.html )

お酒の部その4:積善、聖山&オバステ正宗
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/soul2017-a1ba.html )

お酒の部その5:福無量、水尾
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/soul2017-37ab.html )

お酒の部その6:北光正宗、北安大国、白馬錦、たかやしろワイナリー
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/soul2017-1cec.html )


肴の部その1:三幸軒
( http://sakesoja.naganoblog.jp/e2164991.html )

肴の部その2:そうげんラーメン
( http://sakesoja.naganoblog.jp/e2165692.html )

肴の部その3:Love's Piatto
( http://sakesoja.naganoblog.jp/e2167994.html )

肴の部その4:和喜多
( http://sakesoja.naganoblog.jp/e2169129.html )

肴の部その5:屯 -TAMURO-
( http://sakesoja.naganoblog.jp/e2170648.html )


…と言ったところ、
ご覧になって頂きまして、誠にありがとうございます。





「信州SOUL2017」、3回目のイベント、
「良かった」と思うところ、
不肖、私めの目ではございますが、申し上げてまとめとしたい…
…なんて考えております。

まず、そんなことを言いながら「悪かったところ」と言うと…
…ございますかねぇ?
自分としては、
ネガティブな部分がほとんど見受けられないイベントに感じました。

水もあるし、座席もある、
トイレもあって…こちらどうだったでしょう。
下手な混み合いもなかった様に、自分は体験しました。
仮設トイレですと、男女の並びの気まずさもありましたが、
元々、公園にあるトイレが綺麗でしたし、違和感はなかったのではないか…と。
会場をスタッフさんがよく見回ってらっしゃる姿も見かけましたし。
本当、不足のない良いイベントだったのではないかと思っております。

で、ですね。

お酒呑みの性分としましては、お酒を楽しく美味しく飲むことが出来たなら、
万々歳なのですが、
イベントとして、お酒を飲まれない方も十分に休日の昼下がりを、
家族で過ごす事が出来、お互いの存在が、なんら障りにならない、
ドリンク、フード、イベント関連の充実、特に良かったと感じました。

温泉に行っても、プールの様に遊びたい子供さんと、
ゆっくり入りたいその他大勢さんの乖離があって、
どちらかを優先すること…なんてなってしまいがちですが、
中野市の観光PR大使の杉浦太陽さんのトークショウや、
指先ノハクさんのアコースティック・ライブなど、見所が多く、
そう、呑みは呑み、食事は食事、ライブイベントはライブイベントと、
それぞれ自由に楽しむ事が出来ていたのではないでしょうか。

「みんなが楽しむ事が出来る、中野市の休日を満喫できる」

そんなコンセプトがあったのではないか…なんて思います。
その想いを感じられる仕立てでありました。






本文でも触れましたが、
はじめ僕らはこんな位置から杉浦太陽さんのトークショウを見ておりまして。






伺っておりますとライブクッキングは公園としての設備の規制などあって、
作るメニュウが限られていたそうです。火を使ってはいけない…など。
そんな中でも、杉浦太陽さんは、中野市の食材を使って、
ちゃんと考えてきて下さったこと、すごく嬉しく感じますよね。

それにトーク部で、中野市の事をいっぱい誉めてくださったことも、
グッと来ました。
僕らは、中野市にはご縁があって、ちょくちょく遊びに来ていて…
けれども、住んでいる訳ではない…、けれども、
そのお話を聞いていて、嬉しくて誇らしい心持ちになりました。

全国を飛び回っている芸能人さんが、
そりゃあ、リップサービスと呼ばれる部分もあるんでしょう、
しかしながら、見てきた目で、見識の中から言葉を紡いで、
中野市を誉めてくれていると言うのは、こんなにも嬉しいものなんだなぁ、と。
本当、僕らでさえも、です。
中野市に生まれ育った方、現在住んでおられる方、
もっともっと嬉しかったんじゃないでしょうか。
とてもとても良い事だと思いました。






杉浦太陽さんのライブクッキングのパフォーマンス中のひとコマ。

この写真を、松本で見たかったな…と、郷里に想いを馳せていました。
何が、と言うと、
信州SOULの実行委員さんである和喜多のおかみさんと、
「中野市売れる農業推進室」通称「売れ農」のお兄さんと、
協力してイベント、ステージのサポートをされていました。
これが松本で出来ていたら…と思うのです。

以前、三幸軒での「食酒楽会」にて、
「売れ農」の方々とお会いしたことがあり、
市長さん直属の市役所発、中野市絶賛アピール隊…と言った位置づけでしょうか。
とても素敵な呑み手さん方で、
今回もお兄さんは、信州中野の駅を降りた改札内で、
お得な「お帰り用キップ」を配る活躍をされていた上で、
こうしてステージイベントもフォローされていて、目覚しい活躍です。

トークパートでも、市の方も交えてのトークセッションでしたし、
この「信州SOUL」の開催には、多大な市の理解があった…
市と街の飲食店さん、蔵元さん、酒屋さんが、
同じ方向を向いて、「我らの中野市を盛り上げて行こうぜ!」って、
そうして運営されているイベントであると感じたものです。

この写真はそう言う意味で象徴的です。
ライブ、演者さん、イベントを、市と言う「官」、
飲食店と言う「民」が共に支えている、そんな一体感が表されています。
街の中心部である中野陣屋前広場公園での開催も、
市の理解と協力がなければ実現しなかったのではないでしょうか。

そこで…大きなニュースになってしまった部分もありますが、
松本のクラフトビアフェスティバルの中止の件を思い起こします。

私が得た街の噂レベルで申し訳ありませんが、
実行委員会さんと市役所さんの一部、もしくは全部は、
実績も含めて、とても好感を持って取り組まれていたと聞きます。

松本城の管理団体の方針、その方針の重大な変更が為され、
その決定を知らなかった…では、
きっと済まされない市の部分での乖離と言いますか…
隔たりが埋まらずに、決定項だけが、その経緯の発言だけが、
実行力を持って進んでしまい、
イベント中止に到達してしまった…と言うところ…ではないか、と。
憶測含みですので、そうした文章と捉えて読んで頂けますと幸いですが。

催事、イベント、と言うものは、けしてひとりでは開催できません。
落語会だってそうです。
落語の演者、噺家さんはひとりの舞台、高座ですけれども、
その裏で、出囃子さんだったり、お席亭と呼ばれる主催者さんだったり、
色んな方々が関わっておいでです。

更に、社会と言う生活の集約した場所の一部を取り扱うならば、
街だけでなく、行政の力も必要になるのだと思います。

こうして中野市で開かれた「信州SOUL」、
第3回目となる開催を通して、深く考えさせられました。
主催者さん側の一体感のある、素晴らしいイベントでした。

心を込めて、
楽しんだ僕らの感謝の気持ちを込めて、
今、こうして文章に著しております。






ひと通り、日本酒も飲み終わってのんびりしていると。






丸世酒造店「勢正宗」の関さんのスピーチが始まりました。






もう、この時点で僕自身が時間の概念が希薄なのですけれど、
まとめの?終わりの?挨拶に登壇…したんですよね。たぶん。
このあと、「ちょっと早めだけれど」と思いながら、
特急車両が信州中野駅から出発する時間を見越して会場を後にしているので、
そんな終盤の時間だったかなぁ…と言う、
ええ、おぼろげなのは、清く正しい酔っ払いだったからですが。


しなの電鉄線から乗り継いで、長野駅から松本、僕らの巣穴まで。
寝こけたりしながら、あっと言う間に運ばれて。


疲れもまた、飛びっきりの楽しさを象徴するところでございまして…。






さて、長らくお付き合い頂きました、
「信州SOUL2017」にまつわります噺も、
そろそろお開きの時刻となってございます。

決め式のセリフですと「長講一席」なんと申しますけれども、
今回は「長講十二席」と言ったところでしょうか。

重ね重ね、
ご高覧のほど、誠にありがとう存じました。


ありがとうございました。

ありがとうございました。









気楽なところで、一生懸命…と言うことでして。

10月13日、松本市梓川・海老味噌ラーメンヌプチェにて。






「美味しくなっている!」

…と、ただ書いてしまうと、
「それまではどうだったんだい」と考えてしまいがちかも知れませんが、
元々、美味しかったところに、
久しぶりに食べてみると、記憶の中より、更に美味しくなっていて、
嬉しくなる…そんな食べ出し。

ヌプチェ、ちょもラーメンを食べる事が非常に多いのですが、
YOKOさんが冬が近付いていることからも、
いつもの「つけめん」ではなく、「ちょもラーメン」を選んだので、
なら、久し振りに、ちょもラーメン以外を頼んでみよう、
そして、しっかりした肉質、食べでがあって、風味が良いチャーシューを、
めいっぱい食べたいぞ…と思って、チャーシュー増し。

海老の風味と動物系のスープの旨味が、まろやかであり、ごく強くもあり。
太麺が、もちもちとした食感を伴いつつ、
スープの粘度も手伝って、スープが絡む…と表現するより、
スープとの一体感が強くて、スープごと麺をすすっている様な感覚。
海老の香、味噌の香の立ちが良くて、たまらない。
たまらなかったです。

これは再びレギュラーメニュウ、総おさらいしたくなります。
改めて食べてみると、また新たなる良い所に気づくことが出来ます。
もちろん、お店だって改良を積み重ねて味を作っておいでなのでしょうけれども。

普段だと替え玉を頼むところですが、
替え玉は元より使われている麺ですから、そりゃあ相性が良いのです。
今、この美味しさで「ライス」はどうだろう!?
そう思って「半ライス」を追加でお願いして、即ドボン。





味のメリハリ、より一層感じる様に思いました。
ご飯、すごく美味しい。
ピリ辛感が、以前より少し増したでしょうか。
辛くはありませんが、パンチがある様に思います。

大満足の美味しさでした。





気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

10月15日、佐久市春日・春日温泉もちづき荘の食堂にて。






こう…思うに。

佐久の温泉はあまり入ったことがなく、
つい最近、「平尾温泉・みはらしの湯」が新規開業もし、
春日温泉も良い噂を伺いますから、出掛けてみたいと思い、
どちらも行ってみようと計画を立てました。

ただ、その当日、佐久市長さんのTwitterを拝見すると、
佐久市にてハーフマラソン大会を開催しているんだそうで、
これはどう考えても、市街地を通り抜け、
市街地にほど近い平尾温泉に行くは得策ではない…と思いました。
混む。
もしくは、通行規制で渋滞にハマる。

だったら、
新和田峠を抜ける道中にある、
こちらも何だかんだで未踏であった毒沢鉱泉経由、
春日温泉だけを目指して出掛けて行こうじゃないか…と方針転換。
佐久に向かう訳ですが、
お昼ご飯に困ってしまって。

「YOKOさん、どう?あそこで食べようか」

「え!?えー、ええ!?」

場所を確認する間に、通り過ぎるなど数軒。
コンビニも、もうない様な状況になり、
目的地とした、もちづき荘に電話をすると、

「食堂、13時まででして…」

それがだいたい12時45分くらい。あとちょっとの位置。

12時50分過ぎに到着して、
フロントの方…声からして先程の電話の方に、
「あの…食堂はギリギリですか…ね…?」と、恐る恐る伺うと、
「承知しました。食堂に声を掛けておくので、ご安心ください」とのこと。

生きた対応をして頂いて、すごく嬉しかったです。





そんな訳で、広い食堂は綺麗に整頓されていました。
昼の部終了間際に通して頂いたので、そりゃあそうなのです。
ありがたい。
ここまで慌てて辿り着いたので、
あまり周囲を確認して来ませんでしたが、
落ち着いて見てみると、なかなかに時代の付いた、
落ち着いた山荘風の風情であると気付きます。

朝食もこちらなのかしら。
それは、どちらかと言うと…
もちづき荘は「国民宿舎」と言う名が付いておりますが、
どちらかと言うと山荘スタイルに感じます。

なるほど、温泉に行く途中、また出た後に館内散策してみると、
ロビーや温泉から程近い場所に宿泊するお部屋があって、
共同の水場、トイレもあって。





「ラーメン」

…こだわり抜いた、専門店の…と言う事はありませんが、
十二分に美味しいです。文句なしの懐かし系。
甘い味わいが立っているのは地域性や、
訪れる皆さんの好みに合わせた…なんて感じでしょうか。
甘い分、白胡椒がよく合いました。




YOKOさんは「山菜うどん」、
お値段も違うには違うけれど、
駅そばより、もうちょっとグレードが高い印象で、
こちらも甘味基調の味で、これはこれで良いと思います。
落ち着く味わい。



僕はラーメンだけじゃ必ずや足りないと思ったので、
「ソースカツ丼」もお願いしました。
甘酸っぱいソースが食欲をそそります。

「使用しているお米は、八重原産の新米です」との掲示あり。
こうした地元の美味を食堂で頂けることは、有り難いですね。
壁に掲げられているメニュウ、
夜などに食べられるのか、様々ありました。

温泉も良かったし、トイレ無しの部屋だと更に安いと思われ、
有りの部屋であっても、10000円以下ですし、
気楽にお泊りなんて良さそうです。
この食堂の方にもお話を聞くと、とても気さくに色々と教えて下さって。
杓子定規に収まる様な対応ではなく、
人として、温かみある対応をして頂いて、気分が良かったです。
三ツ星の…とか一流の…とか、
そう言う箔が付いたサービスではなくて、
人が人をもてなす、常識的な温かみを感じる事が出来ました。


温泉の感想は、当日のTwitterから。


(142)春日温泉・国民宿舎もちづき荘に来ています。
日帰りなので滝風呂側。
全体にレトロな設え、地域。
薄く緑とも青とも感じる加温源泉が結構な勢いでの掛け流し。
手でギュッと揉むとギュギュっと返す質感は、どこか白馬八方の様な印象も。
ph9.6だからでしょうか。ツルスベしっとり系。

もちづき荘、宿泊すると2階の大浴場が使えるのだとか。
滝風呂は、広い浴槽が42℃くらい、
ジャグジーと打たせ湯側が41℃くらいでしょうか。
お湯の流れがしっかりしていて、綺麗さが印象的です。


…とのこと。
女性側は、加減があるのか、男性側とは逆で、
広い浴槽が適温、
ジャグジーのある小さな浴槽が熱めだったそうです。
文中の滝風呂に対して、2階にある岩風呂が宿泊者専用である様子。
実はそれはそれで、
至近の「かすがの森」や「ゆざわ荘」も、
きっと源泉は同じだと思うのですが、設備は異なる訳で、
他の温泉と兼ね合わせて立ち寄ってみたいですね。

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