見えるものは見てしまう。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

6月8日、安曇野市穂高界隈、行雲流水にて。




この日、「行雲流水」カウンターにおいて、僕はL字の角張った部分に座りました。
「L」と言う字は縦と横の線が交わって「L」になります。

反対側のL字交差点に座った女性が食べ終わっても席にいらっしゃっていて、
「なんだろな。昼休みの終わる時間を調整しているのかな」…なんて思っていました。

これが実は違って、食後のデザートを待ってらっしゃったんですね。



コト、…と重みがありそうな瓶に詰められた自家製プリン。
ローストポーク定食に夢中になっていて、すっかりその存在を忘れていました。
そう言えば、直近のTwiiterでも、プリンが仕上がったとTweetがありましたね。
今、まさに至福のお顔で平らげておられる、お隣の女性のおかげで、
自分もありつくことが出来ました。
常備常駐のデザートではありませんので、
あればラッキー数量限定…と言ったところ。

柔らか、クリーム系のプリンではなくて、
MEITO社のカスタードプリン…今もあるのでしょうか。
子供の頃に、よく食べていましたが、
これに比較的近い、程好く硬さのある、カスタード味の生きる味わい。

ゆるく液状化している黒蜜がポイントですね。
粘性は少なく、その分すくい上げたスプーンの中で、
プリンによく絡んで行ってくれます。
プリンベースの味わいに、黒蜜風味がしっかりと溶け込んでいて面白い。

「行雲流水」さんはTwitterにて、ちょくちょく情報が流れて来るものですから、
Twitterにアカウントをお持ちならば、
フォローがオススメかも知れません。臨時のお休みだったり、
限定メニュウ、まさにプリンの仕上がりなどなど、必要な情報がお店発信として、
ソース確かに入手できることは、助かります。





色んなご縁と言うか、情報入手手段と思い付きってあるもので、
安曇野ハーフマラソンを走っている最中、
店主殿によく似た立ち振る舞いの男性を拝見しておりまして。
営業時間と重なるから、なかなかそれはない…と思いはするものの、
第1給水所付近だったし、ちょっと応援に参加してお店を開けることは出来るのかも…
…と、頭の片隅でモヤモヤとしていて。

ローストポーク定食も目当てだったし、
実は、それも聞いてみたかったこと、じゃあ「可京」にも行ってみよう!
…色んな出来事が繋がって行った日だったんです。
直前まで、そのルートの発案はありませんでした。

おかげさまで、ご縁あって…
お隣の女性のおかげで、プリンの存在も思い出しましたし、良かったなぁ…
…なんて思うところです。



と、そんなところで、本日はここまでですね。
ちょうどお時間となってしまいました。

また明日、お会い致しましょう。

それまで、それでは。

ありがとうございました。




同じ“唐辛子”でも多彩なんです。すごくオススメ。



気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

6月2日、松本市緑町界隈、廣東にて。




僕が6月のオススメ、「汁なし担担麺」を食べていたお隣のYOKOさんは、
「ペペロン焼きそば」を注文しておりました。

辛いものが大好きなYOKOさんは、口々に言いますけれども、
「辛味には種類がある」…とのこと。
当日は、何となく食事と共にスープ類も欲しくなり、
初めて「スープの部」から注文を出しました。

ご飯ものだと、スープが一緒に添えて出されますし、
麺類なら、スープが当然に器に入っておりますから…
かたや汁なし麺、かたや焼きそば…
だったら、頼んでみようかなぁ…と。



4種類のレギュラー焼きそば、どれもすこぶる美味しいけれど、
麻婆豆腐ならば麻婆麺、麻婆丼で、代替できなくも無い。
カレー焼きそばもカレーライスで、
五目焼きそばも五目丼、五目そばと…それぞれに美味しさは、
ご飯や麺、受け手の味わいで微妙に異なって来るのですが、
それでも気分は満たされるものです。

「ぺペロン焼きそば」は、そう言う発想だと代替がないし、
もし、何か系譜を考えるならば、
大好物の「青菜炒め」だったり、「野菜炒め」に近い印象を抱いています。
イタリア料理の「ペペロンチーノ」由来であるので、
ニンニクを使って辛味で…
青菜炒めにしても野菜炒めにしても、野菜によって、
味付けを絶妙に変化されているので、似ていても異なるのですが、
ともあれ、「炒め野菜の美味しさも一緒に味わう」と言うところが、共通項かな…と。
中華鍋を振るうことで、高火力で炒めるからこその、
香ばしさと瑞々しさ、食感の良さを実現して、
「油+にんにく+塩+唐辛子=これはウマイ!」(テーテッテレ-)
…の方程式を完成させているメニュウ。
食べてYOKOさんも「コレコレ!」と気分に合った美味しさで、ニコニコでした。



YOKOさんがこよなく愛する「廣東」の「酢辣湯麺」は麺が加わる訳で、
こちらは「酢辣湯」なのでスープのみ。
しっかり辛酸っぱいスープは、
ひとくち飲むと求心力が強過ぎて、止まらなくなります。
酸味も特徴的であるけれど、
ペペロン焼きそばとは辛さの種類が異なる様に感じます。

いつも「廣東」のカウンターに腰掛けると、
「麻婆豆腐」か「酢辣湯麺」を、ひと口でも良いから食べたいな。
心に決めたメニュウがあってやって来たけれど、
心変わりしようかな…なんて思うこと、しょっちゅうであります。

そこで「スープの部」とは、
我ながら良い所に目を付けたものだなぁ…と思うんです。
これなら、メインメニュウを希望通りに楽しみながら、
いつも心が誘って来る美味しさを誇る辛味メニュウも合わせて頂けるのです。

酢辣湯麺も、茹で上げた麺を1度冷やして締めてから器で合わせる…
…なんて工夫の末の1品なので、違うは違うのだけれど、
でも、心の我侭虫はおさまるのかしら…と言う所です。

美味しいと言うことは、
メニュウにも誘惑箇所が多くて嬉しい悲鳴、困ってしまうと言うことでしょうか。

さて、本日はここまで。
ちょうどお時間となっている様でして。

また明日、お目に掛かりたく。

それまで、それでは。

ありがとうございました。






ちゃんと美味しいものが出て来るし、サラダも付くし。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

4月22日、諏訪市諏訪湖畔界隈、すわっこランド2階飲食コーナーにて。




あらかじめ…ええ、あらかじめ、ですとも。
最近、上諏訪温泉・すわっこランドに出掛けておりませんが、
それも、まだまだ足の悪くしたところを休ませようと心掛けているから…この一心。
もちろん、今日の内容だから…ではありませんし、
もう、断固としてあらかじめ申し上げますが、
それでも、ちゃんと美味しいんです。
ご飯の炊き加減にしても、野菜がセットになることも嬉しいし!
けして、けして、文句でも批判でもないとだけ、
ええ、あらかじめ申し上げておきます。

業務用だからって、やたら悪く仰る方が世間には散見されると伺います。
飲食店さんは、それぞれ工夫されているんです。
上手にお使いならば、それこそが実力であり成果であります。
これに批判は良くありませんや。
自分が気に入らないからと言って、
他人様のお店を自分の“押し付けの常識”でもって、
気に入りの店にしようとしてはいけません。

…と、ここまで申し上げておきますれば、誤解を生むまいと信じて申し上げますが…。

そんな訳で「すわっこランド」のカレー、特に大きな平皿で提供されます。
鶏ムネ肉のソテー定食も同様なのですが、
インスタ映え、写真に映えるメニュウが多く、こちらも然り。
欧風系の味わいで、なかなか美味しい。

ラインナップの中、ご飯物として、ちょうど良い量が、
このカレーになるのではないか…と考えておりまして。

数種類あるミニ丼シリーズは、ミニでして。
通常サイズの丼はみそ天丼など、揚げてあるものでハイカロリー…
…と言っても、たぶん他店よりは、グッとカロリー控えめだと思いますが、
見比べてしまうと、あんまり頼みたくならない心持ち。
ミニ丼だと、女性ならいざ知らず、男性の自分としては少し物足りない量。
定食関連も、鶏ムネ肉のソテー定食だけでなく、
ご飯は、比較的量少なめ…だからこそ、カロリー摂取を抑えられようと言う雰囲気。

そこで、そうしたメニュウの中で、
ご飯量もそれなりに多く感じて、満足感もあって…と言うと、
「ビーフカレー」になるのかなぁ…なんて思っています。
ミニ丼を頼む時は、ラーメンやかけうどん、かけそばとセットにしていますし、
カレーだったら、更に「ミニサラダ」を加えて、
より美味しく野菜を摂って、お腹も満たされるセットにしていると言う現状。

ちょうど良い量、辛さこそないのだけれど、
程好い美味しさで気に入っています。
…辛さであれば、「危険な一味」を持ち歩けば良いだけのこと。
あの辛さは、このカレーに合いそうなので、次回は是非やってみたいと思います。






いつも、ちょっとだけ目に入るのだけれど…
セルフサービスで、番号を呼ばれてカウンターにお料理を取りに行く…
ちょうど、その向こうで、麺茹で釜がグラグラ煮立っておりまして。
その上部…湯面には沈んでいません。
脇にそっとカレーの袋が掲げられていて、
手早い提供のためにも、湯気で温められているんでしょう。
いるんでしょうけれど、ちょっと、こう、ハッキリ確認できちゃうなー…
…って、ただそれだけのお話なんです。

忙しい厨房、でも、ひとつひとつ丁寧に対応して下さって、
すごく気に入っている場所なんです。
だからこそ、そんなひとコマもたいへん愛らしいと思って書いているので…。

批判でも文句でもないのですー。
それだけは伝わって欲しいし、
何なら七ツ釜配湯センターから送湯された温泉に浸かって、
カレーを食べて、クリームソーダを飲んで、安楽な休日を楽しんでも、きっと良いはず。

僕らは諏訪湖を走ることが出来る様な足になったら、
すぐに出掛けて行くつもりです。

現地で会いましょうー!






…と言ったところで、本日はここまで。

また、明日お会い致しましょう。

お騒がせしましたっ。





美味しければ入る。



気楽なところで、一生懸命と言うことです。

5月13日、松本市寿界隈、二代目竹渕にて。




先達て、「とり天」のお話を申し上げましたが、
実は当日、「とり天」の量に驚いた…と言う事おいては、、
こう言う後番が控えていた…、これも驚きの理由であったりもしまして。

すなわち、圧倒的に量が多く見えました。
YOKOさんもお蕎麦は行けるクチでありますので、
「大ざる」をいつも頼んで、気風の良い所を見せてくれるのですが、
てっきり「得ざる」は、「大ざる」より少し多いくらい…と考えていました。

この三山は、どうなのでしょう…通常量の3人前と言う意味合いではないか…
…と思っております。「大ざる」よりは盛りが小さいけれど、
ひとつひとつは、けして小さくはないくらい。

とり天を数本食べた後の、このお蕎麦の量は…ダメかも知れない。
心して美味しく頂かねば!

…最初はそう思っていたのですが、

「あ、もう終わっちゃうなぁ」と、最後のひと山も半分になる頃、
チラッと思い始めるくらいでした。
最初のふた山は、案外スルリペロリとたぐりすすり、入りました。

どうしても三山目に到達するまでに時間が掛かってしまうからなのか、
もしくは、当日たまたまの調子なのか、
比較的全体に硬い茹で上がりを感じます。
きっちり“こわめ”の頃合。けれど、その強い食感が手に取りやすくて、
ひょいと摘んで、口に放り込んで次…と言う流れを作り、
リズム良く、美味しさを損なわないままに食べ干す事が出来ました。
最初は、「いざとなればYOKOさんに…」と思っていたのですが、
全く介助を必要としなかったです。うん、美味しかった。

蕎麦が美味しいと感じられる…と言うことは、
信州人にとって、やっぱり幸せなことであります。


さ、本日はちょうどお時間となっている様です。

また明日、お目に掛かります。

それまで、それでは。

ありがとうございました。





心が叫んでいるんだ。




気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

6月8日、安曇野市穂高界隈、行雲流水にて。




ちょうど…来年のお花のイベントに向けて、
信州スカイパークは、工事真っ盛りです。植えたり整備したり。



空港周囲のウォーキングコース、
坂道に咲くバラを眺めていたりなんかして、
「行雲流水」の通称「シルク」の厚みのローストポークを思い出しました。
共通項、ありますよねっ。





そんな訳で、ローストポーク定食(大)をば。
前回は通常厚ローストポーク+半玉素醤油麺セットでしたが、
今回はシルクと名付けられたごく薄厚ローストポーク+お味噌汁(通常)にて。

お味噌汁も節系の風味が、ごく豊かに使われたもので、
よくある定食に付随するタイプのお味噌汁ではありませんでした。
むしろ、「半玉素醤油麺」のスープに味噌を落とし込んだイメージ。



半ラーメンを添えない分、ご飯は大盛りでお願いしました。
すると、ご飯ジャーから、えっさほいさと何度か盛り付けられる白米。
横から見ていると「あれ、大盛りってこんなにご飯の量、多いのね」と思うくらい。
食べ切れないかなぁ、大丈夫かなぁ…と思うのですが、
付け合わせで分けて頂いた昆布の佃煮だけでも、かなりご飯は消えて行くし、
何より、ローストポークがありますから!大盛り分、たっぷり咲いていますから!

これを様々な薬味で食べる幸せ。

ローストポークそのものは、相変わらず美味しいです。
柔らかくあっさりしていながら、
豚肉の風味、甘味や旨味も、しっかりと感じ取る事が出来ます。

久し振りに食べるので、一揃い試してみます。
ラー油だったり、塩コショウ、醤油、醤油と柚子胡椒、
オリーブオイルと塩、花椒…それぞれご飯が本当に美味しくて、
たまらないものがあります。
「ローストポークを食べている」と言う言葉、事象はひとつなのですが、
味わっている風味は、多種多様であることが、本当に楽しい。
この日は柚子胡椒が僕の中では熱くヒットしていました。
次回はどうだろう。同じかな、また違うのかなぁ…
自由に味わう事が出来る、素晴らしいことじゃありませんか。

ラーメン屋さんに訪れているので、
出来たらラーメンを食べたい心持ちではいるんです。
レギュラーメニュウも期間限定メニュウも魅力的です。
金曜日の夜、僕らの麺曜日に訪れるには、やや遠い位置にある穂高界隈。
ゆえに、時たま巡り合わせで訪れるしかないのですが、
「可京」へのお買い物も、今後考えられますし、
再訪に、より期待を持つことが出来る状況に近づいています。
そう、「可京」近くの猫カフェにも行ってみたいんです。

再び訪れる時、でもやっぱりローストポーク定食を頼んでしまいそうです。
楽しみながら味わう喜びは、本当格別。
たいへん、美味しく頂きました。

…と言うところで、本日はここまで。
ちょうどお時間となっておりまして。

明日もまたお目にかかる事と存じます。

それまで、それでは。

ありがとうございました。






「2本って、こんなに多いの!?」と素で言っていた辺りの自分…。




気楽なところで、一生懸命…と言うところですが。

5月13日、松本市寿界隈、二代目竹渕にて。




前回、とても印象が良かったので、2度目まして。
そう言えば、初回も雨の日だったと思うのですが、
こうしてウラを返す日も、また雨だとは思わなかったところ。
休日のお昼真っ只中の頃合で、よく賑わっておいででした。

実は初回から気になっていたメニュウがあります。
「とり天」が名物だと書いてあるのです。
普段、お蕎麦に天ぷらは不要であるので、まず頼みませんや。
山菜の時期だけ山菜を…と言っても、
山菜は山菜で食べるお店が他に決まっているので、
やっぱりお蕎麦屋さんで天ぷらを頼まない…
主義主張と言えば、たぶんそうで…そんな好みをしておりまして。

でも「とり天」は気になる。
お店を知ったなら、気に入ったお店ならば、
ご趣向が合う方だ…とは思う訳で、
じゃあ頼んでみようじゃねぇか…となります。

YOKOさんのことを、よく「天然さん」と、のたまっている自分ですが、
ああ、自分もたいがいだなぁ…と思う訳で…
とり天とお蕎麦のセットメニュウが「とり天2本」とあるので、
ホワイトボードにある、
「とり天単品」も2本だと思ったのです。そうなんです。

「お蕎麦もあるのに、とり天頼んじゃっても良いの?」

ボリュームあるでしょうに、と心配したYOKOさん。

「大丈夫、大丈夫。2本だもの」

そうして出て来た2本以上の「とり天」…
…単品ですから、もっと量があって良いのですね。ええ、そうですとも。

「わぁ、こんなに食べ切れるかなぁ」

そう言いながら、しばらくして蕎麦が来る前、
卓上に置かれてから、ものの数分で食べ干していると言う現実。

いやはや、これがちゃんと美味しくて、
ボリュームがあるのですけれど、パクついていると、
天ぷらはサクサク、鶏の身は適度に柔らかく、ホロッと割けて行くカタチ、
ネギの風味がダシしょうゆに立って美味しいなぁ…なんてところで、
気づいたら、あと1切れ2切れと言うところ。

単品は、たぶん4本1皿…なんて設定ではないでしょうか。

何となく単品という設定は、そば前に合わせて…であったり、
ご飯と共にと言うよりは、酒肴としての存在に感じます。
だからこそ、全体に食べやすい、重くない造りになっていて、
美味しいままに食べ切ることが出来たし、今も印象良く記憶にあるのだと考えます。


次に出掛けて行った時はどうしようかなー…なんて考えてしまいます。
「とり天単品」、
車移動で出掛けて行きますから、お酒と共に…とは行きませんけれど、
半丼セットでないならば、
また「とり天」も、ちゃんとちゃんとの量を食べてみたいなー…なんて感じてしまいます。
シンプル、ストレートな味わいがとても好感触でした。


さて、本日はここまで。
ちょうどお時間となっております。

また明日も、お会い致したいと存じます。

それまで、それでは。

ありがとうございました。





難しいところに食い込んで行く。



気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。

6月8日、松本市梓川界隈、らーめんヌプチェにて。




今の今。
ラーメン屋さんも本当に色々とあって、
二毛作と呼ばれる形態だってあるし、
鮮魚系なら季節の魚がいるだろうし、
Twitterでお店のアカウントを眺めていると、
自宅やご近所の畑で採れた野菜を付け合せとして出してらっしゃるお店もあって…
昔ながら…ってンじゃありませんが、
食堂ならいざ知らず、ラーメン専門店と言う存在は、
四季時期のある日本において、
“季節感が無い存在”であると思っているのです。

ラーメン二郎に季節感があるでしょうか。
つけ麺はヒヤアツだろうとアツアツだろうと、
夏でも冬でもウマイものです。それで良い存在でもあるんです。

でもこう、やっぱり四季の中に住まう人々の文化ですから、
歳時記を感じない中にも、
どこか時折、季節を感じられると快く思うものでして。



春の恒例となりつつあるメニュウだそうで、
昨年も存じ上げてはおりましたが、タイミング良く辿り付けずにおりまして、
今年にようやく…と言ったところ。

「ふきそば」と名が付いておりますが、
「まぜそば」でもなく、温麺…「中華そば」みたいなものでもなく、
「つけ麺」にて、出会います。



まるでお味噌汁の様なスープの見た目。
浮いている緑色のものこそ、蕗そのものと見えます。
「ふきのとう味噌」を加えたスープで、「大人味」とありますが、
実に甘味のある味わいでした。苦味はあまり感じません。
ミョウガや鶏チャーシューはレギュラーのラーメン、つけ麺には乗らない素材。
鶏チャーシューはふかふかしてアッサリした肉質になっていて、
低温調理とも異なり、ローストチキン感がありましたね。

この次に予定されている季節の限定「さばレモン」、冷たいまぜそばもまた、
独特でオリジナリティ溢れる1杯でしたが、
「ふきそば」も他店では出会ったことが無い味わいでした。
味噌の風味が海老味噌系とは油の加減も含めて、全く異なるので、
ミョウガの鮮烈さも利いて美味しさを感じました。

遠くに揺らめく蕗の風味と共に、太くてしっかりした麺を甘味あるつけスープで食べるカタチ。
スープ割をお願いすると、ほぼほぼお味噌汁の味わいになりました。
ラーメンスープ感に勝って、お味噌汁感が出る構成と言うことも、興味深く感じます。



…と言う所で、本日はここまで。

また明日、お目見え致します。

それでは、それまで。

ありがとうございました。






食養生…心も体もって言ったら、ココだよね?



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

6月10日、松本市、扉温泉・桧の湯併設、かけす食堂にて。





僕とYOKOさんが結婚してから10年目に入っています。
10年目とか10周年とか満10年とか…
なかなか正確に言い表す事が難しいのだけれど、
それでも、もう10年か…なんて思います。
結婚した当初は、すぐ信州SAKEカントリーツーリズムに出掛け、
この企画の1番手の達成者となることが出来た…とても良き思い出です。
「温泉になんか興味が無い」と言う僕を、
「落語になんか興味が無い」と言う僕を、
「マラソンになんか興味が無い」と言う僕を、
いつの間にか、YOKOさんと一緒にいることで、YOKOさんのススメもあって、
今ではすっかり、今の様になっております。

…本当、現在の自分からして、
当時の自分がここまでそれぞれ好きになるなんて思ってもみませんでした。

洋食厨房Spiceで毎年、結婚記念日ディナーを頂いていたけれど、
今年はそうも行かず、
毎年、ご縁のある辰野のほたる祭りも出掛けていましたが、
今年は、こちらもそうも行かず…と言う状況で、
どちらもすごく残念なのだけれど、妄執することなく、
「そうか、ならば今は仕方が無いね」…と、静かに受け止めています。

1年目の頃と10年目の今と、大して僕らの中の僕らは変わっていないのだけれど、
少なくとも、そうした恒例記念日を果たせなくとも、
僕らは僕らで、精一杯今を生きているんだと思う事が出来るから、
なんだか、納得してしまうのではないか…なんて思っています。

まぁ、もう今年のYOKOさんの誕生日企画は目星が立っているので、
ここは例年通り、ささやかなサプライズ贈答品を用意することになっています。
2年前の“カエルのお店”Hop Frog Cafeさんに協力してもらった色紙、
去年は、こっそり安曇野アートヒルズに出掛け、サンドブラストでメッセージを彫ったお皿…
いろいろやって来ています。いつもネタ探しをしているのですが、
今年は、すんなりネタが飛び込んで来て、たいへんにありがたかったですね。

古くは…確か、結婚1年目の頃だと思うのですが、
ガソリンを入れて来ると言って出掛けて行って、
当時、塩尻にあった「ichie」にてケーキを買い求め、
YOKOさんが手が離せないだろうと踏んでいた時間帯だったのに、
玄関先にとぐろを巻いていたYOKOさんに驚くも、
焦ることなく、YOKOさんの目の前をケーキの小箱を持ったまま通過、
冷蔵庫に入れる、夕ご飯時まで気づかれない…
…と言うミラクルがあった日も、また昔懐かしい。



扉温泉・桧の湯併設の「かけす食堂」、
YOKOさんはいつもの「天然きのこうどん」、
僕は「スタミナうどんとライス」にてお願いしました。
疲れもあり、今に伸びる不調の兆しがあった頃だったので、
温かいメニュウを欲していたし、食べた後は「桧の湯」で湯治の心持ちでした。

今年もこの時期、
「かけす食堂」では山ミツバとわらびの卵とじ丼が出ていたりするのですが、
今日ばかりは、ふたりとも何だか温かく、
お腹に入る温かさから元気になるメニュウを欲していました。

天然きのこうどんのダシと味噌の組み合わせは、本当極上のスープだし、
にんにくがしっかり入ったスタミナうどんも、
最後、ご飯を落としてオジヤ風にして食べると、たまらないものがあります。

美味しいものは、皆元気を与えてくれるけれど、
「これを食べたら、元気になれそう。力をくれるだろう」と信頼するメニュウって、
十人十色、様々にあるんだと思います。
ひとりにひとつではなく、いっぱい…きっと経験の数だけ。



あく抜きされたわらびもお持ち帰りして、夕ご飯に使いました。
鰹節とお醤油だけで、とても美味しい。
食感を残しながらも、しっかりあくを抜く…これはプロの方に頼るに限ります。
格安で分けて頂けるので、毎年とても助かっています。
(確か1束300円、2束で500円だったはず)







今、少し飲みにも温泉にも走りにも、
せっかく「船徳」が聞けただろう菊生師匠の落語会にも出掛けず、
ジッと療治をしている最中でございます。

一応は元気にやってはいますが、乗り越えて…
優しい声を掛けて下さる方の温かみにも応えて、
もう1度、桧の湯に、かけす食堂に出掛けて行きたいんです。

詳細は書けないのですけれど、でも、必ずや元気を取り戻したい。

そう思っているのでございまして――…。






本日は、ここまで。ちょうどお時間となりました。

また明日、お目にかかる事と存じます。

それまでは、それでは…です。

ありがとうございました。






いやもう、来ている。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

5月12日、松本市駅前界隈、信州ばんざい家にて。




三獣だけでなく、
今やどんなものにも「ブランド」ってある様に思います。
こと食品に関しては、
美味しさや品質への信頼の証を、特に明らかにするもの…だと思います。

何年か前の中野市・三幸軒で催された「食酒楽会」において、
「しん農ポーク」が、「みゆきポーク」「福味鶏」と共に、
テーマとなって提供された事がありました。
みゆきポークは飯山市が主体だけれど、
しん農ポークは中野市で頑張って育てているんだ…なんて伺いました。
そこで初めて食べたんです。
三幸軒・上野さんの料理だから…と言う事もあるんだけれど、とても美味しかった。
三元豚など名が売れた豚を聞きもするけれど、
神農ポークは初めて伺う、食べるものだったし、
地域柄、北信名物だと思っていたのですが、
松本で、この豚を食べられる日が来るなんて!

喜んで思わず、枠の中の2品、両方ともお願いしてしまいました。

昨今、松本ブルワリーの野溝工場が正式に稼動したニュースと共に、
安曇野放牧豚へ、モルト粕がエサとして有効利用できる…と言う記事も拝見しましたし、
Twitterでは、上田市・タローファームさんの豚さん関連の投稿が、
豚を育てると言う点、豚をより知ってもらう点として良い物だと感じます。

牛肉、豚、鶏…それだけじゃありません。
農産物、畜産も全てブランドナニガシと呼ぶ時代になって来ていて、
よく聞くのに、
食卓によく上がるのか…と言うとスーパーなどの量販店的ではなくて、
聞くけれど食べられない感じ…
でも、これも少しずつ改善と言うか、進歩して来ている様に思います。
やはり、衣食住の中にある「食」ですから、
美味しければ美味しいほどに良いもので、体だけでなく心にも栄養にもなって…。

「ブランド」と言う特別感ある言葉が、
本来の意味に近いと言うか…固有名詞的な意味合いになって、
特別なものを指すのではなく、
日常に良いもの、使えるものが出て来ると素敵だなぁ…なんて思います。
段々と、そうした時代になって行くのではないでしょうか。

ブランドで、一部の銘柄だけが売れてヤッター…では、
業界、文化が全く育たないですもんね。
日本酒もそうだけれど、色んな豚があって、それぞれに特徴が違って美味しいんだと、
そうした醸成が必要で、土台は出来つつある…なんて時期ではないでしょうか。現代。





「神農ポークソーセージ盛り」は、
レバーソーセージと同じく長野市の丸山腸詰店さん仕込み。
プレーンと八幡屋磯五郎練り込みのチョリソー。



「神農ポークベーコンソテー」は、
信州飯田「喜久水」蔵の酒かすを使っているそうです。

どちらも非常に美味しかったです。
チョリソーは美味しい脂がたっぷり詰まっていて、
どうでしょう、みゆきポークと比べると、
より豚らしい脂となっているのではないでしょうか。
(みゆきポークって、結構あっさりした脂の様に思うのですが)

ベーコンソテーは見た目でもう、やられちゃいますね。
厚切りですが柔らかさがあり、風味も絶品。
すごく美味しいものと感じました。



すごく恐縮なのですが、5月のメニュウになってます。
現在もあるかどうかが分かりませんが、
少なからずも、ばんざい家は、
ウマイものをいつも揃えてくれておりますから、
もしお出かけになって、神農ポークがなくっても、
気落ちする事はありませんし、
これだけ美味しい豚なのですから、またメニュウに戻る日もあるでしょう!

味わうことは体験であります。
北信の恵みを受けた豚が、中信で育つ豚の旨さと勝負!であります。

より良い美味しい時間が育って行きます様に…なんて所で、
本日はここでお開き。
ちょうど時間と相成っております。

また明日のお目見えと言うことで、

それまで、それでは。

ありがとうございました。






ここに来て、「あ、スタンダードに美味しいタイプ」と思う。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

6月9日、自宅にて、福岡うまかバイよりお取り寄せ、幸陽軒。




相も変わらず、時折、「福岡うまかバイ」にてお取り寄せラーメンをば。
前回注文した際に、当日は食べずにいた1セットを冷凍保存しておいて、
そして頂いた…と言うことで。
冷凍保存が出来ると言う事は、保存できて味の劣化も少ないと言うことは、
実にありがたいことですね。都度、送料を掛けることもなかなか難しいですし。
強いて言えば、生ネギだけはあまり向かないのかも知れません。
ネギは各ご家庭でご用意された方が、フレッシュなネギの風味を感じやすく、
スープや麺に効果的である様に感じています。
(宅麺がネギを各自用意にしているのは、これが由来かも知れませんね)

あと、スープはどのみち湯煎するので問題はありませんが、
麺は1日前に冷蔵庫内自然解凍をしておいた方が良いのかなぁ…なんて思います。
お湯の中に投入した時の麺のほぐれ具合、火の入り方の均一感に差があるかしら…と。
感覚的なお話ですけれども。



今回も濃縮タイプのスープではなく、
ストレートスープが如何に素晴らしいかを少しでも多くの方に知って欲しくて、
セットを詳しく分解して、申し上げたいと存じます。



まずは届けられた状態。
これを見て「美味しそう!」と言う方は、まずいらっしゃらないのでは。
そりゃそうですね。



開梱すると、スープの入ったボトルと麺、具がそれぞれ小袋入り。
麺がこじんまりとしていて、「これで1人前かしら」と思うのですが、
十分な量があります。器に盛ってみると、実に適正量。
パーツでラーメンを紐解いてみると、意外な発見があります。
そうした体験もまた、お取り寄せストレートスープのラーメンの魅力です。



麺を茹で時間が1分ほどなので、
茹で始めると同時に、よく温めた…我が家は電子レンジで温めていますが、
器にスープを入れて、具はあらかじめ袋から出して広げておく…が良いかと。
麺が良い状態のうちに、早く食べようと思うと、
メチャクチャ焦ります。アワアワします。
こうして広げておいても手が震えますし、
そう考えると、ラーメン屋さんって慣れこそおありでしょうけれど、
「すげーなぁ」って思います。



福岡県大川市「幸陽軒」のラーメン。

これまで「福岡うまかバイ」で数軒の豚骨ラーメンを取り寄せていますが、
最も、本場の味として、信州などでも食べて来た味わいに近いものだと思いました。
これまでのどれもが、比較的「本場はこんなにも味わいが違うんだね」と言う、
珠玉の美味しさであり、
今回は「少し馴染みある味わい。でも、やっぱりかなりウマイ」と言ったところ。

思いつきで「にんにく」を加えてみましたが、合いますね。
信州で食べられる博多系を始めとした豚骨ラーメンでは、
あれば必ずやニンニクを入れたくなる自分ですが、
これまでのラーメンでは、特に「入れたい」と思わなかったので、
味わいの馴染み感は、そうした所からも感じ取ることが出来ました。

麺も、極細&低加水麺ではありますが、
これまでの中で、最も加水率が高く感じられるもので、
“プリッ”とした適度な歯触りが生きた麺でした。
このスープに、この麺の組み合わせはよく合いますし、
紅しょうがの味わいがスープに溶けて来ると、本当に馴染んだ雰囲気を感じます。

結果、替え玉2玉を加えた計3玉を頂きました。


↓福岡うまかバイの幸陽軒の紹介、通販ページ
( http://www.fukuoka-umaka-buy.com/shopdetail/000000000416/ )





分かってはいることだし、
そして豚骨だけでなく、鶏なら鶏で、
カエシとしてもお店ごとに本当にそれぞれであって、個性であって…
本場福岡県久留米市の選手層の厚さを感じました。
僕にとっては「スタンダードな美味しい豚骨」って感じだけれど、
地元の方々に取ってみては、
きっと様々ある本場豚骨ラーメンのうちのひとつ…なんだろうなぁって思います。

さて、本日はここでお開き。
ちょうど時間となっているようでございまして。

また明日、お目に掛かりたく存じます。

それまで、それでは。

ありがとうございました。

< 2018年06>
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