EX鶏とか鶏SPとか……アガレヤで、地鶏の3種盛り。
2018/05/28
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
4月14日、松本市伊勢町界隈、アガレヤにて。
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何でもかんでも、“ピンからキリ”と言うものでして。
良いものがあれば悪いものもあり、
極上があれば、深刻と言う字を深酷と書きたくなる様なものがあり。
改めて、鶏肉ってウマイものだなぁー…と思った噺で、
短い間ではございますが、ご愉快を願っておこう…と言うことです。
この日は、もも、むね、ぼんじりの3部位。
炭火で焼き上げられた盛り合わせセットメニュウ。
「アガレヤ」開店時から、メニュウの筆頭に居続けている名品です。
火加減もそれぞれ違っていて、実に丁寧なお仕事。
鶏肉って、鶏胸肉なんて安ければ100g40円前後であって、
安価で手に入りやすいお肉だと思います。庶民の味方。
安くてもウマイ。
もも、ムネは手に入りやすいお肉ですよねぇ。
ぼんじりは、専門店って感じですけれど。
胸肉は調理、加熱の仕方によって硬くなってしまうので、
気を使いますが、そのミシッとした硬い食感には旨味が含まれていると思っています。
結構、好きなんです。
子供の頃は、硬いからってあんまり好きになれませんでしたが、
今は大好物です。体も作ると言うので、なおさら好ましい。
もも肉は、お袋が作ってくれる「いりどり」が好きで、鶏肉ばかり拾って食べていました。
今では、YOKOさんが作る「YOKO鶏」が好みです。
フライパンで1枚、鶏もも肉の大判をじっくり火を通して、
照り焼き風に焼き上げる逸品。
京都の方々は牛肉信仰があって、みなさん牛を珍重するそうですが、
どうなんでしょう。
自分の回りだけかも知れませんが、
信州人は鶏がお好みなんじゃないかなー…なんて思っています。
さて、そんな中で、アガレヤの「地鶏の3種盛り」、
なんだか久し振りに食べた心持ちでしたが、
「改めて、ウメエなぁ」と感心したものです。
それぞれ部位が異なる訳ですが、
ももの弾力、胸の柔らかさ、ぼんじりの脂旨さ。
ももは、しっかり弾力があって美味しく、
胸は、硬くなる直前くらい。柔らかさがあって噛むと旨みが強く染み出して来るみたい。
ぼんじりは、食感こそ、ややモモに近いですが、
脂部のプリッとした食感と火に爆ぜて香ばしいところが、良き良き。
焼き鳥、串焼きとも、また異なるもので、
肉の特長たる風味も、しっかり感じられて、
知っている味なのだけれど、上等の…なんて呼びたいところ。
だので、鶏は鶏でも「EX」とか「SP」とか、接頭語を付したくなります。
こう言う場所に出掛けたからこそ食べられる、
いつものと同じものだけれど、いつものと違う品質のもの。
だから、お外で食べることが出来て嬉しいんじゃないか…なんて思います。
日本酒が更に進んだことは、言うまでも無く。
…と、今日はこんなところで、ちょうどお時間を迎えております。
それでは、また明日に。
ありがとうございました。