Cafe the Groveで、秋鮭と長ネギのパスタを。

SakeSoja

2018年12月23日 18:30





レモンバターでなく、柚子胡椒。



気楽なところで、一生懸命…と言うことです。

12月1日、松本市岡田界隈、CAFE THE GROVEにて。




本っ当に、Cafe the Groveのマスターさんは、
こう…人を惹きつけるお方なんだろうな、と…。
理由は、要因は…と言うと、そりゃあもう、お人柄なのでしょう。
穏やかだけれど、熱い人。

自分が感動してテンションが上がっていた事もあるのだけれど、
グアテマラのナチュラル精製のコーヒー豆が、
実に興味深い塩梅で、夢中で話していることも、
ちゃんと聞いて下さるし、意見を拾っても下さるし…。

今回、お店をふらり1人で訪れたことには、
自分自身として、
CAFE THE GROVEのブレンドコーヒーを飲みたい…と思ったことに由来しています。

諏訪湖湖畔の「てるてるぼーず」のブレンドが良かったからこそ、
じゃあ「CAFE THE GROVE」は、どんなブレンドを調合して来るのかな、と。
パンに合わせるブレンドも、意思を感じるブレンドで、
「こうして欲しい」…その声が聞こえる様な、
飲んでいると、「こことここが合うだろう」と研究しながらブレンドしたんだろうなと、
そんな風に思うお店の、スタンダードブレンドを飲みたいなー…と思いました。

更に、旧来よりご縁を頂いている岡谷市の日本酒の蔵元さんが、
学生時代からのご友人だと言うのです。

「是非、CAFE THE GROVEをお願いします!」

…と、メッセージをもらったことも嬉しかった。

CAFE THE GROVEの良さ、美味しさは、SCRGを10回試してきた自分には、
よーくよーく分かっています。お願いされなくても通うんです。
通いたい美味しいお店なんです。

でも、そうしてご縁を押して頂いた事が、本当に嬉しくて。
良き人の良きお噂を、人づてに聞く。
これは、なかなか目の当たりに出来る事ではありません。

そして、今回の記事、パスタをTwitterに投稿しましたら、
諏訪にお住まいの、やっぱりマスターさんにご縁のある、
ご友人のSO~DEさんからも、「GROVEを是非!」とお声がけ頂いて。

とても熱心な、そしてコーヒーに関わる事を楽しんでおいでの、
「CAFE THE GROVE」についての一席、しばらくの間…ご愉快を願っておきます。






少し早く着いたので、ビーンズショップで珈琲豆を物色。
香のテスターがあるので、とても参考になります。
ここで気になったものを選んで、
このあと、カフェが11時30分にオープンしたら、そちらで食後に頂きたいな、と。

最近、少し感じているのが、
コーヒーは、コーヒーを淹れる人によっても味が変わって来ると思います。
機械的に淹れる訳ではない、
豆の状態、煎り加減、様々な条件が抽出には関わっていて、
GROVEのマスターさんが淹れるコーヒーを飲んでみたいなー…とは、
常々思っていました。
多く、豆だけを買って家で試してしまうので、
今、GROVEの味わいを知っておきたいな…と思うに十分なお膳立てが、
ここまで為されているのですから。

「African Blend」と「Chrismas Blend」を買って帰ったけれど、
お使い物に供されてしまったので、また近々、買いに行きます。ハイ。





カフェにて、陽の光が入る席に案内してもらいました。
光の中で、水すら綺麗。



セットのサラダ。
野菜の種類もあり、良いですね。
いくら大のプチトマトが入っていました。
こんな小さいサイズのプチトマトがあるんだなぁ、と思います。
小さいから強烈な酸味があるのかな…と思うと、むしろ甘い。
こう言う品種なのかしら。
文字通り、プチッと弾ける食感が心地好いです。
青臭さ、トマトっぽいタイプではなく、フルーツミニトマト系の味わい。



同じくセットのスープ。

牛蒡か、炒った玉葱や他の根菜類か…
そうした香ばしさ、深い味、根菜類の美味しさを感じます。



冒頭に配置した写真、再び。

「秋鮭と長ネギのパスタ」を。

お店の紹介コメントは、以下の通り。


柚子胡椒風味のオイル系パスタ。
長ネギの甘味と胡椒のスパイシーさが食欲をそそるGROVEの秋の定番。
(期間限定)

…とのこと。

これ、たまらなく美味しくて、咄嗟にTwitterにメモ。


レモンバターかな!上手!
軽い酸味が、軽いけどしっかり利いていて!
ネギの甘味も支えてくれているのかー!

…と書き、続いて、


これ、すごく美味しいです!
バターも使ってありますが、レモンが良い!
とても爽やかに軽い酸味だけど、しっかり効いていて、
そこに長葱の甘味をかぶせて、甘酸の連なりの良さが、たまらなく美味しい!

…レモンバターだよね…?
キリッとしていてしつこくなくて、
イタリアンレモン的なドライさが良い…と思ったけれど、
実際はどうかしら。
和風ともイタリアンともカテゴリしない方が良いかも。
広い意味で、素晴らしい洋食の美味しさ。

和食だと海苔とか乗っちゃうし、酸味は和の世界じゃないも思う。
イタリアンだとオイルの雰囲気が違うと思う。だので、洋食。その塩梅の素晴らしさ。


…と、書き込んだのですがお気付きでしょうか。
自分は全く以って「レモンバター」だと思っておりましたが、
「柚子胡椒」が用いられていたご様子。
よく、秋鮭のソテーなど鮭の上に輪切りのレモンを乗せて、
バターを乗せて…なんてデザインがあるじゃありませんか。
その相性の良さをベースに作ってらっしゃるかと思ったら、
柚子胡椒や胡椒のスパイシーさを、どうやら自分はレモンバターと感じた様子。

いやあ、驚きました。
そして見事な味わいの表現だと思います。
美味しかった!



そして、こちらが件のグァテマラ・オリエンテ・ナチュラル。
先達て立ち寄った頃に、
「そう言えば、コーヒーフェスで面白い豆を見つけたんですよ!」
…と仰っていた、それのご様子。
一緒にフェス…見学会と言うか、イベントで回っていた
「High-Five」の旦那も気に入って、つい先日販売が開始された珈琲豆。

「あー、あのときの!」

…と言う思いから飲んでみましたが、

「あー、これは興奮する。喜んじゃう訳だ」と、

その美味しさに、すごく驚かされました。
めちゃめちゃ華々しいナチュラル系も嫌いじゃないけれど、
ナチュラルの華やかさを持ちながら、
しっかりとコーヒーらしい苦味や渋味を感じ取ることが出来て、
まるでバーボン樽で熟成させたIPAみたいに、
バーボン系の香とホップの香をそれぞれ美味しく感じる…
そう、マスターさん曰く豆の精製前の発酵などに寄るのか、
普通のナチュラルよりもコク味、味わいのグラデーションの素晴らしさがあり、
ベリー系の香もあって、複雑だけれどパーツそれぞれはシンプルで美味しい感じ。
酸味もあるけれど、苦味などと組み合わさって突出していない。

ウェーブドリッパーで抽出した割に、
キレも感じられたこと、スッキリした飲み心地は、
淹れ方の良さなどのマンパワーもあってのことだと思っています。
(ウェーブは甘味が出て、柔らかに仕上がる印象があるので)




コーヒーは日常にあるけれど、
美味しいコーヒー、心揺さぶられるコーヒーって、実はそんなにないもので。
感動するコーヒーも全てじゃあないし、
日常のコーヒーも美味しくなくちゃあいけないし。

いつもコーヒーを楽しむことが出来る環境が、僕には嬉しい。
それを実感します。

さてさて、本日のところはここまで。
お開きの時間と相なった様でございまして。

また明日、お会いできる事と存じます。
それまで、それでは。

ありがとうございました。

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