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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
4月26日、イオン南松本店特設会場、信越麺戦記にて。
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1杯目の「らあめん元」の次、
共に「ここは食べたい!」と思っていたお店です。
首都圏のラーメン事情には、とても疎い私ですけれど、
このお店は、存じ上げておりまして。
…と言うのも、
数年前に、松本市・麺肴ひづきがラーメンの本に掲載されたんです。
「いや、そんなのしょっちゅうでしょう?」と思し召されること無かれ、
その本は、ラーメン店のスープや麺の製法を、
つまびらかに公開した本であって、
家での自作ラーメンを試している自分にとっては、
「専門店って、こうやって作っているんだ」と、
とても参考になる……なりはするけれど、
試すことができるもの、できないものがある訳で、
どちらかと言うと、業務店用読本とも感じられる一冊でした。
麺肴ひづき、麺づくり蒼空、拉麺酒房 熊人が信州からは掲載されており、
他にも何店舗か…
その中に「G麺7」さんがあり、特徴的な屋号ですもんね。
覚えておりました。
パッと見た時の印象は横浜家系の麺を半分にしたくらいの…
中太麺より少し細麺よりで、長方形断面のもの。
豚の旨み、醤油の旨みをよく拾って来る麺だと思いました。
特に醤油の匂いが強く感じられ、
また炊かれた背脂由来のオイルに包まれて、スルッと入って来ます。
スープを飲むと、醤油と脂のまろやかさが合わさって感じ、
麺をすすると、醤油の色がグッと濃くなる様相。
麺の味わいが瑞々しくあるとすら感じます。
そう言えば、並んでいる時に見えた奥の寸胴には、
豚の塊が、めいっぱい詰め込まれておりまして、
豚肉から…二郎系の様な豚の脂からより、
肉から取ったスープ、また味付けであると感じます。
ラーメンのウェブサイト「おいしかった!」でお馴染み、
nelさんが当日呟いておられて、知る事になるのですが、
広島竹原のラーメンを意識された造りなのだそうで、
なるほど、本場を食べたことはありませんが、
尾道系にも近い黒いスープ、
背脂が浮き、九条ネギの青さがビジュアルとして合致します。
豚の風合が魅力的で、
すき焼き的な豚、甘味、醤油の組み合わせとも異なり、
松本で言えば、駅前にあった「頂」、元町にあった「玄こつ」の豚感とも異なるもの。
いちばん近く感じるものがあるとするなら、
徳島ラーメンの現地のカップラーメン、
こうした豚フレーバーがあって驚いた経験があるのですが、
これに近いように感じます。
厚みある、旨みある構成に、ネギは栄えますし、
チャーシューもミシッとした食感のもので、味付けは濃くなく、
1杯の中で、特に淡白さがあって、マッチして感じられるものでした。
当日食べた3杯の中で、「どれが気に入ったかな」とYOKOさんに聞くと、
こちらを推していました。
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3杯目に続きます!
このメニュウ、明日29日までです!