シュトラッセで、深煎りイタリアンブレンドを!
温泉を、温泉旅館を、「魂の洗濯」と言ったりしますよね。
浮世の穢れを洗う、すすぐ…
まぁ、休憩すると言う事ですよねぇ。
余暇の過ごし方を例えた言葉です。
んー…
僕らにとっては温泉って興味の的だから、
そりゃあ体は洗われて洗濯になるのだけれど、
楽しい!嬉しい!が主体で、「そうかな?」とは、
日々、思っていて。
「あぁ、これだ。これが僕の“魂の洗濯だ”」
…と、そう思った光景が今日のこちら。
日曜日の夕暮れ、僕らだけになった、
朝日村・自家焙煎珈琲店シュトラッセの窓辺で。
「イタリアンブレンド、珍しいですね」
そう言われる。
だよね。豆で家に持って帰るものを、
わざわざお願いするなんてね。
でも、ママさんが淹れた、ハンドドリップしたそれは、
僕らが淹れられるものではなくて、
特別に美味しいんだもの。
昨日は13kmを諏訪湖で、今日はスカイパークを10㎞で、
それなりに走って疲れていて、
そうそう今週は特に仕事が忙しくて、
いっぱいいっぱいで。
「僕は疲れているんだね」
「それは悪くない、頑張って来た証だね」と、
…それを自分自身がここで知る為にいるのだと思う。
「魂の洗濯」とは、
自分自身を知ること、自分の現状を知ること、
知り、受け止める時間を得ること…
そんな風に思うんです。
朝日村から見える山の景色を眺めながら、
誰も通らない変わるはずなのに変わらない景色を眺めながら、
今の僕を今の僕が知ると言う所作。
それを、美味しいコーヒーと共に。
自分自身を受け止めるって、
ねぇ、冷静に考えて、あんまりないよね。
頑張ることだって、自分自身を見えなくすることだもの。
自分自身を自分自身で問い詰めて、
自分を知る時間、見つめ直す時間…それは特別な時間。
苦味の良さ、香ばしさ、
広がる味わいに心から感謝しながら…
「お疲れさま、さぁ、やってやろうぜ」
思わせてくれるんだから、美味しいものって偉大だ。
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